2007年10月31日水曜日

外食のマナー(食事中1)-高級レストランでの携帯電話と写真は許されるか?!


上は、ありとあらゆる携帯電話による迷惑こういを掲載した動画です。

携帯電話-食事中に、携帯電話の音が聞こえる事があります。また、自分の携帯が鳴ってしまい、慌てて音を消すなどということはありませんでしたか?あなたはどう思われますか?携帯電話はとても便利なものですが、やはり時と場合を考えるべきだと思われます。食事を楽しみ、人々とコミュニケーションを深めている、その場の雰囲気に浸っている時に、携帯電話の音は、私たちを現実の生活に引き戻してしまいます。 

自分が気をつけていても、見ず知らずの隣の席の人に雰囲気を壊されてしまったら、とても残念です。携帯の音を鳴らした本人も、周りからの見えない視線にいたたまれない思いをすると思います。 マナーの基本は、『相手に不快な思いをさせない事』です。携帯電話の音を、出さない事が肝要です。どんな小さなレストランでも携帯電話の電源はOFF!!する位の気持ちでいて欲しいと思います。どうしても重要な連絡を待っているのであれば、相手方にも伝えておき、留守電に入れてもらい食後に聴くべきです。電話をマナーモードにしておき、食事の途中で電話を受けるために席をたつというのも無粋なことです。

写真-一流のレストランでの思い出を形として残したい気持ちから、運ばれて来た料理の写真を撮っている方を見受ける事があります。確かに、美味しかった料理を何年後も記憶に鮮明に残すのは困難なので、写真画像として残せばしっかり残りますし、友人にも「こんな料理でね...」と紹介したい気持ちも分かります。ただ、どうでしょう?ストロボやシャッター音は、他の人に迷惑にならないでしょうか? 美味しかった思い出、楽しかった思い出は、色々な要素があるからより膨らむものです。会話が弾んだり、料理やワインの余韻を楽しんだりのほうが、証拠写真より、おぼろげで淡い余韻、言葉では言い表せない幸せな気持ちの方が、心の思い出にふくよかさを加えてくれます。 

レストランで写真を撮る際は、フロアサービスの方にお願いしましょう。他の方に迷惑にならないように、他の席の方に一声かけたり、迷惑にならないように配慮したりして、一緒に食事している方との写真を撮っていただけます。一緒に食事した人との記念の1枚を撮ると、その時の自分や相手の笑顔(幸せ)が残って良いと思います。

2007年10月30日火曜日

外食のマナー(食事以前3)-客であるということを鼻にかけると良いおもてなしは受けられない


上は、ある珍宝館で団体客に対して説明をしている動画。団体ツアーでは、行きたくないようなところにも、行かなくてはならない場合もある。折角の観光地に行っても珍宝館では、げんなりだ。奈良などでも、坊主の説教など聴きたくないものだ。

団体とファミリー-皆さんは、高級レストランや料亭では団体のお客様とファミリーのお客様とどちらを大切にしていると思われますか。答えを最初に言ってしまうと、ファミリーのお客の方を大切にします。 もちろん、団体のお客様をぞんざいに扱うということではありません。でも、団体の場合は幹事さんが指定したのであり、大方のお客様はレストランなど気に入って利用されているわけではありません。それに比較するとファミリーのお客さまは、レストランを本当に気に入ってご利用される方がほとんどなので、レストラン側も慎重に対処します。

従来ホテル業界も団体ばかり重視して、個人のお客様をないがしろにしていることがありました。最近では、変わってきていますが、そうしたことを長く繰り返しているうちにホスピタリティー(もてなしの心)を忘れてしまって、凋落していったホテルが多くあります。団体を重視すると考えてるいる人は、何かを忘れています。団体で多人数でお金をいっぱい使うのだから大事されるのが当たり前などとおごっていては、肝心要のホスピタリティーを堪能することができなくなります。

オーダーミスに関して-サーヴィスして頂く際、よくある間違いは、頼んだものと違うものが出てくるか、一緒に食事している人が頼んだものが自分の目の前に運ばれてくる事などです。どんなに素晴らしい店でも起こりえることです。 目の前に注文したものと違うものが運ばれてきて、そこで鬼の首でも取ったように『ちょっと!これ違うんですけど!』と金切り声をあげてしまってはせっかくの美味しいお料理も雰囲気も台無しです。

