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2012年12月13日木曜日

「北朝鮮の衛星打ち上げ成功」が意味するもの−【私の論評】直前の発射の遅れの告知は、命中率120%の日本をだますためのカモフラージュだった可能性もかなり高い!!

「北朝鮮の衛星打ち上げ成功」が意味するもの:



北朝鮮南浦特別市にある学校で撮影。Photo: (stephan)/Flickr。画像は別の英文記事より

朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)は12月12日、人工衛星「光明星3号2号機」の打ち上げに成功したと発表し、北米防空司令部(NORAD)も「なんらかの物体」が軌道に到達したことを確認した

これで同国は、独自の衛星を軌道に打ち上げることに成功した11カ国からなる小さなグループの一員になった。(それまでの10カ国は打ち上げ順にソ連、アメリカ、フランス、日本、中国、英国、インド、イスラエル、イラン。なお、ロシアとウクライナも1992年にソ連から承継したシステムで衛星を打ち上げている)

北朝鮮に関するニュースを伝えるサイト「NK News」が掲載した以下の中国の動画では、実際に飛行しているロケットを確認することができる。

こうしたロケット技術がすぐに大陸間弾道ミサイル(ICBM)の成功につながるわけではない。ICBMの打ち上げ軌道は、ロケットの打ち上げ軌道とは大きく異なる。ICBMは宇宙空間に入った後で、地球の裏側にある街を目標としながら大気圏に再突入する必要があるからだ。制御が難しいほか、再突入に耐えうる高度な素材等も必要になってくる

いっぽう、「北朝鮮はこれまでも、イラクやパキスタンといった常連客にミサイルを販売してきた。具体的には、旧ソ連のスカッドや、それを改良したノドン(射程1,000km以上の準中距離弾道ミサイル)、そしてムスダン(推定射程距離3,200km~5,000km)といったミサイルだ。北朝鮮は今回の技術を常連客に売ることができる」と指摘するのは、戦略国際問題研究所(CSIS)で北朝鮮問題を分析するヴィクター・チャーだ。

「ICBMを核兵器と結合させるという観点からすると、北朝鮮は重要な境界を越えた。弾頭の小型化や、再突入体の開発といった技術的境界はまだあるものの、これは間違いなく大きな境界といえる」とチャー氏は述べた。

北朝鮮は今回、12月22日までに打ち上げるとしていたが、直前になって第一ロケットに問題があると認めてこの枠を29日まで拡大したため、多くのアナリストが打ち上げはもっと遅れると判断していた。しかし実際には、1日遅れただけで打ち上げに成功した。

「技術的な問題は、即座に修正された軽微なものだったか、あるいは(領土に接近した場合は)ロケットを迎撃すると公言していた日本をだますためのカモフラージュだったかのいずれかだ」と、ソウルにある北朝鮮大学院大学の梁茂進(ヤン・ムジン)教授は「New York Times」に語った

ほかに北朝鮮は、激化する韓国との軍備競争に後れを取るまいとしている、韓国と日本で行われる12月の選挙の時期に合わせた、あるいは単に注目を集めたかった、などの説もある。

※北朝鮮はミサイル開発を外貨獲得の手段として用いており、スカッドとノドンをエジプト、シリア、リビア、イエメン、イラン、パキスタンなど多くの国に輸出している。今回のロケットでは、1段目にノドンBを4つ束ねて利用したとされ、この技術をICBMに転用できた場合、射程距離は13,000km以上に達し、全米が射程に入るという見方もある

※この翻訳は抄訳です。


【私の論評】直前の発射の遅れの告知は、命中率120%の日本をだますためのカモフラージュだった可能性もかなり高い!!




今回の、北朝鮮のロケット打ち上げ直前の、第一ロケットに問題があると認めてこの枠を29日まで拡大するという告知に関しては、いろいろい憶測が飛びかっていますが、私自身として、日本の迎撃をおそれての公算もかなりたかいものと思っています。

なぜなら、日本ではほんんどなぜか報道されていないものの、日本のイージス艦の操船性能ならびに、ミサイル迎撃性能は、世界一と言っても良く、北朝鮮側これで今回の記念碑的なロケット打ち上げを万が一にも、日本によって迎撃撃破されないようにするための措置だったことが十分考えられます。

これについては、以前のこのブログでも掲載しましたので、以下にそのURLを掲載しておきます。

【北ミサイル発射予告】PAC3が宮古島に到着 ミサイル日本領域落下で迎撃―【私の論評】ミサイルの日本領域落下で迎撃ではなく、日本領域通過で迎撃せよ!!

