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2014年1月31日金曜日

「慰安婦漫画」韓国OK、日本ダメ 仏国際展 主催者「政治的な宣伝」―【私の論評】政府ぐるみで精神病の韓国を評価できないフランスは文化国家ではなくなった?歴史を正しく評価する実証的科学精神はどこに(゚д゚)!

「慰安婦漫画」韓国OK、日本ダメ 仏国際展 主催者「政治的な宣伝」

30日開幕した仏アングレーム国際漫画祭での韓国政府の慰安婦企展。
記者向け説明会は主催者側の要請で中止されたが…(内藤泰朗撮影)

【アングレーム(フランス南西部)=内藤泰朗】欧州最大級の漫画フェスティバル、フランスのアングレーム国際漫画祭が30日、開幕した。漫画祭には、慰安婦問題をめぐる日本と韓国の作品が出展されたが、主催者側は、「強制連行はなかった」とする日本側の漫画を「政治的」として撤去するよう要請した。韓国政府が持ち込んだ「元慰安婦被害者」の作品は展示を許可した。「韓国側主張の誤りを正し、真実を伝えたい」と、漫画作成に意気込んできた日本側関係者は納得せず、波紋が広がっている。

30日、韓国政府の趙允旋(チョ・ユンソン)・女性家族相はアングレームを訪問し、「散ることのない花」と題した元慰安婦についての漫画企画展の開幕を宣言した。しかし、事前に地元記者らを対象に予定されていた説明会は主催者側の要請で中止された。

日本発慰安婦漫画の出展準備を進めていた実業家の藤井実彦氏(41)ら「論破プロジェクト実行委員会」のメンバーらは29日、アングレーム中心部にある「アジア館」の日本ブース前で行っていた記者会見の中止を主催者から求められた。

主催者は、日本側の漫画について「政治的な宣伝だ」と発言、日本側の関係者と論争になったという。

藤井氏は「日本人が得意とする漫画で慰安婦の真実を伝えようとしたことが、表現の自由を標榜(ひょうぼう)するフランスの漫画祭で理解されず残念だ。韓国政府が主導している反日の出展こそが政治的な宣伝であり、抗議していきたい」と語った。

鈴木庸一・駐フランス大使は開幕前にパリで行われた会見で、「漫画祭は文化イベントで、特定の政治メッセージを伝えることは好ましくない」と発言。日本が韓国に第二次大戦の問題で謝罪をしていないという認識は誤りだと指摘し、補償問題についても、1965年に韓国と締結した請求権・経済協力協定などで完全、かつ最終的に解決したとの日本側の立場を改めて説明した。

会場では、「漫画祭を政治に利用しないでほしい」「漫画は楽しむもので議論するためのものではない」との声も聞かれた。

【私の論評】政府ぐるみで精神病の韓国を評価できないフランスは文化国家ではなくなった?歴史を正しく評価する実証的科学精神はどこに(゚д゚)!

この件に関しては、すでに大高未貴さんが、少し前に指摘していました。その指摘の内容が、以下の動画にまとめられています。


以下にこの動画の説明も掲載しておきます。
徹底した小中華思想と反日中毒により、国を挙げてのジャパン・ディスカウント運動を展­開している韓国。これまではアメリカを中心に、「従軍慰安婦=性奴隷」という悪質な宣­伝工作を進めてきたが、今度はフランスで行われる「アングレーム国際漫画祭」に、吐き­気を催すようなプロパガンダ漫画を多数出展して日本を貶めようと画策しているようであ­る。これをくい止めるためにも、視聴者の皆様には「なでしこアクション」のホームペー­ジに記載されている情報を基に、漫画祭主催者に抗議の意志を届けてくださるよう、ご協­力を呼び掛けさせて頂きます。
本当にとんでもないアニメです。 まるで、バカ真似でなんとも論評にも何にも値しません。それに、そもそも、韓国節度というものがなくなってきました。今の韓国は、まるで北朝鮮のようです。これに関しても、SakurasoTVの動画に掲載されていましので、以下に掲載します。



