2014年3月18日火曜日

倉山満が訊く、 「慰安婦問題を語る 『文玉珠 ビルマ戦線楯師団の慰安婦だった私』を紐解く」 ゲスト 朝鮮問題研究家 松木國俊 【チャンネルくらら】―【私の論評】<お知らせ>ちょ­っと笑える歴史検証番組が始まります、その第一弾は慰安婦問題!次回もお見逃しなく(゚д゚)!

倉山満が訊く、 「慰安婦問題を語る 『文玉珠 ビルマ戦線楯師団の慰安婦だった私』を紐解く」 ゲスト 朝鮮問題研究家 松木國俊 【チャンネルくらら】



公開日: 2014/03/17

日韓関係の冷え込みが止まりませんが、日本だけ千年の恨みと言われるままでいいの、そ­れって逆恨みじゃない、と思われる方も多いのでは。

商社勤務時代にソウル駐在を経て、長年日韓問題を研究されている松木國俊先生をお迎え­し、昭和史の膨大な歴史資料にあたった過去を持つ憲政史研究家倉山満のコンビで、ちょ­っと笑える歴史検証番組が始まります!

【私の論評】<お知らせ>ちょ­っと笑える歴史検証番組が始まります、その第一弾は慰安婦問題!次回もお見逃しなく(゚д゚)!

戦前の朝鮮には、日本が収奪されるべきものは何もなかったのに、日本は朝鮮を文明化する過程により、収奪されたというのが真相です。この大前提は日本人としては忘れてはならないことです。韓国の日本に対する恨みは、全く筋違いの感情です。

上の動画では、『文玉珠 ビルマ戦線楯師団の慰安婦だった私』については、ほとんど説明はありませんでしたが、次回の動画で詳しく説明するようです。この書籍については、すでにこのブログに掲載したことがあります。そのURLを以下に掲載します。
【産経抄】3月15日―【私の論評】オバマ大統領の外交べたが、安倍総理の痛恨の極みに拍車をかけている!しかしこれは、日本にとって好機となりえるかも(゚д゚)!
詳細は、この記事を読んでいただくものとして、 『文玉珠 ビルマ戦線楯師団の慰安婦だった私』についても掲載してあり、それに関する私の感想の部分のみ書籍の写真とともに、以下に掲載させていただきます。
 
本書は1996年の刊行であり、村山談話がだされた年の翌年です。韓国が慰安婦を騒ぎ出してそれほど間を置かない時期でもあり、あまり脚色されていないので虚飾と本音と真実が折り混ざっているものと思われます。とはいいながらも、かなり嘘の部分多いようです。しかし、この手の書籍現在出版されるとすれば、性奴隷の部分のみ強調して、真実は闇に葬られると思います。その点で慰安婦の真実の姿を検証するのに、非常に貴重な資料であると思います。 
それにしても、貯金額とか、母親に送金した5千円の話とか、ダイヤの話など、強制送還された性奴隷ができる話ではないです。こんなところからも、韓国が主張する従軍慰安婦問題などは虚偽であることが明白です。 
このようなことは安倍総理自身が良く熟知されていることだと思います。だから、安倍総理としては本来ならば、慰安婦募集の強制性を認めた「河野談話」を安倍政権では見直さないなどとは口が裂けても言いたくなかったと思います。見直しをするとまでは言わなくても、韓国政府や朴槿恵あたりが、何を言おうとも、本来であれば何言わず沈黙していたかったと思います。しかし、見直しをしないと公言せざるを得なかったのにはそれなりの理由があります。
この書籍、企画者は証言者の意図は、慰安婦問題を追求しようとしているのですが、証言内容からかえって、慰安婦の強制連行は作り話であることが伺える内容となっているところが、笑えます。私が、この企画者の立場であれば、このような書籍は企画しなかったと思います。

この書籍一冊をとっても、慰安婦の強制連行は、はなはだしい作り話であることが伺えます。

慰安婦問題などというと、日本ではとかく話が暗かったり、自虐的歴史観がクローズアップされたりしますが、この番組は、倉山満氏が監修していることと、松木國俊が解説することから、お笑い的要素も強く、肩のこらない番組になりそうですが、それでいて史実を掘り下げたものになりそうです。

何回かのシリーズになりそうで、これは朝鮮問題に関心のある方は、見ておいて損のない番組になると思います。

この番組はチャンネル・クララによるものです。チャンネル・クララの登録は以下からできます。

http://www.youtube.com/channel/UCDrXxofz1CIOo9vqwHqfIyg

このように、肩がこらず、それでいてある程度史実に基づいた番組、本来であれば日本のテレビが 実施すべきものですが、日本のテレビは反日ですから、このような番組は放映しそうもありません。

だから、このような番組は、本当に貴重です。その意味でも、興味のあるかたはお見逃しなく(゚д゚)!

【関連記事】






【関連図書】


新版 ほんとうは、「日韓併合」が韓国を救った! (WAC BUNKO)
ワック (2013-11-08)
売り上げランキング: 9,019


すべては朝日新聞から始まった「慰安婦問題」 (WAC BUNKO)
山際澄夫
ワック
売り上げランキング: 604


2014年3月17日月曜日

日本の核の企ての脅威性―【私の論評】中国は日本の核武装を恐れている!核武装論議もできない現状は異常!

日本の核の企ての脅威性
2014年03月14日13:26


このほど兵器級プルトニウム331キロの米国への返還を日本の高官が阻んだとの報道が、中国に警戒心を抱かせた。この兵器級プルトニウムは冷戦時代に米国と英国が研究用に日本に提供したものだ。安倍氏の数々の右傾言動から見て、日本による兵器級プルトニウム保有の意図に対して中国が疑念を抱くのも筋が通らないわけではない。(話:ピーター・カズニック・アメリカン大学歴史学部教授。インタビューと記事:李博雅・人民日報駐米記者)

安倍晋三氏が首相に返り咲くと、自民党は昨年7月の参院総選挙でも勝利した。安倍氏は米国のアジア太平洋リバランス戦略を支持すれば、オバマ大統領も彼の挑発行為を黙認すると考えた。

安倍氏の本性は少しずつ明らかになってきた。安倍氏は日本の軍事費を増額した。これは過去11年間で初の増額だった。釣魚島(日本名・尖閣諸島)の領有権紛争では、悪意をもって対立している。安倍氏はまた、日本の民衆の反対を顧みず、特定秘密保護法案を強行採決した。隣国の強い反応を招くことを明らかに知りながらも、靖国神社を参拝した。彼はさらに歴史教科書を改訂して、日本を第2次大戦の加害者ではなく被害者として描き、南京大虐殺や慰安婦の問題についての記述を柔らかい表現に留めることを主張している。彼はナショナリストをNHKのリーダーに任命した。さらに憲法第9条の改正を呼びかけ、日本には「集団的自衛権」があると強調している。