詳細は、上の記事をご覧いただくものとして、以下に日本のイージス艦のミサイル迎撃能力を示す部分のみコピペしておきます。これは、アメリカで日本のイージス艦が、大陸間弾道弾の迎撃訓練をしたときの模様を掲載したものです。
第二回目は、2010年10月26日のことです。全世界を震撼させる、ある事件が起こりました。日本の海上自衛隊の護衛艦「きりしま」が、ハワイ沖で大陸間弾道弾の迎撃試験を見事成功させたのです。
「きりしま」の放った迎撃ミサイルは、6発の大陸間弾道弾にすべて命中。弾道弾を、宇宙空間で迎撃してしまったのです。これは世界初の快挙です。世界で二番目に大陸間弾道弾がミサイルで撃墜させられたのです。しかも、この時は、軍事上の機密ということで、あまり詳しくは発表されてはいませんが、北朝鮮ミサイルも迎撃できることを十分証明することができたようです。
現在の最新型の、ICBMは、一基を打ち上げると、先端部分には、6つも核弾頭が搭載されており、それが6つに別れて、別々の目標に到達するようになっています。だから、ひと昔前は、この全部を一度に撃ち落とすることなど不可能といわれていたのです。しかし、この限界を日本のイージス艦「きりしま」がやすやすと破ってしまったのです。

こんなロケットなら大歓迎なのだが?
この情報は、日本ではほとんど報道されず、知る人も少ないですが、世界的には話題となった大ニュースであり、多くの人々が、知るところです。軍事関係の人なら知らない人は誰もいないでしょう。無論、北朝鮮の軍事筋も無論知っていることと思います。

日本は、一隻のイージス艦で、複数の核弾頭すべてを撃ち落とす能力があるわけですし、しかも、今回に限らず、北朝鮮がミサイルを発射を予告した場合は、いつも複数のイージス艦を派遣して、もしもの場合に備えています。

この複数のイージス艦が、一斉に一発の北朝鮮のミサイルにむけて迎撃ミサイルを放った場合北のミサイルが撃墜される可能性はかなり高いです。



私は、他の理由もあるかもしれませんが、これをおそれていた可能性はかなりあると思います。それに、北朝鮮側では、もし、逆の立場であれば、撃ち落せるものは、何が何でも撃ち落とすことを考えるだろうし、自分たちだったらそうすると考えると思います。

上のURLの記事では、私は、北がミサイルを打てば、 "ミサイルの日本領域落下で迎撃ではなく、日本領域通過で迎撃せよ"と主張しています。北朝鮮側は、逆の立場であれば、自分たちもそうすると考えているに違いありません。



撃墜してしまえば、日本領域通過で撃墜していまえば、北朝鮮の脅威は未然防ぐことを世界に向かってアピールできたでしょうし、それに、北の今回の記念碑的な打ち上げを失敗させ、北朝鮮の国家的威信を貶めることもできたし、何よりも、今回であれば、フィリピンの安全保障にも日本は十分寄与できるし、それどころか、アメリカの安全保障にも寄与することができることを十分に示すことができたと思います。

次の発射では、持てるイージス艦の大部分を派遣して、必ず撃ち落とすべきと思います。これくらないやらないと、拉致問題など進展しないと思います。そう思うのは、私だけでしょうか?






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2012年4月4日水曜日

どんどんとクリエイターは失敗すればいい... ジェームズ・ダイソン、苦労と成功の人生を語る!−【私の論評】確かに、ダイソン氏の言うとおり!!だが、一つだけ満たしておかなければならない、条件がある!!

どんどんとクリエイターは失敗すればいい... ジェームズ・ダイソン、苦労と成功の人生を語る!


【私の論評】確かに、ダイソン氏の言うとおり!!だが、一つだけ満たしておかなければならない、条件がある!!

詳細は、上の記事をご覧いただくものとして、ダイソン氏は、以下のような結論を出しています。

いまでも私は常に失敗していますね。物事とは失敗を繰り返さねば進まないものなのです。だからこそ、失敗しても構わないという寛容な環境を作り出しておくことが大切であり、たとえ社会に出て何年も過ぎた大人であっても、やはり失敗を犯せる自由度が許容されねばならないと私は信じていますよ。
私は、この結論に関して全く反論するわけではないし、全くその通りだとは、思うのですが、ただしというのがあります。多くの人々が、ダイソン氏の上記でいうことを無邪気に信じ込んで、開発現場などに参集し、次から次へと失敗を重ねたら大変なことになるかもしれません。個人にとっても、不幸になる場合もあるかもしれません。そもそも、会社自体が潰れてしまうかもしれません。


そのようなことにならないために、一つだけ、満たしておかなければならないことがあります。それは、いわゆる、"社会性"というやつです。これに関しては、当然ダイソン氏も、あのエジソンも満たしていたことと思います。そうして、あのスティーブ・ジョブスもそうでしょう。彼らも、"社会性"というやつが、あったから、あのような素晴らしいことを成し遂げたのだと思います。(写真上は、エジソン、下は、スティーブ・ジョブズ)


