2008年5月30日金曜日

自衛隊機派遣を見送り、世論配慮の中国側が受け入れ難色―幻の日本軍の支援は歴史上の転換点?

騙されるな!ヤラセ映画『バトル・オブ・チャイナ』

上は、中国内でも頻繁に反日教育に用いられている映画『バトル・オブ・チャナ』の内容を暴露している動画。日々反日教育を行いながら、一方で自衛隊派遣を要請するなど、最近の中国は国内の混乱や分裂ぶりが顕著になっている。

読売新聞サイトの記事(もうすでにご存知の方は読み飛ばしてください)
政府は29日、四川大地震の被災者に向けた緊急支援物資の輸送について、航空自衛隊機の派遣を見送る方針を決めた。
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世論の反発に配慮した中国政府が、受け入れに難色を示したためだ。日本政府は民間のチャーター機による輸送を検討する方針だ。実現すれば自衛隊部隊の戦後初の中国派遣だったが、見送りとなったことで過去の歴史に対する中国国内の複雑な感情を浮き彫りにした。

政府は中国側の物資提供の求めを受け、自衛隊派遣の準備を進めるとともに、中国側との調整を続けていた。29日午前には、斎木昭隆・外務省アジア 大洋州局長が北京市内の中国外務省で武大偉外務次官と協議した。武次官は席上、自衛隊機派遣に対する中国国内の厳しい空気を伝えたと見られる。

政府筋は29日夜、「『自衛隊でもいい』と言った意見が中国政府のコンセンサス(合意)ではなかったという、向こうの縦割りの問題だ」と指摘し た。外務省関係者も「自衛隊派遣が報じられたことで中国に副作用が出ている。物資を届けるという本来の目的と両立しなくなっている」と述べた。

救援物資の提供は、27日に北京市内で行われた、日本の防衛駐在官と中国国防省との協議で、中国側から要請された。

テントや毛布の提供を求める中国側に対し、自衛隊に対する反発を懸念した日本側が運搬手段について相談すると、中国側は、北京や成都などの空港まで自衛隊機が物資を運搬することを認める意向を示したという。

中国では、インターネット掲示板で自衛隊を旧日本軍と結びつけ、派遣に反対する意見が相次ぐなど、強い反発が出ていた。今回の地震ではすでに米 国、ロシア、パキスタンの空軍機が被災地向けの援助物資を運んでいるが、中国政府も国内世論の反応を見て、日本の自衛隊機の受け入れは難しいと判断したと 見られる。

北京の日本大使館関係者にも、中国側から「自衛隊が派遣されると国内世論が持たない」という声が寄せられていた。

防衛省は、C130輸送機3機が四川省成都に陸上自衛隊や兵庫県などのテント計約200張り、毛布約3600枚、食料などを運ぶことを計画してい た。政府はこうした物資を運ぶため、民間のチャーター機数機を早急に準備する方針で、時期や航路などを今後、中国側と調整する。

2008年5月30日03時03分 読売新聞)


幻の日本軍支援は歴史の転換点になるか?
戦後初の日本軍による中国大陸上空飛行は、とうとう幻になってしまいました。
ただし、この事実現在の中国内の混乱ぶり、分裂振りを明らかにしたものだと思います。中国は、一枚岩ではないということをさらに強く印象付けたものだと思います。

中国は、共産党自体も一枚岩ではなく、いくつかの派閥があり、その中でも北京派閥と、上海派閥は協力で互いに火花を散らせています。

さらに、人民解放軍は国軍ではなく、中国共産党に所属する私兵のような軍隊です。しかも、自分たちで、工場や畑を持っているという軍隊です。北朝鮮の人民解放軍は、あさりを養殖していて、そのあさりを日本に持ってきて日本の海岸にしばらくおいておいてから、日本産として産地偽装されて販売されたという話は記憶にも新しいところです。

ここでは、詳述はしませんが、本当に大雑把なイメージをいうと中国の人民解放軍は、北朝鮮の人民解放軍のように、自分達で工場や、畑を持ち自ら稼いでいるという不思議な組織で、しかも、建前上は一つの軍隊のようになっていますが、実態は北朝鮮の人民解放軍程度の大きさの軍隊が複数あり、それら集まった連合体のようなものです。普通の国の軍隊と言う考え方では理解できない組織です。

共産党も、軍隊すらももともと分裂しているといって過言ではありません。考え方も目的も違う組織体が、集まって強力な権力を持つようになっているというのが実体です。何か横や縦や斜めの人もいるのに、選挙に勝つために集合している、今の民主党や自民党を連想させるような組織です。しかし、今までなら、いくらバラバラとは言ってもも外交、特に緊急時の外交に関しては、実際の意見はバラバラであっても、調整を行い、あくまで窓口は中国外務省であり対外的には、統一した見解や、統一した要請などを対外的に出していました。

上記の読売の記事の中にも「『自衛隊でもいい』と言った意見が中国政府のコンセンサス(合意)ではなかったという、向こうの縦割りの問題だ」と指摘し ていますが、今までではこれほどのミスはなかったはずで、現在の中国内部の混乱振り、分裂ぶりを示す査証だと思います。

私は、昨日のブログの中の記事で、「中国の自衛隊機」は、歴史上の転換点となり得るかもしれないという意見を掲載しました。そのときに、東欧の1989年の出来事月単位で列挙して、この中には一見さほど重要でないものもあるが、後から振り返ってみると歴史上の転換点になったものもあるという指摘をしました。

この幻の日本軍機中国上空の数十年ぶりの飛行は、現時点での中国の混乱振り、分裂を示し、その後につながる大変動の歴史上の転換点になるかもしれません。

昨日のブログの中で東欧の89年の出来事のトップにあげたのは、
1月19日東独・ホーネッカー書記長談「ベルリンの壁は必要である限り50年でも100年でもそのまま」
というものです。これは、その当時では当たり前のことと受け取られたと思います。ところが、翌年には、東西ドイツは統一されました。

本日も自衛隊機派遣の見合わせに関して、いくつかのブログをみていたら、「当然だと思う」という意見がほとんどでした。しかし、これは後で歴史上の転換点になる可能性が大きいと私は考えます。皆さんはいかがですか、このことで何か考えられたことがありましたら、是非私のブログにコメントをしていただきたいと思います。

以下にこのブログに掲載した中国関連の記事を提示します。反転文字をクリックすれば、当該記事に飛ぶことができます。私の説明不足から、以上の論考、以下の記事を読んでいないと理解できない部分もあるかもしれません。まだ、読んでいない方は是非ご覧になってください。

■四川大地震:自衛隊機、中国派遣へ・・・政府要請受け入れ―歴史上の転換点になるか?


■自主的に救援活動をする中国の若者たち-80後世代と一つにくくるのは間違い?!

■不可解な中国の報道二題-やらせ義捐金とノーベル平和賞

■中国携帯電話事情-80後世代分類のツールともなるか?

■中国四川省大地震―核施設、ダムは大丈夫か?

■現代史は語る―大地震から始まった中国崩壊の道筋

■中国「イチゴ族」-中国の未来は彼らのもの

■胡錦濤主席の来日-その真の目的は?

■China Fashion week 開催さる-中国ゼリー層にも押し寄せる情報洪水

■ゼリー世代のミーイズム-体制から身を守る知恵か?

■中国ゼリー層-明日の中国を牽引する原動力となるか?

■チャイナ・アート・バブルにも冷めた見方のできる中国ゼリー世代?

■中国分裂の筋書き-(その10)パクスマリーナが拓く世界の平和と大繁栄

■中国分裂の筋書き-(その9)日本の対応は?

■中国分裂の筋書き-(その8)迫られる中国の選択

■中国分裂の筋書き-(その7)忘れてはいけない中国の不良債権

■中国分裂の筋書き-(その6)現代中国の混乱ぶりを現す動画の数々

■中国分裂の筋書き-(その5)他の人達はどう思っているのか?

■中国分裂の筋書き-(その4)毛沢東を統合の象徴にすることができない中国中央政府の苦悩

■中国分裂の筋書き-(その3)中国バブルの真実

■中国分裂の筋書-(その2)革命でもなければ現代中国は変わらない

■中国分裂の筋書-(その1)繰り返される歴史

■中国"義歯"から鉛「安全に問題」

■中国産原料を使ったヘパリン製剤で自主回収へ・・・・米国では死者21名

■世界一人当たりのGDP(国内総生産)と、一人当たり資産−これでも中国は経済大国か?

■南京虐殺記念館に対する日本政府の申し入れに関して考えた、中国のお家事情


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2008年5月29日木曜日

四川大地震:自衛隊機、中国派遣へ…政府、要請受け―歴史の転換点になるか?