回りの席までその雰囲気が伝わり、レストラン側のミスではなく、自分が害を及ぼす元凶になってしまいます。場合によっては、人格出まで疑われます。このようなときは、「すみません。◯○を注文したかと思うのですが・・・』とやんわりと優しく伝えるだけで十分です。 お皿をお客様の前に出した瞬間、そのお皿はその人のものです。ミスで違うものが運ばれたら、厨房まで下げるのが本来あるべき姿です。

ここでもし、サービス料10%~15%とるお店で、同席している方のお皿や飲み物が目の前に出された場合、目の前でお皿を交換するようなお店には二度と行かない方が良いでしょう。しっかりとサービスの上司が丁寧にミスを謝りにくるお店は、良いお店と言えるでしょう。

2007年10月29日月曜日

外食のマナー(2)-嫌いなもの、食べられないものに我慢するな!でも服装には我慢せよ!

上の写真の左側の機器、なんだか判りますか。ローストビーフなどの保温器です。ローストビーフの出来立ての状態をしばらく保存できます。ローストビーフの出来立て、食べたことありますか?良いお肉を使っている場合、油が飛んでいてヘルシーな感じで、女の人でも500グラムくらいなら平気で食べることができるくらいです。

嫌いなもの食べられないものへの配慮-皆さんは、コースメニューなどに嫌いなもの、場合によっては健康のためなどに食べないほうが良いものがあった場合など、どうしていますか?日本人の場合どうも自己主張が弱く、そのような場合、そのまま注文して、嫌いなものや食べないほうが良いものに関しては残してしまうという傾向が強いようです。

無論、予約して前もって嫌いなものや食べられないものに関して伝えておいて十分対処してもらうことなどはできます。でも、場合によっては予約してもそのような場合もあります。これが、定食屋さんや、一般大衆食堂なら許されることではありませんが、こと高級レストランの場合は、こうした細かな要望にも対処していただける場合が多いです。たとえば、メニューの一部を変えていただくとか、味付けを変えていただくとかも、やっていただける可能性は高いです。このような場合素直にサービスの人に相談してみると良いでしょう。   レストラン側では、意味も分からずただ食事を残されるよりも、こうした要望を承ることができる事を自分達の喜びや誇りにしているはずです。こうしたことができるからこそ、高級レストランの価値があり、お客様の信頼を勝ち得ることができるのです。

服装-古来日本人は、着るものにも細かい配慮を行ってきました。お正月にはハレの衣装、畑仕事には野良着などと正しく使い分けてきました。ところが、最近ではどこに行くにもジーンズ、Tシャツなどという人も増えてきました。それどころか、ニューヨークの店などに入って、ジーパンをはいているという理由だけて店から追い出されて、狼狽しているような人もいます。最高級ジーンズと最高級Tシャツを着用していれば、どこにでも行けると思っている人もいるようです。
確かに、外食をするレストランなど、自分でお金を払って自分で利用するのですから、とやかく言われたくないという気持ちも分らなくもありません。でも、結婚式などにある人はジーンズで、ある人は正装でということになったらどうするでしょう。どちらの人も困るのではないかと思います。 やはり、TPOをわきまえるということが必要になります。最新ファッションや高級品を身につける必要はありませんが、男性の場合は最低限ネクタイ着用などのルールは守りたいものです。最低限周りの人が不愉快になるような服装はやめましょう。

服装に関しては、ニューヨーカー(ロサンゼルスは駄目)を見習いたいものです。普段は、Tシャツ、ジーンズ、スニーカーの女の子が、高級レストランには、見後にドレッシーな姿で現れるため、びっくりすることがしばしば、あります。

2007年10月28日日曜日

外食のマナー-食事以前(和洋中共通)(1)


上は、「フランス料理に影響を与える、日本料理」の動画です。フランス料理と日本料理との関係は江戸時代あたりからも記録が残っていて、たとえば醤油を隠し味に使うなどのことが古くから行われていました。


子連れ外食のマナー-レストランでも、料亭でもできれば小さなお子さんは連れて行かないほうが無難です。おもてなしする側からいっても小さなお子様の場合は、頭を悩まします。しかし、いくら小さなお子様とはいえ、いつかは外食しなければなりません。そのための躾はいつかしなければなりません。このような場合学校でそのような躾をしていただけるなら良いですが、そうでない場合最初は自宅で練習させるべきです。そこで慣れたなら、次はレストランの個室などで、練習をさせると良いでしょう。個室の場合なら他のお客さまの目をあまり気にせずに済みます。その後に広いホールなどで食事をさせていろいろ教えてあげれば、立派な紳士淑女のできあがりです。