この動画の概要も以下に掲載します。
学習指導要領解説書に「領土教育」の強化を記載したところ、韓国側で竹島を管轄してい­る慶尚北道知事が竹島に上陸して、「日本は嘘の歴史を教えている」と非難したという。­相変わらず根拠を示さない感情論をぶちまけただけで、その無知と無法ぶりは、不快感と­共に日本人に広く拡散したであろう。また、所謂「従軍慰安婦」問題で最大の根拠とされ­てきた「河野談話」であるが、日本維新の会は、談話を発表した河野洋平氏と、河野談話­擁護の論陣を張ってきた朝日新聞社の社長を国会で証人喚問するための署名活動を始める­という。戦後レジーム脱却の観点からも、「韓国にまつわる嘘神話」の徹底的な打破を支­持します。
それにしても、韓国政府の病気はいつまでたっても収まらないようです。 それにしても、病気の韓国政府のことをまともにとりあう、フランスもいかがなものかと思います。

国家ぐるみで精神病の韓国をまともに評価できないフランスはすでに、文化国家ではなくなったかもしれません。それにしても、こうした精神病政府に対応するためにも、河野談話を発表した、河野氏や朝日新聞社社長の国会に証人喚問をするための署名活動をするという維新の会に関しては、私も高く評価したいと思います。

フランスを含む、ヨーロッパでは、いわゆる日本ブームは18世紀終わりから数十年に1回の割合で繰り返し起きています。ヨーロッパに限らずトルコ、イラン、インドネシア、タイなどでも日本ブームは起きています。そのため、アニメなどの日本ブームは、今のフランス特有の現象ではないと思います。

今のフランスの日本ブームは若年層を中心にで起きています。つまり過去のジャポニズムとか昔(ゴッホなどの時代)の日本ブームを知らない人たちによるブームです。フランス料理などは、すでに江戸時代の時点で、日本料理の影響を色濃く受けています。これは、フランス料理会では、常識なのですが、若い世代ではフランス料理が、すでに日本料理にかなり影響をうけたものという認識はあまりないようです。そうして、最近では、いわゆる日本の出汁の文化にも影響を受けつつあります。お弁当ブームも、若年層の間ではやっています。特に、いろいろな食物を少しづつ、食べて、それを口の中で混ぜあわせて食べることに新鮮さを覚えているようです。

フランスの弁当ブーム

若年層は、その人生で初めて日本文化を発見して新鮮なのだと思います。フランスは義務教育に哲学がある国です。物質文明より精神文化を価値がある物とする文化のある国です。フランスの現在のブームは、そんなことも背景にあると思います。

私は、こと文化ということで、日本とフランスの差異を観た場合、考古学の遺跡の保全の仕方など、かなりの違いを見出したことがあります。

もう随分前になり随分忘れさらている事件ですが、日本ではいわゆる旧石器捏造事件という犯罪がありました。これは、藤村 新一(ふじむら しんいち、1950年5月4日 - )が起こした事件です。藤村は、宮城県出身の元特定非営利活動法人副理事長で、旧石器捏造事件を引き起こした人物として知られています。

この藤村氏は、発見効率が驚異的に高いことから、仲間内では「ゴッドハンド(神の手)」の異名を馳せていました。発掘現場での藤村の不審な行動に疑念を持った人からの情報提供に基づき、毎日新聞北海道支社がチームを編成しての取材に着手しました。

発掘の現場に張り込みを行い、藤村があらかじめ石器を遺跡に埋め込み仕込んでいる様子の写真・ビデオ撮影に成功しました。その後、直接の取材と捏造の確認を経て、2000年11月5日の朝刊で報じました。それが発端となり、それまでの業績のほとんどが捏造であることが判明し、日本からは確実と言える前期・中期旧石器時代の遺跡が消滅しました。このため、過去四半世紀に及ぶ日本の前期・中期旧石器時代研究のほとんどが価値を失い、登録遺跡(埋蔵文化財包蔵地)の抹消・教科書の書き直しなど、大きな影響が生じました。彼が捏造にかかわった遺跡は宮城県が中心ですが、調査の指導などで呼ばれた北海道から関東地方まで広い範囲で捏造を行ってました。