小牧基地07航空祭 C-130H輸送機


中国への派遣が検討さているC130輸送機=愛知県小牧市の小牧基地で

毎日新聞サイトの報道
政府は28日、中国の四川大地震の被災地にテントや毛布などの救援物資を輸送するため、国際緊急援助隊法に基づき、航空自衛隊のC130輸送機を 近く中国に派遣する方針を固めた。中国政府の要請を受けた対応で、救援物資を日本国内から中国被災地の空港まで運ぶことを検討している。自衛隊部隊が中国 に派遣されるのは初めて。海外での自衛隊の援助活動は06年のインドネシア・ジャワ島中部地震以来となる。

町村信孝官房長官は28日の記者会見で、中国政府から27日、北京の日本大使館を通じて救援物資と輸送手段について自衛隊機を含む支援要請があっ たことを明らかにした。要請内容については「自衛隊のテント、毛布等を中国の空港まで運んでもらいたいとの趣旨と理解している」と説明した。

日本政府は、国際協力機構(JICA)がシンガポールの備蓄庫に保有するテントや毛布がミャンマーのサイクロン被害などの影響で品薄のため、自衛 隊が持つ物資の無償供与の検討に着手。防衛省は、国際援助の目的で国有財産を拠出する手続きについて、財務省との調整を進めている。

派遣命令が出れば、48時間以内に空自の調査隊が、5日以内に輸送機が派遣される。防衛省によると、派遣されるのはC130輸送機2~3機の見通し。輸送機部隊のある空自小牧基地(愛知県)から四川省の省都・成都に物資を運ぶことが検討されている。

今回の派遣が実現すれば、首相の外遊などにかかわる政府専用機以外で中国に派遣される戦後初のケースとなる。政府は、このほか民間物資の提供も想定し、自衛隊機と並行して民間チャーター機の派遣も検討している。

四川大地震で日本は救助チーム61人をすでに派遣。その後、医療チーム23人が入り、活動を続けている。【松尾良、坂口裕彦】

◇国際緊急援助隊法

海外で地震や津波など大規模災害が発生した際、被災国政府や国際機関の要請に基づき、日本から政府関係者を派遣するための法律。派遣の形態は、消 防や警察の「救助チーム」、医師や看護師の「医療チーム」、被害対策で特殊な技能を提供する「専門家チーム」、「自衛隊部隊」の4種類に大別される。正式 名称は「国際緊急援助隊の派遣に関する法律」で、87年に施行された。当初、自衛隊は含まれていなかったが、92年に法改正され、自衛隊派遣が可能になっ た。

毎日新聞 2008年5月29日 1時08分(最終更新 5月29日 1時52分)

歴史の転換点となるか・・・・
この出来事。背に腹は変えられない中国中央政府の決断であるだけのようにもみえますが、本当はもっと深い意義があるかもしれません。この意味するところは、中国による日本軍に対する支援要請です。日本国内では、誰もが予想していなかったでしょう。特に左派や、左翼系の人達はありえないと思っていたでしょう。というより、考えたこともなかったと思います。これを逆の立場におきかえると、かなり特異な出来事だと思う。歴史には、後からみてみると転換期にあたるような出来事がある。

ここだ多少唐突だが、89年の東ヨーロッパの1年を振り返ってみよう

1月19日東独・ホーネッカー書記長談「ベルリンの壁は必要である限り50年でも100年でもそのまま」

2月6日ポーランド政府、労組連帯と円卓会議をはじめる。

2月21日チェコスロバキア政府、ハベルを逮捕し有罪刑に。

5月7日ハンガリー、国境沿いの鉄条網の解体をはじめる。

7月6日ゴルバチョフ欧州審議会演説、欧州共通の家構想を提案。

8月17日ヨーロッパ・ピクニック計画の広告。鉄条網撤去を祝うため。

8月19日ピクニックの際に東ドイツ市民、ハンガリー・オーストリア国境越える。オーストリア欧州統一運動とハンガリー民主フォーラムが手引き。

8月24日ハンガリー政府、東ドイツ市民がオーストリア国境越えを承認。

9月4日ライプツィヒ月曜デモ

10月3日東ドイツ政府、チェコスロバキアへのビザなし渡航を禁止。ハンガリー経由でオーストリアへ逃れる人々の加速的増加のため。その後東独・チェコ間の国境管理不能に

11月9日ベルリンの壁崩壊その日ゴルバチョフは10時には床についていた。明くる日、東ドイツ人と電話。「君たちはどうやったんだ?」「人々の意志に従い、それに敵対しないのは当然だろう。」「君は正しい」

11月17日プラハで警察隊が学生デモを弾圧

11月21日学生を中心としたプラハのデモ、20万人規模に。ハベルの演説。争乱の中、アダメック首相がチャーター77に譲歩、一党支配終焉へ。

12月16日ルーマニアで最初の抵抗デモ。非常事態宣言。22日チャウシェスク市民の投石を受けながら、大統領の座を追われる。

その後、ドイツ統一が進む。90年7月に両独の通貨・経済・社会同盟が発足し、9月に両独間「統一条約」が発効、 10月に統一が達成された(3日) 。

これがその後の東欧全体の自由化や、ソビエト連邦の解体にまでつながっていきました。

この出来事の一つひとつをみてみると、一見さほど大きなことに見えないようなものもある。しかし、後からふりかえってみるとこの年は歴史上の転換点にあった。この一連の出来事の後に、ソビエト崩壊が待ち受けているなどとは、ほとんどの人は予想していなかったと思う。ただし、私はドラッカー氏の著書により、ソ連は20世紀中に間違いなく崩壊という予測を知っていたので、ソビエト崩壊もありえると考えていた。そうして、崩壊したときには、思ったより早く崩壊してしまったと思った。

中国は今未曾有の危機にさらされている。それは、一つは地震による被災と第二次災害の恐れだ。もうひとつは、未曾有の経済的危機である。この二つの危機にどのように中国は対処しようとしているのだろうか?私は、これらに対処するためには、おそらく中国はいずれ近いうちに分裂すると思っている。もし、分裂しなかったとしても、民主化されて今の中国とは随分違った国になり、実質上分裂したのと同じようなことになると思う。そうして、法治国家、政治と経済が分離した国家としての新生中国ができあがると思う。

さて、この日本軍の中国への始めての派遣、歴史上の転換点の出来事になるかどうか?これからも、中国内外の情勢・動向をみつめ、何か気がついたことがあれば、レポートしていきたいと思う。

以下にこのブログに掲載した中国関連の記事を提示します。反転文字をクリックすれば、当該記事に飛ぶことができます。私の説明不足から、以上の論考、以下の記事を読んでいないと理解できない部分もあるかもしれません。まだ、読んでいない方は是非ご覧になってください。

■せき止め湖決壊対策、爆破に向け準備―中国4月の気になる副水利相の指摘

■自主的に救援活動をする中国の若者たち-80後世代と一つにくくるのは間違い?!

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■中国携帯電話事情-80後世代分類のツールともなるか?

■中国四川省大地震―核施設、ダムは大丈夫か?

■現代史は語る―大地震から始まった中国崩壊の道筋

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■China Fashion week 開催さる-中国ゼリー層にも押し寄せる情報洪水

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■中国ゼリー層-明日の中国を牽引する原動力となるか?

■チャイナ・アート・バブルにも冷めた見方のできる中国ゼリー世代?

■中国分裂の筋書き-(その10)パクスマリーナが拓く世界の平和と大繁栄

■中国分裂の筋書き-(その9)日本の対応は?

■中国分裂の筋書き-(その8)迫られる中国の選択

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■中国分裂の筋書き-(その6)現代中国の混乱ぶりを現す動画の数々

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■中国分裂の筋書き-(その4)毛沢東を統合の象徴にすることができない中国中央政府の苦悩

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■中国分裂の筋書-(その2)革命でもなければ現代中国は変わらない

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2008年5月28日水曜日

せき止め湖決壊対策、爆破に向け準備 中国-4月の気になる副水利相の指摘

写真
衛星写真が捉えた四川省北川県の川。増水の様子がうかがえる

最近、テレビなどでにぎわっている言葉に「せき止め湖」があります。皆さんは、この言葉をご存知でしようか。残念ながら、私はこの言葉今回の中国地震の報道で初めて知りました(ただし、この文章の後のほうのコメント欄にmKさんが書いているように、富士五湖はせき止湖です。しかし、これは富士山の噴火によるものであり、地震によってできたものではありません)。日本国内でも、新潟の地震などで、規模ははるかに小さいですが似たようなことが起こっていたのを覚えています。自衛隊のホンプ車が被災地に来ていて、地震でできた沼から5~6本くらいの太い水色のホースで、水を流していたのを覚えています。でも、そのころは「せき止め湖」などという言葉で報道されているのを聴いたことがありません。本当は、されていたのかもしれませんが、記憶に残るほど頻繁に大々的に報道されていなかったのかもしれません。

試しに、国語辞典で「せき止め湖」という言葉をひいてみましたが、そのような言葉は見当たりません。「火山の噴火や土砂崩れなどによって川がせき止められてできた湖」程度の意味と思いますが。そうであれば、このような表現をすべきであって、国語辞典にもないような言葉は使うべきではないと思います。無論、中国語をそのまま直訳しているのだと思います。

今朝もテレビで、中国の画像が流れてきて、中国の軍部の幹部らしき人が番組のコメンテーターのように人民解放軍の兵士に向かって「この下流には〇〇人の人がいるし、町があって、もしこの「せき止め湖」が崩壊して水害になったら大変なことになる。君たちの働き次第で町や人々の生活が大きく左右される、絶対に成功させるように頑張ってくれ」と激を飛ばしていました。その中にも何回も「せき止め湖」という言葉がでてきました。

私はこの「せき止め湖」報道に、胡散臭い感覚を持ちました。「せき止め湖」というこの聞きなれない言葉には、何らかの意思が働いているような気がしてなりません。

まずは、せき止め湖に関するCNNのニュースをそのまま引用します。

CNN報道のせき止め湖爆破のニュース
成都(CNN) 12日の四川大地震に伴う土砂崩れで川がせき止められて出現した湖(地震湖)に決壊の恐れがあるため、中国人民解放軍のエンジニアらは、爆破による排水に向けて準備を進めている。国営の新華社通信が伝えた。

このせき止め湖は四川省北川県にあり、増水を続けている。解放軍専門家らは爆破用のダイナマイトや重機とともに、ヘリコプターで現地入りした。現場には既に解放軍兵士や警察官など1800人近くが派遣されている。せき止め湖は合計30カ所以上。

こうしたなか中国当局者は、一人っ子政策下でも、子どもが死亡したりけがを負ったり、障害者になった場合は新たに子どもを作ることを容認している、と強調した。

25日の余震による死者は少なくとも8人、負傷者は1000人余りに増え、倒壊家屋は四川・甘粛・陝西の3省で7万戸以上にのぼった。また、民政省が発表した大地震の使者は6万5080人、負傷者は36万58人、行方不明者は2万3150人となった。

