2008年4月9日水曜日

中国分裂の筋書-(6)現代中国の混乱振りを現す動画の数々

さて、今まで、中国分裂の筋書きをずっと書いてきました。ここで、現代中国の混乱振りをもう一度確認しておきたいと思います。最初は、文書で書こうと思いましたが、本日は、動画で綴ってみます。そのほうが、効果がありそうです。

中国の環境汚染=Environmental pollution of China

この状況話半分でみても、酷すぎます。でも、一昔前には日本でもこれに近い状況もあったことも事実です。でも、これほどは・・・・・・。

中国の奴隷工場

労働力確保のために、何でもありと言う状況ですね。でも、戦前の日本でも、これに近いことはありました。

中国ってこんな国

役人の腐敗ぶりには、驚くべきものがありますが、でも日本でも大昔はこんな話珍しくはない時期もありました。偉い人が、汚職して、おめかけさんをたくさん持っているとか。貧乏国の役人の特徴です。権威ばかりあって、実際の給料は少なすぎるのでこんなことになってしまいます。

中国製品のクオリティー

まあ、これに関してはいまさら、コメントすべきこともないですが、やはり最も身近に中国の混乱ぶりを知ることができる事例の数々です。

日本車にそっくりな中国車

中国のコピーには、あいた口がふさがらないときもあります。

毎月22日を「中国人犯罪糾弾の日」に!【前編】1/2

この事件の報道、日本ではほとんど行われていません。おかしなことだと思います。1月あたりにも、靖国神社で日の丸を持っていたご老人が中国人に暴行を受けました。これに関しても、新聞で報道したのは産経新聞だけでした。

日本人観光客のチベットの写真Photographs of Japanese tourists

中高年以上の人は、中国とはこういう国であることを十分知っているのですが、若い世代には驚愕の事実でしょうね。

以上、中国の混乱ぶりが文書で記すよりも、はるかに判りやすいと思います。この混乱振りの根底にあるのは、貧困だと思います。中国は、経済発展の前に社会を良くする必要があります。経済は、健全な社会が出来上がった後についてくるものです。明治維新や、太平洋戦争後の日本の政治家のほとんどは、社会に注目してきました。経済の前に、社会を良くしようと努力しました。今の政治家とは違います、今の政治家は、社会には眼を向けず、経済にばかり眼を向けています。ある程度以上の健全な社会なしに大きな経済発展はあり得ません。たとえ、経済が発展してもいびつなものになってしまい、或る程度の規模に収まりそこから、出ることはできません。しかし、現代中国の指導層には、そのことが判っていなようです。これらも、判ろうとしないでしょう。その先に待っているのは破綻以外にあり得ません。だから、中国は分裂するのです。いや、このままでは、大多数の人民のために分裂しなければならないのです。今回のオリンピックを契機に犀は投げられました。

以下に上記記事との関連記事を掲載しました。まだの方は是非ご覧になってください。反転文字列をクリックしていただければ、当該記事の内容に飛ぶことができます。


■ゼリー世代のミーイズム-体制から身を守る知恵か?

■中国ゼリー層-明日の中国を牽引する原動力となるか?

■チャイナ・アート・バブルにも冷めた見方のできる中国ゼリー世代?

■中国分裂の筋書き-(その10)パクスマリーナが拓く世界の平和と大繁栄

■中国分裂の筋書き-(その9)日本の対応は?

■中国分裂の筋書き-(その8)迫られる中国の選択

■中国分裂の筋書き-(その7)忘れてはいけない中国の不良債権

■中国分裂の筋書き-(その6)現代中国の混乱ぶりを現す動画の数々

■中国分裂の筋書き-(その5)他の人達はどう思っているのか?

■中国分裂の筋書き-(その4)毛沢東を統合の象徴にすることができない中国中央政府の苦悩

■中国分裂の筋書き-(その3)中国バブルの真実

■中国分裂の筋書-(その2)革命でもなければ現代中国は変わらない

■中国分裂の筋書-(その1)繰り返される歴史

■中国"義歯"から鉛「安全に問題」

■中国産原料を使ったヘパリン製剤で自主回収へ・・・・米国では死者21名

■世界一人当たりのGDP(国内総生産)と、一人当たり資産−これでも中国は経済大国か?

■南京虐殺記念館に対する日本政府の申し入れに関して考えた、中国のお家事情


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2008年4月8日火曜日

中国分裂の筋書き-(5)他の人達はどう思っているのか?

上は、中国が分裂した後の中国、黒く色塗りされているとろがいわゆる中国の領域か?

さて本日は、私以外の人が中国分裂に関してどう思っているかを掲載します。現在は非常に便利な世の中で、検索サイトにキーワードを入れると他の人の意見など色々と見ることができます。これで、私だけが中国の分裂があると思っているだけではないことがお判りだと思います。私自身も確認してみてよかったです。この考えが私だけの妄想ではないことを確認できました。各々の記事に最初に■で始まってる反転文字列をクリックしていただくと当該ブログに飛ぶことができます。ここに掲載してあるものはすべて、元の記事を要約したものです。

■中国のあるべき姿
このブログでは、中国人はシベリアに移植したほうが良いという意見です。中国分裂の筋書きというよりは、今後の中国のあり方を示しています。実際このようなことも考えられます。
中国の人口の多さは中国の植民地統治を受けていない外国にとっても中国自身にとっても問題である。チベットと東トルキスタンが独立を達成したら、中国の人口密度は日本と変わらない。農業人口が7割を占める状況で日本と同じ人口密度とは極めて深刻である。

そこで私の考えを述べるが、中国人はロシアのシベリアに移住してその辺を少しずつ侵蝕していけばよい。実際に中国人はすでに実行し、国境を超えてロシアに渡り、シベリアにはロシア人よりも中国人のほうが人口が多い町がある。もともとシベリアというのは17世紀後半から18世紀にロシア帝国が、その普通の人間の想像を絶する膨張意欲によって獲得したところである。だがシベリアなんぞもともと極端に人口密度の低い地域である。中国人がたくさん移住してもロシア人はもちろん迷惑に感じるであろうが、現地のエスキモーなどはあまり迷惑に感じないであろう。

シベリアはロシアが侵略した地域と考えてよい。だから今度は中国が侵略しなおせばよい。特に中国東北地方の右側はもともと清国領だったのが、19世紀にロシアに奪われたものである。とにかく中国人はチベットや、東トルキスタンには移住しないで、シベリアに移住して、人口密度の低い地域を開発してもらいたい。中国人がシベリアに移民すればよいという私の主張はいささか軽薄に感じる人も多いかもしれない。それでもまったく道理のとおらない意見ではないと思う。もうちょっと詳しく事情を話す必要がある。中国の人口の多さは対外侵略をするときは大きな武器となり、近隣諸国から見れば大きな脅威である。それと同時に国内問題としてもかなり深刻である。

■なぜ中国共産党が崩壊したら中国分裂すると予測できるデスか?
これは、Yahooに質問を掲載できるサイトの中にあってものです。

Q:なぜ中国共産党が崩壊したら中国分裂すると予測できるデスか?

