2013年1月4日金曜日

【目覚めよ 日本力】〈次世代技術〉医療・福祉に革命起こす「脳ロボット」―【私の論評】日本にも面白いメイカーズが存在し、クリエイティブな活動をしている!!

【目覚めよ 日本力】〈次世代技術〉医療・福祉に革命起こす「脳ロボット」:

Cyberdyne社による、脳で操るロボット、この分野でも、日本は存在感を示している

世界の産業用ロボットの約7割を生産するロボット大国の日本。近年は「脳ロボット」の開発でも存在感をみせている。脳の信号を読み取り、意思通りに 機械などを動かす「ブレーン・マシン・インターフェース」(BMI)と呼ばれる技術で、医療・福祉分野に革命を起こしつつある。

この記事の詳細はこちらから!!

【私の論評】日本にも面白いメイカーズが存在し、クリエイティブな活動をしている!!

さて、詳細は上の記事をご覧いただくものとして、上の記事では脳ロボットの例としてしnecomimiについて掲載しています。その部分だけ以下にコピペしておきます。(本日は、ネコミミをつけた女子の写真とともに掲載させていただきます!!)
脳波装置は小型化が世界中で進み、ユニークな応用製品も生まれた。代表格は日本のクリエーター集団「ニューロウェア」が開発した「necomimi(ネコミミ)」だ。

髪留めのカチューシャにネコの耳を付けたような形で、額と耳たぶで脳波を計測。脳が緊張状態だとネコの耳がピンと立ち上がり、リラックスすると下を向く。
nekomimiをつけた小松彩夏さん

これだけでは、なかなか理解しにくいと思いますので、日本のamazonに掲載されていた写真と、商品説明を以下に掲載させていただきます。

necomimi

「心理状態の可視化で新たなコミュニケーションが生まれる」と発案者。昨年6月以来、国内で2万個を販売したヒット商品で、海外でも人気という。日本のサブカルチャーが脳ロボットの新たな可能性を広げている。

☆ ニコニコ超会議で超話題となった商品☆
●脳波で動く、ネコのミミ。necomimiは、あなたの脳波をキャッチして、あなたの状態を言葉よりも早く表現す る拡張器官です。感覚をつかめば、脳波で耳の動きがコントロールできる。耳の動きで気持ちを伝えられる。テクノロジーが叶えた、可愛くて、ちょっぴり新し いコミュニケーションのカタチです。

■対象年齢:14歳以上

■使用電池:単4アルカリ電池4本(別売り)

■製品保証期間:90日※こちらの商品には、メー カー保証書はメーカーの方針で添付されておりませんが90日間の保証がございます。

この商品に関しては、評価が別れるところでしょうが、最新技術をこのようなものに結びつけるというところが、いかにも日本らしいです。日本でないとなかなか生まれない発想だと思います。日本では、もともと、ネコミミ・カチューシャなるものは存在していました。

これと、「脳ロボット」を結びつけてしまうというところがすごいです。



さて、このようなもの誰が、あるいはどこの会社で作ったのか、興味がつきないところだと思います。そこで、それを調べてみることにしました。

necomimiを開発したのは、広告代理店のクリエーターなどが集まる開発チーム、neurowear。加賀谷友典氏はそのコンセプトをまとめ上げた中心メンバーだそうです。開発の発端は、新しい非言語コミュニケーションの研究だったといいます。まだ使われていない手段として脳波に着目。センサーを頭部に着ける必要があったことから、ネコの耳を発想したそうです。リアルで自然な耳の表情を出すために、形状、素材、取り付け角度、動き方などを徹底的に検討したといいます。


 加賀谷友典氏 (かがや・とものり)は、1972年生まれ、慶應義塾大学総合政策学部卒業。フリーのプランナーとしてデジタル・ネットワーク領域で多数のプロジェクト立ち上げに参加。新規事業開発における調査、コンセプトの立案、チームマネジメントが専門。主な事例としては坂本龍一インスタレーション作品「windVibe」(電通)、「GEOCOSMOS」(日本科学未来館)、読売新聞yorimoプロジェクトなど。