こうした地震が発生する前に実は、中国で4月の段階で副水利相が気になる発言をしています。

中国のダムの決壊事故を受けて語った副水利相の中国のダム事情

【北京/中国 4月20日 AFP】新華社通信によると、矯勇(Jiao Yong)副水利相は20日、中国西北部の甘粛(Gansu)省で前日発生したダム決壊事故を受け、「中国各地の数千機のダムの決壊は、時間の問題だ」と語った。

■「欠陥を抱えたダムの安全対策を行う」と宣言

 19日のダム決壊事故では、近隣地区一帯が冠水し、高速道路が崩壊した。また、近郊の4村の住民1700人が避難を余儀なくされた。

 新華社は、「欠陥を抱えたダムは『時限爆弾』のようなものだ。ダム下流地域の住民の生活や資産は深刻な脅威にさらされている」との矯副水利相のコメントを掲載した。

 矯副水利相は、ダム安全・補強対策として、大小問わず中国全土のダムの修理工事を行うと宣言した。期間は3年をめどとしているが、副水利相は「非常に大きな任務となる」と述べている。

 新華社によると、中国全土には8万5000基以上のダムがあるが、そのうち3万基(大規模ダム200基、中規模ダム1600基を含む)に深刻な構造欠陥があるとみられている。

■度重なる河川災害に「技術力」を不安視する声も

 中国の河川は、過去にも度々氾濫し惨事を招いてきた。1975年8月に河南(Henan)省中部を襲った豪雨では、ダム62基が決壊、破壊されるなどした。

 公式統計によると、この災害で、少なくとも2万6000人が死亡、1000万人が深刻な被害を受けたが、この数字は、数年間、隠蔽されたままだった。専門家は、決壊事故のいくつかは技術的な欠陥が原因だとしている。

一方、中国政府が治水対策を目的に、「世界最大の発電プロジェクト」として揚子江中流に建設した三峡ダムでは、ひび割れが見つかり、中国のダム建設技術 への懸念が持ち上がっている。しかし、中国政府は懸念を否定。ひび割れに問題はないとし、補修工事を行っていると説明した。
 
地震がなくても危ないといわれたダムに何の被害もないのか?
さて、上の二つのニュースを読んでみて、何かふにおちないとか、消化不良をおこしたような気分になりませんでしたか?私は、完全におかしいと思います。

なせ、地震がなくても危険だといわれた、数千のダムはどうなったのでしょうか。これについては、ほとんど報道されず、何かと言えば「せき止め湖」ということばかりが報道されています。

わたしは、もうすでにかなりのダムが決壊しているのではないかと思います。しかし、ダム周辺は立ち入り禁止とされているので、実情は現場の人民解放軍とか、警察の人間しか知らないし、ダム決壊の事実に関しては、緘口令がしかれていて、報道関係者にも伝わっていないのだと思います。

おそらくも、地震によってできた「せき止め湖」もあるのでしょうが、ダムの決壊による土石流によりできあがった「せき止め湖」も多数あるのではないかと思います。

中国政府はこのような事実を隠しているのだと思います。おそらく、大規模なダムの二次災害が発生していたり、これからも大規模に起こる可能性がかなり高く、壊滅的な打撃が予想されているのではないかと思います。

ここで「せき止め湖」のことを、大きく発表すると中国政府にはどのようなメリットがあるのでしょうか?私は、実際はダムという人の手による構造物が壊われて、大きな被害が出ることにより、ダム工事の杜撰(ずさん)さが暴かれ、国内外からの批判や圧力が高まることを警戒してるのだと思います。ところが、「せき止め湖」が決壊して大被害ということになれば、これは、自然の力によるものですから、多くの人は、気の毒だとか、運が悪かったと思うしかなくなります。これが、ダムの決壊だということになると、かなりの非難・糾弾などが予想されます。

さて、この見方うがった見方でしょうか?私はそうではないと思います。中国では、以前私がブログにも掲載したように、やらせ義捐金問題や、今この時期に「中国では湖錦濤氏や、温家宝氏にノーベル平和賞をという声が高まっている」とする新華社の報道など、理解に苦しんだり、不可解なことが多すぎます。おそらく、これらにも裏に何かの意図があるのだと思います。中国でこのように、「せき止め湖」爆破などの報道が頻繁にしかも華々しく報道されには、こうした事情があるものと思います。そうして、これはいずれどこかから漏れ、すっぱ抜き報道などされる時期が来るものと思います。中国共産党は、バブル崩壊、地震、地震によって暴かれるさまざまな行政上の問題や、社会問題が噴出し何かを変えないと、収集のつかない事態に迫られるものと思います。

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2008年5月27日火曜日

自主的に救援活動を行う中国の若者たち-80後世代と一つにくくるのは間違い?!

JANJANニュース(市民の市民による市民のためのメディア)に以下のような80後世代に関する記事が掲載されていたので、そのまま掲載します。
このレポートでは、80後世代についてひとくくりで論評していますが、わたしはこうした見方は間違いであるだけではなく、混乱を招くものだと思います。引用の下のほうに、どうして間違いであり、混乱を招いてしまうのか掲載してあります。是非ご覧になってください。
ただし、中国の若者がこうした救援活動を自らの発意で行っていることは注目に値しますし、日本ではほとんど報道されていないので、その意味ではこの記事は優れたものだと思います。書き方として「80後」世代の特徴などとともに語らずに中国には「こういう若者たちもいる」というような書き方であれば、ベストだったと思います。

【四川大地震・現地特報】「80後」世代ボランティアの援助活動に同行
四川大地震の救援物資が横流しされた事件が複数報道されている。今回の災害では「救援資金・物資の流れの透明化」を求める国内世論とメディアからのプレッシャーはこれまでになく高まっているようだ。そんな中、政府や団体に頼らず自ら被災地に行き、できることをやるという新しいスタイルの援助活動が「80後」世代と呼ばれる若者たちを中心に展開されている。

四川大地震の救援物資が横流しされた事件が複数報道されている。今回の災害では「救援資 金・物資の流れの透明化」を求める国内世論とメディアからのプレッシャーはこれまでになく高まっているようだ。そんな中、政府や団体に頼らず自ら被災地に 行き、できることをやるという新しいスタイルの援助活動が「80後」世代と呼ばれる若者たちを中心に展開されている。
「成都商報」の報道によると5月22日、四川省成都市公安局はテントなどの震災救援物資を不法に販売していた12人を逮捕 した。また5月22日には深刻な被災地の1つ・四川省徳陽市羅江県で救援物資の横流しが目撃され、住民数千人の怒りに火がつき、騒動が巻き起こったと香港 の「明報」が報じた。23日、徳陽市政府は救援物資を横流ししていた職員1人の身柄を拘束し、1人を免職したと発表した。

今回の災害では中国国内の世論とメディアからの「震災救援資金・物資の流れの透明化」を求めるプレッシャーが高く、救援にあたる政府と関連団体は、これまでにない厳しい監視の下に置かれている。だが体系的な監視体制が整備されるまで、民衆の疑念と不信は止みそうもない。

こうした中「地方政府や企業、団体の手を経ず、自ら被災地に行って、支援が最も必要とされる人たちに救援物資を手渡しする」という新しいスタイルの援助活動が「80後」世代と呼ばれる若者たちを中心に展開されている。

彼らの活動を実際に見てみようと、あるボランティアグループの活動に同行させてもらった。

このグループは仕事やインターネットなどで知り合ったテレビ、広告、デザイン、不動産などの業界の8人が資金を出し合って、自分たちで援助物資を調達 し、援助先を探し、輸送と統計記録などをすべて自力で行っている。「有銭出銭・有力出力・有車出車(お金のある人はお金を、力のある人は力を、車のある人 は車を)」をモットーにしているそうだ。

【四川大地震・現地特報】「80後」世代ボランティアの援助活動に同行 | ワゴン車に満載の救援物資。ラベルには「立ち上がれ!われわれは永遠にそばにいます」と書かれている。

ワゴン車に満載の救援物資。ラベルには「立ち上がれ!われわれは永遠にそばにいます」と書かれている。
 5月24日(土)朝7時半、成都と都江堰をつなぐ高速道路の入り口の待ち合わせ場所で集合した。この日集まったメンバーは広告会社の劉暁東さん(27) と呉良川さん(26)、四川音楽学院4年生の李選さん(22)、テレビ番組制作会社の劉明軍さん(45)、不動産会社の王意偉さん(42)。劉さんのジー プと呉さんのワゴン車の2台の車に救援物資ががびっしりと詰まっている:米500kg、菜種の油100kg、懐中電灯200本、蝋燭800本、中華鍋 100個、粉ミルク100袋。

メンバーたちは「横流しされては寄付したお金がもったいない。自分のできる範囲で、本当に必要な人に確実に届けたい」と語る。

一番若い李さんがニヤリと照れ隠しの笑顔を見せながら、筆者に頼んできた。

「曾さん、現地に着いたら、重いものは手伝わなくてもいいですから、あれを女性のみなさんに配っていただけませんか?」

彼の指先の指す方向を追ってみると、生理用ナプキンの箱が2つ。男性がこんなものまで用意するとは思わなかった、その気遣いの細かさに感心するばかり。

8時に出発。まず都江堰市向ガ(山に我)郷紅火村に向かった。人口1108人の村で、地震により半分弱の家が倒壊し、27人が亡くなっている。

前日の23日にもメンバーたちは向ガ郷を訪ねており、すでに被害状況は調査している。実はその時にも筆者は同行しているのだが、この際、自治体の首長で ある郷長にも面会したが、彼らはその説明だけに頼らず、自分たちで現地を回り、山地にあって援助が届きにくい紅火村を援助先に決めた。さらに村民たちから 直接話を聞き、食料、防災用テント、防水シートと鍋などが一番不足しているということを把握したのだ。

9時半、紅火村に到着。村民が避難しているテント村に車を止め、村民たちの手伝いで救援物資を降ろし始めた。立ちあった女性村長に物資の確認をしてもらい、記録表に署名してもらった。