そんなにお互い欺くことが好きっつうことですか。内蒙古、チベット、ウイグルはわかりますがね。他も省レベルで分裂しちゃうのでしょうか中国は。それだと経済大国にもなれソーにありませんね。


A:中共組織で鉄のたがを締めているのが外れてしまえば中央統制不可能となるからでしょう
他にも中国とは大昔から中央統制が弱まると地方が独立国みたいに直ぐなる体質がありますしね。
近代を見ても清朝の統制が弱まると直ぐに各地で軍閥が蔓延っていますし中共支配が崩壊してしまえば同じ現象が起こるのではないですかね。
中共が崩壊したからといって中国国内各地の軍が一緒に崩壊するとは考え難く逆に治安維持とかの名目で軍が主体の群雄割拠国家誕生の可能性は高いと思われますよ。
今の中国軍区ごとに分裂国家が何時の間にやら成立するかもしれませんね、地方軍閥の素敵な歴史が幾らでもある国ですから別に不思議な事ではないでしょう。

中国の分裂とユーゴスラビアの類似性
このブログの中では、言語の違いで、もともと中国は一つではないことを強調しています。さらの、人民解放軍は、中国政府の軍隊ではなく、中国共産党の軍隊であるため、中国共産党が分裂すると軍隊も分裂するだろとうとしています。大いに起こりそうなことです。

中国には、いろいろな言語がある。そうして、言語の違いは、四つの経済先進地域に重なる。

・長江デルタ地域:呉語
・珠江デルタ地域:粤語
・福建東南地域:閩語
・環渤海湾地域:北方語

つまり、政治(地方政府)も違うし、経済圏も違う。歴史も違うし言語も違う。一つの国であることの方がおかしいのである。

中国には言語、文化、歴史の異なる56の民族がいる。92%を漢族が占める。が、同じ漢族でも、華北と華南では体型や肌の色に違いが見られる。
その昔、中国南部には「南蛮」と呼ばれたタイ族が住んでいた。人口増や戦乱により南下した漢族は、このタイ族と混血したのである。一方、北の漢族は、北方から侵入してきた遊牧民族と混血する。つまり、北京と上海や広東では、DNA的な均一性に欠けるのである。
北京と上海は特に対抗意識が強く、お互いにボロクソに言うらしい。北京人に言わせれば「北京語をしゃべれる者が人間」であり、上海人は北京語をしゃべりたがらず、「北京なんて田舎だ、遅れてる」と言う。
漢族の中でもこれだけ違うのに、さらに55もの少数民族が住んでいる。主な少数民族は、モンゴル族、回族、ウイグル族、チワン族、チベット族、朝鮮族、満族である。
このうち、民族意識の高いモンゴル族、ウイグル族、チベット族は、政治的・経済的・社会的混乱が続けば、それに乗じて独立する可能性が高い。

結論から言うと、漢族は、経済圏ごとの・長江デルタ地域、・珠江デルタ地域、・福建東南地域、・環渤海湾地域に、・重慶を中心とする四川省を加えた五つに分裂し、モンゴル族、ウイグル族、チベット族が独立するという形にならざるを得ないのではないか(香港は別と考える)。
後は、中共政府を支える人民解放軍がどう動くかである。150万人を数える人民武装警察は、中共政府の意思に忠実に動くであろう。しかし、総兵力231万人(2001年)の人民解放軍が中共政府に忠実であるとは限らない。
なぜなら、人民解放軍は国家の軍隊ではなく、中国共産党の軍隊であるからだ。したがって、中国共産党が地域ごとに分裂すれば、人民解放軍が混乱する可能性は高い。
実際に、文化大革命のときに、人民解放軍の一部が「実権派」の側に立って「造反派」に対抗した「武漢事件」が起きている。毛沢東全盛のときでもそういうことがあったのだ。
胡錦濤主席にカリスマ性はなく、指導力も絶対ではないと言われる。人民解放軍が、政治的・経済的・社会的混乱が起きたときにどう動くかだけは読めない。
http://banmakoto.air-nifty.com/blues/2005/08/post_2356.html

■201X年に中国は分裂し民主化される
このブログでは、中国を分裂されるのは、巨大な貧富の差と地方格差であるとしています。
米国内のネオコンと現実派の分裂の消耗戦が、アメリカをとことん弱体化させ究極のエントロピーとなって、201X年頃に中国共産党政権を、三つか四つぐらいの民主国家に、空中分解させるとしています。なお、このブログは阿部内閣崩壊を予測していますが、その通りになっています。
中国を分裂させる最大の原動力は、中国国内の巨大な貧富の格差である。貧困地域に金を奪われてきた富裕な沿海地域(広東省+香港、福建省、上海+江蘇省+ 浙江省)が北京政府から独立することになると想像する。また、中国西部では少数民族問題が分裂の引き金となるだろう。

また安部総理大臣訪中の際に打ち出された関係が、「戦略的互恵関係」という言葉で語られたことである。今から振り返ってみても、微妙に違和感のある表現である。北京派の胡錦濤国家主席とっては、上海派と憶測される北朝鮮の金正日と安倍首相が、万が一にも、国交正常化に向かって舵を切って欲しくないのである。平和ボケした日本と違って、安全保障に敏感な中国は、地政学的に、これほど危険なことはないと判断しているにちがいない。

そんな流れもあってか、中国社会科学院による歴史研究プロジェクトは、独自の調査によって、南京の虐殺は「5万人以上6万人以下」との結論に近づいているという。さらに30万人大虐殺を謳う「南京の大虐殺博物館」を、今春以降閉鎖されるという話も出てきている。

・安倍内閣は沈没してしまう?

とは言え、これらの動きはワシントンにとっておもしろくない流れである。安倍晋三内閣が、民法TV局によって次々と槍玉に挙げられるのは、そんなところに原因があるのかもしれない。あるいは社会保険庁が解体して日本年金機構に生まれ変わるのはいいとしても、もしかしたら年金積立金の運用が、国際金融勢力の好き勝手にできるプランになっていないのかもしれない。

親米ポチの小泉・竹中コンビの郵政民営化の流れとちがって、国際金融資本が安倍内閣を警戒しているとも考えられる。だとしたら今回の参院選で、かつての橋本内閣のように、安倍内閣も相当苦戦する流れとなる。その一方でマカオの金融機関バンコ・デルタ・アジア(BDA)で凍結されていた北朝鮮の送金問題が、アメリカと北朝鮮が全面返還で合意してから、まる3ヶ月近くも決着しなかった流れがある。

ようするに訪中回数が700回以上という親中派の元ゴールドマン・サックスのポールソン財務長官と元FRB議長という米国内の激しい対立が、北朝鮮ばかりか、そのまま中国の血みどろの分裂となって飛び火していると思われる。私が直感するに、米国内のネオコンと現実派の分裂の消耗戦が、アメリカをとことん弱体化させ究極のエントロピーとなって、201X年頃に中国共産党政権を、三つか四つぐらいの民主国家に、空中分解させるにちがいない。