そうして、"ニューロウェア"は東京を中心に活動する「ちょっと未来のコミュニケーション」を創造するプロジェクト・チームだそうです。脳波や心拍など生体信号を用いたプロダクト/サービスのデザイン、プロトタイピング、デモンストレーションを行っています。  なかなか、面白そうなプロジェクトですね。


それにしても、このようなユニークな製品といえば、やはり、昨年の大晦日にも掲載したように、ウィアード誌のクリス・アンダーソン編集長が提唱しているいわゆる、メイカーズ的な作り方をしているのでしょうか?その記事のURLを以下にコピペしておきます。

「ロングテール」「フリー」著者が提唱する“メイカーズ革命”で日本が再起動する?―【私の論評】本年最後の話題として「メイカーズ」は取り上げないわけにはいかない!!

 さて、詳細はこの記事をご覧いただくものとして、私はメイカーズというクリス・アンダーセン氏が提唱しはじめた概念は、日本での邦訳が、なぜか「メーカーズ」ではなく「メイカーズ」なので、「メイカーズ」が定着してしまったようですが、英語ではmakersです。であれば、無論著書のような人たちのこともメイカーズなのでしょうが、いわゆる、一昔前の巨大産業としての製造業以外であれば、「メイカーズ」と呼んでも差し支えないと思います。だから、この製品もメイカーズのよるものとして良いのではないかと思います。


そもそも、クリエーターが作ったということで、実際にものをつくる人達ではなく、あくまで、コンセプトをまとめ、いわゆる技術者に依頼したのだと思います。日本ではアマゾンで、売っていたり、海外では、アマゾンではなく、独自の英語版のサイトで販売しているようです。

だから、クラウド・ファンドなどは使ってはいないのかもしれません。また、オープン・イノベーションではないのかもしれません。このあたりは、ご存知の方がいらっしゃれば、教えていただきたいです。しかし、既存のメーカーとは明らかに異なる作成です。neuroeareが、クリス・アンダーソン氏の提唱する、オープン・イノベーションで海外とのコラボレーションなどはじめたら、何やらすごいことになりそうな気がします。

いずれにせよ、今後このような面白い、製品が、今までとは全く異なるやり方でたくさんででくるような予感します。その元年が今年になるような気がします。 このブログ、昨年の大晦日に、メイカーズについて掲載しましたが、今後もこのような動きは、日本内外を問わず掲載していこうと思います。皆さん、ご期待下さい!!

 

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2013年1月3日木曜日

新春対談『内なる敵の見分け方①』上念司・倉山満 AJER2013.1.3―【私の論評】偽装転向コミンテルンの好き放題にさせないためにも、安倍政権はマイルストーンを設置し一つひとつ確実に突破していくべき!!

新春対談『内なる敵の見分け方』上念司・倉山満AJER2013.1.3





【私の論評】偽装転向コミンテルンの好き放題にさせないためにも、安倍政権はマイルストーンを設置し一つひとつ確実に突破していくべき!!

本日は、まだ三が日ということもあって、テレビもほとんどみるべきものもなく、YouTubeをアップルテレビでみていたところ、新春対談『内なる敵の見分け方』というタイトルの、上念 司氏と倉山満氏の対談があり、この対談を見て、わが意を得たりと思ったので掲載させていただくこととしました。


この動画の内容、概ね大賛成です。安倍政権には、掲げた公約を全部達成していただくためにも、上念氏の語る内なる敵"偽装転向コミンテルン"を徹底的に叩きまくる必要があります。私もこれに似たような論評を以前のブログにも掲載したことがあります。その記事のURLを以下に掲載させていただきます。

野田首相には年内解散以外の選択肢はなかった! 旗を失った民主は「流れ解散」に向かい、安倍自民は第3極と手を握るとみた!―【私の論評】政局はさておき、デフレ克服を第一義とするにはそれなりの背景がある!!