この事件の詳細については、以下にwikipediaのURLを貼り付けておきますので、そちらを参照願います。
藤村新一

この事件については、ご存知のない方もいらっしゃると思いますので、以下にその動画を掲載します。



さて、今回の件とは、一見関係のないようなことを長々と述べてきましたが、そろそろ、結論に入ります。

当時、この事件は、テレビでも大々的に取り上げられて、毎日のように報道されていました。その内容をいくつか観ました。事件の詳細については、上で述べたようなものですが、ある番組で、フランスの考古学者の談話がありました。

このような事件では、余程のことがない限りフランスでは起こりえないというものでした。詳細は忘れましたが、概要としては、フランスでは、石器などが発見されたりすると、その現場を保全する方法・手続きが定例化しており、法律的にも整備されていて、その一定の手順を経ない限り、石器を発見したことにはならないという内容でした。

なるほど、そのような仕組みができていれば、フランスでは、確かに藤村氏によるような偽造事件は余程でないと起こりえないと納得しました。それに比較すると、日本の考古学の遺跡の保全は、なんというか、学者の善意にまかされたようなところがあり、これでは、偽造が起きても仕方ないのかもしれないと、納得しました。

さすが、フランス、文化大国だけのことはあると納得しました。しかし、上の記事などみていると、現在のフランスはこのような精神は失せてしまったのかと、訝しく感じました。

上の事件、韓国は、石器偽造事件の藤村氏のようであり、歴史を捏造しています。しかし、フランス側には、この偽造を見抜く、方法・手続きが欠落しているようです。

文化大国であるはずのフランスは、この件に関して厳しく反省していただき、これから偽造事件に手を貸すような愚かしいことをやめていただきいものです。

それにしても、韓国政府に関してはもうまともに相手をする次元ではない重篤な精神病を患っているとしか考えられません。こういう国とは、このブログ過去に掲載したように、ノータッチのタッチということで、情報は集めたりして、いざというときには、対処できるようにしておき、後は、冠婚葬祭程度のことには、関与しても、それ以外のことにはなるべく関わりを持たないようにするというのが、最上の策と思います。

私は、そう思います。皆さんは、どう思われますか?

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2013年7月13日土曜日

アジア各国の対日感情、評価真っ二つ 米調査機関調べ―【私の論評】嫌われている人と無理してつきあう必要はなし。国も同じこと、さよなら中国・韓国、そうして好かれている隣人とつきあおう(゚д゚)!

アジア各国の対日感情、評価真っ二つ 米調査機関調べ



【ワシントン=大島隆】中国人の9割、韓国人の8割が日本に好ましくない印象を抱く一方、東南アジア諸国やオーストラリアでは8割が日本を好意的に見ていることが、米国の調査機関ピュー・リサーチ・センターの調査でわかった。

同センターが11日、アジア太平洋地域の8カ国を対象にした世論調査結果を発表した。日本の印象については、マレーシア、インドネシア、フィリピン、オーストラリアで8割前後が「よい」と答えた一方、韓国では77%、中国では90%が「悪い」と答えた。

「日本が戦時中の軍事活動について十分に謝罪したと思うか」という質問では韓国の98%、中国の78%が「十分謝罪していない」と答えた。フィリピン、マレーシア、オーストラリアでは「謝罪したと思う」「謝罪は必要ない」を合計すると、「謝罪していない」を上回った。同センターは「中国や韓国の反日感情の一因は、日本が過去を十分に謝罪していないという思いのようだ」と分析している。

【私の論評】嫌われている人と無理してつきあう必要はなし。国も同じこと、さよなら中国・韓国、そうして好かれている隣人とつきあおう(゚д゚)!

