2016年12月11日日曜日

【流行語大賞トップ10】俵万智さん「『死ね』が世の中動かした」「こんな言葉を使わなくて良い社会に」―【私の論評】「日本死ね」を正当化する人々には「日本から出て行け」と言いたい(゚д゚)!


炎上した俵真智さんのツイート

 「2016ユーキャン新語・流行語大賞」のトップテンに「保育園落ちた日本死ね」が入ったことについて、審査員を務める歌人の俵万智さん(53)が11日までにツイッターを更新し、「良い言葉ではないが、世の中を動かした。そこには言葉の力があった」と選考理由を自ら説明した。

「保育園落ちた日本死ね」は、匿名のブロガーが保育園の抽せんに落ちた怒りをつづったもので、大きな反響があった。また、この言葉が新語・流行語大賞に選ばれ、ユーキャン(東京都新宿区)に街宣活動があるなど、賛否両論があった。

俵さんは「『死ね』が、いい言葉だなんて私も思わない。でも、その毒が、ハチの一刺しのように効いて、待機児童問題の深刻さを投げかけた。世の中を動かした。そこには言葉の力がありました。お母さんが、こんな言葉を遣わなくていい社会になってほしいし、日本という国も日本語も、心から愛しています」(原文のまま)とつづった。

俵さんは、この文章をツイートする前に「ちょっと見ないうちに、何か書かないと次に進めない雰囲気になっていました。だから一回だけ、その件について、私の思いを書きますね。お騒がせ&ご心配おかけしました」(原文のまま)と前置きして、自らの思いを述べた。(Web編集チーム)

【私の論評】「日本死ね」を正当化する人々には「日本から出て行け」と言いたい(゚д゚)!

俵万智
今年の流行語に関してはまだまだ物議をかもしているようです。。毎年何かと問題は起きるようだが、特に今年は「待機児童問題」というナーバスで解決糸口の見えにくい内容もからみ、そして「日本死ね」という言葉の汚さからさらなる波紋を呼んでいる。さてそんな中、審査員である俵万智さんが、それについてツイートし炎上していました。審査委員を務めた歌人の俵万智さん(53)に対し、「俵万智さんが選んだとは思いたくない」などとネット上で批判の書き込みが相次いでいます。

以下に俵さんのツイートそのものを掲載しておきます。
日本死ねに関しては、数々の問題を投げかけましたが、その中で言葉の汚さが問題として取り沙汰されていました。そんな中審査員である「俵万智」さんがついにその選出理由を語りました。するとたちまちネットでは炎上。やはり審査員が「日本死ね」の選出理由を正当化することで、火に油を注ぐ形となってしまったのは案の定としかいいようがありません。。

また別件でこの問題に関し発言をしていた、つるの剛士さんも持論を述べ炎上してしまいました。このツイートそのものは、現在はネット上には見当たりません。以下にそのコピーを掲載します。

フォローするつるの剛士
✔@takeshi_tsuruno

『綺麗な言葉を使おうね』なんて一言も言ってないです。そもそも僕も言葉使い良い方ではないですし。。
ただ、死ねが流行語??と。そんな声に国会議員が満面の笑みで登壇に違和感を覚えたというイチ視聴者の感想ツイートでした。。すいませんでした https://twitter.com/sirenia888/status/804839067804266496 …2016年12月3日 09:18
5,3775,377件のリツイート 7,555いいね7,555件
以下に、つるの剛士氏の持論に関する記事を掲載します。