一たび訓練を受けた、子供たちはきっと正式なマナーで食事をして、お父さんやお母さんも鼻高々になることでしょう。このようなお子様たちは、さらに一歩進んで、特にサービスの方と上手にコミュニケーションが取れるように、励ましてあげましょう。若いうちから、サービスの方と気軽にコミュニケーションができる術を身につけた子供達は、将来どこに出しても物怖じしない立派な大人になるでしょう。

予約をとる-外食をする際には、予約をすることをお勧めします。日本では、予約をされないでご利用される方も多いですが、欧米などでは、ファースト・フードは別にして、いわゆる通常のレストランといわれるところでは、予約をするのが普通です。繁盛店は、数ヶ月先まで予約で埋まっています。

予約すると何が良いのかというと、まず、間違いがないということです。突然行った場合、予約で埋まっていれば食事はできません。さらに、予約をしていれば、自分達の好きなもの、期待する料理にあたる確率が高くなります。

予約をしないでレストランなどに行くということは、そのレストランの持っている能力の半分しか利用できないということを意味します。たとえば、フレンチやイタリアンの場合オーブンを多様しますが、ご存知のようにオーブン料理は時間のかかるものがあります。予約しなければ、オーブンで長時間調理した料理は食べられません。そうなると、調理方法も限られ、フライパンで調理をしたものが中心となってしまいます。また、ミス・オーダーなども多くなる可能性が高いです。同じレストランでも、そのレストランでの最高のおもてなしを受けようとした場合予約は必須です。予約もしないで、レストランにいって、「あまりたいしたものもないな」などと言われても、レストラン側としても心外ですと言わざるを得ません。

2007年10月27日土曜日

外食のマナーとは?


の動画、もちろんジョークですが、このお父さん「マナーは相手を思いやることが根底にある」ということを完全に忘れていますね。最近の沢尻エリカ問題も含めて、相手を思いやる気持ち薄れてきていると思います。

さて、私のブログでは最近、エコの話から割り箸の話になり、そこから和食のマナーの話になっています。なぜ、マナーの話になったかといえば、マイ箸が良いとか、悪いとかという次元の前に、自然を愛でる古の日本人の叡智の結晶である和食のマナーを身につけ、美しい日本人として振舞うことができれば、環境問題やエコに関してもおのずとわかってくるものと感じたらからです。しかし、同じようなことは、西洋料理でも、中華でもいえるのではないかと思うようになりました

外食のマナーとは何でしょうか。外食とは『料理を美味しく頂き、その時を楽しく過ごす、特に食事をともにする人々の間のコミュニケーションを深める』ことが本筋です。あまりマナーばかり考え過ぎて、余計な緊張をし、本来の『食事は楽しく』という事から外れてしまっては、本末転倒です。

しかし、食事を共にする方に対して不快な思いをさせて、せっかくの美味しい料理や楽しい時間が台無しになってしまうようでは、大人の食事とは言ません。

マナーとは、相手を不快にさせないルールだと考えるべきです。 レストランでは、サービスの方が椅子をひき、座る方は椅子の左側に立つというルールがあります。もし、このルールがはっきりしていなければ、ぶつかったり、足を踏んだりのトラブルになってしまいます。だからルールが、決められたのです。マナーとは、相手に余計な気を使わせない、相手を思いやるルールなのです。

相手を思いやる、すなわち人を思いやるという精神がなければ、環境問題、エコ問題は考えられないと思います。なぜなら、環境問題など、人間そのものを全部この世の中から消し去れば、すぐにも解決する問題だからです。しかし、そのようなわけには行きません。なんとか、地球環境と折り合いをつけて、人間と地球環境との共存をはかることが本質だと思います。やはり、人を思いやる気持ちがなければ、環境問題の本質的な解決にはなりません。人を思いやる心が育ったからといって、すぐにエコに結びつくわけではありませんが、人を思いやる気持ちのない人は、エコの問題をなかなか考えにくいだろうし、もし無理やり考えて実行動に移したら、恐ろしい結果を招くと思います。