今の若い人などは知らないですが、中国や韓国も、20年~30年前くらいまでは、中国も韓国も反日的ではなかったです。特に、一般庶民はそうでした。それが、反日になったのは、中国でいえば、江沢民が組織的体系的な反日教育を徹底的に施したからです。だから、反日的なのは、いわゆる80年台生まれのより以前の若者が反日的です。一部、その上の世代もこれらにひきづられて反日的な人もいますが、元々中国人は反日的ではありませんでした。

小さなころから反日教育を叩きこまれる韓国人

韓国も似たようなものです。やはり、ある一定の年代以下が特に反日的です。韓国の反日も、反日教育のなせる技であり、長い歴史からみると比較的最近のことです。ただし、両国とも民度がかなり低く、終戦直後には、中国内でも韓国内でも、日本人が酷い迫害を受けたということも事実です。しかし、それから後はとりたてて反日ではなかっです。教育というものは恐ろしことです。


オーストラリアは、もともとは反日的でした。それどころか、黄禍論などという考え方があり、黄色人種に差別的な時代があったくらいです。それに、フィリピンや、マレーシアなどの国々も元は、反日的な傾向がありました。しかし、最近では、その度合いは低くなりつつあります。これらの国が、最近反日的でなくなったのは、中国の脅威があるからと思われます。


これらの国々には、中国などと比較すれば、日本は文明国であり、中国の脅威に対抗できるのは、現在では日本だけという考えがあるのだと思います。

私たちとしては、相手側が嫌だというのなら、無理してつきあう必要はないと思います。中国・韓国が日本が嫌だというのなら、こちら側からも、おつきあいをするのをやめれば良いだけの話です。向こう側がそんなに嫌というのなら、何も無理してつきあっていただかなくても良いです。日本にいる最近どんどん増えている在日中国人の方々も、在日韓国人の方々も日本が嫌いというのなら、何も無理していていただくことはありません。どうぞ、お帰り下さい。こちらを一方的に嫌う人とわざわざつきあうのは時間の無駄というものです。

時間の無駄はすべきではない
日本側としても、わざわざ嫌いといわれる国に対して、出かけて行ったり、援助したり助けてもらったりなどしなければそれで良いと思います。そうしても、日本側としては失うものはほとんどないと思います。そうして、日本を嫌う国に対して、つかっていたお金や時間など、好いてもらえる国に次ぎこめば、それで良いことです。

内政干渉をする在日朝鮮人
こんなことは、組織の中ではできないことです。たとえば、役員でもない限り、会社勤めをしていれば、上司は部下を自由に選べませんし、部下も上司を選ぶことはできません。これは、同一組織に属している以上仕方ないことです。しかし、一歩会社を出れば、無理してつきあう必要もないわけです。一般社会では、つきあう人とそうではない人は個人が自由に選べるはずです。まあ、それでも、自分も相手も、社会の構成員として、どうしても会うとか、話をしなければならないときもありますが、それでも、普段は合わなくても良いわけです。

それは、国際社会でも同じことです。同じ国に属していれば、嫌でもつきあわなければならないということもありますが、異なる国同士なら、そんなことはありません。それでも、たまには会う必要もあるかもしれませんが、普段は全く没交渉でも構わないわけです。まあ、中韓とはなるべくおつきあいを控えて、あるとすれば、国家元首か重要人物の冠婚葬祭くらいにしてあとはノータッチで良いと思います。そうしても、日本は経済的にもさほど損することもなく、かえって得られることのほうが多いと思います。

私は、そう思います。皆さんは、どう思われますか?

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2013年6月25日火曜日

辛坊さんの謝罪会見の評価は? 言い訳せずの平謝りに専門家は…―【私の論評】非難はしないが、今度似たような企画をするときは、エベレスト登頂の三浦雄一郎さんを見習うべき(゚д゚)!

