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2012年4月18日水曜日

緊急時にTwitterを最大限活用できるツール―【私の論評】災害時のtwitterはこう使え!!

緊急時にTwitterを最大限活用できるツール:

災害のときには情報が重要なのだが従来は、なかなか得られなかったのだが
災害などの緊急時にTwitter等から情報を集め、場所や被害、犠牲者情報などを一目でわかる形に整理して提供するツールを、オランダの大学が開発した。この記事の続きはこちらから・・・・・・

詳細は、wiredの元の記事をご覧いただくものとして、以下にこの動画を掲載します。





【私の論評】災害時のtwitterはこう使え!!

昨年は、東日本大震災があり、最近では、東京の地下直下型地震の予想被害の見直しがあり、さらには、地震以外にも台風の多い日本では、災害時の正しい情報などは、いままでにも増して重要になりつつあると思います。下に首都直下型地震の動画を掲載しておきます。


昨年東日本大震災があったときには、まずは、携帯電話そのものがつながりませんでした。うちの会社でも、被災地に多数の店を出店していました。そのうち、仙台空港近辺に出していた店の社員とは、地震から1週間ほども連絡がつかず、やきもきしたものでした。結局、携帯電話は、まずは、地震直後には、すぐに電波が途切れてつながらなくなったそうです。そうして、何日かして、電波が回復したと思えば、今度はおそらく輻輳(多くの人が電話を一斉にかけるためつながらくなる現象)のため、どこにかけてもつながらない状況に陥ったそうです。そうこうしているうちに、今度は、携帯電話の電源が切れてしまったそうです。結局、連絡をつけたのは、避難所の公衆電話からだったそうです。


こんなことは、被災すれば、多いにありそうなことです。ただし、この社員は、Twitterは使ってはいなかっそうです。Twitterがあれば、もっと、早く連絡がついたのでしょうか?それから、地震直後には、停電で、テレビをみたり、ラジオを聴いたりもできなかったので、店から脱出したのは、結構たってからだったそうで、後からわかったのですが、本当にぎりぎりのタイミングだったそうです。

本当に必要なときに、本当に重要で、必要な情報が入ってこなかつたということです。しかし、以前このブログでも、掲載したように、携帯電話各社が、地震など起こったときには、電波発信機能のついた車をすぐにでも派遣して、電波を発信できるようにすると言っていますから、今後は、電波が長時間途切れるなどのことはなくなることが予想できます。

そうなれば、それこそ、twitterがかなり役にたちそうです。無論、連絡はもとより、緊急時の情報収集にも役立つと思います。昨年など石巻の擁護施設で、おきざりになっていた、収容者が多数いたにもかかわらず、救援がこないし、被災後発生した火災が近くまで迫っている内容をツイッターのメッセージで送信したところ、それにロンドンにいる息子が受けし、息子が、さらにツイートしたところ、それが、東京都の職員が見て、石原知事の判断により、消防のヘリを派遣し、救助されたという出来事がありました。今後災害時は、さらに、かなり役立つツールとなりそうです。

さて、上のようなツール、いまのところ、外国語によって運営されているようで、日本語化されるかどうかもわからないです。あれば、良いにこしたことはないですが、以下に災害時のtwitterの使い方を掲載しておきます。ただし、以下の画像は、以前自分用にとっておいた画像であるため、リニューアルされた今は、少し内容が違います。しかし、本質的には同じなので十分参照できるものと思います。



●Twitter
http://twitter.com/


災害の情報をつぶやく公的なアカウントなどを目にしたら、アカウント名をクリックします。そのアカウントのツイート一覧が表示されるので、参考になる情報があると思ったら、すかさずアカウントをフォローするようにします。

特定ユーザーの発言だけをタイムラインに表示させる「リスト」機能も活用したいものです。災害情報をまとめたリストを作っておくと便利です。リストの作り方はこちら<http://twitter-m.com/list>を参照してください。他人の作ったリストをそのまま登録するという方法もあります。

■まとめサイト「togetter」を利用する
Twitterのつぶやきをテーマ別にまとめて共有する「togetter」というサイトもあります。Twitter登録とは無関係に閲覧できます。多少のタイムラグがありますが、「いまこの瞬間」という情報でなければ、十分に役立ちます。