さて、いろいろな考えはありますが、中国分裂の筋書きは、私だけではなく多くの人が考えていることがお判りになったと思います。やはり、現代中国今のままで行くことには無理がありそうで。そのことに自分たちで気がつけば良いのでしょうが、今のところその兆候はありません。

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■中国分裂の筋書-(その2)革命でもなければ現代中国は変わらない

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2008年4月7日月曜日

中国分裂の筋書き-(4)毛沢東を統合の象徴にできない中国中央政府の苦悩

毛沢東の中国:大いなる実験 4 of 5(文化大革命1 1966-1967)

■現代中国に国家の英雄や統合の象徴は不在
私は、以前このブログに書いた『南京虐殺記念館に対する日本政府の申し入れに関して考えた、中国のお家事情』の中で、中国に統合の象徴はいないことを述べました。中国には、中国全国を統合する象徴や英雄は存在しません。鄧小平氏が鄭和というヨーロッパの大航海時代に先駆けて諸外国への大航海の指揮者を国家統合の象徴にしようとしたこともありましだが、結局彼は宦官であり、無理がありました。また、鄭和の大航海はヨーロッパの大航海時代とは違い、その後の世の中に対して何ら変革をひきおこしませんでした。結局中国の宦官だった鄭和はその後世界に何ら影響を与えることもなく、単なる歴史の人物になったため、中国国内でもあまりにも知名度が低すぎます。

むろん、毛沢東も国家統合の象徴にはなりえないことを述べました。細かいことは当該ブログをみていただければ、判ることなので、簡単に言うと、毛沢東の指示もしくは、毛沢東の名のもとにあまりにも大量の人々(当時の中国領内の人々)が虐殺されたため、とても国家の英雄としては祀り上げられないのです。今回のチベット暴動のように、外国人の大量虐殺だけならまだ国内においては英雄扱いできたかもしれません。しかし、文革その他で、大量の自国民を虐殺にしているわけですから、ほとんど不可能といわざるをえません。ヒトラーですら、これほど大量に自国民を虐殺していません。

■空前絶後の中国の大量虐殺
毛沢東の大量虐殺のスケールは空前絶後とも言ってよいほどのものです。
毛沢東は、1957年2月27日、「49年から54年までの間に80万人を処刑した」と自ら述べています。(ザ・ワールド・アルマナック 1975年版)。周恩来は、同年6月、全国人民代表大会報告で、1949年以来「反革命」の罪で逮捕された者のうち、16%にあたる83万人を処刑したと報告しています。また、42%が労働改造所(労改、強制収容所)に送られ、32%が監視下に置かれたと述べています。毛沢東は、その後もさまざまな権力闘争や失政をつづけましたが、丁抒らの研究によると、大躍進政策文化大革命によって、2,000万人の中国人民が死に追いやられたとされています。

共産主義黒書』では、ジャン・ルイ・マルゴランが、ほぼ信頼できる数値として、内戦期を除いた犠牲者の数を、以下のように統括的に提示しています。

■体制によって暴力的に死にいたらしめられた人
                    700万~1,000万人(うち数十万人はチベット人)
■「反革命派」として強制収容所に収容され、そこで死亡した人
                    2,000ないし4,300万人

これほどの大量虐殺を直接・間接に指揮した毛沢東は国家の英雄や、統合の象徴としては祀り上げることができないことがよくお判りになることでしょう。

それでは、国家の英雄・統合の象徴の存在しない中国の将来はどうなるのでしょうか?私は、前回のブログ記事で、現代中国政府はバブル崩壊後のやり直しは出来ないと述べました。英雄や統合の象徴が存在しないということは、本当にやり直しが利かなくなってしまうことを意味します。

中国共産党の正体 九評共産党 第九評 中国共産党の無頼の本性 1/6

上の動画話半分で見ていただきたいですが、話半分でもすさまじいですね。

■日本のようにいざという時の神頼みはできない
日本では統合の象徴として天皇陛下を頂いています。おそらく、象徴としてはこれに勝るものはないでしょう。最近の日本人は、この重要性に関してすっかり忘れてしまっています。しかし、昔から日本では、本当の国難という状況に陥ったとき、必ず天皇制が何らかの機能を果たしています。武家は昔から、いざというときは、天皇を味方につけ、時の為政者の横暴を天皇に代わってこらしめたり、滅ぼすという方式をとってきました。明治維新は、まさにこうして、天皇制が機能しほとんど無血革命となっています。もし、天皇制がなければ、フランス革命のように血塗られた革命になったかもしれません。さらに、天皇という統合の御旗のもとに、多くの有能な人材が敵味方の枠を超えて、有効・機能的に動き、明治維新という大変革を遂げました。太平洋戦争では、玉音放送により、天皇が終戦の詔を発表されたため、現在のイラクのような内部紛争にならずに終戦をむかえることができました。おそらく、これからも本当の国難に至ったとき、何らかの形で天皇制が機能を果たすものと考えます。日本においては、今までは、そうして今でもそのようなことはなかったので、本当の国難という状況にはないものと考えます。

このような統合の象徴を持たない中国は一端タガが緩めば、完全に分裂してしまうことでしょう。今回のチベット問題、オリンピックの問題、オリンピック後のバブル崩壊をきっかけに、現代中国のタガが本格的にはずれてしまうことでしょう。そうなったときに、現代中国には、日本の天皇制と同様な機能を果たせる機関も指導者も、人物もいません。ある時点を境に坂道を転げ落ちるように崩壊し、分裂することになるでしょう。

以下に関連記事を掲載します。読んでいない方は、是非ご覧になってください。以下とこの記事をご覧になれば、中国分裂の筋書きがゆるぎない真実であることがお判りになると思います。反転文字列をクリックしてください。当該記事に飛びます。


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2008年4月6日日曜日

中国分裂の筋書き-(3)中国バブルの真実

中国崩壊のシナリオ(シミュレーション)

さて、前回までは、中国が早くて10年、遅くても20年で分裂するとしましたが、それどころではなく、ここ1~2年で崩壊するとのシナリオも描けそうです。

■北京オリンピック後に中国バブルの崩壊がおこる
今年の北京オリンピックは実施されるものの、失敗に終わり、また、その需要を見込んで中国へ流入していた資本が逃避し、バブルが崩壊します。貧困にあえぐ民衆の不満が爆発し、やがて中国国内の内戦に発展し、中国は分 裂、共産党は崩壊します。中国の内戦は来年あたりから始まり、その余波で2009~2010年には北朝鮮の現体制も崩壊するかもしれません。株や不動産バブルは永遠に続くことはなく、必ず崩壊います。現在のように国民の7割が貧困層(最近では、貧富の差が広がりますます増えていると推測できます)と言われる中国はそのバブル崩壊ショックに耐える事はできません。さらに、中国中央政府ならびに地方政府がひたかくしにしてきた、不良債権の山も足をひっばるでしょう。もし、大きな景気後退を招かない、あるいは軽微ですむようにバブルを収束させる事ができれば、人類始まって以来の奇跡だと思います。