日本の保有するプルトニウムは核兵器40~50発を製造するに十分な量だ。日本はこの他に、低レベルのプルトニウムも44トン保有している。安倍氏はすでに原子力発電所と核燃料再処理工場の再稼働を承諾した。これによって、さらに多くの兵器級核分裂物質を入手できる。

日本国憲法第9条は核兵器製造を不法行為と認めている。1955年制定の日本の原子力基本法も「原子力の研究開発、利用」を平和目的に明確に限定しているが、日本の指導者は行動上、こうした制約を受けていない。

1970年に米国の圧力の下、日本は核拡散防止条約に調印したが、必要時には核兵器製造の技術力を保持することを決定した。2002年に安倍氏は朝日新聞の取材に「小型で安全に保管できさえすれば、憲法は日本の核兵器保有を禁止していない」と表明した。安倍氏は日本には核兵器保有の権利があるとする一方で、核兵器製造の企ては否認している。安倍氏は日本が現在の「核弾頭製造までドライバー1本の距離にある」現状を維持することを希望している。彼の攻撃的な軍国主義思想と挑発行為を考えると、安倍氏は中国にとってのみならず、世界各国にとって大きな脅威となる。(編集NA)

j.people.cn

【私の論評】中国は日本の核武装を恐れている!核武装論議もできないような日本の状況は異常!

上の記事で、中国は日本の核武装についてかなり脅威に感じていることがよくわかります。実際そうなると、中国は軍事力においてい日本に勝っているものは何もなくなります。これは、中国としては何として避けたいところでしょう。



東京都知事選に立候補している元航空幕僚長のたもがみ俊雄氏が、平成24年8月6日に­広島で行った講演の様子です。

ユーモアを交えながら日本のあるべき姿を語っています。

この動画の講演会は広島で、しかも広島原爆記念日に開催されていて、しかも盛況だったというところが凄いです。

5年以上前だったら、このような講演会が広島で、しかも広島原爆記念日に開催されるなどということは、とても考えられなかったと思います。

この傾向は安倍政権になってからも、続いています。国会で、日本が核武装すべきとはっきり語った議員あらわれました。このようなことを数年前に国会などで語ったら、大騒ぎになったと思いますが、最近はさほどでもありません。

しかし、こうした議論は実は、ずいぶんありました。あの池田総理大臣のころから存在してました。
【名言か迷言か】核武装論のすすめ
詳細は、この記事をご覧いただくものとして池田総理大臣は日本の核武装を本気で考えていました。

そうして、アメリカの国会議員の中にも日本が核武装をすべきと唱えている人もいます。それに関する記事のURLを意かに掲載します。
【緯度経度】日本核武装論 再び ワシントン・古森義久

 これも詳細は、この記事をご覧いただくものとして、この記事では、06年10月に有力政治評論家のチャールズ・クラウトハマー氏が「米国は最も信頼できる同盟国で国際社会の模範的一員の日本に核兵器保有を奨励すべきだ」という日本核武装奨励論を発表していたことや、2011年7月には下院外交委員会有力メンバーのスティーブ・シャボット議員(共和党)が日本人拉致事件の「救う会」代表らに「北朝鮮や中国に圧力をかけるためにも日本は自国の核兵器保有を真剣に考えるべきだ」と述べたこと、09年7月の下院外交委の公聴会でも、エニ・ファレオマベガ議員(民主党)が「日本も核戦力を開発する必要があるという議論が出ても自然だ」と証言していたことなどを掲載しています。

西村こうゆう氏も以下のようなツイートをしています。

やはり、私たちは、核武装をまともに論じるべきと思います。もし、日本が核武装したら、当面中国・北朝鮮は何をもってしても、最終的に日本に対して、つけあがるようなことは一切できなくなります。特に日本は、小型の核などかなり精密に作る事が可能であり、この小型ということが、中国・北朝鮮を震え上がらせることでしょう。なぜなら、小型のものは、核弾頭に積み込みやすいことと、複数の核を一つの核弾頭に積むことができます。こういうことが、中国や北朝鮮はなかなか技術的問題からできません。こういう核兵器を持っていること事態が、抑止力となり、拉致問題解決の大きな糸口になると思います。

私は、そう思います。皆さんは、どう思われますか?

【関連記事】






【関連図書】


日本核武装計画

日本核武装計画
posted with amazlet at 14.03.17
祥伝社 (2014-01-21)
売り上げランキング: 6,580

日本核武装入門 (マンガ入門シリーズ)
平松 茂雄 丹州 一心
飛鳥新社
売り上げランキング: 36,653

日本が核武装化する日 (Voice S)
PHP研究所 (2013-09-24)
売り上げランキング: 1,557

2014年3月16日日曜日

「小保方さん、頑張ってください!日本の男の醜いジェラシーに負けないで!」デヴィ夫人が『Twitter』でエール―【私の論文】滅菌消毒の必要性を発見した、医師は理解されずに憤死した!今の小保方報道をそのまま受け入れてしまえば、私たち自身が、この医師を憤死に追いやった人々と同次元になるかもしれない(゚д゚)!

「小保方さん、頑張ってください!日本の男の醜いジェラシーに負けないで!」デヴィ夫人が『Twitter』でエール
世紀の大発見とうたわれたSTAP細胞の発表から一転、疑惑の目を向けられることになった理化学研究所の小保方晴子さん。3月14日の会見後TVの報道なども厳しいものとなっているのだが、そんな中タレントのデヴィ夫人が小保方さんに『Twitter』で熱いエールを送っている。

認証済みのアカウントではないものの、デヴィ夫人のホームページ(http://dewisukarno.co.jp/)にアカウントについての記述(https://twitter.com/dewisukarno)があるので成りすましではなく本人であろう。

14日の夜、デヴィ夫人は

小保方さん、頑張ってください!日本の男の醜いジェラシーに負けないで!どの分野でもそうですが、成功者へのジェラシーはつきものです。ましてや貴女は若くて美しい。調査の中間報告も、貴女が正しいと言っているようなものです。日本のマスコミは騒ぎすぎです。日本の恥です。

とツイート。「日本のマスコミは騒ぎすぎ」というのには同意する方も多いかもしれないが、個人的には中間報告で小保方さんが正しいと言ってるようには思えなかったのであるがどうなのだろう。

このツイートに対して、

「デヴィさん 支持します」
「御意おしゃるとおりです 日本の宝小保方氏を守ろう!」

と支持する返信もあれば

「若いとか美しいとか、そうやって研究者にとっての本質とは関係ないところに注目すること自体が、マスコミが「リケジョ」呼ばわりしてるのと同じで差別的なんですよ。」

といった意見も寄せられているようである。

【私の論文】滅菌消毒の必要性を発見した、医師は理解されずに憤死した!今の小保方報道をそのまま受け入れてしまえば、私たち自身が、この医師を憤死に追いやった人々と同次元になるかもしれない(゚д゚)!