 さて、政局の話はさておいて、この記事では、私自身が次の政治家に望むこと、またなぜそう望むかについて、以前にもこのブログに掲載したのですが、本日解散となったこともあり、選挙が現実のものになったので、ここに再度まとめて掲載しておきます。

そうして、ここで、私が「次の政治」ではなく、「次の政治家」と記載したことには、拘りがあります。次の政治に望むこととい うことになれば、自己の政治の理想ということなります。であれば、安部総裁が、総理だったときにあげていた「戦後レジーム(体制、制度)からの脱却」とい う、いわゆる自民党の党是と同じことになります。そうして、その中には、当然憲法改正も含まれます。私自身は、最近憲法改正をしたばかりの、過去から通算 すると、60回近くも改正を続け、終戦直後の憲法とは<、かけ離れたものになっている、ドイツのようになってほしいという望みがあります。そうし て、はやく戦後を終わらせることです。今のままの日本であれば、いつまでたっても戦後は終わらず、100年内経っても、1000年経っても戦後のままで す。もはや、戦前・戦中生まれよりも、戦後生まれのほうが、はるかに多くなって久しい現状で、そんな馬鹿な話はありません。
これが、私が政治に望むことです。しかし、考えてみて下さい、過去においては、様々な壁があったため、結局これを表看板に上げた、自民党も結局実現でき ず、そうして安部総理も、体調のこともあったとはいえ、退陣に追い込まれています。それだけ、障壁は高かったということです。そうして、この障壁を高くし ているのは、たとえば、自民党の中の、あくまでも戦後体制を保持しようとする、戦後保守派、日本弱体化を旨とする、民主党の勢力、マスコミ勢力、それに、 親米、親露、親中国、親北朝鮮、親韓国派などの圧力や破壊工作などです。ありとあらゆる、勢力が、結集したからこそ、この壁はかくも高く・堅牢なものに なってしまったのです。
であれば、最終的には、これを目標とするにしても、そこに行くまでの一里塚(マイルストーン)をいくつか、設置して最終目的を達成するということが必要に なってきます。一里塚をいくつにするのか、各々の一里塚をどの程度の期間で、突破するのかは、様々な考えがあるとは思いますが、一里塚を設置すべきという この主張には、賛同される方も多いでしょう。なぜなら、民間企業でも、何か巨大なプロジェクトを実施するには、こうした一里塚を設置することが常識だから です。これを実施しなければ、プロジェクトメンバーが混乱して、一歩も前に進むことができなくなるからです。いままでの政治的混乱は、まさにこのようなこ とを実施しなかことに原因があります。
古代ローマの一里塚(マイルストーン
だからこそ、次の政治家には、しっかりと、一里塚を定めていただきたいのです。そうして、最初の一里塚は、何にすべきでしょう?それは、国民生活に多いに 関わることであり、それを変えれば、日本国民の安寧に大きく寄与するものであることが、望ましいです。しかし、ただそれだけでは、マイルストーンにはふさ わしくありません。やはり、「戦後レジーム」から脱却に最終的に直接結びつくものでなければなりません。そんな、都合の良いマイルストーンはあるので しょうか?
それは、あります!!それは、「デフレからの脱却」です。ご存知のように、日本国は、デフレ基調になってからは、20年、統計上ではっきりと、デフレに なってからは、14年目に突入しました。最近では、あのデフレの中でも、元気だった日本マクドナルドでさえ、業績を落していることを、昨日のブログに掲載 したばかりです。あのシャープや、ソニーや、エルビーダも業績を落としています。特に既存産業や、地方などかなり疲弊しています。これらは、すでに、自助 努力だけでは、どうにもならない水準に達しています。
このデフレから脱却すれば、雇用も安定し、円高も収束し、国民生活の安寧に大きく寄与します。そうして、企業活動もかなり活発になります。それに、このデ フレを脱却する過程において、日本の官僚組織の最大・最強である、財務省や、日銀官僚の厚い壁を打ち破ることになります。そうして、これらを支援するマス コミや、その他の勢力を交えた、高い障壁に対してかなり大きな亀裂を生じさせることができます。まさに、デフレ脱却は、これに大きな楔を打ち込むことにな るのです。そうすることにより、「戦後レジームから脱却」にかなり近づくことができます。そうすることによって、国民、企業経営者も含めた、「戦後レ ジームからの脱却」への世論形成もかなりしやすくなります。国民生活の安寧に寄与しないところで、たとえば、官僚支配からの脱却ができたとしても、世論 は形成できません。
だからこそ、「デフレ脱却」を今後の日本の抜本的政治改革の最初の一里塚にするのです。最初の一里塚としては、これほど相応しいものはないと思います。そ うして、最初の一里塚を突破したあかつきには、最終目的に向かって、大きな狼煙をあげれば良いのです。安部総裁が、こうした文脈で、これを最初の一里塚に することを改めて宣言し(実質上宣言をしているのですが、大方のマスコミは、これをほとんど報道しません)、さらに、第3局を説得することができれば、上 の記事でも掲載されているように、安部自民党と、第3局とが、提携するということも十分可能だと思います。そうして、安部総裁は、その方向に向かって着々 と歩を進めています。私は、そうなって欲しいと思います。
 民間企業で、巨大プロジェクトを実施するためには、必ずいくつかのマイルストーンを設置します。そうして、マイルストーンまでの目標と期間をはっきりさせて進行します。そうでなければ、プロジエクトが混乱して、何も達成することはできません。