もし、社会性が低ければ、かれらは、あのような偉業を達成することはできなかったでしょうし、さらに、社会性の低い人がが、ダイソン氏やエジソンのように、失敗に失敗を重ねたらとしたら、それこそ、惨憺たる結果を招くと思います。


そうして、無論、ダイソン社の開発の人々も、社会性が低いということはないでしょう。あまり、高くない人もいるかもしれません。社会性がかなり低いという人は、いないと思います。これは、断言できます。そうして、ダイソン社も、他の部署には、多少社会性が低い人をまわしても、開発には、全く低い人を回すようなことはしていないと思います。

このような条件を満たす人、あるいは、満たす会社が、はじめて、ダイソン氏の語っている、繰り返し失敗ということを許されるのです。そうして、ダイソン社の開発をしている人々も、おそらく、その条件は、クリアした人々でしょう。ちなみに、あの電話という当時としては、画期的な発明をしたグラハム・ベルは、事業家としては、失敗して、その後を聾者の救済ということに捧げました。これに関しては、私自身は、ベル氏は、他の成功者と比較すると、社会性があまり高くはなかったことが背景にあるのではないかと思っています。それから、エジソンは確かに大発明家であるには、違いありませんが、彼も、事業家としては、思いのほか成功していません。これも、背景には社会性があるのだと思います。

ただし、社会性とは、いってもかなり茫漠としています。ただ、社会性とは、いっても、つきあいの多いと人々が、社会性が高いとか、KYでない人が、社会性が高いとする人もいるかもしれません。そのため、以下にまた、マインドマップで、その定義のようなものを掲載しておきます。

このマインドマップ、このブログでも過去に紹介したように、「なたもだ」でまとめてあります。これは、「なぜ」、「たとえば」、「もし」、「だから」の頭文字であり、論文など書くときに非常に役にたつものです。これに関しては、以前このブログに掲載したことがあります。それか、マップは、今回は、以前ブログにも書いたように、縦長にしてみました。クリックすれば、大きな画面でごらんいただけます。
さて、マップだけだと理解しにくいところもあると思いますので、多少説明を加えます。社会性といっても、範囲をはじめ、いろいろあります。まずは、近い社会があります。これは、本当に身の回りの社会のことをいいます。それから、遠い社会があります。これは、世界とか、日本とか、身の回りからは、かなり遠い社会という意味です。そうして、これらの社会の丁度真ん中くらいの、中の社会があります。

そうして、中の社会が、最も重要だということです。この社会に対して、関心があり、興味があり、対策を考え、対策を打つことにより、私たちは、はじて実務家になる得るということです。そりゃそうです。遠い社会のことばかり考えていては、ただの、夢想家、夢見る人にすぎないわけです。近い社会ばかり考えているような人は、その日暮らしで、大きな流れが見えなくなります。だからこそ、この中くらいの社会に対して感受性が高いとか、その単位でものを考えて実行する人が社会性が高いということになります。

これに関しては、下の写真の書籍『"かかわり"の知能指数 Social Quotient』の、巻末についている、SQのセルフチェック用紙がはいっていたので、それを用いてうちの会社の人をチェックしてみたところ、その設計思想(書籍には、そこまでは掲載していなかった)を良く理解することができたので、それを私なりにまとめたものです。マインドマップを見て、良く理解できないとか、質問があるかたは、是非コメントをお寄せください。また、SQは、社会性を図る尺度として、十分機能するものであることが理解できました。


それと、マップの中の、「マクドナルドのコーヒー、コンビニのコーヒー」とは、マックでプレミアム・ローストコーヒーを2008年に導入して以来、コーヒーもマックの主力商品となっていること、これについで、コンビニでも、いわゆる、いれたてコーヒーを販売するようになったことを示しています。これは、中くらいの社会、要するに、マックのある地域の顧客など注目したからこそ、このようなことができたというケーススタディーとして掲載したものです。なお、このケーススタディーは、このブログに過去に掲載したものです。詳細をお知りになりたいかたは、そちらをご覧になってください。


さて、社会性について、述べてきましたが、最初に述べたようにやはり、社会性が欠如する人が、失敗しても、それは、ただの無駄になってしまう確率が高いと思います。逆に、社会性がある程度以上ある人は、失敗を糧としながら、挑戦し続け、最後には、成功を収めるのだと思います。まあ、クリエーターは、社会性が高くないとなれないとまではいえないまでも、社会性が低くては、なれないでしょう。それに、社会性が低い人は、いくら頭が良くても社会では、なかなか成功できないことでしょう。

特に、イノベーションともなれば、社会性の低い人は、技術やアイディアにばかり、目が向いてしまい、肝心要の、イノベーションとは、社会の変化に対応したり、社会変革そのものをおこさない限り、最終的に成功はしないということを理解できずに、失敗を繰り返すこととなることでしょう。イノベーションに関わる失敗のほとんどは、これが原因だと思います。


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