上記のようなデヴィ婦人のほかに、あの武田邦彦氏が、小保方さんを応援する発言をしています。これに関する記事のURLを以下にあげます。
小保方論文騒動に武田邦彦が仰天見解 「写真違っていたなら『眠たかったから』と言えばいい」
武田邦彦

詳細は、この記事をご覧いただくものとして、武田邦彦氏の見解を以下に簡単にまとめておきます。これは、CBC(中部日本放送)の情報番組「ゴゴスマ-GO GO!Smile!-」で、小保方氏の論文騒動を解説したものです。以下に番組の動画と、一部解説を掲載しておきます。





   武田氏によると、昔の研究者は裕福な家庭環境で育った人が多く、時間的、金銭的にも余裕があったが、今の研究者、特に女性は家事や子育てなどで余裕のない生活を送っている。そのため、「どうしても昔みたいにちゃんと(論文を)書けないんですよ」というのだ。石井亮次アナウンサーに「忙しいということ?」と聞かれると、「忙しいし、色々ある。審査官があれこれ言ってくる。『ここ変えて、次写真ここ入れ替えろ』って一生懸命やっているうちに、だいたい間違えるんです」と語った。 
   これに納得しない石井アナが「いやいや、論文に載せる写真ってめちゃくちゃ大事でしょう!」と反論すると、「目が霞んでいたんですよ」と驚きの回答。出演者陣はどっと笑ったが、あながち冗談ではないようで「目が霞んでいていいんです。そんなところを厳密にしたら日本の若い人が論文を出せなくなる。国際的にものすごく遅れる」と訴えた。そんなところを厳密にしたら日本の若い人が論文を出せなくなる。国際的にものすごく遅れる」と訴えた。欧米では新発見や学問的な進歩があれば論文が不十分でも評価される傾向にあるといい、そういった観点から武田氏は今回の画像転用をさほど問題視していないようだ。 
   さらに武田氏は、小保方氏が早稲田大学に提出した博士論文で20ページにわたる「コピペ」が指摘されている件についても「全然いいんですよ。第一そんなやつ持ち出すなと。人間は過去までほじくり返したら、色んなことがある」と全く意に介さない。「コピペ」とみられているのは、幹細胞の基礎知識を説明する部分であり、武田氏は「これ著作権がないんですよ。(科学の)事実は誰が書いても同じなんです。だから、彼女の20ページは世界中のだれが書いても同じ文章になる」とする。 
   科学者の目的は金や利権ではなく「自然現象を明らかにすること」である以上、こうした文章は「人類共通の財産」であるため、引用を示す必要もないというのが、その理由だ。むしろ「アメリカ人が書いたやつを持ってきたほうが、日本人が下手な訳で書くよりいいんです」と、コピペを歓迎する発言まであった。 
   再現実験については「長い目で見るべき」と話し、論文撤回についても「著者本人が判断すべきで、(周囲が)圧力をかけてはいけない」と主張する。
この武田氏の見解、一般の人にはなかなか理解しにくいところがあると思いますが、実際に実験などをしたことのある方には、納得できるところが多々あると思います。やはり、デヴィ婦人が言っているようにマスコミに問題がありそうです。

小保方さんに関する報道の仕方の異常性については、以前このブログでも掲載したことがあります。その記事のURLを以下に掲載します。
【ネットろんだん】割烹着とベートーベン 問われた「物語」重視報道の是非―【私の論評】物語と歴史の区別がつかないマスコミは、中韓と同レベル。このマスコミの病気につける薬はない(゚д゚)!
小保方報道はこれで良いのか?

詳細は、この記事をご覧いただくものとして、佐村河内守・小保方報道には、物語性が報道され、ことさら人々の人気を煽るようなものでした。以下にその一部のみコピペさせていただきます。
ニュースなどを報道する姿勢としては、歴史上完璧に評価が定まった人以外は、事実や業績を中心に報道すべきと思います。歴史上完璧に評価が定まった人に関しては、多少は物語性を加味しても問題はないとは思いますが、それにしても、ニュースとして報道するのであれば、それも加味程度とすべきと思います。物語は、あくまでも、書籍や映画などとして世の中に出すべきものと思います。 
最近のマスコミは、物語と歴史の区別がついていないようです。その査証として、韓国の慰安婦問題などの歴史的に根拠が乏しい物語を、さも歴史的事実のように報道したり、日本が中国に対して侵略戦争をしかけたかのような、これも歴史的根拠が全く乏しい物語を史実のように繰り返し刷り込むように報道しています。 
これら歴史問題に関しては、マスコミは確たるエビデンスを元に、物語ではなく正しい報道をすべきであって、中韓の報道を鵜呑みしてそれに手を貸すような報道をするようでは、もうその役割を終えたと言われても仕方ないと思います。
もともと、iPS細胞や、STAP細胞などが将来どのようになるかなんて、今のところ誰もはっきりとはわかっていません。iPS細胞だって科学的に再現性がはっきり確かめられはいますが、だからといって、このiPS細胞だって現在いわれているように夢のようなことが実現できるかどいうかといえば、その可能性がかなり高いというだけであって、現在のところ確証などありません。

もしかすると、本当にSTAP細胞そのもののほうが優れていてこれが主流になるかもしれません。あるいは、iPS細胞やSTAP細胞をはるかにしのぐものが出てくるかもしれません。

基礎研究とはそんなものです。あの北大名誉教授の鈴木先生などが発見した科学のカップリング反応が、実際にテレビなどの液晶に用いられるまでどのくらいかかったことか、これを思い返してみればこのことは理解できます。

しかし、マスコミはそのようなことを無視して、勝手に「夢物語」を描いてみせます。

このような基礎研究については、マスコミは「物語報道」などするべきではありませんでした。実際にこのような基礎研究は、もっと地味で地道なものであるはずです。たとえば、今でも日々様々な化学物質が研究者によってつくられています。その中には、将来的には社会を大変革してしまうような大発見もあるかもしれません。しかし、化学実験の成果については「物語」を報道されることはまず、滅多にありません。事実を淡々と報道するのがほとんどで、一般の人はほとんど見のがすし、その意味もわからないのが普通です。

それにその意味がわかったとしても、一般の人では現状ではどうしようもないのが普通です、知るべきは同じような研究をしている科学者や、将来を摸索している投資家・企業などです。ですから、一般大衆紙やテレビなどでは、あまり大きく報道しないのが当たり前のことと思います。

それに、こういう基礎研究の実体は、たとえどんなに優れた人のもので、ノーベル賞をとったような人の研究であったにしても、その本人が新たに発見して付け加えているのは、ほんの1%、いや1%なら良いほうで、現実には0.数パーセントにすぎません。