●togetter
http://togetter.com/


togetterのトップページでは、「注目のまとめ」「今週人気のまとめ」「新着のまとめ」というタブをクリックするのが本来的なつかいかたですが、現在はタブ別ではなく「地震関連まとめ」がトップページに表示されている。知りたい情報のありそうな項目をクリックしてみてください。

たとえばトップページの上位にある「地震マニュアルまとめ」をクリックした画面を示す。誰しも読んでおくとよい地震対策がまとめられているのが分かります。



まとめられた情報の中でも、本当に有用な正しい情報を見分けることが重要です。

■ハッシュタグや公開リストを探す
Twitterでは、特定のテーマについての情報を見つけやすくする手段として、「ハッシュタグ」が使われています。ハッシュタグとは、同じテーマでつぶやくときに文章中に入れておく、「#」から始まる文字列です。「#jisin」など、タイムラインで気になるハッシュタグの入ったつぶやきを見かけたら、そのタグ部分をクリックしてください。すると、同じタグの付いたつぶやきの一覧を読むことができます。タグでの最新の検索結果を繰り返しチェックしたい場合は、「この検索を保存」リンクで保存しておきます。


「#NHK」というハッシュタグで検索した結果

適切なハッシュタグが見当たらないときは、ハッシュタグを検索できるサイトを利用しましょう。「hashtagsjp」というサイトが便利です。多用されているハッシュタグがたくさん並んでいるので、気になったタグはすぐにクリックするとよいです。検索窓では「地震」「NHK」「津波」などのキーワードで関連するハッシュタグを探せます。キーワードは日本語(漢字など)でOKです。

●hashtagsjp
http://hashtagsjp.appspot.com/


ハッシュタグ検索サイト「hashtagsjp」のトップページ


hashtagsjpの検索窓の下にある「人気タグ」「新着タグ」「地域タグ」「イベントタグ」などのリンクは手っ取り早く役に立ちます。例えば「人気タグ」をクリックすると、その時点で人気のタグが出てきます。並んだタグをクリックすると、そのタグでのつぶやきが一覧できます。


■Twitterで上手につぶやくには
Twitterはたくさんの情報であふれ返っています。有用な情報をRT(リツイート、同じ内容を再発信すること)するのも良いですが、それがかえって混乱を招いたり、多すぎるとトラフィックをさらに増してしまったりすることになります。ですから、RTする場合は、信頼できる元のツイートを公式RTするよう心がけましょう。

自分で有用なツイートをしても、通常は自分をフォローしている人にしか表示されません。そのため、hashtagsjpなどで、有効なハッシュタグを探しておくと効果的です。

被災時には、混乱をさけるため、有効で正しい情報を見分けることと、さまざまな情報を信じ過ぎないこと、踊らされないことが重要です。緊急時は混乱するので、不正確な情報も流れます。古い情報が最新情報のように現れることもあります。情報発信でも、チェーンメール転送のように、良かれと思った行為が仇になる可能性があります。緊急時だからこそ、良識ある態度でTwitterの情報共有を活用しましょう。

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【朝まで生テレビ】討論番組なのに井戸実社長がほとんどしゃべらずTwitterに没頭! 井戸ファン「沈黙で視聴者に訴えかけているんですよ」−【私の論評】何もしないことが、正しい選択肢であることもある!!








2012年4月14日土曜日

Google+、ウィジェット重視の新UIはアプリ追加への布石か―【私の論評】Googleの収益の90%以上が、今だに広告によるものであることを忘れるな!!

Google+、ウィジェット重視の新UIはアプリ追加への布石か:


グーグルが、ソーシャル分野での新たな取り組み「Google+」をローンチしてから、まもなく1年。この新しいユーザーインターフェイスには、ソーシャルメディア全体が向かいつつある「ウィジェット化(widgetization)」という大きな方向性がはっきりと現れている。

この記事の続きはこちらから・・・・・

【私の論評】Googleの収益の90%以上が、未だ広告によるものであることを忘れるな!!