こうしたことを配慮し、このブログでは人を思いやることの根本である食事のマナーのうち、和食に関しては、行きがかり上掲載してしまいましたが、食事以前の問題、食事そのものの、外食のマナーを今後何回かにわたって掲載します。和食以外の、洋食、中華についても掲載させていただきます。

2007年10月26日金曜日

会席料理のマナー(2)

上は、蟹の甲羅を利用した、蒸し物。
蒸し物、酢の物-蒸し物には、酒蒸しや、かぶら蒸し、道明蒸し、松茸の土瓶蒸しなどがありますが、茶碗蒸しが最も多いようです。 蓋についた水滴がたれないように注意しながら、ゆっくりと蓋を持ち上げ、膳の右側に置きます。茶碗蒸しの食べ方は、左手で茶碗を持ち、箸の先を茶碗と卵の間に入れて、茶碗にそって箸をまわして茶碗と蒸し卵を離します。それから箸で中身をかき混ぜて、実を取り出して食べます。こうして食べると、食べ終えたあとがきれいに見えます。スプーンを使う場合は、金属音がたたないように注意します。

酢の物は、会席料理の献立では終わりのほうに出てくることが多いのですが、中間に出たり突き出しとして使われたりすることもあります。酢の物は、小鉢に少量盛られて出されます。小鉢を左の手のひらにのせ、親指を縁にかけて持ちます。少量だからといって一度に食べないで、2、3回に分けて食べます。酢のものは食欲を増進させ、口の中をさっぱりさせ、疲労回復にも役立つため会席料理では、酒を飲むときは必ず酢のものを食べて欲しいとの意味合いから膳の中央に置いて提供されます。

止め椀、香の物、果物-会席料理に締めくくりが、ご飯と止め椀、香の物です。ご飯の椀の蓋は、左手で開けて膳の左に、汁物の椀の蓋は、右手で開けて膳の右に置きます。止め椀は、これですべての料理が終わるということから止め椀と呼ばれます。 ご飯と止め椀は、必ず飯碗や椀を手に持って交互に食べます。止め椀から箸をつけます。止め椀の味噌汁は、味噌が沈んでいることが多いので、箸で軽くかき混ぜます。こうすると渇いた箸先に飯粒がつかないように、箸先を湿らすことができます。香の物は、お新香や漬物で、二種盛が基本です。飯碗の底に一口分残すとお替りのサインです。きれいに食べるとお茶のサインとなります。

日本では、果物は菓子として扱われてきたので、会席料理の献立では水菓子と書くこともあります。この水菓子をもって、会席料理の献立は終了です。柿やぶどうなどの種のある果実は、口元に懐紙を持っていき、その中に種を出します。食べ終えたらそのまま懐紙に包んで皿の上に置きます。メロンやすいかは、一口大に切って食べ、食べ終えたら皮は倒して、種をその手前にまとめておきます。皮付きのブドウやミカンなどは、食べた後の皮は、器の端にかためておきましょう。

2007年10月25日木曜日

会席料理のマナー(1)前菜、吸い物-和食-食事そのもの


環境問題から、マイ箸へ、マイ箸から、割り箸の話へ、そこから和食のマナーの話まできましたので、乗りかかった船ですから、ここから数回会席料理のマナーについて掲載することとします。
会席料理におけるマナーは、和食マナーの基本です。これを覚えてしまえば、他の料理にも通用するのでしっかり覚えておきましょう。 会席料理は、前菜から始まります。前菜は、酒の肴の意味を持つものです。少しお酒を飲んでから食べ始めます。小鉢に入ったものは、器を手に持って食べ、田楽やつくねなどの串刺し料理は、右手の箸で身を押さえて左手で串を引き抜いてから箸で食べます。 
それまでに食べていた前菜や、酒のために甘くなっている口の中を、すすぐ役割を果たしているのが吸い物です。椀のふたは、椀を左手で押さえ、右手でふたをつまみ「の」の字を書くように向こう側に回してあけます。ふたをあけた椀は、箸を持たず両手で持ち上げ、椀の模様がある方に口があたらないように右か左に回します。そのまま両手で一口、香りを味わって膳に戻します。 再び、同じように椀を持ったら、右手を離して箸を取ります。箸を、椀を持った左手の薬指と小指の間にはさんで、右手で正しく持ち直し、吸い物の実を取って食べます。食べ終えたら、ふたをして椀とふたの絵柄を合わせ、膳の向こう側に置きます。

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