辛坊さんの謝罪会見の評価は? 言い訳せずの平謝りに専門家は…



小型ヨットで太平洋横断中に遭難し、救助されたニュースキャスターの辛坊治郎氏(57)がさまざまな意味で注目の的だ。辛坊氏らを助けるため、大がかりな救出が行われたことにインターネット上で「税金の無駄遣い」と批判が収まらない。その一方で、救出直後の謝罪会見を評価する声は高く、危機管理の専門家は「下手な言い訳もせずに謝罪を尽くした。90点のでき」と指摘する。

この姿勢を、田中氏は「言い訳しなかった点がまず評価できる。救助する側の大変さを具体的に説明し、感謝を示したことで、今回の問題をきちんと認識できていることが聞き手に伝わった」と分析する。

・・・・・・・・・・・<中略>・・・・・・・・・・・・・・

ただ、100点にならないのは「救出に際して税金が使われたことに対する批判への対応。あの場で、なにがしかの形で返すと明言していれば満点だった」という。

日本のパフォーマンス学の第一人者で日大教授の佐藤綾子氏も「土下座したり泣き崩れたりといったオーバーアクションや、わざとらしい演出がなかった。互いに示し合わせてやり過ごそうとする作為的な姿勢もなく素直な様子が伝わった。心の底から謝罪している感じが出ていた」とみる。

思わぬ論議を呼んだ辛坊氏の“太平洋漂流記”。今後のキャリアを左右する冒険になったのは間違いないようだ。

【私の論評】非難はしないが、今度似たような企画をするときは、エベレスト登頂の三浦雄一郎さんを見習うべき(゚д゚)!



このニュースそのものは、若干古いのですが、いろいろ考えるところがあって、掲載することにしました。

小型ヨットで太平洋横断中、海上で遭難したニュースキャスター辛坊治郎さん(57)と全盲のセーラー岩本光弘さん(46)。11時間後に救助された辛坊さんは「この国の国民でよかった」と声を詰まらせ、日本中がホッと胸をなで下ろしたのでが、一夜明けた22日から意外な声が上がり始めていいます。 まずは、ネット上でいろいろ炎上したようです。このこともあってか辛坊氏は、自らの公式ブログを削除ました。

今回の救助には航空機の燃料代など巨額の費用がかかったのですが、海自によると、災害派遣要請を受けて自衛隊法にのっとった出動だったため、辛坊さんらが費用を負担する必要はないといいます。こうした報道が流れた途端、ネット上では異論が噴出しました。

「自己責任論者の辛坊さんは当然、国に全額返納するよね?」 「もう税金のムダを批判できないんじゃないか」といった声や、「辛坊さんはたくさん税金を納めている」「それが税金の対価、福祉ってもんだ」といった議論が盛んに交わされているのです。

また、本日の25日の自民党国防部会では、辛坊さんの行動を批判する意見が相次ぎました。中山泰秀部会長は「東日本大震災(の津波)で流し出された人を救出するなら納税者も納得すると思うが、本当に深謀遠慮に足りる計画があったのか」と無謀さを指摘。辛坊さんを部会に呼んで事情を聴くことも検討する考えを示しました。

部会に出席した防衛省の黒江哲郎運用企画局長は、救出費用を当事者に請求しない根拠を問われ、「災害派遣は自衛隊の任務であり、任務遂行のために認められた予算の範囲内で対応した」と説明しました。

辛坊さんは「正直、今後どのツラ下げてという思いはする。自らを省みる時間がいるだろう」と休業を示唆するコメントをしています。実際、完全復帰には時間がかかりそうです。

辛抱さんのケースとは全く異なるので比較の対象にはならないとは思うのですが、非難が殺到したため自殺してしまった人も本日いました。

それは、病院で番号で呼ばれたことに腹をたてた、岩手県会議員の小泉光男氏(56)(写真下)です。まずは、小泉議員の冥福をお祈りさせていただきます。この方は、本日、同県一戸町の大志田ダム付近で死亡しているのが発見されました。毎日新聞などが報県警二戸署は自殺の可能性を視野に入れて捜査しています。