■中国にも打ち出の小槌(鉄板椀)はない
「中国の競争力の源泉はその低コスト生産、それを実現する低廉な人件費であると考えられてきました。しかし、人件費は高騰するものであり、そうなれば低コストの生産は通常は 不可能です。しかし、中国には主に農村部を中心に次から次へと低賃金の労働者が都市部の工場へと流入してきます。しかも、今まで低賃金で働いた層は豊かにな り、購買力を持った巨大なマーケットになる。この10年、15年で中国は急成長した。しかし、まだ、あと7割もの国民が貧困層である。であれば、彼ら全員 が豊かになる為には、あと20年から30年はかかるわけで、それまでは中国の高度成長は続くのだ。」というようなところだと思います。

では、このような発想で中国へ投資したり、進出を決断してきた方々は最近の中国の20%にも達する賃金上昇をどうお考えになるのでしょうか?今や、中国が「打ち出の小槌」ではない事が明白です。それとも、賃金上昇は一 時的な現象でしょうか?

中国の賃金上昇はインフレ、特に食料品インフレと関連の深い構造的な問題だといえます。中国のエンゲル係数は都市部では 38%、農村部では45%ぐらいではと言われていますが、現実は違うと思われます。農村部では穀物等を自家消費しているケースが多いわけで、実質的には 50%をはるかに超えると思われます。また、都市部でも低所得者層ほどエンゲル係数が高くなるわけです。食品の物価上昇率も前年比で20%増しになるとい われる中国では、賃金も同様に20%以上に引き上げなければ、貯蓄もできないどころか、貧困の度を深める事になります。

つい10年ほど前まで中国の食品自給率はカロリーベースで120%と言われていましたが、いまや食料品輸入大国と言われ、95%程度ではないかと言われて います。また、中国の生産力は農地が都市開発により年々転用されており、ほとんどの作物の作付け面積が減少してきています。それに、もともと中国は国土が広大であるにもかかわらず、点と線といわれているくらい、人が住める場所、農作地に適した土地は少ないです。また、都市開発には大量の水が 必要になるわけで、農作物を育てる為の水も不足しています。さらには、悪名高い中国の環境汚染により、安心して使える水源は大幅に減少しつつあります。今までは生産性の向上でカバーしてきましたが、水不足や農薬の過剰使用が問題になっ ているわので、今後の生産性向上は望み薄です。しかも、食品輸入は穀物が投機の対象となり、またインドや東南アジアなど他の発展途上国との食料の取り合い も年々激化していきます。以上のように、全ての要素が食料品価格の高騰を指し示しており、中国共産党は解決策を持ち合わせていません。
www.nihonkaigaku.org/ham/eacoex/200prob/210envi/212food/chcnfd/chcnfd.html

  食料品が高騰する→賃金を上げなければ労働者は生活できない→賃金が上昇する。

このサイクルが今後も中国では繰り返されるのです。それも物価高騰と連動するような高い水準で賃金が上昇していきます。賃金を低いままにして農村からの 労働力・農民工をあてにしても無駄です。なぜなら、食料品も満足に買えないような低賃金なら農村で農業を営んで自家消費で食いつなぐ事を選ぶでしょう。少 なくとも、飢え死にはしません。しかし、困窮する農家があるのは事実で、彼らのような労働力を低賃金のままで扱き使い、使い捨て同然にする企業もあります。しかし、それが激しい労働争議の続発という結果になっています。社会情勢不安が体制批判になる事を極度に怖れる中国共産党も賃金上昇を認め ざるを得ない...。つまり、中国の競争力低下に歯止めをかける事は誰にもできないでしょう。もし、歯止めをかけたら、それこそ中国崩壊の序曲となることでしょう。

低賃金を武器に中国は13億の民すべてが豊かになるまで、高度成長し続けるというシナリオは、中国の食料供給量を無視した机上の空論です。天 井が見えた時にバブルは終了します。北京オリンピック終了後にまで中国に投資し続ける人はどれだけいるのでしょうか?困った事に一番高く売り抜けよう とする人達は、「中国の成長は限界点に近づいている」と考えている事などおくびにも出さないのです。

■現代中国政府はバブル崩壊後のやり直しは出来ない
バブルが弾けたら弾けたで、またやり直せば良いではないか?という考えもあるかもしれませんが、中国は普通の民主主義国家ではなく、人権も真の自由もない共産党一党独裁の全体主義国家です。実質資本主義経済を導入しているのに建前は、共産主義国家です。一度、矛盾が噴き出せば収拾がつかなくなり、体制崩壊は避けられないでしょう。少なくとも現在の国体を維持しながらのやり直しはできないでしょう。

以下にこのブログで過去にとりあげた、関連記事を掲載します。反転文字列をクリックしていただければ、当該記事に飛ぶことができます。まだのかたは、是非ご覧になってください。以下の記事を読むことにより、中国分裂は必至と考えていただけるものと思います。


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■中国分裂の筋書き-(その9)日本の対応は?

■中国分裂の筋書き-(その8)迫られる中国の選択

■中国分裂の筋書き-(その7)忘れてはいけない中国の不良債権

■中国分裂の筋書き-(その6)現代中国の混乱ぶりを現す動画の数々

■中国分裂の筋書き-(その5)他の人達はどう思っているのか?

■中国分裂の筋書き-(その4)毛沢東を統合の象徴にすることができない中国中央政府の苦悩

■中国分裂の筋書き-(その3)中国バブルの真実

■中国分裂の筋書-(その2)革命でもなければ現代中国は変わらない

■中国分裂の筋書-(その1)繰り返される歴史

■中国"義歯"から鉛「安全に問題」

■中国産原料を使ったヘパリン製剤で自主回収へ・・・・米国では死者21名

■世界一人当たりのGDP(国内総生産)と、一人当たり資産−これでも中国は経済大国か?

■南京虐殺記念館に対する日本政府の申し入れに関して考えた、中国のお家事情


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2008年4月5日土曜日

中国分裂の筋書き-(2)革命でもなければ現代中国は変わらない!!