私は、このGoogle+の新しいインターフェースに関しては、数日前から、変わっていることには、気づいてはいましたが、その意味などあまり深く考えてはいませんでした。しかし、UIの変化には、大きな意味があったことを上の記事をみて、認識しました。本日は、このことについて掲載します。
上の記事の核心部分は、以下の部分だと思います。
ソーシャルプラットフォームの未来は、ますます増えるサービスや機能をどのようにうまく取り扱うかということにかかっている。より多くのユーザーがプラットフォームにうまく統合されたアプリを利用することで、ユーザーエンゲージメントを高める機会が増え、結果としてより多くの広告収入につながるからだ。
今回は、確かに、画面左のバーの部分にいろいろな機能がまとめられ、今後こちらに、ガジェットとしていろいろな機能を搭載できるようになことを予感させます。それに、このガジェットの一つの写真なのですが、今回UI変更にともない、新たな機能が付け加えられています。それは、インスタントアップロードという機能で、写真や、動画を撮影して、すぐにGoole+にアップロードできるというものです。Google+のアプリを開いていると可能だそうです。


また、いままでスマホ内に蓄えられている、写真や動画もすべて、アップロードできるということで、わたしもさっそくiPhone内の画像・動画をアップロードしました。これは、まずは、非公開アルバムにアップロードされます。後から、共有をすることができます。




Google+を使っている限りにおいては、容量も関係なく、蓄積できるようです。これは、画期的です。Facebookも写真を蓄積できますが、インスタントアップロードまではできません。それから、AppleのiCloudでは、iPhoneで撮影した、写真(動画を除く)は、フォトストリームに蓄積されますが、これは、無料の容量には、上限があって、一定以上を蓄積したいのであれば、ストーレージの料金を払わなければならないようになっています。


写真のストーレージなど、それが可能なサービスは各種あるのですが、結局ほとんど使っていません。たとえば、facebookでも、可能ではあるのですが、これも結局のところ、ほとんど使っていません。なぜなら、インスタントアップロードのような機能がないからです。こんなことを考えると、これからは、写真・動画といえば、Google+になりそうです。これは、本当に画期的だと思います。過去に何回か、大事な写真をクラッシュしてなくしてるので、これは本当にありがたいサービスだと思います。蓄積された写真をみてみたのですが、きちんと、日付順で場所の表示までされています。


picnicの画面

それから、何と驚いたことに、蓄積された、写真は、あのpicnicと同じ機能によって、編集できるようにまでなっています。あのpicnicは、Googleの傘下にはいっていましたが、画像編集サイトとしては、かなり良いサービスで、はっきりいって、Googleが開発したpicasaよりずっと使い勝手が良いものです。このpicnicが、Google+上で蘇っているではありませんか。私は、かなりpicnicを使い込んていました。


特に、このブログの冒頭に掲載している写真は、すべて、picnicで編集していましたので、4月19日には、サービス停止という告知があったので、どうしようかと考えあぐねていましたが、結局Google+を使えば良いことがわかって、安心しました。このpicnicは、いずれ、Google+に統合されるとは、思っていたのですが、もうすでに統合されていたというわけです。


このような、画期的なカメラのガジエットですが、これからも、いろいろなものが開発されて、ユーザーがそれらを使うことができようになるということです。これから、どんなガジェットが提供されるようになるのか楽しみです。






そうして、Googleのこのような戦略これからも持続されるのだと思います。Facebookには、広告が掲載されていますが、Google+では、まだ広告が掲載されていません。いずれ、掲載されるようになると思います。そうして、Google+もGoogleにとって、本格的なビジネスプラットフォームの一つになっていくということです。


Googleは、営利企業です。営利企業であるからには、経済性を追求しなければなりません。Googleの収益の90%以上は未だに広告です。最近ては、YouTubeの自分の動画に特に審査なしで、誰でも掲載できるようになりました。いずれ、Google+にも広告が掲載されるようになるでしょう。そうして、Googleのこのような活動は、従来の、検索エンジンだったときと、基本は、あまり変わりはありません。
Googlの戦略を示すダイヤグラム


そうです、自分たちの、提供するサービスにより、ユーザー数とそのトラフィックを増やして、広告がクリックされる率を増やすということです。Google+にかぎらず、いずれ販売されるARグラスも過去に失敗したサービスもそうです。失敗したしないの尺度は、結局Googleが提供するサービスによって、トラフィックを増えたか、増えなかったかです。とりやめになった、不動産検索や、ファッションサイトもすべて、トラフィックを増やす見込みがないということで、廃止されたり、中止されているのです。







【関連記事】

Q:Google+って実際どうなのよ? A:担当責任者のわたしがお答えしましょう from 『WIRED』VOL.2―【私の論評】ハングアウトに新しいテレビの姿を見た!!