 小泉県議は6月5日、自身のブログで、病院で番号で呼ばれたことに腹を立て「ここは刑務所か!。名前で呼べよ。なんだ241番とは!と受付嬢に食って掛かりました。会計をすっぽかして帰ったものの、まだ腹の虫が収まりません」と書き、炎上していました。

なんか気の毒!
このニュースの詳細は、以下のURLを御覧ください。


この方は、きっと普段から居丈高な態度をとることもあっと思いますが、内心は臆病で、本当は弱い人だったのだと思います。それに、辛坊氏などとは違い、何やら過ちを犯したにしても、適切な対応がとれない人だったのだと思います。だからこそ、普段から強ぶっていたのだと思います。気の毒といえば、気の毒です。こんなことにならないためにも、すぐにブログを炎上させるような執拗な、攻撃はするべきでないと思います。あくまで、非難の範囲内にすべきと思います。

それにしても、辛坊氏もこの気の弱い県会議員も、自分の立場というものをあまりわきまえていなかったことには変わりはないと思います。

ある程度の社会的地位のある人とか、有名人の場合は、いつも自分の発言に責任を持つという姿勢で発言をしなければなりません。その点、辛坊氏はある程度対応ができていて、この種の問題を扱う専門家からみても、できは90点ということで、まあ及第点であるのでしょう。ただ平謝り謝るということで、言い訳じみたことは一言も発していません。

しかし、この種の人は、やはりいつも自分の行動には責任を持つという姿勢で行動しなければならないと思います。この点では、残念ながら辛坊氏も及第点ではなかったと思います。おそらく、気の弱い県議会議員も、辛抱さんも、社会的地位があまりないとか、有名でない普通の一般人であれば、ここまで非難されることはなかったと思います。

三浦氏のエベレスト登頂をサポートした女性医師
この件を考える際に、あの三浦雄一郎氏のエベレスト登頂が非常に参考になります。80歳の登頂ということになれば、一見無謀なようにもみえます。しかし、全く無謀ではありません。三浦さんは、登頂を決めてから、毎日思いリュックサックを背負い、長い距離を歩いて訓練をしていました。しかも、一年以上前から実施しています。これは、ほんの一端にすぎません。様々な訓練をしましたし、定期的に女性医師(写真上)のチエックを受けていました。しかも、この女性医師エベレス登頂にも付き添い、三浦さんの体調をチエックしていました。

これについては以下の記事を御覧ください。

三浦 雄一郎さんの偉業達成の背景に女性医師の存在がありました。

詳細は、この記事をご覧いただくものとして、エベレス登山には、このような女性医師の支援もありましたし、三浦さん自身も、登頂後に感謝の意を評していましたが、熟練したシェルパの人たちも複数道案内として同行しましたし、それにその他日本からの隊員もいる大部隊で、登頂しています。計画的に登頂しており無理はしないし、三浦さんの体調が許さなければ、登頂を断念した可能性だって多いにありました。だから、80歳で登頂とはいっても、無謀なことではありませんでした。遭難しそうになれば、登頂は諦めたでしょうし、最悪怪我をしたり、不吉なことをいうようですが、亡くなったにしても、どうにかできるようにして、登頂していました。だから、誰も無謀だなどという人はいませんでした。

エベレスト登頂中の三浦雄一郎氏(右端)
要するに、辛抱さんのような無謀なやり方ではなかったということです。辛抱さんの試みにも、正確な名称がプロジェクトがあったようですが、このブロジェクト、三浦さんを支えるような大部隊ではありませんでした。

本来ならば、このようなプロジェクトするというのなら、たとえば、万一の場合に備えて、ブロジェクトの船が近くを伴走するなどのことをしていれぱ、このような大事には至らずにすんだと思います。もし、そのような備えをしていれば、結果として遭難してもあまり非難はなかったと思います。

辛抱さんを救出した飛行艇はかなりの優れもので、このブログにも以前掲載したことがあります。そのURLを以下に掲載します。

海自飛行艇 印へ輸出 中国牽制、政府手続き着手―【私の論評】安全保障のダイヤモンドへの地固めは着実に進んでいる!!