上は、中華人民共和国の国旗である。この国旗が見られなくなる日もそう遠くない将来やってくるかもしれません。

以下は『壊れた中国』というビジネスウィークに掲載された記事の日本語版要約である。余裕のある方は、是非原文を見ていただきたいと思います。

壊れた中国

無秩序国家の惨憺たる状況は10年後も変わらない

  • 2007年8月6日 月曜日
Pete Engardio (BusinessWeek誌、国際シニアライター)
Dexter Roberts (BusinessWeek誌、北京支局長)
Frederik Balfour (BusinessWeek誌、香港駐在アジア特派員)
Bruce Einhorn (BusinessWeek誌、香港支局特派員)

米国時間2007年7月12日更新 「Broken China
中国監査機関である審計署の報告によると、年金や医療保障、失業手当への割 り当て分も含めた中央政府からの監査済み資金の10%は、企業への不正融資や豪華な庁舎の建築、怪しげな投資に流用されている。「中国の競争力を強化して いるように見えるものすべてが、実は競争力を削いでいるのだ」と、ローゼン氏は言う。

北京政府は汚職官僚を排除すべく最大限の努力を払っ ている。7月10日、中国国家食品薬品監督管理局(SFDA)の鄭篠萸(ゼン・シャオユイ)元局長は、製薬会社8社から約85万ドルを収賄、その見返りと して製品の不正認可を行っていたとして死刑に処せられた。最悪だったのは、元局長の在任中にSFDAは多くの欠陥薬品に認可を与えていたことだ。ある抗生 物質は10人以上の死者を出した。また、上海市の陳良宇(チェン・リアンユイ)前党書記は、年金基金から4億ドルを不正流用し都市開発計画や有料道路建設 につぎ込んだとして告訴され、昨年免職された。さらには昨年9月、国営保険会社の上級幹部2人が、400万ドル相当の保険料を友人や家族の銀行口座に預け 入れていたことが発覚している。中国中央政府は、こうした不正に対して場合によっては死刑を含む厳しい処罰を実行している。

こうした厳しい処罰が見せしめとなって法治の現場は改善しつつある。しかし、中央政府は全国の地方官僚への意思徹底にいまだ苦心している。

中央政府と地方官僚を隔てる厚い壁
中国の国家環境保護総局(SEPA)の北京本部には約300人の職員しかいないが、全国の環境保護局では6万人が働いている。米国環境保護庁の1万 7500人と比べるとかなり多い。ところが、この6万人は直接的には省や地方政府の配下にあり、環境への配慮よりも経済発展を優先することが求められてい る。2006年にOECDが行った調査によると、公害に関わる罰金は以前よりは引き上げられているものの、公害削減のための設備を導入する費用よりもはる かに安い。しかも監視当局が罰金の引き下げ交渉に応じる始末だ。「政治的な点数稼ぎのために、一部の地方官僚は棚ぼた式の利益を求める企業と癒着してい る」と、SEPA副局長の潘岳(パン・ユエ)氏は、7月3日付の英字紙チャイナ・デイリーに語っている。

官僚や企業経営者がいかに SEPAの規則を軽視しているかを理解するには、無錫(ウーシー)の住民230万人の水瓶となっている太湖(タイフ)に行ってみるといい。1990年代、 湖畔に次々と工場が建設されて太湖の汚染が進んだため、当局は地元工場に工業廃水の浄化を命じた。99年には工場で処理施設を設置したのでもう大丈夫だと 地元の官僚は述べた。ところが、会社側が運転費用の負担を拒否したため実際には浄化施設は稼働していないことが多く、工場は未処理の廃水を湖に垂れ流し続 けた。状況は悪化の一途をたどり、この春ついに湖水は不気味な虹色に輝く緑色に変わった。

「公害問題を解決できない政府に怒りを覚える」と話すのは、無錫の外資系メーカーで秘書として働くリディア・リー氏だ。5月には、硫黄臭のする黄色っぽい水が蛇口から出てくるようになったため、ボトル入り飲料水を190リットル近く買い込むはめになった。

食品製造の監視でも問題が絶えない。SFDAには職員が1700人いるが、中国の食品製造者の80%(約35万社)は従業員数10人未満の小企業で、安全 基準をよく理解していないことが少なくない。そしてこの場合も、違反業者を厳しく取り締まろうという意欲が地方政府にはほとんど見られない。「地方政府が 食品安全規則に違反する業者をすべて業務停止処分にしたら、膨大な数の労働者が失業することになる」と、北京にある中国農業大学の食品科学・栄養科学院院 長、羅雲波(ルオ・ユンボ)氏は言う。

貧相極まる社会福祉制度
誤った経済至上主義が、社会福祉の悲惨な状況 をもたらした。1980年代に巨大国有企業の解体に着手し、“鉄飯椀”と呼ばれた手厚い生涯福祉制度を廃止してから、党の最高幹部たちは基本的な国民医療 保障と退職金制度を作ると言い続けてきた。ところが、その責任は複数の省庁に分散され、社会保障制度の財源は地方政府に委ねられた。経済成長が連呼される 一方で、社会保障は見向きもされなかった。

英国のような初期診療制度を確立するためには400億ドル前後が必要だが、これは中国政府に とってさほどの金額でもない。「だが、私は悲観的だ」と、米シートン・ホール大学の世界保健研究プログラム責任者、フアン・ヤンチョン氏は言う。北京では 対立する省庁間で責任が細分され、地方では党幹部がいまだにGDP成長率に基づいて評価を受けている。「政治制度の抜本的な改革を避けて、ただ政策を唱え るだけでこの問題に取り組んでも、中国国民にとって利用しやすく負担の軽い医療保障制度はできないだろう」(ヤンチョン氏)。

結果、国民 の多くが医療難民となる。政府調査によれば、中国国民の半数近くが病気になっても医者にかかれず、70%が健康保険に未加入であり、30%が経済的理由か ら入院を自ら拒否せざるを得ない。医療システムも腐敗している。病院は収益の大半を薬の販売で上げ、製薬会社からリベートを受け取るという構造が、過剰処 方を招いている。哈爾浜(ハルビン)に住む75歳のガン患者は輸入薬を処方され50万ドル以上を請求されたが、その多くが治療に必要ないものだった。中国 ではこのような話が日々報じられている。

株式市場でも、党の役人の干渉が足かせになっている。活況を呈している上海証券取引所は1990 年に国有企業の資金調達のため設立された。最高の施設を誇り、上場株式は2005年から3倍近くに増えた。今年1〜5月に企業が調達した資金は170億ド ルに上り、さらに数百億ドル規模の株式発行が予定されている。

だが、監視は多少強化されたものの、取引は乱高下が続き、ルールは甘く、投 機がはびこる場になっている。その大きな原因は、ここが相変わらず国有企業の資金調達の場所に過ぎないからだ。市場の役割は優良企業に効率良く資本を配分 することだが、中国では「国有企業に資金を送り込むこと」が最優先される機能なのだと、北京のJPモルガン・チェース・アンド・カンパニー(JPM)のマ ネージング・ディレクター、カール・E・ウォルター氏は言う。

ここでもやはり官民の癒着という問題に帰着する。上海証券取引所の上場銘柄 の95%は国有企業である。昨年について見れば、民間企業は1社も上場を許可されなかったのに国有企業は14社も上場している。国有企業は自社株の 10〜30%を売り出すことで支配権を譲ることなく銀行融資への依存を軽減でき、内部関係者は株式公開によって棚ぼた式に利益を得ることができる。たまに 重要情報を公開しない企業に対して規制当局が罰金を科すこともあるが、上場廃止やコーポレートガバナンス遵守違反による起訴は滅多にない。