世間一般の人は、新発見というとほとんどがその発見をした人が創作したものと考えてしまいますが、そんなことはありません。科学的発見は、誰がそれで有名になろうと、ノーベル賞を獲得したにしても、その人だけの成果ではなく、先人たちが積み上げてきたものの集大成の上にたったものであり、そのような蓄積がなければ発展しません。小保方さんの論文は、こうした蓄積の一端を担っていることには間違いはないと思います。

アインシュタイン
あのアインシュタインだって、一般相対性理論について、自分が付け加えものは1%くらいのものであり、あとは先人たちの努力によるものだとしています。この最後に付け加えた1%が素晴らしく独創的だったので、ノーベル物理学賞を受賞することができたのです。

私自身も、論文を書いたことがありますが、その論文にしたって、新たなに付け加えことなどほとんどありません。ただ、実際に実験したことをもとに、淡々と事実を書いているだけだし、先人の引用もかなりしていますし、お前の発見は何だといわれたら、ほとんどないと言わざるをえません。

それは、学問の世界でなくても、同じことです。あのスティーブ・ジョブズさえ、実際に彼自身あるいは、アップル社が手がけているものてさえ、ほとんどが模倣です。ただし、市場に出すタイミングとか、デザイン性、システムの使い勝手などか他よりも優れていたただけです。わずかにつけ加えたものが、他社より抜きん出ていたということです。ジョブズや、アップルだって先人達の発見に多くを頼っているというのが事実です。



それに、従来の常識を覆すような発見に関しては、それが発見された当初は、賞賛されるどころか、誹謗中傷されるのが普通です。常識的なものであれば、そのようなことはほとんどありません。

たとえば、現在医学の世界で、当たり前とされる、お産や手術のときの滅菌など、最初に提唱した医師など、誹謗中傷されて、最後には精神に異常きたして死亡しています。

その医師は、センメルヴェイス・イグナーツ・フュレプ という、ハンガリー人の医師です。1818年7月1日 、ハンガリー王国ブダ市タバーン町に生まれ、1865年8月13日、オーストリア帝国ヴィーン市デープリング町にて死去。オーストリアのウィーン総合病院産科に勤務。産褥熱、今日で言う接触感染の可能性に気づき、その予防法として医師のカルキを使用した手洗いを提唱しました。しかし存命中はその方法論が理解されず大きな排斥を受け不遇な人生のまま生涯を終えました。現在では当然の如くに採用されている消毒法及び院内感染予防の先駆者とされ、「院内感染予防の父」、「母親たちの救い主」と呼ばれています。現在その肖像画が切手としても使われています(写真下)。



センメルヴェイスの説が受け入れられなかった最大の理由は、「患者を殺していたのは医師の手である」という医師にとって受け入れがたい結論にありました。当時、センメルヴェイスの論文を読んだ医師が自殺するという事件まで起き、説を認めることは医師が大量殺人を行ってきたことを認めることになるからでした。また、彼自身が論文を書くのを苦手としたために、研究成果を論文として発表することが大きく遅れた点も不幸でした。それでも、スイスの雑誌に発表した論文がイギリスの外科医ジョゼフ・リスターに読まれ、手を消毒することで細菌感染を予防するという消毒法がもたらされました。それによって、お産や手術による死亡者が激減したことはいうまでもありません。

こんなことははいて捨てるほど、世の中にはあります。アメリカの事例では、あの現在の日本のTQCの基礎ともなった、フレデリック・テイラーの「科学的管理法」が発表された当時は、アメリカ中から非難されたものです。やれ、共産主義だとか、右翼だとか、インチキだとか、それも長い間にわたって非難されました。しかし、T型フォードの生産に適用されたり、他にも利用されてその有用性が実証され、さらに第二次世界大戦における戦略兵器製造にも適用され有用性が明らかになっていらい、これを中傷誹謗する人はいなくなりました。

フレデリック・テイラー

また、残念ながら、科学者と称するもののなかにも、平然とインチキをするものもいて、これもしばしば明らかにされていることです。

だからこそ、この種の報道には気をつけすぎるほど、気をつけるべきです。論文がでて、何人かの研究者が絶賛した程度のことであれば、本来は「物語」報道など全くせずに、事実をたけを淡々と述べ、詳細を知りたい人のために、論評者の発言内容のリンク先や、論文などのリンク先などを掲載するだけで良いと思います。顔写真やら、物語など報道すべきではありません。

大きく報道するのは、たとえばSTAMP細胞に関しても、追試などが十分なされ、応用研究の目処がたったときで十分だったはずです。iPS細胞はまさにそのようなタイミングで大きく報道されたと思います。マスコミによる心ない、報道がひよっとしたら新しい可能性の芽を摘み取るかもしれません。
あんな物語報道をして、煽った挙句が、また今回の一連の小保方さん攻撃報道です。確かに、厳密には小保方さんの論文などの不備があるのかもしれませんが、それはそれで直せば良いことです。追試でなかなかSTAMP細胞ができないという報告もあるそうですが、それも、何か追試をした本人も気づいていない付帯条件があるのかもしれません。

付帯条件といえば、ペニシリンを発見したアレクサンダー・フレミングのような場合だってあります。フレミングは、1928年、フレミングがブドウ球菌の培養実験中にコンタミネーションにより生じたアオカビ(Penicillium notatum、現在はP. chrysogenum)のコロニーの周囲に阻止円(ブドウ球菌の生育が阻止される領域)が生じる現象を発見したことに端を発する。フレミングはアオカビが産生する物質が細菌を溶かしたものと考え(実際には、この現象は溶菌ではなく細菌の発育阻止によるものであった)、アオカビを液体培養した後の濾液にも同じ活性があることを突き止め、彼自身は単離しなかったその物質を、アオカビの学名にちなんでペニシリンと名付けました。

シャーレを見つめるフレミング

フレミング以外の研究者は、フレミングと同じようには、ブドウ球菌などをシャーレで寒天培地の上で培養していたのでしょうが、青カビが生えてしまった寒天培地は、単なる失敗だとして、よく見もしないで、捨てていました。フレミングだけが、青カビの周囲のブドウ球菌の生育が阻止されていることを発見しました。同じ現象が起こっていても、このように見逃す人も大勢います。小保方さんの実験と全く同じようにしているつもりでも、何かが違っているかもしれないし、小保方さん自身発見していない何かの付帯条件があるかもしれません。

今の段階では、本当にそうした可能性もあるかもしれず、まだまだ実体はわかりません。にもかかわらず、現在のような報道をしてしまえば、折角芽生えた芽を摘んでしまうことにもなりかねません。そんなことにならないように、マスコミも報道の仕方を変えるべきですし、一般の人も、このような報道に一喜一憂せず、冷静に事実を把握すべきと思います。