「孫に先に死なれて生きる気がしない」
「(物資を)何回ももらった人もいるけど、押しの弱いわたしたちはずっともらえていない」

婦女たちの涙の訴えにメンバーたちの表情がどんどん重くなってくる。



その一方「材料不足の中どのようにしても、お腹を空かす人がいる。クレームが来る。難しい……」と村の幹部に同情を見せる村民もいた。

差し迫った最大の問題は、やはり救援物資不足のようだ。政府からの救援物資も続々届いているようだが、やはり足りない。被災者の不満とフラストレーションが増していく。

11時半、テント村を出て、車で山のもっと深いところへと入っていった。畑を離れたくなくて、倒壊した家の隣でテント暮らしをしている家族のところに直 接物資を運ぶためだ。路上で荷物を背負って歩いている人民解放軍の兵士に出会った。彼らは車が通れないところに住む人たちに物資を届けに行くという。

13時ごろ、紅火村を出て、次の援助先・都江堰市大観鎮紅梅村に向かう。

13時半、ランチタイム。道端でパンやビスケットをかじり、しばしの歓談を楽しむ。
14時半ごろ、都江堰市大観鎮の市街地に入り、食料の販売店で米と菜種の油を調達する。

オーナーに買うのは救援物資であることをアピールし、値引きを持ちかけてみた。

 「おじさん、救援物資ですから、もっと安くしてくれよ」
 「わかってます、わかってます。儲けるつもりぜんぜんない!」
 「ほんとう?逆に値上げしてない?“発国難財”(天災や人の不幸につけこんで金を稼ぐこと)はいけないよ」
 「値上げなんてとんでもない!向こうの×××さんがこのあいだ5元値上げしたら、5千元の罰金を払わされた」

交渉の結果、値引きしてもらい、米360kg、菜種の油45kgを購入した。

15時半、都江堰市大観鎮紅梅村を目指し青城山を登る。車が通らない山の奥まで着くと、車を降りて、米の袋を肩に担ぎ、油のボトルを手に握り、この村での一つ目の援助先・何昌述さんの家まで歩いていった(その時の様子は、映像2をご覧ください)。


米の袋を肩に担ぎ、油のボトルを手に握り、山の奥に住む何昌述さんの家まで歩いていく。

米の袋を肩に担ぎ、油のボトルを手に握り、山の奥に住む何昌述さんの家まで歩いていく。
 17時、紅梅村の地震対策センターに残った物資を運ぶ。

 18時、紅梅村を後にして成都への帰路につく。

 20時ごろ成都に到着、高速道路の出口にて解散。

このボランティアグループの中心メンバーである3人は中国で「80後」と呼ばれる若者たちだ。中国で1980年代に生まれた現在19歳~28歳までの若 い人たちは「80後」世代と呼ばれており、その総数は日本の総人口のほぼ倍の2億人あまり。一人っ子政策の下で生まれ、中国経済の急速な成長とともに育っ てきた世代だ。

「一人っ子」として、親に寵愛されて育った結果、自己中心的で過剰な自己主張をする傾向がある一方、自立心に欠け、プレッシャーに弱く、忍耐力に欠ける、と言われることが多いこの世代だが、今回の地震災害に対する反応からすると、再評価が必要なのかも知れない。

「80後」世代のもう一つの特徴は、インターネット環境の大きな進歩の中で育った「ネット世代」でもあるということだ。携帯電話やインターネットを使って情報を集め、内外とコミュニケーションをとり、進んで自己表現をする。

中国のインターネット人口の約70%は、30歳以下の若い人だと言われている。彼らはBBSやブログといった新メディアの主力となり、また従来メディア でも第一線記者の立場にいる世代であるため、世論の風向きをリードし「草の根」の市民社会に大きな影響を与える力を持っている。

今回の地震の救援活動で、彼らは自分たちの特徴と利点を存分に生かしていると感じる。

この記事に出てくる若者はどの層に属するか?
こうした救援活動を自発的にする青年たちは「有銭出銭・有力出力・有車出車(お金のある人はお金を、力のある人は力を、車のある人 は車を)」をモットーにしています。

まず、こうした活動をする人達の特徴としてあげられるのは、ある程度以上の経済的余裕がある人達だということです。自分が生きるのに精一杯であれば、このようなことは出来ないと思います。それと、自分でものを考えて自分で行動できる人達ということもあげられると思います。

この特徴は、20~30年前までの中国人にはなかなか見られなかったと思います。一昔前であれば、災害の救援活動は人民解放軍や警察など公的機関がやるべきものという考えだったと思います。無論、自分たちが被災した場合互いに近所で支えあうとか、余裕があれば助けるということはあったでしょうが、わざわざ遠方にまで言って救援活動に汗を流すというような考え方はなかったと思います。

さて、上のレポートには、80後世代という言葉を使ってこの世代の特徴を述べています。今回の地震災害に対する反応からすると、再評価が必要なのかもしれないとしています。しかし、私は再評価するだけでは意味がないと思います。意味がないどころか、方向性を見誤ってしまう恐れすらあります。

このレポートにでてくるような「経済的にある程度余裕があり、さらに自分でものを考えて自分で行動できる人」は、実は80後世代の全体にはあてはまりません。どちらかというと少数派に属するのだと思います。

私は、以前もこのブログで「80後」世代(人口は二億人)を三つに分類しています。それを以下に簡単に掲載します。

メインターゲット-ゼリー層(推定人口2000万人以下)
まずは、少なくとも日本の一般世帯収入の数分の一以上の世帯収入がある家の出身である こと。高学歴であること、北京大学などやそれに順ずる大学の大学生、大学院生で、卒業生であること。海外の有名大学院の院生や卒業者を含みます。卒業生の 場合では、官僚になっているか、有名企業などに就職しているか、家業をついでいます。ほとんどの人が携帯電話を持っていて、しかもほとんどの人が「手写筆(ペンタッチ式)携帯」を持っています。

サブ・ターゲット-イチゴ層(推定人口5000万人前後)
さ て、この層は、メイン・ターゲットには近いですが、いわゆる有名大学出身ではないですが、大学に行っているかその卒業生です。いわゆる、知識層ではありませ ん。長野オリンピックなどで騒いでいた連中はこの層です。経済的には比較的恵まれていて、ゼリー層より少し下のレベルです。知的能力は低いですが、さりと て、韓国に留学するほどの頭の悪さではありません。ほぼすべての人が携帯電話を持っているが、「手写筆携帯」を持っている人は少ないです。また、経済的に余裕があり、持てるならもってはみたいと思っています。

ボリューム・ターゲット-80後世代多数層(推定人口1億3000万人前後)
経 済的にも、 知的にも一昔前の中国人とあまり変わりない層です。日々の生活を送っていくだけでも、精一杯という状況です。ただし、インターネットを使ったり、若いことから、通常の中国人からみれば、変わって見えますが。思考 も行動様式も以前の中国人とほとんど変わりません。彼らが変わって見えるとすれば、彼らの特性ではなく世の中の変化です。学歴は大卒はほとんどいません。学歴があったとしても、国内の三流以下、あるいは韓国などに留学しています。
携帯電話を持っているはいるがすべての人が持っているとは限らない、「手写筆携帯」など持っている人はいない。持とうとも思っていません。

おそらく、このレポートに出てくるような人の中には、上記のボリュームターゲット「80後世代多数層」の人はほとんどいなでしよう。私が、思うにやはり、ゼリー層およびイチゴ層の一部の人達だと思います。人口でいえば、最大で7000万の人がこのような活動に参入する可能性が高いです。2億人のうちの7000万人ですから、少数派です。

このレポートの記者は、80後世代を再評価しなければならないと言っていますが、おそらくゼリー層に関しては、もともと経済的にもめぐまれ、自分の考えで行動できるのであり、再評価の必要はないと思います。

再評価するとすれば、このレポートではもともと、若者を分類する発想はないので、はっきりしませんが、おそらくイチゴ層の一部にもこういう人達もいたということかもしれません。しかし、こうなるとイチゴ層(5000万人)のうちの一部ですから、そうなると80後世代を再評価することにはならないと思います。

結局、何を評価しようと80後世代とひとくくりに、くくってしまっては、正しい評価はできなくなるということです。さらに、付け加えると、多くのブログなどで、「中国人」とくくってしまっていますが、13億もいる民をひとつにくくって論評するにはあまりにも無理がありすぎると思います。日本国内でも、大衆などと言っていられたのは20年前くらいまででおしまいであり、それからは団塊の世代などとひとくくりにしていては、物事を本質が見えてこないばかりか、混乱を招くと思います。

以下にこのブログに掲載した中国関連の記事を提示します。反転文字をクリックすれば、当該記事に飛ぶことができます。私の説明不足から、以上の論考、以下の記事を読んでいないと理解できない部分もあるかもしれません。まだ、読んでいない方は是非ご覧になってください。

■不可解な中国の報道二題-やらせ義捐金とノーベル平和賞

■中国携帯電話事情-80後世代分類のツールともなるか?

■中国四川省大地震―核施設、ダムは大丈夫か?

■現代史は語る―大地震から始まった中国崩壊の道筋

■中国「イチゴ族」-中国の未来は彼らのもの

■胡錦濤主席の来日-その真の目的は?

■China Fashion week 開催さる-中国ゼリー層にも押し寄せる情報洪水

■ゼリー世代のミーイズム-体制から身を守る知恵か?

■中国ゼリー層-明日の中国を牽引する原動力となるか?

■チャイナ・アート・バブルにも冷めた見方のできる中国ゼリー世代?

■中国分裂の筋書き-(その10)パクスマリーナが拓く世界の平和と大繁栄

■中国分裂の筋書き-(その9)日本の対応は?

■中国分裂の筋書き-(その8)迫られる中国の選択

■中国分裂の筋書き-(その7)忘れてはいけない中国の不良債権

■中国分裂の筋書き-(その6)現代中国の混乱ぶりを現す動画の数々

■中国分裂の筋書き-(その5)他の人達はどう思っているのか?