2012年3月28日水曜日

特報!グーグル、初の月額課金制度を4月にも開始:日経ビジネスオンライン:−【私の論評】月額課金によって、タブレットやスマホは、クラウドを駆使して、世の中を変えていく!!

特報!グーグル、初の月額課金制度を4月にも開始:日経ビジネスオンライン:

 


米グーグルが、スマートフォンやタブレット端末向けのアプリ配信で、初めての月額課金サービスを導入することがわかった。アプリ1本ごとに売り切りにしている現在の課金モデルだけでなく、毎月少額の料金を利用者から徴収できるようにする。 コンテンツの月額課金は、NTTドコモのiモードなどが成功させたビジネスモデル。アプリ開発会社は、毎月継続的な収入が見込めるため良質なコンテンツを開発できる一方、月ごとの課金が少額になるため、利用者の心理的負担も軽くなる。 グーグルが主導するアンドロイド陣営のスマートフォンは台数では
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20120327/230313/

【私の論評】月額課金によって、タブレットやスマホは、クラウドを駆使して、世の中を変えていく!!

 

私自身は、iPadに、iPhoneを利用しているので、この記事は一見関係もないようにみえましたし、他のAppleを使っている人たちも同じように思われているかもしれません。しかし、これは、当面は関係ないかのようにみえて、関係してくることが多いに考えられるので、本日はこの話題にしようと思います。

 

 

詳細は、上記の記事をご覧になっていただくものとして、この方向性は、懸念材料があるももの、我々ユーザーにとっても、開発サイドにとっても良いことになるのではないかと思います。

 

 

まずは、課金に関することですが、前から気になっていたのですが、AppleのApp Storeでは、開発側が、課金のことまで考えたり、管理しなくても、良かったものが、Android Market(現在では、Goole Place)では、これを開発側がやらざるをえず、これが、負担にもなっていたと考えられます。これで、Google側の規制はあるものの、課金に関しては、Googleまかせということになり、開発者にとっては、良いことだと思います。

 

それにしても、現在のAndroidのAppの開発は、ほとんど利益が出ず、かなり開発側のモチベーションは下がっているようです。実際最近あるゲーム開発会社が、Android版のゲーム開発をやめるということを発表しています。AppleのiTunesでのApp販売も、よほどダウンロードされない限り、開発会社にとっては、ほとんど利益が出ていないというのが現実です。これに関しては、以前も掲載したことがあります。なんと、25万ドルもするという話もあります。iPadのアプリなど、数千円もすれば、かなり高いくらいです。であれは、ほとんど利益が出ません。これでは、開発側のモチベーションも下がります。

 

私は、Android端末は、所有していませんが、Android Market(現在のGoogle Place)など何度かみたことがありますが、AppleのApp Storeでかなり豊富なAppを見ていると、かなり貧弱に見えます。それに、Androidならではの、Appというのも見当たらないので、購入したいと思ったことはありません。だからこそ、端末を購入したいということもありませんでした。

 

 

しかし、今回のGoogleの措置によって、これから、良いAppが提供されることにでもなれば、この考えを変えるかもしれません。実は、iPad用でも、月額課金のAppというか、サービスがあります。ただし、これらは、AppleのApp Storeから販売されているわけではありません。たとえば、このブログでも紹介したことがある、ONLINEDESKTOPです。これは、アクセスして、月額使用量を支払うようにすると、iPadで、MicroSoft Officeの仮想デスクにアクセスできるようになり、編集その他をまるでOfficeをインストールしてあるパソコンのようにできるという、優れものです。

 

 

さすがに、これだけのサービスということになれば、App Storeで高くても数千円などという価格帯では、その後の運用を考えた場合できなかったのだと思います。だからといって、数万円の価格にしても、このAppが売れ続けるとは限らず、そうなると、顧客に対して末長くサービスを提供できなくなるというリスクがあります。だからこそ、月額課金という形で、自ら提供しているということだと思います。

 

 