詳細は、この記事をご覧いただくものとして、この飛行艇かなり優れもので、3メートルの高波があっても、着水できます。そうして、インドにも輸出され安倍総理の安全保障のダィャモンドにも寄与しています。

こんな素晴らしい飛行艇がなければ、辛抱さん今頃多くの人の非難を受けることもできなかったかもしれません。批判を受けるということは、生きている証拠です。生きていれば、いくらでもやり直しはできます。しばらく休養しても、また戻って活躍していただきたいものです。

今度、何かこのようなブロジェクトを実行しないなど言わないで、挑戦していただきたいと思います。ただし、挑戦する時には、三浦雄一郎さんのように、きちんと準備をして臨むべきことはいうまでもありません。



それにしても、最近もこのブログで掲載したのですが、民主党の幹部の方々は、まるで反省がありません。非難されても、何も感じていないようです。これしゃどうにもなりません。政治家である前に一般社会人の素養をみにつけるべきです。

そうして、結論としては、何か大掛かりなプロジェクトを実行するときには、三浦雄一郎さんのように周到に準備してやれば、たとえ失敗しても、誰も非難はしないということです。これは、特に社会的地位の高い人や、有名人にあてはまることですが、そうではない一般人であっても、程度の差があるだけであって同じことと思います。私はそう思います。皆さんは、どう思われますか?

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2012年8月19日日曜日

他人の行動をしっかり評価できない人は、心理学的なマジックにとらわれている―【私の論評】マネジメントは、根本的な帰属の誤りをどう防いできたか!!

他人の行動をしっかり評価できない人は、心理学的なマジックにとらわれている:


鍵が見つからないとき、あなたは「ツイてない」と思うでしょう。でも、あなたの友人は「不注意な人だな」と思うかもしれません。これを心理学用語でいうと「根本的な帰属の誤り(fundamental attribution error)」と呼びます。つまり、ある人の行動について、誤った部分に原因を当てはめる傾向のことです。イギリス「BBC」では、次のように説明しています。Photo by Thinkstock/Getty Images.

この記事の詳細はこちらから!!

【私の論評】マネジメントは、根本的な帰属の誤りをどう防いできたか!!

人間というものは上の記事のような、「根本的な帰属の誤り」をするのが普通です。これは、特に職場においては良くあることです。特に、仕事ができない人に対しては、こうした見かたをしがちです。愚かなマネジメントは、こうした人を「仕事ができない人」と決めつけ、アメリカなどでは、解雇したり、日本の職場であれば、人事などに誤った情報を流し続けることになります。


これに関しては、駄目な職場ということになると思いますが、こんな職場ばかりであれば、アメリカでも、日本でも、組織そのものが、駄目になり、組織は存続できなくなくなります。しかし、優秀なマネジメントは、このような見方をせず、組織を存続させ、さらに高めていきます。


では、マネジメントは、根本的な帰属の誤りをどう防いできたかきたのでしょうか?それには、いくつか原則がありますが、もっとも重要な原則を下に掲載します。


マネジメントが、成果をあげるには、人の強みを生かさなければなりません。弱みを気にすべきではありません。利用できるかぎりのあらゆる強み、すなわち同僚の強み、上司の強み、自らの強み、部下の強みを総動員しなければなりません。強みを生かすことは組織特有の機能です。組織における権力の正統性の基盤も、この人の強みを生かすという組織の機能に置くべきです。


組織といえども、人それぞれが持つ弱みを克服することはできません。しかし、組織は人の弱みを意味のないものにすることができます。成果をあげるには、強みを中心に据えて異動を行ない、昇進させなければなりません。人事には、人の弱みを最小限に抑えるよりも、人の強みを最大限に発揮させなければならないのです。