つるの剛士の持論「保育園落ちたの受賞が悲しい」にネット共感
http://www.yukawanet.com/archives/5139969.html

その他、「日本死ね」に関するネットの反応など集めて見ました。

ーネットの反応
・ 「日本死ね」の何年も前から保育園は増え続けていますよ。
・ ツッコミ山ほど入ってるけど、問題は歴史が書き換えられていることだと思うよ。
・ 「日本死ねと言われる方も悪い」という論調は「虐められる方も悪い」という論調と同じように愚かだ。
・ ナイフの滅多刺しの誤りでは?
・ 他者に死ねという事を肯定してしまってる点が問題だよ
・ あなたは日本語の美しさを表現する短歌という分野で世に知られた人で有りながら【保育園落ちた日本死ね】と言う日本語として美しさも品性の欠片も無い言葉を価値の有るものと認めた。
・ 仰る通りですね。
・ いきなり後ろから殴られたような……いきなりけんかを仕掛けてきたような
・ 「死ね記念日」の俵さんに脱皮でしょうか??
・ 博愛ですね。まったく心に響きません。これがマチさんの言霊です。
・ 日本死ねって言葉を広めておいて、こんな言葉を使わなくてすむような世の中にしたいみたいな、偽・ 善者丸出しなとこがたまらん。
・ 言葉のプロが、言葉の影響力を見誤った結果
・ 暴言には暴言で返されるだけだ。
・ 『死ね』という言葉は背景に何があろうと認めてはいけない。
・ 釈明や説明がいる時点で流行語ではありません。
これに関しては、このブログでも以前も掲載しました。その記事のリンクを以下に掲載します。
つるの剛士さん「保育園落ちた日本死ね、が流行語大賞なんて…」―【私の論評】日本社会は発狂してしまったのか?
つるの剛士
詳細は、この記事をご覧いただくものとして、この記事の結論部分のみ以下に掲載させていただきます。
国会での審議など、多くの国民の規範にもなるべきものと思います。そんなところで、平気で「死ね」などという言葉を審議過程で用いられ、あまつさえ流行語大賞になってしまえば、小学校などでも、「死ね」「殺す」が当たり前になってしまうのではないでしょうか。 
そうして、「死ね」「殺す」よりはまだましであると思われるような、「菌」などという言葉、何のてらいもなく大声で話される言葉になってしまいかねません。

国会議員、マスコミなどが、どんな文脈であれ、このような言葉を平気で使う日本社会は狂っているとしか思えません。
「死ね」などという言葉横行する組織は、学校であれ企業であれ、「いじめ」が横行しかねない
国会議員や、マスコミなどが駄目なら、少なくとも私たちの日々過ごす組織の中では、こういうことは禁忌とすべきと思います。というより、国会議員やマスコミが狂っていても、日本の多くの組織の中では、このようなことは元々禁忌となっていると思います。だから、国会議員やマスコミが狂っていても、日本の社会は安定しているのです。 
組織の中では、禁忌とされることをしでかしてしまったものは、たとえ一見それが正しいことのために行われたようにみえても、いずれ懲罰を受けます。いつまでたっても、出世しないとか、給料が上がらないとか、禁忌を破った直後か、そうではなくとも、何年かたったあと左遷されたり、減給されたり、降格されたりします。そのとき、はじめて禁忌を破ったことの重大性に気づく愚か者も存在します。最近では、気づかいない人もいるです。しかし、これは組織の秩序を保つため当然のことです。 
国会議員やマスコミなども、今のままでは、さらに増長しとんでもないことになってしまいかねません。山尾志桜里のような議員には、選挙では票を入れないことです。マスコミは新聞・テレビなどの購読や視聴をやめることです。
とにかく、この狂った社会風潮は何十年かけてでも、是正すべきです。
以下に、保育所の問題については、渡邉哲也氏が動画で語っています。以下にその動画を掲載します。



この動画をみていただければ、保育所関連についても「日本死ね」という本来つかってはいけない汚い言葉をつかってまで、自民党批判をしようとした民進党にとってブーメランになっていることがわかると思います。

そもそも、保育所に関しては、民進党時代には予算が凍結されたのですが、自民党時代に入ってから予算も増え、施設数は倍増しています。

民進党の山尾志桜里は、単なる不勉強で国会であのような質問をしたわけです。

このブーメランに関連する用語を流行語大賞とするというのは、いかなる理由をつけても、正当化はできないものと思います。

この言葉遣いを正当化する人は、まともな神経ではありません。日本死ねを正当化するというのなら、本当に日本が死んだのと同じような状態(日本国に住んで、日本国民としての権利がなくなる)に自ら身をおくという意味で、この日本から出て行けと言いたいです。

日本から出て異邦人になったとき、その時本当の意味で「日本死ね」という言葉の意味が理解できるのだと思います。これは、過激な発言と受け取られるかもしれませんが、そもそも「日本死ね」という言葉自体が「日本はら出て行け」より過激な発言であり、このような発言をする人を私はとても正常な神経の持ち主であるとは思えません。

私は、「日本を出て行け」と「日本死ね」という言葉の間には、その意味合い、程度において天と地程の差があると思います。

このようにある程度過激に発言しなければ、理解不能の人々が多数存在するこの社会は狂っているとしか思えません。日本人はいつから惻隠の情を失ってしまったのでしょうか。

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