マスコミは、もっとまともな報道をすべきです。今マスコミは、反日です。ひよっとしたら、小保方報道は最初からこのような日本人による発見があれば、これを徹底的に攻撃して駄目にしようと最初から目論んでいたのかもしれません。予定帳場のマッチポンプ報道をしているのかもしれません。だとすれば、末恐ろしいことです。しかし、マスコミは性懲りもなく愚かな報道を繰り広げているようです。それに関しては、以下のURLを御覧ください。
佐村河内問題で再び注目集める「奇跡の詩人」 NHKの「障害者感動物語」手法に疑問の声
これに関しては、ここではあまり詳細は説明しませんので、是非この記事そのものをご覧になってください。

いずれにせよ、今のマスコミには、佐村河内氏のような芸術家を生み出してしまったり、小保方さんのような研究者の将来の芽を摘み取ってしまうような危険性のある体質であることを知った上で、つきあっていくべきものと思います。そうでなければ、私たち自身が、滅菌消毒の必要性を発見した医師に対する酷い仕打ちをしたその当時の人々と同次元の人間になり、きちんと滅菌していれば死ななくても良かったはずの母子などを多数死に追いやってしまったような愚を繰り返すかもしれません。

私は、そう思います。皆さんは、どう思われますか?

【関連記事】

【ネットろんだん】割烹着とベートーベン 問われた「物語」重視報道の是非―【私の論評】物語と歴史の区別がつかないマスコミは、中韓と同レベル。このマスコミの病気につける薬はない(゚д゚)!






【関連図書】

nature (ネイチャー) ダイジェスト 2014年 03月号 [雑誌]

ネイチャー・ジャパン (2014-02-25)


nature [Japan] January 30, 2014 Vol. 505 No. 7485 (単号)

ネイチャー・ジャパン
売り上げランキング: 526
小保方博士の論文が掲載されています。


文藝春秋 2014年4月号
文藝春秋 2014年4月号
posted with amazlet at 14.03.16
(2014-03-10)
売り上げランキング: 72

「小保方さんがかけたきた涙の電話  若山照彦」というタイトルの記事が掲載されています。



2014年3月15日土曜日

【産経抄】3月15日―【私の論評】オバマ大統領の外交べたが、安倍総理の痛恨の極みに拍車をかけている!しかしこれは、日本にとって好機となりえるかも(゚д゚)!

【産経抄】3月15日


日ごろ能弁な安倍晋三首相が、きのうの国会答弁では、珍しく下を向いたままお役人が書いた紙を棒読みしていた。慰安婦募集の強制性を認めた「河野談話」を安倍政権では見直さないと答えたが、顔に「痛恨の極み」と書いてあった。

・・・・・・・・・・・・・・・<中略>・・・・・・・・・・・・・・

▼慰安婦問題も韓国側のプロパガンダ(宣伝)によって、娼婦(しょうふ)である慰安婦が「性奴隷」だった、とのウソも米国内に広まっている。韓国側につけいる隙を与えた河野談話が、裏付け調査なしのいいかげんなしろものだったのは、国会でも明らかになっている。

▼証拠があやふやなら、STAP細胞論文の例をひくまでもなく、再検証し、撤回するのが当たり前。米史上最も考えの甘い大統領やソウルの頑固なお姫様のご機嫌をとって、わざわざ首脳会談をする必要もない。朝鮮半島が有事になって最も困るのは、日本ではなく韓国なのだから。

【私の論評】オバマ大統領の外交べたが、安倍総理の痛恨の極みに拍車をかけている!しかしこれは、日本にとって好機となりえるかも(゚д゚)!

安倍総理の痛恨の極みは、当然のことと思います。少しでも、歴史に興味を持っていろいろ調べたことのある人なら、慰安婦問題など存在しなかったことがすぐに理解できます。そもそも、慰安婦という存在自体は、現在でも韓国はもとより、米国、いや世界中に存在するものですし、考古学の研究では世界最初の職業ではないかといわれているくらいです。

さらに、強制連行については、韓国側からは、日本の軍隊などが直接関与したなどの非難がありますが、これとて歴史上そのような事実はなく、調べれば調べるほどその根拠が脆弱であることが明るみに出るばかりです。

最近でも以下のようなことが報道されています。
慰安婦告白本に性奴隷と思えない記述 高額貯金、ダイヤ購入など
詳細は、この記事をご覧いただくものとして、この記事では元従軍慰安婦だったとする文玉珠(ムン・オクチュ)氏の告白本の内容を掲載しています。そうして、この告白本の内容に、この著者がとても性奴隷とは思えない記述があることを指摘しています。以下にその部分のみコピペさせていただきます。
 ビルマでチップが貯まったとして、文氏は野戦郵便局に500円を貯金したが、《千円あれば大邱に小さな家が一軒買える。母に少しは楽をさせてあげられる。晴れがましくて、本当にうれしかった。貯金通帳はわたしの宝物となった》(76ページ)とある。 
 その後、文氏はビルマ・ラングーンの慰安所に移った。ここでは、少しは自由に行動していたようだ。 
 《週に一度か二度、許可をもらって外出することができた。人力車に乗って買い物に行くのが楽しみだった》(106ページ) 
 《ビルマは宝石がたくさん出るところなので、ルビーや翡翠(ひすい)が安かった。(中略)わたしも一つぐらいもっていたほうがいいかと思い、思い切ってダイヤモンドを買った》(107ページ) 
 文氏は21歳のとき、タイ・アユタヤの陸軍病院で看護婦修行を始めた。同書には、母に小さな家が何軒も買える大金を送金した記述もある。 
 《電報を将校にみせて、『母の葬式に金がいるから、お金を送りたい』というと、許可が出た。貯金からおろして五千円を送金した》(137~8ページ) 
 文氏の境遇には同情を禁じ得ないが、この本を読む限り、とても「慰安婦=性奴隷」とは思えない。
本書は1996年の刊行であり、村山談話がだされた年の翌年です。韓国が慰安婦を騒ぎ出してそれほど間を置かない時期でもあり、あまり脚色されていないので虚飾と本音と真実が折り混ざっているものと思われます。とはいいながらも、かなり嘘の部分多いようです。しかし、この手の書籍現在出版されるとすれば、性奴隷の部分のみ強調して、真実は闇に葬られると思います。その点で慰安婦の真実の姿を検証するのに、非常に貴重な資料であると思います。

それにしても、貯金額とか、母親に送金した5千円の話とか、ダイヤの話など、強制送還された性奴隷ができる話ではないです。こんなところからも、韓国が主張する従軍慰安婦問題などは虚偽であることが明白です。

このようなことは安倍総理自身が良く熟知されていることだと思います。だから、安倍総理としては本来ならば、慰安婦募集の強制性を認めた「河野談話」を安倍政権では見直さないなどとは口が裂けても言いたくなかったと思います。見直しをするとまでは言わなくても、韓国政府や朴槿恵あたりが、何を言おうとも、本来であれば何言わず沈黙していたかったと思います。しかし、見直しをしないと公言せざるを得なかったのにはそれなりの理由があります。

これに関しては、あの石平氏が以下のようなツイートをしています。
石平氏のツイートでは、某大国となっていますが、これは無論米国のことです。米国というより、オバマ大統領のことだと思います。

外交べたのオバマすでに、レイムダックか?