■中国分裂の筋書き-(その4)毛沢東を統合の象徴にすることができない中国中央政府の苦悩

■中国分裂の筋書き-(その3)中国バブルの真実

■中国分裂の筋書-(その2)革命でもなければ現代中国は変わらない

■中国分裂の筋書-(その1)繰り返される歴史

■中国"義歯"から鉛「安全に問題」

■中国産原料を使ったヘパリン製剤で自主回収へ・・・・米国では死者21名

■世界一人当たりのGDP(国内総生産)と、一人当たり資産−これでも中国は経済大国か?

■南京虐殺記念館に対する日本政府の申し入れに関して考えた、中国のお家事情


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2008年5月26日月曜日

Invitation For Jazz-Scott Hamilton

SCOTT HAMILTON QUARTET - CHEROKEE


プロフィール
1954年9月12日 ロードアイランド州プロビデンス生まれ。熱心なジャズファンだった父の影響で、家にあったコールマン・ホーキンスやレスター・ヤング等のアルバムを聞いて育つ。子供の頃からピアノ、クラリネットを習い、17歳でテナーサックスに転向。20歳になる頃にはテクニックを身につける。

1976年8月に22歳でニューヨークに移り、コンコードで初リーダー作が録音される。ジャズ・ミュージックの様々な性格の内のもっとも重要なメロディー部分を大切にし、今日までそのスタンスを変えずに演奏活動を送っている。(奥様は日本の方で、真菜美さん)



フュージョン全盛の70年代後期、極めてオールド・ファッションなスタイルで登場したテナー・サックス奏者、スコット・ハミルトン。ワン・ホーンで朗々と 吹く彼の真骨頂はバラードです。ベン・ウェブスターばりの深い響きをたたえたトーンと歌心あふれるフレーズで、聴き手を一気に30年代へとタイム・スリップ させてしまいます。またアップ・テンポの曲では、ズート・シムズのように余裕綽々とした軽快な演奏を披露し、ご機嫌なスウィンガーぶりを発揮する。エレクト リックな響き/難解なコード進行/幾何学的フレーズが横行する昨今のシーンにおいて、彼のようにメロディと音色に重きをおいたプレイヤーは希少です。


これほどテナーサックスという楽器から豊かで、ハートウォームな音を引き出す事のできるプレーヤーは他にいないのでは…と、私は思います。とにかく聞いていると、いつの間にか全身を彼のテナーの音に優しく、すっぽりと包まれているような感じがしてくる…。夜に似合う大人のジャズテナー奏者。それがスコット・ハミルトンです。

スターサックス奏者スコット・ハミルトンと、最近日本でヴィーナスレコード制作のCDが大ヒットして人気の高いピアニスト、エディ・ヒギンズが、長年フィル・ウッズのサポートを務めるベーシストのスティーブ・ギルモア、ドラマーのビル・グッドウィンとともに2001年7月2日に来演。
★そのライブの模様はこちら

ディスコグラフィー

No CDコード タイトル 録音時期 オススメ度
1 VICJ-23809 ファースト 1977 ★★★★
2 CECC-00357 ザ・グランド・アピアランス 1978/1/2 ★★★
3 VICJ-23161 スコット・ハミルトン2 1979/1 ★★★★
4 VICJ-23168 ノー・ベース・ヒット 1979/3 ★★★
5 VICJ-23163 テナーシューズ 1979/12 ★★★★
6 VICJ-23167 ツアー・デ・フォース 1981/8 ★★★
7 JLR 103.609-1 グルーヴィン・ハイ 1981/11/19 ★★
8 JLR 103.607-2 グルーヴィン・ハイ 1981/11/19 ★★
9 CCD-4197 クローズ・アップ 1982 ★★★
10 VICJ-23169 イン・コンサート 1983/6 ★★★
11 CCD-4254 ザ・セカンド・セット 1984 ★★★
12 CCD-4260 オーバー・60ミニッツ・オブ・ミュージック 1985 ★★★
13 VICS-8074 ジェントルマン・アンド・ヒズ・ミュージック 1985/8 ★★
14 CCD-4296 ア・セイルボート・イン・ザ・ムーンライト 1986 ★★
15 CCD-4305 メジャー・リーグ 1986 ★★★
16 VICJ-23170 ソフト・ライツ&スウィート・ミュージック 1986/1 ★★
17 CCD-4311 ザ・ライトゥ・タイム 1987 ★★★
18 CDD-4334 サウンド・インベストメント 1987 ★★★
19 CCD-4347 テイク8/コンコード・オールスターズ 1987 ★★
20 CDD-4348 オウ/コンコード・オールスターズ 1987
21 CDD-4343 ヨーロピアン・ツアー ニューポート・ジャズフェスティバル 1988
22 CDD-4374 イッツ・ア・ワンダフル・ワールド 1989 ★★★
23 VICJ-23165 プレイズ・バラッズ 1989/3 ★★★★★
24 VICJ-23166 ラジオ・シティー 1990/2 ★★★★★
25 VICJ-23162 アット・ラスト 1990/5 ★★★
26 VICS-8076 酒とバラの日々 1991/4
27 VICS-8077 ホワッツ・ニュー 1991/4
28 VICJ-133 グルーヴィン・ハイ 1991/9
29 VICJ-116 レイス・ポイント 1991/9 ★★★
30 VICJ-157 コンコード・オールスターズ・オンケイプ・コッド 1992/5
31 VICJ-156 バラッズ/スコット・ハミルトン・ウィズ・ストリングス 1992/10/6 ★★★★★
32 VICJ-184 枯葉~ザマン・プレイズ・リクエスト・スタンダーズ 1993/8 ★★★★★
33 CCD-4623 オルガニック・デューク 1994 ★★
34 CCD-4649 ライブ・アト・ブレコン・ジャズ・フェスティバル 1995 ★★
35 CCD-4710 マイ・ロマンス 1996 ★★★★
36 CCD-4771-2 クリスマス・ラブ・ソング 1997 ★★★★★
37 CCD-4755-2 アフター・アワーズ 1997 ★★★★
38 CDD-4799-2 ザ・レッド・ドア 1998 ★★


過去のInvitation。反転文字列をクリックすれば、当該記事に飛びます。

■ROY HARGROVE-ロイ・ハーグルーブ
■Taylor Eigsti-テイラー・アイグスティ
■Frank Sinatra-フランク・シナトラ
■TAIHEI ASAKAWA-淺川 太平
■NARUAKI KIKUCHI-菊地 成孔
■TOROPICAL JAZZ BIG BAND-熱帯ジャズ楽団
■Quincy Jones-クインシー・ジョーンズ
■DAVID SANBORN-デビッド・サンボーン
■JOHN PIZZARELLI-ジョン・ピザレリ
■BERARDI JAZZ CONNECTION-ベラルディ・ジャズ・コネクション
■HARVIE HANCOCK -ハービー・ハンコック
■TOKYO ZAWINUL BACH-東京ザビヌルバッハ
■SADAO WATANABE-渡辺 貞夫
■TOM SCOTT-トム・スコット
■LOIS ARMSTRONG-ルイ・アームストロング
■JOHN COLTRAIN-ジョン・コルトレーン
■THE JAZZ INVADERS-ザ・ジャズ・インベーダーズ
■KEITH JARRET-キース・ジャレット
■ELECTRO DELUXE-エレクトロ・デラックス
■TRIBAL TECH-トライバル・テック
■MARK MURPY-マーク・マーフィー
■NORMAN BROWN-ノーマン・ブラウン
■TONY MONACO-トニー・モナコ
■DAVE KOZ-デエィブ・コズ
■ROOM ELEVEN-ルーム・イレブン

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2008年5月25日日曜日

不可解な中国の報道二題―やらせ義援金とノーベル平和賞

中国やらせ義援金の撮影シーン

中国のCCNのスタッフが、ある中学校の校庭で、使いまわしのお金でやらせ義援金をやっている現場を同校の屋上から撮影したものです。日本の吉兆よりすごいですね。

中国中央政府が情報統制や報道統制をするのはある意味常識ですが、今のこの時期に信じられないような中国の報道姿勢が明るみに出ています。

マスコミによるやらせ義援金
この実体も酷すぎます。妙に撮影現場が整然としています。きっといつもやっているので、慣れているんでしょうね。参加者はいくばくかのギャラをもらえるのでしょうか?これですから、中国の報道は信じられるものではないです。情報・報道統制以前の問題です。

真実を報道しないで、こういうものばかり報道していたら、誰からも信じられなくなると思います。事実少なくとも私はあまり信じていません。特に、この動画を見てから、いわゆる美談報道にも疑いを持つようになりました。美談のやらせ報道も中国ならやっていると思います。さらには、他の報道や、政府の発表でも全部鵜呑みには出来ないと思います。

共産党情宣局の世論操作で「胡錦濤と温家宝にノーベル平和賞を」?
昨日のある米流時評というブログをチェックしていたら、新華社通信の「胡錦濤と温家宝にノーベル平和賞を」という声が中国国民の間でわき上がっている」という内容の記事がありました。とてもし信じられません。確かに、アメリカではゴア氏が、日本でも左藤栄作氏が受賞してしているくらいですから、その時々の国際政治力学からいって受賞するという可能性はゼロではないかもしれません。しかし、可能性がゼロではないということと、実際に「わきたっている」などと報道することには、大きな開きがあります。


もともと、ノーベル平和賞というのは、他のノーベル賞とは違い学問的業績に与えられるものではありません。ゴア氏の環境問題映画「不都合な真実」は、イギリスでは明らかな間違いが九つあるので、イギリス国内では子供教育用に映写してはならないという司法判断が出ています。しかも、訴えたのは、専門家でもない一般の児童の父親です。素人が見ても、おかしいと思うようなことを啓蒙活動した人が何で「ノーベル平和賞」なの?と首をかしげてしまいますが、この平和賞はこうしたことが前からありました。

それにしても、今のこの時期に胡錦濤と温家宝にノーベル平和賞などとは、一体どういう考えなのか全く持ってわかりません。チベット問題も片はついていません。中国の人権問題もなおざりです。しかも、災害復旧の最中です、再建するのに3年はかかるだろうと温家宝首相が昨日被災地で声明を発表したばかりです。まだ、再建するには遠い道のりがあるのです。日本、アメリカでも大きな災害があってまだ復旧しきれていない、あるは再建のめどがはっきりしないときにこのような報道はしないでょう。おそらく、世界の中でも、このような報道をするのは中国一国のみでしょう。中国のマスコミ、いつも偏向報道ばかりしてきたので、もう、きわどい一線などという意識はなくなっているのでしょう。それとも大方の中国人は、世界標準や基準のいわゆる社会性というものをなくしてしまったのでしょうか?