リンカーンは、グラント将軍の同僚の将軍たちから、「グラント将軍は酒好きだ」という話聞いたとき、即座に「だが奴は仕事ができる」と言ったという逸話が残っており、その後も、リンカーンは、グラント将軍を重要なところに配置し続け、結局は南北戦争で勝利を収めました。

人のできることではなく、できないことに気をとられ、弱みを避ける者は弱い人間です。しかし部下が強みを持ち、成果をあげることによって苦労させられた者など、一人もいません。

アメリカの鉄鋼王アンドリュー・カーネギーが自らの墓碑に刻ませた『おのれよりも優れた者に働いてもらう方法を知る男、ここに眠る』との言葉ほど大きな自慢はないと思います。これこそが成果をあげる処方であり、「根本的帰属の誤り」に陥ることを防ぐ処方箋だと思います。

こういった精神を組織のものとした、組織においては、「根本的帰属の誤り」などが付け入る隙はなくなります。なぜなら、人を見るときに、その人の弱いところを見るのではなく、強みを中心に据えるからです。しかし、これは、簡単なことのように見えて、そんなに易しいことではありません。人の弱みについては、小学生でも、いくつもあげることができます。しかし、人の強みについては、なかなか指摘するのは難しいです。それどころか、自分自身で、自分の強みをあげられる人も少ないです。しかし、あげられるようにする方法はあります。ただし、これは、本日の本題ではないので、ここで、詳細をあげることはしません。いずれ機会を設けて掲載するものとします。しかし、難しいからといって、手をこまねいているようでは、いつまでたっても、大きなな成果をあげることはできないし、いつも「根本的帰属の誤り」につきまとわれることになります。

上の記事では、「根本的帰属の誤り」について解説していますが、その解消法までは掲載していません。しかし、このようなことは、まともな組織では、「人の強み」に着目するということで、解消してきており、成功しています。そうして、この原則は、何も民間営利企業だけに当てはまるものではありません。学校でも、研究所でも、官庁でも、非営利組織などおおよそほぼすべての組織においてもあてはまることです。

このような原則を当てはめている組織は、これからも、「根本的帰属の誤り」に影響されることなく、発展し続けていくし、そうではない企業は淘汰されると思うのは、私だけでしょうか?


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【きょうの名言】日本電産などとっくに潰されていたはず―【私の論評】意識の高さとは、一体何を意味するのか?

「Shopify」の社内は遊び心がいっぱい!(仕事場探訪)―【私の論評】オフィスづくりは、組織づくりそのものだ!!オフィス作りだけでは意味がない!!

「あえてダラダラすること」があなたの毎日に健康と創造力をもたらす―【私の論評】常に新しいものに目がいくように、組織づくりをしておくことが肝要である!!

クリエイティブな良い仕事をするには、無意識に任せてなるべく放置すべし?―【私の論評】確かにそうだが、それには条件がある!!

クオリティーの高い仕事をしたいなら、ズバリ「休憩」をとるべし!−【私の論評】他の見方からいえばどういうことが言えるだろう?

「制限」が創造性を高める理由―【私の論評】企業経営では制限は創造性を高めているが、行政がそうならないのはどうしてか?



狡猾な朝日新聞 政治記者なら百も承知も…報じる「選挙対策 かさむ出費」とを大悪事、合唱し続ける本当の狙い―【私の論評】政治資金問題は、民主主義体制である限り完璧にはなくなることはない

花田紀凱 天下の暴論プラス ■ 狡猾な朝日新聞 政治記者なら百も承知も…報じる「選挙対策 かさむ出費」とを大悪事、合唱し続ける本当の狙い ■ 花田紀凱 まとめ 朝日新聞が政治資金に関する問題を取り上げ、特に選挙対策での費用増加を指摘。 議員たちは地元対策や事務所運営のために多額の...