革命でもなければ今の中国はずっと変わらない
中国の経済モデ ルの短所を並べると長いリストになる。しかし、今の中国と違う中国を期待する方がおかしいのではないか。多くの親中派は、わずか30年でここまで発展して きたのは素晴らしいと胸を張る。確かに、その成長スピードは史上類を見ない速さだったが、それだけに金融制度や食品の安全確保、年金支給、環境保護の近代 的システムを作る前に“欧米の世紀”に取って代わろうとしているのだ。「中国は現在の標準を遵守すべきだと米国人は考えるが、それほど遠くない過去に同じ ような問題を自分たちも抱えていたくせにね」と、米ユナイテッド・テクノロジーズ(UTX)のジョージ・デイビッドCEO(最高経営責任者)は言う。

ただし、欧米各国は動乱を経て、国民の手で新政府を樹立し、社会改革を実現した。韓国と台湾は、縁故資本主義を排除し、さんざん苦労して民主主義へ転換を 果たした。中国共産党は対照的で、政治改革を断固推進しようという意志は微塵も感じられない。それどころか、反対勢力に弾圧をかける始末である。
                                        
                                                  以上要約終わり

この記事を見ても判るとおり、毒餃子事件などは起こるべくして起こったのだということがわかります。さらに、中国政府が何らこの問題を解決できないのは、日本で言われているように傍若無人だからではなく、中央政府の驚くべきほどの能力の低さにあるということです。さらに、現状は故鄧小平氏がかつて語った「富めるものから先に富めば良い」をそのまま、推進されてきており、それ以上になるには、革命でも起こらない限りないことがわかります。この記事は、官僚や、官民の癒着などを主に書いています。しかし、中国には、昨今のチベット問題などが象徴する異民族の問題が山積しています。

さて、こうした中国の体制が10年経っても変わらないというのであれば、いつ変わるのでしょうか?20年後でしょうか?30年後でしょうか?大多数の国民がそんなに待っていられるのでしょうか?この状況が払拭されるのは、やはり革命が起こると思います。

ただし、革命が一挙に起こるのではなく、しばらくは分裂状態が続き混沌とした中で、また新しい秩序が生まれ、それを体現する英雄が出現してくるのでないでしょうか。私は、この記事を読んでますます、中国は今後分裂すると確信を持つことができました。

日本としては、現中国中央政府はいずれなくなることから、あまり入れ込むようなことをなくして、適度な距離を持って接していくべきだと思います。それから、ころあいを見て、新秩序を作り出しそうな次世代の指導層を支援していくことが肝要だと思います。今そして近未来の中国に必要なのは、経済で富むことよりも、1960年だから1980年代まで続いた日本の規制が網の目のように巡らされた共産主義のような平等社会だと思います。経済は2番目です。これは、現代中国の在りようを見れば明らかです。これを導入して、まずは社会を成熟させることに力を貸すようにしていくべきです。

この記事の関連記事を以下に掲載します。反転文字列をクリックしていただければ、当該記事に飛ぶことができます。まだ、ご覧になっていない方は是非ご覧になってください。


■ゼリー世代のミーイズム-体制から身を守る知恵か?

■中国ゼリー層-明日の中国を牽引する原動力となるか?

■チャイナ・アート・バブルにも冷めた見方のできる中国ゼリー世代?

■中国分裂の筋書き-(その10)パクスマリーナが拓く世界の平和と大繁栄

■中国分裂の筋書き-(その9)日本の対応は?

■中国分裂の筋書き-(その8)迫られる中国の選択

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2008年4月4日金曜日

中国分裂の筋書き-(その1)繰り返される歴史

恐るべき中国part1

最近、とみにその壊れぶりが著しい中国。上の動画を見るまでもなく、通常の観念からすると信じられないようなほころびが目立ってきた。私は、中国は今後早くて10年、遅くても20年後には完全に分裂すると見ている。北京を中心とする比較的大きな国と、その他大勢の小さな国に分裂すると確信している。最近のニュースや報道をみると、ますますそう思わざるを得ない。これから、数回にわたり中国分裂の筋書きを掲載していきます。

その1回目として、繰り返される中国の歴史を振り返ってみよう。まずは、下に中国の簡略歴史年表を掲載する。

中国簡略歴史年表
王  朝 備            考
伝説

時代
三皇五帝の時代   伏羲
神農
黄帝
堯,舜等
人頭蛇身の王。
人身牛首の王。農耕を教えた。
初めて人姿の王。医薬を教え,五常を広めた。
(三皇五帝には諸説あり)
BC.
2100
陽城 帝舜の禅譲を受けて,夏王朝を建国。
1600 殷(商) 湯王 『酒池肉林』の夏の桀王を滅ぼし,商王朝の建国。
紂王 『封神演義』の時代。 紂王は妲己を愛し,炮烙の刑で恐怖政治。
周公・文王,太公望を得る。
1027 周(西周) 鎬京(西安) 武王 武王が殷を滅ぼし,周王朝の建国。
1024年。インドで釈迦誕生。
770


東周  落邑
(洛陽)
平王 周の幽王が殺され ,落邑(洛陽)に都を移し東周王朝となる。これ以降が,春秋時代と言われる。
周王朝は力を失うが,各国は盟主として,周王朝をいまだ敬う時代。周の王室を担いで,会盟を行い,諸侯の盟主となると,『覇者』とされる。斉の桓公,宋の襄公,秦の穆公,晋の文公,楚の荘王が『覇者』となった。
この時代には,多くの国あり。

『十八史略』の時代
老子誕生する。
552年。
魯に孔子生まれる。
 
  子嬰
桓公
襄公
文公
繆公
荘王
景公
昭公
夫差
勾踐
403


    晋が韓,魏,趙の三国に分裂したことにより,戦国時代が始まる。諸国均衡の時代は終わり,もはや周王朝は,一小国と化す。
法家の説(法事主義)を取り入れた秦の力が強大となり,縦横家に属する蘇秦が六国を連合させて秦と対抗する『合従』を実現させるが,秦の張儀は,秦と各国が個別に同盟を結ぶ『連衡』を説いて,結局
,各国は秦に併合されていく。
372年。魯に孟子生まれる。
感陽 政(始皇帝)
221 始皇帝 中国を統一。
胡亥 楚の項羽,劉邦などが挙兵し,秦を滅ぼす。
202 漢(前漢) 長安 高祖(劉邦) 劉邦が項羽を破り(四面楚歌),中国を統一 。
97年。司馬遷の『史記』完成。
AD.2年。仏教が中国に伝来
A.D.8 王莽 王莽が漢を滅ぼし ,新を建国。
23 後漢 洛陽 光武帝(劉秀) 劉秀が王莽を破り,漢帝国を復興。
57 明帝 倭の奴の国王に対し,金印を与える。
(初めて日本が歴史に登場)
184 少帝 黄巾の乱起こる。
220


曹丕 曹丕が後漢を滅ぼし,魏王朝を建国。
『三国志』の時代。
239年。邪馬台国の卑弥呼,魏に使者。
221 成都 劉備 劉備が蜀を建国
263年。魏に滅ぼされる。
222 南京 孫権 孫権が呉を建国。以後,三国が鼎立。
265 晋(西晋) 洛陽 武帝(司馬炎) 司馬炎が魏を内部から乗っ取り,晋を建国 。
280年。呉を滅ぼし,中国を統一。
304