高まる情報開示への圧力
現在中国では、瓦礫の下に埋まって死亡した子供達の親が抗議の声をあげています。こんなことは、従来の中国では、考えられなかったことです。また、携帯電話で撮られた映像(化学工場の倒壊の画像、核施設のプラント821などの航空写真)により、いろいろ隠していたことが明るみに出ています。携帯やインターネットで画像は、中央政府が統制しきれないくらい流れつつあり、これからもいろいろ多くのものが噴出してくると思います。中国人の中にもこの情報統制に対する憤りはだんだんと高まりつつあると思います。中国内外から、圧力が高まりす。

さて、このまま中国が情報を開示しなかったらどうなることでしょうか。まず、地震に関するおから建築、各施設、化学工場などの危険情報をなかなか開示しないことにより、情報開示圧力が高まります。

次に、オリンピックを開催することにより、海外から外国人が多数入り、生の情報に接する機会が増え、本当の情報を求める圧力が高まります。これによって、中国が未だ海外諸国に比べると法治国家とはいえない状況、政治経済の分離ができていないことなどが明らかになると思います。

さらに、年度末までには、現在すでに崩壊しているバブルの崩壊がさらに顕著となり、これに関しても情報開示の圧力がますます高まると思います。特に不良債権に関して、どの程度であるのか、国内外からの情報開示圧力は間違いなく高まります。これを放置しておけば、中国内はおそらくかなりの混乱になると思います。昔の中国なら、不良債権などご破算にすることはある程度簡単にできたのでしょうが、WTOに参加した以上そのようなわけにはいきません。国内は別にして、国外に対してかなりの部分を開示しなければならない状況に追い込まれるでしょう。

その後は、いろいろなことがあり、いずれ中国分裂へとつながってくと思います。中国分裂の筋書については、私の過去の記事を参照していただきたいと思います。

以下にこのブログに掲載した中国関連の記事を提示します。反転文字をクリックすれば、当該記事に飛ぶことができます。私の説明不足から、以上の論考、以下の記事を読んでいないと理解できない部分もあるかもしれません。まだ、読んでいない方は是非ご覧になってください。

■中国携帯電話事情-80後世代分類のツールともなるか?

■中国四川省大地震―核施設、ダムは大丈夫か?

■現代史は語る―大地震から始まった中国崩壊の道筋

■中国「イチゴ族」-中国の未来は彼らのもの

■胡錦濤主席の来日-その真の目的は?

■China Fashion week 開催さる-中国ゼリー層にも押し寄せる情報洪水

■ゼリー世代のミーイズム-体制から身を守る知恵か?

■中国ゼリー層-明日の中国を牽引する原動力となるか?

■チャイナ・アート・バブルにも冷めた見方のできる中国ゼリー世代?

■中国分裂の筋書き-(その10)パクスマリーナが拓く世界の平和と大繁栄

■中国分裂の筋書き-(その9)日本の対応は?

■中国分裂の筋書き-(その8)迫られる中国の選択

■中国分裂の筋書き-(その7)忘れてはいけない中国の不良債権

■中国分裂の筋書き-(その6)現代中国の混乱ぶりを現す動画の数々

■中国分裂の筋書き-(その5)他の人達はどう思っているのか?

■中国分裂の筋書き-(その4)毛沢東を統合の象徴にすることができない中国中央政府の苦悩

■中国分裂の筋書き-(その3)中国バブルの真実

■中国分裂の筋書-(その2)革命でもなければ現代中国は変わらない

■中国分裂の筋書-(その1)繰り返される歴史

■中国"義歯"から鉛「安全に問題」

■中国産原料を使ったヘパリン製剤で自主回収へ・・・・米国では死者21名

■世界一人当たりのGDP(国内総生産)と、一人当たり資産−これでも中国は経済大国か?

■南京虐殺記念館に対する日本政府の申し入れに関して考えた、中国のお家事情


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YUTAKARLSON、USA 市長からのお願い


ランキングは、ありきたりのは面白くないので、私の街に是非投票してください。この私の街は、サイバー上のアメリカ国内に設置してあります。街の名前は、YUTAKARLSONと いいます。この街は、皆さんからのアクセスがあれば、アクセス数が街の住民数となり発展していきます。職場整備、交通の整備などはひと段落していますので、今度は人口を増やす必要があります。せびポチッと一つお願いいたします。
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2008年5月24日土曜日

Invitation for Jazz - Roy Hargrove

Roy Hargrove "I Remember Clifford"




プロフィール

1990年にウィントン・マルサリスに見出されデビューして以来、若手ジャズ・トランペッターの王道を突き進んできたロイ・ハーグローヴ。最近は、ハービー・ハンコック、マイケル・ブレッカーとのグループ“ディレクションズ・イン・ミュージック”の一員としても活躍中です。

しかしその一方で、かねてからNYのクラブ・シーンでのセッションを通じて、ジャズ以外のミュージシャンと積極的に交流をはかってきました。2000年に はディアンジェロの傑作『ヴードゥー』のレコーディングにアレンジと演奏で参加。その後のツアーにも加わり、一躍R&B/Hip Hop系ファンからもその存在を知られるようになりました。ディアンジェロ以外にも、コモン『ライク・ウォーター・フォー・チョコレート』、エリカ・バ ドゥ『ママズ・ガン』などのレコーディングにも参加しています。



ロイ・ハーグローヴが世界最高のジャズ・トランペット奏者のひとりであることは、多くが認めるところです。
1997年にラテン・ジャズ作『ハバナ』でグラミー賞を獲得して以来、彼がシーンでもっとも多忙な男であることには間違いありません(年間150回以上のギグをこなしている)。

ロイは、アメリカでもっとも盛んにR&Bがラジオから流れてくる州のひとつ、テキサスの出身です。1969年生まれの彼が成長したのは、ちょう どファンクの黄金期にあたります。ウィントン・マルサリスが、ブッカー・T・ワシントン高校のヴィジュアル・アンド・パフォーミング・アーツ・ジャズ・バンド で演奏する16歳のロイを見出したとき、ロイはすでに筋金入りのPファンカーだったのです。

1990年にアルバム・デビューして以来、ロイはもうひとつの人生を送ってきた。すなわち、ニューヨークのアンダーグラウンド・クラブ・シーンにおける ジャム・セッションの猛者として、「グラント・ステップ」ではDJスマッシュのビート、「コンクリート・ジャングル」ではエレクトロニカ・グルーヴに乗っ てリフを吹き、「チーター」ではエリカ・バドゥ(ロイとは高校の同級生)のバンド・メンバーとセッションし、「SOB's」ではソウル・ジャズのパイオニ アであるロイ・エアーズのバンドに飛び入りしていたのである。2000年には、ディアンジェロの『ヴードゥー』のレコーディングとツアーにも参加しました。

ディスコグラフィー
イヤーフード
イヤーフード
EARFOOD

2008/5/28 RELEASE !
UCCM-1148 \2,500 (tax in)
ボーナス・トラック(日本盤のみ)収録

すべての人に音の喜びを!
シンプルなメロディに甘美なハーモニー。
結束力のあるバンドのタイトなサウンド。
伝統と洗練にこだわった、<音のごちそう>

ディストラクションズ
ディストラクションズ / RHファクター
DISTRACTIONS / THE RH FACTOR

2006/4/26 RELEASE !
UCCV-1087 \2,548 (tax in)

朗々たるブローが印象的なグルーヴJAZZの新機軸=RHファクターご機嫌なサウンドが満載!
「ジャズ」という枠を大きく飛び出したワイド・レンジで活躍中のロイ。ディアンジェロの『ヴードゥー』、コモンの『ライク・ウォーター・フォー・チョコ レート』、エリカ・バドゥ『ママズ・ガン』といったコンテンポラリー、R&B、ヒップ・ホップ重要作品にも名を連ねる彼の真価と魅力が凝縮された 作品です。

ナッシング・シリアス
ナッシング・シリアス / ザ・ロイ・ハーグローヴ・クインテット
NOTHING SERIOUS / THE ROY HARGROVE QUINTET

2006/4/26 RELEASE !
UCCV-1088 \2,548 (tax in)

ザ・ロイ・ハーグローヴ・クインッテットの美しすぎるアンサンブルを収録した究極のアルバム!御大スライド・ハンプトンもゲスト参加、ピアノもベテラン= ロニー・マシューズを起用。鮮やかなフィンガリングの中に、ストレートなブロウを展開、超リラックスして聴ける究極のクインテット・アルバムがここに完 成!フューゲル・ホーンの音色に一段と磨きが掛かったロイ、トーマス・インダービネン製フリューゲルの見事な甘い音色にうっとりさせられるアルバムです。

ハード・グルーヴ
ハード・グルーヴ2 ~ ストレンクス / RHファクター
HARD GROOVE / THE RH FACTOR

2004/10/21 RELEASE ! 
UCCV-1064 \2,300 (tax in) Verve

誰よりも熱く、誰よりも強く。それが、RHファクター。
傑作『ハード・グルーヴ』の未発表曲とリミックスをカップリングしたスペシャル・アルバム。

ハード・グルーヴ
ハード・グルーヴ / RHファクター
HARD GROOVE / THE RH FACTOR

2003/5/14 RELEASE ! 
UCCV-1037 \2,548 (tax in) Verve
日本先行発売/日本盤のみ ボーナス・トラック2曲収録

エリカ・バドゥ、ディアンジェロ、コモンetc. 超豪華ゲスト参加!
ジャズとストリート・ミュージックを繋ぐ男、ロイ・ハーグローヴ。
奇跡のセッションが生んだ21世紀のネオ・ソウル/ジャズ・アルバム!