これは、物の道理であり、特に大きな仕事の場合何もかも一度にやろうとしてもできるはずがありません。しかし、マイルストーンを設置して優先順位をはっきり決めて、一つひとつクリアしていけば、一見遅いようにみえても、これが一番確実で、速いです。

日本の一里塚 垂井一里塚

なぜそのようなことになるかといえば、例えば、マイルストーンとその目標が10個ほどあったとして、一番最初の一個を片付けたとすると、その一個を片付ければ10個のうち、多ければ5個くらい、少なとくも、3個くらいは、その後の目処がすぐにたってすぐに解決できるからです。正しい優先順位がつけられれば、このくらいのことはできます。それに、間違った優先順位であっても、つけないよりははるかにましです。

しかし、最初からいくつもやろうとすれば、どういうことになるといえば、何かができそうになると、別の何かに手を打たなければならなくなる、それに手を打てば、最初にやっていたことがおろそかになる、こんなことをやっているうちに、また別の問題が起こってくるということになり、このようなことが延々と続き、何も解決できなくなり、やがて時間切れとなりプロジエクトは有名無実となり、いずれ何も解決できないまま解散ということになります。

考えてみれば、今までの政治はまさにこのようなことの繰り返しでした。特に、直近の民主党はそうでした。あれも、これも一度にやるという触れ込みでしたが、結局ほとんど何もできず、消費税増税という、公約になかった置き土産をおいて、政権の座が降りました。

ひらたく言えば、実施することと、実施していること、実施しなくてはいけないことは異なるのです。この三つが、特に民主党政権のときには、ごちゃまぜで良くわからない状態でした。結局は何も決められず、そうこうしているうちに時間ばかりが経過していくという愚かなことになってしまいました。だから、安倍政権はもとより、今後日本の政権には、このような轍を踏んでいただきたくはありません。

だからこそ、最初のマイルストーンは、「デフレ脱却」ということで良いと思います。ただし、完全脱却にもいくつか段階があります。だから最初は、数値目標としては、上念氏が上の動画で語っていたように、株価「1万2000円」くらいが妥当だと思います。

競うように値下げが断行されるスーパー業界。家計にはうれしいが、デフレ基調を浮き彫りにしている

期間としては、今年夏の参議院議員選挙の少し前あたりまでということで良いと思います。為替レートも決めても良いかもしれません。物価目標に関しては、もう少し長期で決定すべきものと思います。増税などは、デフレ脱却をしてから、しばらくしてかなりインフレになってからでも遅くはありません。中国問題などは、デフレから脱却して日本の金融政策がまともになれば、それだけでも、中国経済はかなり弱体化してしまいす。しばらくは、挑発してきたら、冷静に対処するというだけで良いと思います。そうして、時がきたら、根本的解決をはかれば良いです。