西晋 恵帝 匈奴を初めとする北方5族(五胡)が中国に進入し,次々と国(十六国)を作った。
316 漢(前趙 平陽 劉聡 西晋を滅ぼし,漢が建国。但し,匈奴族である。
317 東晋 健康 元帝 東晋が建国。
351 前秦 洛陽 苻健 前秦が建国。
384 後秦 長安 太祖(姚萇) 後秦が建国。
386 北魏 長安 拓跋珪 北魏が建国。
420 健康 武帝劉裕 宋が建国。東晋滅亡。
439



北魏 平城 太武帝 北魏が 華北をほぼ統一。南の宋と共に,南北朝時代へ。
479 健康 高帝 南朝の宋が滅び ,斉が建国。
502 健康 武帝 斉が倒れ,梁が建国。
534 東魏 長安 孝静帝 北魏が東西に分裂する。
557 健康 武帝 梁を滅ぼし,陳 が建国。
557 北周 長安 孝閔帝 西魏が倒れ、北周が建国。
581 文帝(楊堅) 楊堅が北周を滅ぼし ,随を建国。
589 随が陳を滅ぼし ,中国統一。
604 煬帝 煬帝が父文帝を殺害し ,即位。
607年。聖徳太子,小野妹子を隋に派遣。
618 高祖(李淵) 煬帝が部下に殺され 随滅ぶ。唐が建国。
626 太宗 太宗即位。
629年。玄奘,印度に出発。『西遊記』の時代。
630年。日本より唐に第一回遣唐使派遣。
690 則天武后 則天武后が帝位につき,帝号を周とす。
755 玄宗 安禄山の乱。蜀に逃れる途中,楊貴妃殺害さる。
907




梁(後梁) 開封 朱全忠 唐を滅ぼし,後梁が建国されるが,その後,中原では,後唐・後晋・後漢・後周と五つの国が興亡し,中原の外においては十国が興亡した。五代十国時代と言われる。
960 宋(北宋) 開封 太祖(趙匡胤) 趙匡胤が北宋を建国 。
中国歴史上,最も優れた統治者であったとされる。
宋末期においては,『水滸伝』の時代。
1115 北宋 阿骨打 蒙古の女真国,金国を建国。
1127 南宋 高宗(趙構) 金が北宋を滅ぼす。 亡命政権である南宋が建国。
1138年。臨安に遷都。
1206年。チンギス・ハーン,蒙古統一。
1234
チンギス・ハン 南宋とモンゴルは,金を挟撃し,滅ぼす。
1271 北京 世祖 (フビライ・ハン) 蒙古が国号を元とする 。
1279 元が南宋を滅ぼす 。中国統一。
1274年。蒙古日本来襲(文永の役)。
1281年。蒙古日本来襲(弘安の役)
1368 南京 洪武帝(朱元璋) 朱元璋が元を北に追いやり,明を建国。
1421 北京 永楽帝 蒙古対策のため,北京に遷都。
1616 金(後金) 興京 ヌルハチ 女真族のヌルハチが満州に金を建国。
豊臣秀吉が朝鮮出兵(文禄の役。1597に慶長の役)。
1636 瀋陽 太宗(ホンタイジ) ホンタイジが,国号を清に改める。
1644 北京 順治帝 明王朝滅亡。清朝が山海関より北京へ入城する。
1735 乾隆帝 乾隆帝即位。乾隆帝の時代に,清は絶頂期となり,全中国王朝最大の版図を得る。
1840 宣帝 アヘン戦争始まる。
1894 光緒帝 日清戦争始まる。
1912 宣統帝(溥儀) 清の宣統帝が退位させられ,中華民国が建国。
■繰り返される中国の歴史
中国の歴史を振り返ると、時代が移り変わり、登場人物も変わり、一見すべてが変わって見えるのだが、非常に単純化すると以下のような図式になる。
1.天下統一して、現代中国に近い版図の大国家ができる。
2.官僚主義により行政が腐敗する。
3.民衆が官僚主義の現況である大国家に反発する。それにつけこんだ新興宗教が広がり、大国家全土で反乱が多数興る。
4.叛乱の多発に乗じて地方軍が軍閥化する。軍閥が肥大化して群雄割拠の時代となる。
5.国内の乱れにより周辺異民族の活発化する。大国家の権威が地に落ちる。長い戦乱の世が続き多くの人民が疲弊する。厭戦的な世論が形成される。
6.大国家の権威が地に落ちたのを機に英雄が現われ周辺異民族を巻き込み再びの天下統一をはかる。
以上サイクルを繰替えす。多少の前後があったとしても、大体がこのパターンに従うのが中国の歴史だ。現代中国でも、まさに短期サイクルでは、建国以来繰り返されきたし、長期サイクルでもまず間違いなく、これから繰り返されいくだろう。

■短期サイクルを繰り返す現代中国
ここでいう、短期サイクルとは、現代中国の中央政府と地方政府のとの関係をいう。建国当初は圧倒的に中央政府が強かったのだが、だんだん経済発展などしてくると、地方政府の力が強まってきた。地方政府が強くなると、中央政府によってタガがはめられていたさまざま規制が、地方政府によって実質上緩和される。ところが、何年かすると今度は中国中央政府が力を強め、規制などを再強化する。しばらくすると、また地方政府の力が強まり規制などがゆるむ。現代中国はこれを繰り返している。まさに、短期で上記の歴史サイクルとぴったり符合する。今から8年くらい前までは、地方政府が強かったが、オリンピック開催もあるため、最近では中央政府の力が強まっていて、規制も強化されている。

■長期サイクルからみると私たちの生きている時代には中国は分裂する
さて、長期サイクルのほうはどうだろう。現代中国の共産党は大いに腐敗している。先日も昨年腐敗した官僚で処分を受けたものが20万人にものぼると報道された。官僚主義の弊害だ。民衆は共産党に大いに反発して、農民は暴動(つまりは叛乱)を起したりしている。