さて、Googleが、月額課金ができるにしたということとで、何が変わるかといえば、AndoroidのApppでも、ONLIVEDESKTOPのように、クラウドを用いた、仮想化技術なども含む高度なサービスが提供できるようになるということです。私は、以前、iPadや、iPhoneなどのAppで、多少高くても、良いから、クラウドや、仮想化技術などのかなり高度な技術を使ったAppがあればと思ったことがあります。無論、今でも、クラウドを使ったゲームもあります。しかし、それ以外では、意外とそのようなものは、ないというのが、実情です

 

しかし、今回のGoogleの措置をみて、なぜそうなのか、良く理解できました。ストーレージ系のクラウドであれば、運用するのにさほど、投資もいらないのでしょうが、高度な技術を駆使する、クラウドのうよな場合、やはり運用に経費がかかりすぎ、できないというのが、実体だったのだと思います。

 

そうして、先日このブログでも、紹介した、MetaStormなどの空戦ゲームが、クラウドで高度な技術を要するのに、なぜ、提供できるのかが理解できました。このゲームなど、やってみればすぐわかることですが、最初は、無料であっても、習熟していると、新しい機体を購入したり、新たな兵器などを購入しなくてはなりません。そうです。この購入ということによって、クラウドが運用できるのです。このようなやりかたをすれば、確かにクラウドを運用できます。そうして、末長くユーザーにサービスを提供できます。

 


今後、Androidのアプリで、月額課金ができるようになれば、空戦ゲームなどでも、習熟するごとに、新たな機体を購入させるとか、新たな兵器を購入させるということもなくなるのだと思います。それから、Androidでも、ONLIVEDESKTOPのように高度な技術を用いたクラウドを提供できるということです。クラウドというと、Googleは、おてものですから、今後こうした月額課金を契機に、Googleは、App制作会社に、様々なクラウドを用いた高度技術を提供していくようになるのではないかと思います。

 

このような高度クラウド技術を用いた、Appがでてきたら、私も是非Android端末を購入して、それらを試してみたいと思います。それから、Googleがこれを実施して、成功すれば、Appleのほうも、月額課金を適用するようになるかもしれません。

 


そうして、この月額課金は、タブレットや、スマホで、ごく当たり前のことになると思います。無論いずれ、Appleでもこの方式を導入することになります。これが、実現されることにより、さらに、タブレットやスマホは、クラウドを最大限に活用できるようになり、今まで思っても見なかったほどの、高機能になり、世の中に浸透していくことになると思います。

 

そう考えると、これも、社会的なイノベーションだと思います。IT企業のイノベーションというと、多くの人は、技術的なものばかり思い浮かべてしまうようですが、あの経営学の大家ドラッカー氏は、イノベーションは、社会変化への対応と、社会変化そのものと語っています。技術だけあっても、これが伴わなければ、イノベーションとはいえないということです。月額課金は、これから、多くの人が思ってもみないほど、社会を変えていくと思います。これから、どのように進展していくのか、考えるだけでもワクワクするのは、私だけでしょうか?

 

 

 


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2012年3月22日木曜日

スマホでご飯の炊き具合や時間などを細かく設定できちゃう炊飯器がPanasonicから6月発売−【私の論評】家電ではなく、家クラウドが需要を牽引する!!



最近の炊飯器は高機能になってきているんだけど、まだまだ細かい設定ができないよね...というようなこだわり派の人には朗報ですよ。Panasonicが6月に発売するスチームIHジャー炊飯器「SR-SX102」は、スマホのアプリ上で設定した内容をそのままFelica経由で炊飯器にピッとするだけで、送れちゃいます。

スマホで設定できる内容としては、レシピの内容で炊き方を変えたり、平日と休日で炊き上がる時間を変えたり、お米の種類、炊き方の変更もできちゃうみたいですよ。発売は少し先の6月1日の予定なので、春からの新生活に欲しい! という人には、残念ながら間に合わない感じです。

ですが、もう少し待てるのであれば、Panasonicのショッピングサイト「PanaSenseパナセンス」で、SR-SX102 各色100台の限定モニター販売を4月10日17時から5月8日13時まで行うそうなので、こちらを利用するのも手だと思いますよ。スチームIHジャー炊飯器「SR-SX2シリーズ」を発売[Panasonic]1.0L 0.5~5.5合 スチームIHジャー炊飯器 SR-SX102[Panasonic]PanaSenseパナセンス[Panasonic](KENTA)

【私の論評】家電ではなく、家クラウドが需要を牽引する!!