そうして、国民にもこの目標・期間についてい納得してもらい、そのとおり実行して、参院選に臨むのがベストだと思います。

こういうことを無視して、他の問題にくちばしをツッコミ、やれあれがまだだ、あれができていない、あれも出てこないと批判しまくる輩は、上念氏が語るように、頭が良くて意図して意識してそのようなことをするのであれば"偽装転向コミンテルン"であり、そうでない輩は、ただの"馬鹿"とみて間違いないと思います。

それにしても、マスコミはもともと"偽装転向コミンテルン"もしくは、そのシンパであることはいうまでもないのですが、後は国民の中にマイルストーンを無視して様々な批判をする人たちも大勢出てくると思います。そういう人たちは、単なる"馬鹿"といっても良いと思います。いずれにしても、私は、本当に戦後体制から脱却したいのであれば、"偽装転向コミンテルン"とただの"馬鹿"も徹底的に叩いてい叩いて叩きまくる必要があると思います。そう思うのは、私だけでしょうか? 皆さんは、どう思われますか?

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2013年1月2日水曜日

ジョブズが蘇る! 細部までリアルに再現したフィギュアがついに発売へ―【私の論評】本年こそ、ジョブズのように日本古来の精神を私たちの精神的支柱にしよう!!

ジョブズが蘇る! 細部までリアルに再現したフィギュアがついに発売へ:

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世界を変えた、偉大なる革命家を偲んで。

2011年10月5日、突然の訃報からはや1年。彼の死を偲び製作されたフィギュアがいよいよ発売です。表情から体型、着こなしているジーンズまでスティーブ・ジョブズ(Steve jobs)そっくりなフィギュア。日本人デザイナーの手により息を吹き込まれた12インチのジョブズを、あなたも1体いかがですか?

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制作元になる日本の会社レジェンド・トイズにはフィギュアの詳細写真がいくつもアップされています。本体はもとよりジーンズ、スニーカー、はたまたソファーまで忠実に再現。これぞまさに職人芸、天国のジョブズもきっと喜んでいることでしょう。

スティーブ・ジョブズのフィギュアは12月末に発売予定。限定商品で1体149.99ドル(約1万3000円)です。購入申込みはレジェンド・トイズのサイトからどうぞ~

レジェンド・トイズ
(KITAHAMA Shinya)

【私の論評】本年こそ、ジョブズ氏のように日本古来の精神を私たち日本人の精神的支柱にしよう!!


スティーブ・ジョブズに関しては、私もファンです。それも、かれこれ、30年近く前からのファンです。だから、本当に亡くなったのは残念なことでした。しかし、このように、フィギュアで復活とは、まだまだファンが多いということなのです。

本日は、まだお正月の3が日なので、やはり何か日本的な話題を提供しようと考えていました。そこに、上のジョブズ氏のフィギュアの記事が目に止まったので、本日はジョブズ氏のことについて掲載することとしました。

ジョブズ氏というと、このブログをあまり購読されたことのないかたは、怪訝に思われるかもしれません。しかし、このブログを前から購読されている方なら、私言いたいことはもうお分かりになることと思います。

そうなんです。ジョブズ氏のライフスタイルは、日本にかなり影響を受けているのです。ジョブズ氏は、日本で出家しようとまで考えたこともありますし、日本の座禅を組むということもしていました。それに日本にはソニーの元会長や、三宅一生氏など多くの友人が存在しています。それに、ジョブズ氏がなくなることを予感してからは、友人と良く食単をともにしていましたが、おそらく、そのようにした最期の食事は、日本の寿司のようです。 また、ジョブズ氏の死生観は、まるで日本の武士道です。

これに関しては以前のブログの記事を以下に掲載しておきます。

“禅”が成功者を生む!あのジョブズ氏も実践―【私の論評】ジョブズの背後には、間違いなく日本文化の存在がある!! 