宗教に関しても、さまざまな問題をかかえている。各小数民族と、宗教が密接に結びついている。イスラム教徒もかなり多い。また、市場経済化に伴う中国社会の変容等に乗じ、民衆の無知につけこむ迷信と宗教の混在が起こっており、最近の例では、1999年7月、新興気功集団「法 輪功」に対し、中国政府は「迷信や邪説を流布して民衆をだまし、騒ぎを起こして社会の安定を破壊した」と断定、違法組織と認定し、一切の活動を事実上禁止 した。
(注)気功は、古来から心身両面の養生法とされ、改革開放政策が進んだ1980年代以降、国がスポーツとして奨励したこともあり、都市の中高年層を中心に広まった。
「法輪功」は、仏教的要素を取り入れた新興気功集団で、創始者の李氏が1992年から活動を始め、日本など約20か国に組織がある。会員数は数千万と称しているが、中国政府は200万人と発表している。
現在、「中華人民共和国宗教法」はまだ成立していないが、宗教の長期の存在を認め、社会主義と宗教の協調を探りつつ、宗教を効果的に現代化の建設に貢献させようとする点は、今後の宗教政策の大きな課題である。
今回のチベット問題をみても判るように、異民族は中国の支配に反発している。上海グループ、四川グループなん ていう言葉が聞こえてきたりしてなにかあれば直ぐにも軍閥が蔓延るだろう。つまり、今後数十年の内に英雄豪傑が各地で蜂起しての群雄割拠、英雄争覇となる可能性が(歴史から見る限り)大である。今回のチベット問題では、英雄はいわずと知れた「ダライ・ラマ」である。「ダライ・ラマ」が直接反乱を指揮はしてはいないだろうが、反乱をしている人々の心の中には「ダライ・ラマ」を反乱の統合の象徴としているのは、疑うべくもないだろう。我々が生きている時代には、中国は分裂時代を迎えるだろう。その日は刻一刻と近づいている。

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2008年4月3日木曜日

バンダイ、キーチェーン型玩具「∞(むげん)エダマメ」を発表



バンダイは3日、キーチェーン型玩具「∞(むげん)エダマメ」を発表した。「∞エダマメ」は、累計販売数200万個を突破したとされる「∞プチプチ」(価格819円)に続く、「∞にできるシリーズ」の第2弾商品。全国の雑貨店、百貨店、専門店の玩具売場や玩具専門店等で販売される。発売日は26日を予定しており、価格は630円。

「∞ エダマメ」は、エダマメの皮の上から3カ所の豆を押すと豆がつまみ出され、手を離すと引っ込む仕組みとなっており、枝豆をつまみ出す感触を何度でも楽しめる。また、3粒の豆のうち、真ん中の豆には顔が描いてある(全12種類)ほか、顔ではないデザインが描かれているシークレットも1種あるという。

同社では、プニッとした感触が思わずやみつきになり、何度もつまみたくなる商品、としている。本体サイズは70(H)×20(W)×15(D)mmで、重量は約7g。セット内容は、本体、ボールチェーン、取扱説明書となっている。

何が売れるかわからないものですね。前回の「∞プチプチ」は掲載しそびれたので、本日は「∞えだまめ」を掲載してみました。でも、先のプチプチは判るのですが、えだまめは、やっぱり本物のえだまめを食べたほうが良いのではと、思ってしまいます。それに、ビールも一緒に、そしてできれば、室外温度は28度くらいの温度で・・・・・。できれば、カラットして。ものすごい高いマンションのベランダとか・・・。できれば、気の利いたコンパニオンさんでもいてピッチャーからなみなみとビールを注いでくれて。そして、枝豆を食べさせてくれるとか?贅沢ですね。

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2008年4月2日水曜日

オヤツをねだるウィン君



犬とレストランとイタリア料理と銘打っておきながら、最近は犬の出番が少ないので、本日は出演させます。それも、最近出番の少ないウィン君にします。

上は、おやつをねだるウィン君の動画です。朝と晩にご飯をあげているのですが、どうしてもその間にお腹が空くと見えて、オヤツをねだりに来ます。

あまり、やりすぎると太ってしまうので、たくさんはあげませんが、いつも少しあげます。ウィン君もくれることがわかっているので、あの手この手で、なんとかもらおうとします。今日は、泣き落とし戦術です。ウィン君体重が40キロ前後あって、年齢も7歳と十分大人なのですが、まるで仔犬のような声ですね。

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2008年4月1日火曜日

カップヌードルが紙容器に-ピザテンフォーでは紙すらなくす?



上は、4月1日から発売される。紙の容器に変更されたカップヌードル。やはり、紙のせいか印刷もくっきりしている。

日清食品は、カップヌードルの容器を1日から紙の容器に変えるという。これによって、二酸化炭素の排出量を22%カットできるそうだ。同じく、宅配ピザテンフォーも1日から、「あつエコ宅配」として「あつエコプレート(耐熱陶器)」を用いた宅配を開始する。何と、紙の容器(ピザ・ボックス)そのものをなくしてしまう。

■日清食品、カップヌードルの容器を紙に
日清食品が4月からカップヌードルの容器を発泡スチロールから紙に変更する。71年の発売開始から初めてのリニューアルで、二酸化炭素排出量を従来より22%削減できるという。紙はパルプ100%で、表面を高発泡ポリエチレンで覆って気密性や断熱性を持たせた。対象はカレー、シーフード味などを含めた9品。税抜き希望小売価格の170円は維持する。日清食品では、最近エコに対する取り組みを積極的に行っており、昨年はエコ・カップヌードルとして、使い捨てではない容器と、その容器で食べられるようにしたリフィルも発売していた。
詳細は、日清のサイトをご覧になってください。

■ピザテンフォー「あつエコ宅配」で、美味しさを追及
函館】宅配ピザの「テン・フォー」を全国展開するオーディンフーズ(函館)は四月一日、フランチャイズを含めた全百四十店(うち道内五十七店)で紙の配達用容器を磁器製耐熱皿に切り替える。資源保護などが狙いで、同社によると「業界初」の試みという。

同社は年間三百七十トンの紙箱を使用しており、これを店頭売りなどの場合を除き磁器皿とすることでごみが出ないようにする。「あつエコプレート」と名付けた皿はピザの大きさ(直径十七-三十センチ)に合わせた三種類で、保温箱に入れて配達する。ピザは皿に載せた状態で焼き上げるため、約四十分間は食べごろの六〇度以上を保てるという。この紙箱をすべてなくしたとすと、680トンのCO2削減効果が期待できるという。

客は初回注文時に皿の大きさに応じ一枚二百-四百円を負担するが、二回目以降は各店が皿を回収するため追加負担はない。また、四月二十四日までは一枚に限り無料。問い合わせは同社(電)0138・31・0141へ。

日清食品、ピザテンフォーの試みにしても、環境を配慮したものであり、このような動きが食品業界に広まれば、
日本国内で販売されるカップヌードルは、かなりの量です、ピザ宅配の紙のピザボックスはかなりかさばる立派なものです。日本のCO2削減もかなり進展していくと思います。
カップヌードルや、テンフォーの「あつエコ宅配」に関しては、このブログでも過去に色々取り上げています。以下のその関連記事を掲載します。ご覧になっていない方は是非ご覧になってください。

■あつエコ宅配-ピザテンフォーが世に問う環境問題対策とは?

■ピザテンフォー4月のお知らせ-業界初!! 宅配皿 あつエコプレートで 熱さ+美味しさ

■MILK SEAFOOD NOODLE新発売-ピザテンフォーの「さんあんシリーズピザにも共通する開発のきっかけ

■今日は何があった日かご存知ですか?(カップヌードル登場)

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ピザテンフォー4月1日より、「あつエコ宅配」をします。さらに美味しくなって、環境問題にも貢献するテンフォーを是非ご利用ください!


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