日韓関係の打開策として今月24、25両日にオランダのハーグで開かれる核安全保障サミットに合わせて日米韓3カ国の首脳会談を行う案について、オバマ米大統領が7日の安倍晋三首相との電話会談で言及していたことが分かりました。これは、日本政府関係者が13日明らかにしました。

安倍首相と朴氏との会談が実現した場合、2012年12月の第2次安倍政権発足後初めてとなります。ただ、朴氏は歴史認識にこだわる姿勢を崩さず、3カ国の首脳会談にも応じるかは不透明なままです。

この状況は何かがおかしいです。どこか、ネジが外れピントがずれている感じです。そうして、それは、どこに責任があるかといえば、最大の責任はアメリカ民主党政権でありオバマにあると思います。

週刊文春 今週のパカに登場した朴槿恵

日米韓首脳会談が必要というのなら、朴槿恵あたりが、何を言おうとも、はっきりと会談を開催する旨をはっきり、日韓の両首脳に伝えればそれですむことです。電話で安倍総理に話して、様子を伺うなどしていてもらちがあきません。

これに朴槿恵が難色を示すようであれば、少し脅しをかけれぱそれで済むことです。それで、韓国民が騒ぐって? 騒いだからといって、どうなるものでもありません。このような煮え切らない態度をとり続けるので、オバマ外交はこのところ後退するばかりです。これについては、このブログでも何度か掲載しましたが、本日は以下にこれに関する上念氏の動画を掲載します。



上の動画では、上念司さんが、日本に失望したけど4月にちゃっかり来日するアメリカ・オバマの無能な­外交手腕について語っています。 
安倍首相の靖国参拝では全く日本側に非がないのに、わざわざ「日本に失望」という発表­をしたりと無能すぎるオバマ政権の外交。 
それもオバマ政権が残り1年となった任期で、波風立たずに終わらせることを望んでいる­結果です。自分の保身を考えているだけなので、面倒事を起こすなというスタンスなんでしょうね。 
やっぱりどこの国でも民主党はダメですね。
慰安婦問題に関しては、アメリカ国立公文書記録管理局に、強制連行の事実などないことがはっきりわかる資料が存在しています。こういう事実などを出して、オバマが朴槿恵あたりにもっと強い姿勢で話をすれば、朴槿恵だって必ず折れます。これができないオバマはやっぱり、弱腰、及び腰なのだと思います。そうして、アメリカの態度が煮え切らないので、崩壊の淵にある朴槿恵あたりが調子に乗って、日本に対する発言を強化して、自らの保身をはかるという構図が見えてきます。

アメリカ国立公文書記録管理局
しかしながら、これはある意味日本のチャンスであるかもしれません。TPPにおいても、日本側が頑張っているので、なかなか結論が出ないでいます。オバマの軟弱外交姿勢に乗じて、これからオバマの人気終了にいたるまで、どんどん攻勢にでて、日本の立場を強固にするという手も考えられます。

オバマが煮え切らないというのなら、日米韓の首脳会談など、日本側から取り消しても良いではありませんか。上の産経抄の最後の締めくくりの文章にもあるように、「朝鮮半島が有事になって最も困るのは、日本ではなく韓国なのだから」日本は、韓国が態度を改めない限り首脳会談などに応じないどころか、最低限冠婚葬祭などのつき合い程度にしてあとはノータッチでいいではありませんか。これによって、日米は困ることなど何もありません。一番困るのは韓国です。

私は、そう思います。皆さんは、どう思われれますか?

【関連記事】








オバマ外交で沈没する日本
日高 義樹
徳間書店
売り上げランキング: 563,057

オバマ外交が危ない 「アジア重視」の真実(ニューズウィーク日本版e-新書No.5)
阪急コミュニケーションズ (2013-09-10)
売り上げランキング: 38,895

現代アメリカ外交の変容 --レーガン,ブッシュからオバマへ
村田 晃嗣
有斐閣
売り上げランキング: 444,882

2014年3月14日金曜日

本日発売の「週刊新潮」3月20日号に、高田純教授の原稿が掲載されました―【私の論評】平成の強制移住はもうやめよ!放射能で死亡した人が未だ出ていないことをどう説明するのか?

本日発売の「週刊新潮」3月20日号に、高田純教授の原稿が掲載されました
03/13 2014

本日発売の週刊新潮3月20日号42ページに、高田純教授の原稿「原発事故から3年 福島「帰還困難区域」の牛は、孫に食べさせても大丈夫」が掲載されています。どうかお手にとってご覧ください。


http://www.shinchosha.co.jp/shukanshincho/newest/

この原稿の中で高田教授は福島県浪江町(現在、帰還困難区域に指定され、厳重な立ち入り制限下にあります)の実態を、自ら現地入りし科学調査により報告しています。同地の牧場では今でも300頭ほどの和牛が元気に暮らしていますが、もちろん、政府はこの牛たちは放射能に汚染しているとみなし、出荷されることはありません。しかし牧場主たちは、今も避難施設から牛の世話をしに毎週訪れて、牧場の復活を待ち望んでいます。

高田純 札幌医大教授

高田教授は牛たちの体内に蓄積されたセシウムを持続的に経過測定し、その結果、浪江町の牛たちの体内セシウムは猛スピードで減衰していること、2012年10月の段階で、早くも日本政府が示す暫定規制値をクリアしていること、牛肉として食べても全く問題ないことを証明しています。「孫に食べさせても大丈夫」という表題は、高田教授がお孫さんを授かったことにもかけていますが、簡単に言えば、今後私たちの次世代において、この福島の牧畜業は必ず復興することを表す文章でもあります。

同時に高田教授は自分自身や、現地で牛たちを見捨てず世話している人たちの人体に及ぼす放射能の影響も調査し、現段階ですでに同地は帰還可能なこと、当会では厳しすぎるという異議も出されているICRP基準に照らしても何ら問題がないことを指摘しています。

福島の牛

高田教授は、放射能は伝染病ではなく減衰していくものであること、福島から住民を「緊急退避」させたことは全く無意味であり、その結果多くの家畜の命が失われ、また入院患者やご老人約70人の「医療弱者」が亡くなった悲劇を怒りを込めて指摘し、今もなお復興の兆しが見えていないことを「異常事態」と告発しています。ぜひ本記事をお手に取り、福島の復興は正しい知識と政策に基づけば可能であることをご理解いただきたいと思います(広報 三浦)

【私の論評】平成の強制移住はもうやめよ!放射能で死亡した人が未だ出ていないことをどう説明するのか?