 詳細は、上の記事をご覧いただくものとして、以下に関連部分を掲載しておきます。

 
「ジョブズの手がけたアップル製品には一切の無駄がなく、枯山水のような美しさがあります。彼は、毎日鏡に向かい『今日が人生最後の日だとしたら、今日やることはこれでいいのだろうか』と問いかけたと言います。今やりたいことに集中する、まさに禅の発想です」。

ジョブズが日本の「武士道とは死ぬことと見つけたり」という「葉隠」とも相通じる考え方を持っていて、実際仏門に入ろうと企てたこともあったことをこのブログにも掲載したことがあります。これについては、詳細はここでは述べません。詳細は、以下のURLをご覧になってください。

ジョブズが日本の「武士道とは死ぬことと見つけたり」という「葉隠」とも相通じる考え方を持っていて、実際仏門に入ろうと企てたこともあったことをこのブログにも掲載したことがあります。これについては、詳細はここでは述べません。詳細は、以下のURLをご覧になってください。

Appleを復活させた「魔法使い」、ジョブス氏の休職―【私の論評】ジョブスの生き方は、「武士道と云ふは死ぬ事と見つけたり」という日本人の理想を体現

私たちは、こうした多くの外国人をも魅了する、伝統文化に培われた日本に育っていますが、そのことを忘れがちです。そうして、その文化を受容して、日々の生活を送っていれば、あまり悩むこともなく、日々やるべきことに集中できるはずなのに、そうではなく、先のことを悩んだり、過去のことに引きずられがちです。

そのようなことから決別するためにも、もう一度日本文化を見直すべきだと思います。座禅など、私も久しくやっていませんが、また、やってみようと思います。私は、この古い伝統文化を思い出し、それこそ、スティーブ・ジョブズがやったように、良いところを現代的に取り入れるということにより、次世代の新しい日本をつくりだすことができるのではないかと期待しています。皆さんは、どう思われますか?


そうして、ジョブスのすごいところは、こうした日本精神を身につけながら、さらに、このブログでも掲載したことのあるリミックス文化をも受け入れていたということです。

リミックス文化に関しても、このブログに掲載したことがあります。その記事を以下にコピペしておきます。

『海賊のジレンマ』が教えてくれる「未来のアイデアを育てる」方法−【私の論評】単なる天才のひらめきで、イノベーションはできない体系的なRemixのみが社会を変える!!

詳細は、この記事を読んでいただくものとして、リミックスについて、この記事とはまた別に以下にまとめておきます。
リミックスとは、もともとは、音楽業界の言葉である。複数のトラックに録音された既存の楽曲の音素材を再構成したり様々な加工を加えることによって、その曲の新たなバージョンを製作することである。
上の写真は、レディー・ガガの、リミックス曲を収録したアルバム・カバーである。ガガの曲や、他の人の曲をリミックスしたものを収録し、新たな境地をつくりだしている。カバーからして、かなりショッキングで、売れ行きもかなり良かった。こうした新しい音楽のつくりかたは、最近に始まったものではなく、すでに1970年代頃から始まっている。

こうした、曲の作り方を、新規事業展開の方式や、新製品開発に適用して、「リミックス」と呼ぶ潮流がある。既成概念に捕われず、アイデアを凝らした自由な精神で神出鬼没に跳梁する人物たちを「海賊(パイレーツ)」と称し、この海賊が明日を切り開く「開拓者(パイオニア)」であるとして、彼らの仕事のやり方がこのリミックスと位置づけている。

この場合の、海賊とは、アップル創業者のスティーブ・ジョブズやスティーブ・ウォズニアック、LINUX開発者のリーナス・トーバルズ、ウィキペディア創業者のジミー・ウェールズ、アンディ・ウォーホル、マルコム・マクラーレン、ヴィヴィアン・ウェストウッド、パンク・カルチャーのオリジネイターであるリチャード・ヘル、そしてパブリック・エネミー、50セント、ファレル・ウィリアムス(ネプチューンズ)などなど実に広範である。