私は、以前このブログで、iPhone、iPad、タブレット端末などは、クラウドにつながるデバイスの一形式に過ぎず、いずれありとあらゆるものが、デバイスになると掲載したことがあります。その中には、キッチン用品は、無論のこと、炊飯器もいれておきました。


それで、上のニュースをみたときには、とうとう、私が、思っていたものが、炊飯器として実現されたと思い、興味津々で読んでみたのですが、どうやらそこまでは進んではいないようです。この炊飯器は、スマホで作成された、プログラムをFelicaカード経由で読み込むだけであり、クラウドにつながるわけではないことがわかり、小々がっかりしました。要するに、結局炊飯器だけでセットするのは、大変ですから、スマホのある程度大きな画面で、設定しやすくしたというだけです。

これは、かなり中途半端だと思います。購入したばかりのときは、こうした機能を使っても、いずれ使われなくなってしまうような気がします。ちなみに、炊飯器が、クラウドデバイスになったとしたら、どのようなことができるか、私なりの考えを掲載してみます。これが、家電業界の技術者の方々の参考になれば、幸いです。


まずは、新たな、炊飯器の名称をクラウド炊飯器(あるいはスーパー炊飯器とします。これは、米びつと一体化します。それに、炊飯器は、コメを炊くだけではく、米びつから所要量の米を自動的に補給され、水も所要量が入れられ、米とぎもできるようになっているべきです。こうすることにより、ユーザーは、出来上がった米を食べて、後は炊飯器を洗うだけで済むようになります。あるいは、できあがった米は、ジャーなどに自動的に移され、炊飯器は自動的に洗浄されるというのもありだと思います。


そうして、日々米を自動的に炊けるようにします。日々どの量をいつ炊けば良いのか、それは、スマホで設定できるようにします。これだけでもかなり便利ですが、それだけでは、クラウドデバイスにする意味がありません。

クラウド炊飯器には、部屋の温度、湿度、その他の条件などを検知できるセンサーが内臓されているものとします。また、米の銘柄など、米そのものに関する情報もスマホ経由でインプットされるものとします。お米が炊き上がったら、クラウド炊飯器が、お米の炊き上がりを独自にチェックして、データをクラウドに蓄えるようにします。もちろん、炊飯器でできる料理のレシピは当然最初から入っていたり、クラウドにユーザーが投稿できるようにして、公開したりもできるようにします。


さらに、クラウド炊飯器で炊いた米を食べ終わったころに、クラウド炊飯器から、スマホにアンケートがいき、実際に消費者食べた米が、美味しかったか、硬かったか、柔らかかったなどの答えをユーザーがインプットできるようにしておきます。

そうして、このユーザーのデーター、それも、同じクラウド炊飯器を使っているユーザーのデーターを日々蓄積します。そのデーターにもとづき、それぞれの地域や家庭で、その時々で特定の銘柄につき、どのような炊き方が最も適しているかをクラウド炊飯器にフィードバックし、日々、誰でももっとも美味お米が炊き上がるようにします。それから、スマホで自宅にいなくても、変更など、簡単にできるようにします。たとえば、お父さんが、予定外の残業で夕飯が要らなくなった場合、スマホで、本人が訂正できるようにします。

また、お姉ちゃんが予定外に友人を家に連れてくるようになった場合、増量するなどということもできます。そうして、米を炊くというすべてのユーザーの全工程を管理することにより、さらなる省エネも実現できます。たとえば、夏の節電の時など、節電対応の炊き方を炊飯器のほうから、お母さんのスマホに問合せがいき、お母さんが、OKすれば、そのような炊き方をして、節電をしたりします。

あるいは、全ユーザーの炊飯データーが蓄積されていることから、たとえば、ある特定の時間に炊飯が集中し、電力需要が高まりパンクしそうなときなど、クラウドに蓄えられている情報から、いつも、ご飯ができて、すぐに食べるようなユーザーに対しては、少し早くご飯を炊いても良いかどうか、スマホで問合せをし、了承が得られれば、炊く時間を少し早くします。

またご飯を炊いてからある程度時間がたってから食べるユーザーに対しては、クラウドのほうから、ユーザーに対して、炊飯時間を少し遅くしても良いかどうかの問合せをします。ユーザーが了承すれば、炊飯時間を遅くします。そうして、全ユーザーの時間を調整して、電力需要が一定時間に集中することを回避します。これは、クラウド炊飯器だけですが、他の家電製品もこのようになれば、便利なだけではなく、全体で節電もかなりやりやすくなります。