今月の11日前後には、震災から3年ということもあり、テレビなどでも時間を割いて結構な時間が報道されていました。

放射能は見えない恐怖であるため、おどろおどろしいイメージがあるのも確か

その中で、未だにかなりの数の人が避難生活を余儀なくされており、しかも放射能汚染地区は、未だ除染もすすまず、被災者の方々がいつ帰ることができるかも目処がたっていないということで、まだまだこの問題は続くようです。

ところで放射線の問題については、随分前から様々に学問的な研究がなされており、低線量の放射能の場合従来思われていた程には害が少ないということがわかっていました。それに関しては、以前にもこのブログに掲載したことがあるので、その記事のURLを以下に掲載します。


詳細は、この記事をご覧いただくものとして、上の記事にもでてきた高田教授が中国の核実験による影響などを調査した内容などを掲載しています。その一部を以下にコピペさせていただきます。
中国核実験で19万人急死、被害は129万人に 札幌医科大教授が推計 2009年4月30日19時6分配信 産経新聞  
中国が東トルキスタンで実施した核実験による被害で同地区のウイグル人ら19万人が急死したほか、急性の放射線障害など甚大な影響を受けた被害者は129万人に達するとの調査結果が札幌医科大学の高田純教授(核防護学)によってまとめられた。 
被害はシルクロード周辺を訪れた日本人観光客27万人にも及んでいる恐れがある。 5月1日発売の月刊「正論」6月号掲載の「中国共産党が放置するシルクロード核ハザードの恐怖」と題する論文で明らかにした。高田教授は2002年8月以降、中国の核実験に伴う影響を調査した。高田教授によると、中国の核実験は1996年までに爆発回数で46回。爆発威力や放射線量、気象データや人口密度などをもとに被害を推定した。  
爆発では楼蘭遺跡の近くで実施された3回のメガトン級の核爆発で高エネルギーのガンマ線やベータ線、アルファ線などを放射する「核の砂」が大量に発生した。  
上空に舞い、風下に流れた「核の砂」は東京都の136倍に相当する広範囲に降り、その影響で周辺に居住するウイグル人らの急性死亡は19万人にのぼる。 
実は、この中国による核実験による放射能のほうが、現在の被災地の放射能などよりかなり強く、特に1960年代は酷い汚染状況であり、これに関してあの経済評論家の上念 司氏は、この時代の放射能汚染が最も酷かった時期に、自分は生まれる直前の胎児であり、自分は体内被曝した、被爆者であると語っています。そのような人々は数多くいるため、今後その影響がでてくるかもしれませんが、今のところ全くそのような報道はされていません。

この汚染に比較すると、被災地の放射能問題などかなり低くて、高田順氏が語っているように、危険きわまりないなどということなく、本当に原発の目の前のすぐ近く以外は、人が住めそうなところがいくらでもありそうです。

それにしても、中国による放射能汚染に関しては、全くスルーの日本マスコミは、日本がやったということなると、大騒ぎです。これは、真摯に見直す必要があるでしょう。


これも詳細はこの記事をご覧いただくものとして、この記事は2012年5月の記事ですが、すでに以下のような内容が記載されていました。
MITからマウスで低線量被曝のマウスを用いた研究論文が出され、それと同時に広報からプレスリリースが発表されました。 
自然放射線の400倍というレベルでマウスを5週間飼ってもDNAへの過剰な影響は認められなかったというもの。(追記:外部被曝の実験です) 
同様の研究はこれまでにもありますが、今回の研究は DNAへの影響の最新の評価法を多数用いているという科学的なものに加え、
・米国の環境放射能の8倍という退避基準は疑問・福島での避難は犠牲に見合ったものか疑念を表明と、明確にしていることで反響を呼んでいます。

特に、福島での非難に関しては、以下のように掲載されています。
「興味深いことだが、およそ10万人が避難したにもかかわらず、日本政府はさらなる避難を強制していないことで、批判された。我々の研究からは、避難せずに福島に残った人に過剰なDNA損傷は起こらない、と予言できる。これが、私たちが最近実験室で開発した技術を使って検証できる成果です」
なお、『DNAへの悪影響なし・ダメージ無し』と書いておられる方もいますが、自然放射線レベルでもDNAへの修飾や切断は起こっていますので、『過剰な影響無し・リスクの増加なし』と読みかえてください。 

また、発がん率や寿命についての影響を直接評価した試験ではないことにもご注意ください。
放射線と発がん、日本が知るべき国連の結論―【私の論評】無知と恐怖にとらわれて、人生を棒にふったり、ふらせても良いのか!!

この記事も、詳細はこの記事をご覧いただくものとして、以下の表ともあわせて日本の放射性物質基準値がいかに諸外国などと比較して高いかを掲載しました。


ブログ冒頭の高田教授に関する記事は、無論これらの事実を踏まえた、調査です。すでにわかっている事実のエビデンスを得るための調査です。

現在までのところ、福島原発の放射能で直接なくなった人は未だにいません。無論生活苦でなくなった方や、他の病気で亡くなった方はいます。これからどうなるかは、わかりませんが、過去の調査でも、低線量であればあまり問題になっていないことが明らかにされています。

放射能によって、被災地に戻れなくなった方々、もう3年にもなります。放射能基準がもっと緩ければかなり人がもどることができます。とにかく、戻れることが決まれば、安堵する人たちも多いと思います。

この基準何とかして、まともにしてあげて、被災地での農業や酪農なども再開できるようにして、何よりもこの地に根を張っていた人々の生活再開の目処をたてるのが、今の政府の役割ではないでしょうか。平成の強制移住による被害者がこれ以上でないように、何とかしていただきたいものです。このままだと、移住措置が民主党によるものだったにせよ、後世からみて確実に日本政治史の汚点として残るものと思います。

私は、そう思います。皆さんは、どう思われますか?



【関連記事】

 東京の地表放射性物質 1960年代と同水準 米ソ中が核実験「健康被害なし」―【私の論評】中国の核汚染のほうが余程恐ろしいかも?






2014年3月13日木曜日

史実を世界に発信する会ー【私の論評】いちいち全部を自分考えていてはなかなか英文で投稿できない、活用できるものは何でも活用するところから真性保守を始めよ!