これは、文書だけを読んでいるだけではなく、以下のTEDの動画をご覧いただければ良くご理解いただけるものと思います。


彼らに共通する、カット&ペースト(いわゆるコピペ、パソコンで検索した文書をカットして張り付けること)文化が新たに生み出す公共の基盤をリミックスと呼ぶ。たとえば、アップルコンピュータのOSは、基本的にはもともとは、ゼロックスが開発したもののコピーを発展させたものである。マイクロソフトのウィンドウズもそうである。

海賊達は、すでにいくつかあるものを活用し、それを複写・変形・結合し、それだけではなく、自分のこだわりを付加して、新しいものを作り出している。しかし、これは、何も彼らだけのことではない。たとえば、アインシュタインだって、一般相対性理論について「自分は、過去の先人達の業績に新たな1%をつけたに過ぎない」としている。こうしたことから、アインシュタインも海賊と呼べるかもしれない。
アップルのOSも、もともとはゼロックスのコピーであることは有名な事実です。マイクロソフトの、OSであるWindowsもそうです。天才たちは、このようにリミックスして、新たな製品を素早く市場に導入して社会を変革しているのです。あのドラッカー氏も、NPOのマネジメンについて、一つのNPOで成功した社会変革の手法は、世界中の似た環境にある社会に導入可能であるとしています。

日本の技術だって、今でこそ、オリジナルなものであふれていますが、元々は、明治以来からリミックスでした。

しかし、明治の先達は、和魂洋才といって、魂は日本のもので、技術などは西洋から取り入れたものとして、日本の古から精神を失わないようにとの戒めを残しています。なんでも、西洋のものを取り入れ、西洋のものが何でも良いというような考え方をすることは、あの夏目漱石も戒めていました。


ジョブズ氏の場合は、日本の精神を自分のライフスタイルに取り入れていましたが、とはいいながら、アメリカ人的な精神や考え方持ち合わせていていながら、根底は日本の死生観という見事なリミックスを体現していたと思います。

現代の私たちの多くは、ジョブズ氏も愛した日本精神を忘れているように思います。私たちは日本人なのですから、 ジョブズ氏のように、他の文化も受け入れながら、精神的にも、思考的にも根底には日本の精神を忘れることなく、とはいいながら、他国の文化や技術なども巧みにとりいれてたジョブズ氏の生き方を見習うべきではないでしょうか?


そうして、最後にジョブズ氏の生き方自体が、私は日本の精神をもとりいれた、リミックスそのものだったのではないかと思います。私は、そう思います。皆さんは、どう思いますか?

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2013年1月1日火曜日

「支え合って困難克服を」=新年の感想で天皇陛下―【私の論評】皇紀2703年元旦、明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申しあげます!!

天皇陛下、新年迎えご感想「互いに支えあって・・・・」



 天皇陛下は年頭にあたってのご感想を1日付で宮内庁を通じて発表された。東日本大震災の被災者を案じ、「皆が被災者に心を寄せつつ、互いに支え合って様々な困難を克服していくよう期待しています」と呼び掛け、今年が良い年となるよう祈られている。


天皇陛下 新年のご感想(全文)

 東日本大震災から二度目の冬が巡ってきました。放射能汚染によりかつて住んでいた地域に戻れない人々や、仮設住宅で厳しい冬を過ごさざるを得ない人々など、年頭に当たって、被災者のことが、改めて深く案じられます。今後、震災や津波による被害の経験を十分にいかした防災教育やまちづくりが行われ、人々の安全な生活が確保される方向に向かうよう願っています。

 日本は、大震災の影響等により、現在厳しい状況に置かれていますが、皆が被災者に心を寄せつつ、互いに支え合って様々な困難を克服していくよう期待しています。

 本年が、我が国の人々、また、世界の人々にとって少しでもより良い年になることを祈ります。

【私の論評】皇紀2703年元旦、明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申しあげます!!