ディレクションズ・イン・ミュージック ~マイルス&コルトレーン・トリビュート
ディレクションズ・イン・ミュージック
~マイルス&コルトレーン・トリビュート

/ ハービー・ハンコック マイケル・ブレッカー ロイ・ハーグローヴ

DIRECTIONS IN MUSIC (CELEBRATING MILES DAVIS & JOHN COLTRANE)
/ HERBIE HANCOCK, MICHAEL BRECKER, AND ROY HARGROVE


2002/5/29 RELEASE ! 
UCCV-1030 \2,548 (tax in) Verve

マイルス・デイヴィス&ジョン・コルトレーン生誕75周年記念企画
空前のドリーム・バンドが2人の巨人へ 敬意と愛情を込めて捧げた、
至高のライヴ!
上記アルバム、下のウィジェトよりアマゾン・ドット・コムから購入できます。



過去のInvitation。反転文字列をクリックすれば、当該記事に飛びます。

■Taylor Eigsti-テイラー・アイグスティ
■Frank Sinatra-フランク・シナトラ
■TAIHEI ASAKAWA-淺川 太平
■NARUAKI KIKUCHI-菊地 成孔
■TOROPICAL JAZZ BIG BAND-熱帯ジャズ楽団
■Quincy Jones-クインシー・ジョーンズ
■DAVID SANBORN-デビッド・サンボーン
■JOHN PIZZARELLI-ジョン・ピザレリ
■BERARDI JAZZ CONNECTION-ベラルディ・ジャズ・コネクション
■HARVIE HANCOCK -ハービー・ハンコック
■TOKYO ZAWINUL BACH-東京ザビヌルバッハ
■SADAO WATANABE-渡辺 貞夫
■TOM SCOTT-トム・スコット
■LOIS ARMSTRONG-ルイ・アームストロング
■JOHN COLTRAIN-ジョン・コルトレーン
■THE JAZZ INVADERS-ザ・ジャズ・インベーダーズ
■KEITH JARRET-キース・ジャレット
■ELECTRO DELUXE-エレクトロ・デラックス
■TRIBAL TECH-トライバル・テック
■MARK MURPY-マーク・マーフィー
■NORMAN BROWN-ノーマン・ブラウン
■TONY MONACO-トニー・モナコ
■DAVE KOZ-デエィブ・コズ
■ROOM ELEVEN-ルーム・イレブン

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2008年5月23日金曜日

中国携帯電話事情―80後世代分類のツールともなるか?

中国四川5月12日7.8级地震

上は、四川大地震を最初に日本国内に伝えた携帯電話による動画。言葉や、文書よりもずっと現実味があり、多くの人が大変なことが起こったことを認識できたと思います。

中国の手写筆携帯電話
あの中国の大地震では、最初に日本国内で動画として報道されたのは、携帯電話によるものだったと思います。また、「ママはいつまでもあなたを愛している」、中国・四川大地震で、救出された男の赤ちゃんを抱きかかえるように死んでいた母親が、携帯電話に愛するわが子へ 最後のメッセージを残していたことが、中国国内で感動を呼んでいます。それだけ中国でも、携帯電話が普及してきているのだと思います。特に四川省の田舎などでは、電話線による固定電話よりも、携帯電話の方が先に普及しているということもあると思います。今回の地震のときにもしも、携帯電話が普及していなかったら、情報伝達が遅れてただでさえ大地震で大変なことになっているのに、さらにそれに輪をかけて大変な自体を招いていたと思います。

中国人が携帯電話に書き込みをするのに、ペンシルのようなものを使っている光景は何度か目にしたことがあります。日本では、見たことがないので、何をしているのだろうと興味は持ったのですが、その後忘れていました。

ところが、最近あるブログで面白い記事を見つけました。やはり、このペンシルを使う携帯電話のことが掲載されており、これは、いわゆる手書き入力端末で入力するときの「ペン」のことで、中国語では「手写筆」というそうです。あるいは「触控筆」ともいうそうです。そうして、これができる携帯電話は、一般的な若者の月給より高いくらいの価格だそうです。そこで、一般の若者は日本のように、親指文化に馴染んでいるそうです。つまり、テンキーか らピンイン(上記の括弧書きのような音を表すアルファベット)を入力し、漢字変換してショートメッセージ(SMS)を送ったりしているそうです。

では、手写筆付きの端末を使う人はどういう人か? 一言でいえば、若者を含め「お金持ち」だろうとのことです。

中国イチゴ族の分類(ターゲティング)

私は、以前このブログの『中国「イチゴ族」―中国の未来は彼らのもの』で中国のイチゴ族=80後世代(80年代に生まれた若者の世代)に関して、これらをひとくくりにするのではなく、三つの層に分類してみました。それを以下に簡単に記します。

■メインターゲット-ゼリー層(推計人口2000万人以下)
まずは、少なくとも日本の一般世帯収入の数分の一以上の世帯収入がある家の出身である こと。高学歴であること、北京大学などやそれに順ずる大学の大学生、大学院生で、卒業生であること。海外の有名大学院の院生や卒業者を含みます。卒業生の 場合では、官僚になっているか、有名企業などに就職しているか、家業をついでいます。

■サブ・ターゲット-イチゴ層(推計人口5000万人前後)
さ て、この層は、メイン・ターゲットには近いですが、いわゆる有名大学出身ではないですが、大学行っているかその卒業生です。いわゆる、知識層ではありませ ん。長野オリンピックなどで騒いでいた連中はこの層です。経済的には比較的恵まれていて、ゼリー層より少し下のレベルです。知的能力は低いですが、さりと て、韓国に留学するほどの頭の悪さではありません。

■ボリューム・ターゲット-80後世代多数層(推定人口1億3000万人前後)
経済的にも、 知的にも一昔前の中国人とあまり変わりない層です。ただし、インターネットを使ったり、若いことから、通常の中国人からみれば、変わって見えますが。思考 も行動様式も以前の中国人とほとんど変わりませ。彼らが変わって見えるとすれば、彼らの特性ではなく世の中の変化です。

中国は携帯電話がかなり、普及しつつあり2006年の集計結果によると、3人に1台の割合で普及しているそうです。

おそらく、若者ならば、ほとんどの人が携帯電話を持っているのだと思います。さて、この分類をしやすくするために「手写筆携帯」がひとつのメルクマール(目印)として使えるかもしれません。

手写筆携帯をメルクマールとする?
そうです、メインターゲットのゼリー層は、ほとんどの人が携帯電話を持っていて、しかもほとんどの人がこの「手写筆携帯」を持っていると思います。サブターゲットのイチゴ層は、ほぼすべての人が携帯電話を持っているが、「手写筆携帯」を持っている人は少ない。次に、ボリュームターゲットの80後世代多数層は、携帯電話を持っているはいるがすべての人が持っているとは限らない、「手写筆携帯」など持っている人はいない。持とうとも思っていない。このような分類です。

3月に北京で開かれた「80後」芸術祭の出展作品

これって、なかなかいい方法だと思います。中国でフィールドワークするときに、ただ若者層というのではなく、「携帯電話」を見せてもらい、さらに少し話しをすれば、どの層に属するのか大体目星がつきます。これが、日本なら携帯電話などでは目星はつけられません。とても、便利だと思います。

先の分類では、何か他にわかりやすいメルクマールはないかと考えていましたが、この分類は本当に便利でわかりやすいと思います。

中国では、四川大地震で今は当然地震に目がいきがちです、被災なさった方々は本当にお気の毒だと思います。これから復旧作業が早く進展することを期待します。そうして、中国は広い国ですから、大連、北京、上海など被災しなかった都市も数多くあります。日本ではほとんど報道されていませんが、これらの都市からいわゆる80後世代の多くの若者が被災地に救援活動にボランティアとして向かったそうです。現代中国は大きな問題を抱えていますが、いずれにせよ、中国の未来はこの80後世代に掛かっていると思います。彼らが中核になる時代にこそ、民主中国ができあがることを期待します。

このブログでは、これからも「中国80後世代」に関して、追いかけ行きます。さらには、何かのビジネスを具体的に例にとって、新規事業のコンセプトなど形成できたらと思っています。これからも、よろしくお願いします。

以下にこのブログに掲載した中国関連の記事を提示します。反転文字をクリックすれば、当該記事に飛ぶことができます。私の説明不足から、以上の論考、以下の記事を読んでいないと理解できない部分もあるかもしれません。まだ、読んでいない方は是非ご覧になってください。

■中国四川省大地震―各施設、ダムは大丈夫か?

■現代史は語る―大地震から始まった中国崩壊の道筋

■中国「イチゴ族」-中国の未来は彼らのもの

■胡錦濤主席の来日-その真の目的は?

■China Fashion week 開催さる-中国ゼリー層にも押し寄せる情報洪水

■ゼリー世代のミーイズム-体制から身を守る知恵か?

■中国ゼリー層-明日の中国を牽引する原動力となるか?

■チャイナ・アート・バブルにも冷めた見方のできる中国ゼリー世代?

■中国分裂の筋書き-(その10)パクスマリーナが拓く世界の平和と大繁栄

■中国分裂の筋書き-(その9)日本の対応は?