史実を世界に発信する会


当会の目的は、欧米諸国で流布されている反日プロパガンダに英文で反駁するため、その土台となる「英文Web資料館」を構築することにあります。活動の中心は、近現代史に関する有用な日本語文献を英訳し、これをWeb上で無料で公開することです。

English speaker が感心して読むレベルの英語に翻訳することが、絶対的に必要な条件です。 したがって、英訳費用がどうしてもかさむことになります。当会は政府の支援を受けていないため、この翻訳費用を全て皆様からのご寄付で賄っています。

このようにして英訳された文献は、英文のWeb資料館(Society for the Dissemination of Historical Fact)に掲載され、世界中の誰でもが読み、ダウンロードできます。また、文献をアップロードする際には、その概要を Email Newsletterで、海外の4千余のリストに案内しています。国内のリストにも送っています。

英語圏の理性ある人々に対してこの資料館の英語文献をベースとした正論を訴えていくことが出来ます。南京問題、慰安婦問題、尖閣問題、竹島問題等につきましては、すでにこれらのデータを使って米大統領、議会他への手紙、雑誌への投稿などを実施してまいりました。

外務省が当然行うべきことを行っていません。その結果、世界の人々は、南京虐殺は事実と思い、中国はこれを外交の手段として悪用しています。慰安婦の強制連行などと云うウソがあったという前提で、アメリカ、カナダ、オランダ、 EU の議会で、日本非難決議が採択されるありさまです。われわれ日本人の名誉が損なわれるばかりか、子々孫々にわたり不名誉を残すことになります。

【私の論評】いちいち全部を自分考えていてはなかなか英文で投稿できない、活用できるものは何でも活用するところから真性保守を始めよ!


このブログでは、以前から最近朝日新聞が新たな、英文サイトをもうけて、日本国内では朝日新聞本や朝日新聞の英字紙 Asahi Evening News  などにも、とても掲載できないなかなり反日的な、虚偽記載などが掲載されています。

このようなは、外国人が読むとそのまま信じこむ場合もおうおうにしてありますし、ニューヨークタイムズや、ワシントンポストなどのアメリカの新聞がこれを引用して、根も葉もない、虚偽の史実基づく記事を掲載したりしています。

これについては、このブログで以前掲載したことがありますので、その記事のURLを以下に掲載します。

日本メディア、情報戦の手先 垂れ流される海外論調 大阪大学大学院国際公共政策研究科長・星野俊也―【私の論評】日本のメディアは英文サイトで情報戦の反日先兵ともなっている!!この状況は日本のマスコミは戦後体制利得者であることを如実に示している(゚д゚)!

詳細は、この記事をご覧いただくものとして、この記事では日本国内のマスコミなどは、史実など基づかない、中国・韓国などの報道内容は、もとより、欧米の記事も垂れながしていることを掲載しました。

さらに始末に終えないのは朝日新聞が、上記てのべたように、歴史的史実にもとづかない、トンデモ反日英文記事をサイトに掲載しており、それらをニューヨークタイムズや、ワシントンポストが引用し、そのまた記事を今度は日本国内の新聞が引して、さらに強烈な反日記事として掲載するという、無限ループができあがりつつあることを掲載しました。

この無限ループできあがりつつあるようてす。これを放置しておけば、いずれとんでもないことになます。

世界初のビキニ 1946年パリ 史実は正確に伝えなければならない(゚д゚)!


だからこそ、私たち真性保守は、こうした日本の英文サイトに負けないように英語てせ情報をすべきことを掲載しました。

しかし、実際に英語で記事など発信したりするのは、大変だと思います。私自身過去にはニューヨークタイムズのBuzzなどに直接投稿していたこともありましたが、最近でほとんとしていませんから、これから実際に始めようというのはなかなか大変です。

しかし、利用きるものはなんでも利用しようということで、日本国内のサイトをあたってみたとろ、上記のサイトにいきあたりました。

英文のほうのサイトは以下から入ることができます。
Society for the Dissemination of Historical Fact
いろいろと、日本の史実、特に大東亜戦争の前後の日本の歴史について英文で掲載されているサイトを探したのですが、なかなか適当なものがあまませんでした。そもそも、日本のマスコミなどごく一部を除くと、ほとんどすべてが、反日的なので、役にたつどころか、逆効果になりそうな英文サイトばかりです。特にDaily Mainich など反日で日本人が変態扱いされています。

これら、日本のマスコミの掲載する英文など全く使用できません。皆さんも、一度ご覧になれば、その変態ぶりが良くご理解いただけるものと思います。

1963年 ソフィア・ローレンのビキニ 史実は正確に伝えなければならない(゚д゚)!


上記のサイトだと十分に使えます。SNSであれば、リンクを貼るなどして、ブログの場等であれば、出展を明らかにしつつ一部をコピペするなどして十部に使えます。

保守系の人で英語が不得意な方々も、意外とこういうところから入っていけば、楽に英語でコミュニケーションできようになるかもしれません。なにせ語学の上達は、とにかく何かを伝えたいということが最大の動機付けになります。

日本の変態マスコミと、日本が戦後体制から決別することを望まない、欧米メディアもこれからも結託してことあるごとに、日本を貶めるだけ貶め、自文たちの利得を守るため、躍起になっています。

私たちは、いわれのない虚偽によって貶められることはないわけで、上記英文サイトなど参照して、これらの勢力に対抗していこうではありませんか!!

【関連記事】

日本メディア、情報戦の手先 垂れ流される海外論調 大阪大学大学院国際公共政策研究科長・星野俊也―【私の論評】日本のメディアは英文サイトで情報戦の反日先兵ともなっている!!この状況は日本のマスコミは戦後体制利得者であることを如実に示している(゚д゚)!

NYタイムズの「英語の正義」ー【私の論評】朝日新聞などによる、変態英語ニュースによる、ソースロンダリングに備えるためには、保守も英語を多いに遣うべし!!

【関連図書】

日本は「戦後」を脱却できるか: 真の自主独立のために
関岡 英之 田母神 俊雄
祥伝社
売り上げランキング: 112,529


約束の日 安倍晋三試論
約束の日 安倍晋三試論
posted with amazlet at 14.03.09
幻冬舎 (2013-07-31)
売り上げランキング: 25,804

「反日」包囲網の正体 国際社会でのネット戦争は始まっている
PHP研究所 (2011-08-05)
売り上げランキング: 11,337


中国の「麻薬犯罪」を暴露した米下院報告書がヤバすぎる…!ついに明らかとなる「21世紀版アヘン戦争」の非道な中身―【私の論評】非対称戦の可能性、日本も対岸の火事ではない

中国の「麻薬犯罪」を暴露した米下院報告書がヤバすぎる…!ついに明らかとなる「21世紀版アヘン戦争」の非道な中身 藤 和彦 経済産業研究所コンサルティングフェロー まとめ ブリンケン米国務長官の中国訪問後、米中関係が悪化する新たな火種となるリスクが浮上した。 米下院委員会が、中国政...