購読者の皆様、あけましておめでとうございます。本年のブログ更新は何からはじめようかと迷いましたが、本年は天皇陛下のお言葉からはじめることとさせていただきます。

昨年師走に、安倍自民党政権が発足しました。そうして、昨年総選挙で大勝した安倍自民党政権の公約でもある、我が国が目指す方向は「戦後体制からの脱却」です。

では、戦後体制とは何かといえば、以下のようなものです。
  
 「戦後レジーム」というと内容がよく分からない言葉になってしまうのですが、これは要するに「YP体制(ヤルタ・ポツダム体制)」のことです。

ヤルタ会談

連合国(米ソ英3国)首脳のヤルタ会談とポツダム会談で決められた 敗戦後の日本の在り方を維持・継続させるお目付け役 が、 戦後の日本のマスコミ です。




多くの人が誤解しているようですが、 マスコミは (彼らが自称するような) 「権力の監視機関」なのではなく て、 「戦後レジームの監視機関」 です。

 安倍首相が以前首相だったとき、また麻生さんが首相だったとき何故あれ程マスコミに憎まれ叩かれたのか、その理由は、彼らが「戦後レジーム=YP体制」からの脱却を目指したからです。麻生前首相は安倍元首相ほど明確に表明しませんでしたが、目指す方向は本質的には同じようなものでした。

ポツダム会談 

YP体制とは、それぞれ「ヤルタ(Yalta)」「ポツダム(Potsdam)」を意味しており、要するに「ヤルタ・ポツダム体制」のことです。

 戦後の世界秩序は、いわゆる「ヤルタ会談」によって決定付けられ、米ソ二大国による覇権体制が確立された。これにより、各民族が当然に持つべきである民族自決の権利が侵害されています。

また「ポツダム会談」により、日本は「占領憲法(日本国憲法)」を押し付けられ、左翼勢力が跋扈し亡国への道を辿っています。

これらを、形成するYP体制の打倒をすることが戦後体制からの脱却です。

具体的には、「自主憲法の制定」「日米安保条約の破棄と自主国防体制の充実」を実現しなくてはなりません。

そうして、私たちは、私たちのもともとの国柄である、天皇陛下を頂点とする国柄を取り戻さなくてはならないのです。こういうと、大日本帝国憲法下の大日本帝国は、専制君主国家で、非民主的な国家であったかのように左翼が喧伝しているので、そうであるかのように思い込む人びとも、いるようですが、そんなことはありません。

我が国は、大日本帝国の頃から我が国独特の民主主義である憲政の常道などがあり、天皇陛下はそのころから、最高権威であらせられたのであり、決して国政を直接司っていたわけではありません。それに、大日本帝国憲法は、当時の水準からみれば、他国と比較しても、かなり民主的な憲法でもありました。

だからこそ、戦後体制から脱却を公約に掲げた安倍内閣が成立した今年は、このブログも天皇陛下のお言葉から始めさせていただいたのです。


現在の古今東西にみない、異常なデフ・円高、また戦後長きにわたって続いた戦後体制、それに、1,000年に一度の震災や津波、原発事故や戦後体制でさえ、悠久の歴史を持つ我が国の歴史からみれば、ほんの一時のことに過ぎません。朝廷をはじめとする私たち日本人の日本の伝統文化、それに勤勉で実直な国民性は、古から今に至るまで、継承されてきましたが、これからも悠久の歴史の中に燦然として輝き続けるどころか、さらに輝きを増すことでしょう。そうして、こうした勤勉と実直さを強く継承してきた東日本の人々も近いうちに、復興をなしとげ、悠久の歴史の中で共に燦然と輝くことになることでしょう。このような国日本が、次なる大飛躍をせず、そのまま萎んでいくことなど考えられません。皆さん、次の大飛躍に備えましょう!!その日は近いです!!

本年が本当に、戦後体制から脱却元年となり、日本国が真の意味での独立国となることを祈念させていただき、新年の私のブログの初更新とさせていただきます。

天皇陛下 万歳!!  万歳!! 万歳!!


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