■中国分裂の筋書き-(その8)迫られる中国の選択

■中国分裂の筋書き-(その7)忘れてはいけない中国の不良債権

■中国分裂の筋書き-(その6)現代中国の混乱ぶりを現す動画の数々

■中国分裂の筋書き-(その5)他の人達はどう思っているのか?

■中国分裂の筋書き-(その4)毛沢東を統合の象徴にすることができない中国中央政府の苦悩

■中国分裂の筋書き-(その3)中国バブルの真実

■中国分裂の筋書-(その2)革命でもなければ現代中国は変わらない

■中国分裂の筋書-(その1)繰り返される歴史

■中国"義歯"から鉛「安全に問題」

■中国産原料を使ったヘパリン製剤で自主回収へ・・・・米国では死者21名

■世界一人当たりのGDP(国内総生産)と、一人当たり資産−これでも中国は経済大国か?

■南京虐殺記念館に対する日本政府の申し入れに関して考えた、中国のお家事情


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2008年5月22日木曜日

結局カンガルーを殺すオーストラリア―成熟した大人の思考が必要か?

結局カンガルーを殺すオーストラリア


カンガルーの一斉駆除ついに始まる
オーストラリア・キャンベラで、カンガルーの一斉駆除がついに始まった。政府の強行策に対して、反対派が集結し、現場は騒然となっている。

反対派や報道陣が取り囲む中、オーストラリア政府がカンガルー400頭の駆除を強行した。
今回の駆除の理由は、軍用地内で過剰繁殖し、生態系に悪影響を及ぼすというのがその理由で、これまでに50頭ほどが駆除されたという。

21日、現場では、抗議のため無断で敷地内に入った8人が身柄を拘束された。オーストラリアでは、カンガルーは昔から食肉として食べられ、革製品としても利用されてきた。

しかし、時には住宅地に出没し、警察官が出勤しての大捕物になることもあった。また、作物を食い荒らす被害もあるため、毎年360万頭ほどのカンガルーが駆除されるという。

一方で、反捕鯨運動も盛んな実態も明らかとなった。ロック歌手時代から環境保護活動を行い、現在は環境相を務めるピーター・ギャレット氏は「駆除はひどい方法かもしれないが、現状では適切な処置だと思う」と述べた。

今回の駆除は、ポール・マッカートニー氏らの反対を機に起きた世論の高まりや、反捕鯨を訴える外交姿勢との矛盾を突かれるとして、3月末に一度は駆除を撤回した。他地域への移動が検討されたものの、場所の選定に時間がかかるうえ、日本円でおよそ3億5,000万円かかるコストが問題で、再び駆除の方針を打ち出した。

駆除反対派は「わたしが見たのは虐殺よ。政府の役人たちは、ここに来て、何が行われているのか見るべき」と話した。一方、駆除賛成派は「オーストラリアには、カンガルーがあふれている。いずれどうにかしなくてはいけないからね」と話した。
(以上FNN05/21 19:34)

カンガルー駆除は当然のこと
私は、カンガルーの駆除に関しては、現状では賛成でも反対でもありません。しかし、もしオーストラリアの生態系を調べていて、明らかに生態系に悪い影響を与えているなら積極的に賛成するでしょう。そうして、「カンガルー駆除=悪」という反射神経的な考えはもうとうありません。カンガルーを食用とすることにも、敢えて反対もしません。カンガルーの駆除や、カンガルーを食肉用にするなどということは、場合によっては、悪であり、また違う場合によっては善にもなりうるという考え方をします。これが、一般的な成熟した大人の考え方だと思います。ただし、このような考え方を必ずしもできない人たちがいます。

たとえば、まともな会社の経営などにおいても、経営者は、従業員に関して「会社は人で成り立っている、人材は大事だから大切に育てていく必要がある」と一方でいいながら、他方では「会社にとって役に立たない人材は、辞めてもらうか、見合った給料で甘んじてもらわなければならない」と考えなければなりません。両方のバランスをとって日々運営をしていく必要があります。このバランス感覚を欠く人は、まともな会社の経営者にはなれません。どちらか、一方かだけであれば、いずれ会社という組織そのものが滅びてしまいます。このバランス感覚が重要です。


オーストラリアの一般の人(全部ではないでしょうがかなり多くの人)はこうした成熟した大人のバランスを欠いた思考法で、「捕鯨=悪」という反射神経的な考え方をしているのではないと思います。どんな場合においても、「捕鯨=悪」としているのではないでしょうか。このような、考え方をしてい
ると、やはりどこかで矛盾が出てくるのだと思います。

だからこそ、このように日本でもテレビで報道されたり、世界各地から反対の声が上がったりするのだと思います。もしそうでなければ、これほどの騒動にはならないと思います。

カンガルー駆除反対派の人々も「カンガルー駆除=悪」という反射神経的な考えを持っているので、いっそう問題が複雑化しているのだと思います。あの、ポール・マッカートニー、かなりの年のはずなのに、容貌がいわゆる「とっちゃん坊や」みたいですね。彼も反射神経的ものの考え方しかできないのだと思います。その幼児性が容貌にも出てきているのだと思います。

ポール・マッカートニー

ピーター・ギャレット

環境相のピーター・ギャレット氏は、鯨には「捕鯨=悪」、カンガルーに関しては、成熟した大人の考えでという矛盾した思考 形態の持ち主なのだと思います。この人に関しては、もともと売れないロックバンドのボーカルということで、現労働党は極度に人材不足だそうですから、たい した能力もないのに政治力学でたまたま環境相になっただけの人で、今期限りで政界とは関係なくなる人だと思います。それにしても、容貌も妙に縦長でバラン スには欠けています。やはり、思考形態なと容貌に現れるのでしようか?

環境問題、イデオロギー問題との共通性

私は、前回のブログ「日本の森林問題の特殊性―環境問題は教条主義的には対処できない」の中で、日本の森林問題の特殊性から「環境問題はその場、その時で異なるということがお分かりになったと思います」と書いたが、捕鯨やカンガルーの問題に関しても同じことがいえると思います。

私達、人類は最近壮大なスケールでの実験を行い、大失敗をしています。それは、「マルクス・レーニン主義」です。この主義は、本来はドイツの一地方の一時期にあてはまる原理を普遍的なものとしたものです。この主義は、共産主義とし世界各地で取り入れられ、結果は皆さんご存知のように大失敗しました。このように、教条主義は一時鉄壁のようにみえてもいずれ破綻します。

国籍、人種、宗教を乗り越えて、こうした教条主義の呪縛から解き放たれて、もっとまともな成熟した大人の考え方になれば、世の中も少しは変わってくるかもしれません。

下に私がいままでに掲載した環境問題に関する記事を掲載します。反転文字をクリックしていただければ、当該記事に飛ぶことができます。まだご覧になっていない方は是非ご覧になってください。

■日本の森林の特殊性―環境問題は教条主義的には対応できない

■フードマイレージやバーチャルウォーターだけが環境負荷指標か?-バーチャルCO2はどうなのか?

■昨年のEUの二酸化炭素取引の失敗―削減どころか増加?!

■カップヌードルが紙容器に―ピザテンフォーでは紙すらなくす?

■ピザテンフォー4月のお知らせ―業界初!!宅配皿 あつエコプレートで 熱さ+美味しさ

■IT機器「電源対策だけでCO2は大幅減」

■あつエコ宅配 ―ピザ・テンフォーが世に問う環境対策とは?

■割り箸は日本の文化-割り箸を使ってエコをしょう

■セブンイレブン:弁当の包装簡易化でコスト削減-コスト削減につながらないものは環境問題に寄与しない?

■ピザボックスをなくすとどのくらいCO2が削減できるの?

■ピザテンフォーの陶器のお皿による配達

■地球寒冷化の危機?-環境問題の落とし穴

■環境危機時計

■今日は何があったかご存知ですか(9月18日)

■グーグル環境問題に総額1千億ドルを拠出-エコな交通を目指す企業対象?

■エコ・環境問題の虚実-虚実皮膜の間???

■私が環境問題に興味を持ったきっかけ-マスコミの危険を教えてくれた恩師

■環境映画:Koyanisquatsi(コヤニスカッツィ):Life Out Of Balance

■エコ意識の高揚?-トリンプ レジ袋ブラとは何か?

■北海道新聞に掲載された紙のピザボックス廃止の内容

■ピザ・テンフォーも実践する函館地区先行の「MOTTAINAI」-ルー大柴が歌うこの意味は?

■ピザテンフォーからピザボックスが消える日??


以下に、当ブログで掲載した、反捕鯨関連の記事を紹介します。反転文字をクリックすると当該記事に飛びます。

■調査捕鯨にまた薬入り瓶―抗議船妨害、警告弾で応酬

■鯨の肉は牛肉より環境に優しい―ロイターニュースから確信したパクスマリーナの正当性

■オーストラリアが捕鯨に反対する理由(5)

■オーストラリアが捕鯨に反対する理由(4)

■オーストラリアが捕鯨に反対する理由(3)

■オーストラリアが捕鯨に反対する理由(2)

■オーストラリアが捕鯨に反対する理由(1)

■IWC総会反捕鯨国の偽善―昨年のニューズ・ウィークの記事(昨年6月13日号)

■アーサー C. クラークの海底牧場―21世紀は鯨の時代?

■反捕鯨の背景―世界への指針

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財政審「コスト重視」の噴飯 高橋洋一氏が能登復興遅れ激白 補正予算編成せず 過疎地の財政支出「ムダと認識」で邪推も―【私の論評】災害対策の予算措置は補正予算が最適!予備費では遅れる

高橋洋一「日本の解き方」 財政審「コスト重視」の噴飯 高橋洋一氏が能登復興遅れ激白 補正予算編成せず 過疎地の財政支出「ムダと認識」で邪推も 高橋洋一 能登半島地震の復興が、従来の復興に比較して遅れている。 野口健氏が「東京と現地の温度差」を指摘し、被災者に「見捨てられた」感があ...