また、従来は、米は、スーパーに買いに行ったりしていたのですが、クラウドに米の消費量が日々蓄えられているわけですが、これをもとに自動発注を可能にすることもできます。多くのユーザーが自動発注に切り替えれば、宅配しても、かなり融通がきく配達ができるようになり、個々のユーザーが車などで、スーパーに買い物にいくより、はるかに、全体のエネルギー効率を高めることも可能になります。

これは、炊飯器の話ですが、多の家電製品(特に冷蔵庫など)もスマート化されると、このように、全体の経済連鎖の観点から、節約、省エネなどを考えられます。

これは、夢のようなお話ですが、これは技術的には不可能なことではないと思います。クラウド化が進めば、これは、現実になります。これと似たようなことが、キッチン用品ばかりではなく、様々な分野でできるようになります。

考えでみると、最初の電気炊飯器ができた頃といえば、1956年です。「もはや戦後ではない」と当時の経済白書に記された通り昭和30年代になると日本は高度経済成長期へ突入大量生産・大量消費時代の幕が開きました。

当時 憧れだった電化製品はテレビ 洗濯機 冷蔵庫 これら 「三種の神器」の登場は家電ブームに火をつけ 主婦の家事労働にかかる時間は大幅に軽減されましたこの時期 多くの電化製品が開発・販売されましたがスイッチひとつでご飯が炊ける電気炊飯器の登場も主婦にとってはたいへん画期的なものでした月給の何倍もするような電化製品が多かったなか人々の暮らしや習慣が劇的に変わったこの時代とりわけ大きな影響を与えたのは家庭用電化製品の普及でした。

当初は売り込みに苦戦したものの、3,200円という手頃な価格も魅力であり、実演販売を繰り返した結果発売から4年後には国内全家庭の約半数にまで普及電気炊飯器はまたたく間に大ヒット商品となりました。そうして、これは、もうすでに50年以上も前のことです。50年といえば、軍用艦でも、耐用年数をすぎてしまうような大昔です。

これから、先進国の家電は、クラウドを柱としたイノベーションを目指すべきです。もう、炊飯器なら、炊飯器で、単に高機能とか、多機能というだけでは、新しい需要を生み出すことはできません。新しい需要が生み出せなければ、実体経済も良くはなりません。人件費の安い新興国に市場を奪われるだけとなります。そうして、最近の先進国は、もうそうなりかけています。

もう、家電などの製造はやめにし、家クラウド(私の造語)を目指すべきです。家電は、英語で"home electronics〔【略】HE〕"といいます、となれば、さしずめ、家クラウドは、"home cloud 〔【略】HC〕でしょうか?最初日本語では、家雲としようとも思ったのですが、読み方が、「かうん」とか「いえぐも」、「かくも」で何か語呂がよろしくないので、やはり、家クラウド(かくらうど)が良いと思います。このように思っていたのですが、良く調べてみたら、スマート家電という言い方もあるようです。そうして、パラソニックは、これを省エネというコンセプトでとらえて、これを進めようとしているようです。これについては、以下のURLをご覧になってください。

http://www.yomiuri.co.jp/net/report/20111008-OYT8T00496.htm

しかし、このパソナニックのスマート家電、まだまだのようです。そもそも、クラウドをどのように活用するのか、はっきりしていません。スマート家電は、省エネのためというような捉え方のようです。これは、これで、良いことなのですか。少し違うような気がします。

現在クラウドは急速な進化の中で真の社会インフラになりつつあります。クラウドの本質は資源の集約と共有にあり、この強みをうまく生かしていくことが肝要なのです。

やはり、クラウドの根本的な意味合いを理解した上で、家電をつくるべきです。こういう背景から、私は、私の志向する家電品のクラウドデバイス化という意味合いから、省エネルギーは無論のこと、資源の集約と共有をも含むもっと広い意味合いでの、家電という意味で、敢えて家クラウドという言葉を使っていこうと思います。

日本の家電メーカーの方々、もう、家電づくりは、やめて、家クラウドにシフトしましょう!!


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『クラウド,デバイス』というキーワードを含むこのブログの過去の記事はこちらから!!

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