2010年10月21日木曜日

日本対応に苦慮 南沙で使った中国主権確立の常套手段 乗ってはならない悪魔の誘い―【私の論評】悪魔の誘いにのる菅内閣は日本にとって僥倖かも?

日本対応に苦慮 南沙で使った中国主権確立の常套手段 乗ってはならない悪魔の誘い 


沖縄・尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件で、中国側が打診してきた「領有権」問題の棚上げ論は中国の常(じょう)套(とう)手段である。中国はこれまでも複数の国と領有権を争う南シナ海の南沙(スプラトリー)諸島で同様の手法を用い、実効支配を強めた“実績”がある。主権に対する菅政権の覚悟が問われる事態となっている。

棚上げ論は中国のかつての最高実力者、●(=登におおざと)小平氏が提唱していた。1978年に来日した際、尖閣諸島の「領有権」について「この問題は後の世代の知恵に任せて解決しよう」と表明。「存在しない」はずの領土問題を強引に国際問題化させ、経済的な利益の分配をちらつかせながら、やがて軍事支配を強める手法だ。

これを実践したのが南沙諸島だ。中国は1988年のベトナムとの交戦を経て諸島の一部の実効支配を強めると、1995年には当時の銭其●外相が、●(=登におおざと)氏の路線を踏まえて問題の「棚上げ」化を推進。2005年にベトナム、フィリピンとの海底資源の共同探査で合意し巧妙に主権奪取へと動いた。今や中国は南シナ海を自国の領海と位置付けている。

軍事力を背景にした中国の海洋権益への意欲は強まるばかりで、18日に閉幕した中国共産党第17期中央委員会第5回総会で採択されたコミュニケでも、「国防・軍の近代化を強化し、情報化時代の局地戦に打ち勝つ能力を核心とし、多様化した軍事的任務を完遂する能力向上」を目指す方針を盛り込んだ。

菅直人首相は、「日中関係は戦略的互恵関係の原点に戻りつつある」と述べ、関係回復に自信を示す。だが、交渉が中断している東シナ海のガス田共同開発でも、「東シナ海の実効支配を強めるのが中国の本当の狙い」(外務省幹部)とされている。

「当面の問題を棚上げしておけば、いずれ日本は妥協する」と見越したような中国の思惑に乗せられて関係改善を急ぐのか、それとも断固として主権にこだわるのか。日本外交の岐路が訪れようとしている。(酒井充)(産経ニュースより)

【私の論評】悪魔の誘いにのる菅内閣は日本にとって僥倖かも?


尖閣問題については、自民党の安倍元首相と、同党「影の内閣」外務担当を務める小野寺五典・元外務副大臣が18日朝(日本時間18日夜)、フロノイ米国防次官と国防総省で会談したときにも話題となっています。

次官は小野寺氏の質問に答え、尖閣諸島が中国に軍事的に占領された場合でも、「(対日防衛義務を定めた)日米安全保障条約5条の規定により、日本をサポートする」と述べたといわれています。

同党関係者はこの質問の意図について「中国が尖閣諸島を占領した段階で米側が日米安保条約5条にある『日本国の施政の下にある領域』と見なさなくなる」との見解があることから、米側の立場を確認する狙いだったと解説しています。

一方、会談に同席したグレグソン国防次官補は中国の空母建造の動きについて「脅威の始まりとなる」と懸念を表明したといわれています。

このような事実や、上の動画などより、日本の背後にはアメリカがいるということで、中国もあまり強くは出られなくなると思います。アメリカとしても以前フィリピンから軍隊を撤退させて間もなく南沙諸島を中国が領土にしてしまったという失敗があるので、今度はそう簡単には中国の意のままにさせることはないでしょう。

地図を見てもおわかりのように、中国艦隊が外洋に出ようとしたとき、日本の尖閣諸島や沖縄諸島の島々と、領海は丁度障壁のように横たわっています。これらの障壁が崩れて、中国艦隊が自由に外洋に出られるようになれば、アメリカにとっも大きな脅威となります。アメリカがこの壁をやすやすと崩すということはないでしょう。

もし、この壁が敗れれば、アメリカにとって、北朝鮮、アフガン、イラクにならぶやっかいな問題がまた一つ増えることは確実だからです。壁が破れていなければ、中国の問題は中国固有の領土内での問題であり、アメリカにとっては、直接対応するような問題ではありませんでした。しかし、この壁が破られれば、この方面にも膨大な軍事力をさかなければならなくなるからです。

中国側がこの問題を棚上げにするという悪魔の誘いに、いずれ菅内閣は必ずのると思います。野党が反対しようが、国民が反対しようが、積極的にはのらないでしょうが、結局、消極的に実質的に認めるということになるでしょう。私は、無論これには大反対ですが、今の菅内閣をみていれば、そうなる確率のほうがかなり高いと思います。

しかし、そうなれば、アメリカからも弱腰を非難されるでしょうし。日本国内の世論も呆れ果てて、どうしようもなくなるわけです。これに関しては、普天間どころではなくなると思います。

そうなれば、菅内閣はもうもたなくなります。普天間で失敗した鳩山さんと同じく、おそらく、首相は交代という事になります。尖閣は、菅さんにとっての普天間ということになることでしょう。そうして、これを境に民主党の基盤は、ますます揺らぎます。そうして、次の選挙では政権交代ということになるでしょう。そうして、新しい政府が、「尖閣列島に関する領土問題は存在せず」と首相談話を発表すれば、良いのです。というより、それを政権公約にかがげて実行するような政党や、政党連合が政権交代をすれば良いのです。

こうしたことが、行われるようになれば、日本にとっては僥倖となるかもしれません。まずは、国民の中に理想主義による政治、ポピュリズムによる政治などは無意味であるとの政治に対する成熟した考え方が醸成されるという面があると思います。これに関しては、他の先進国ではもう終わったことなのですが、残念ながら、日本だけが取り残されていたと思います。

私としては、この成熟化が進み、さらに一歩進めて、安全保障や、政治システム改革にむすびつけることができれば、日本にとって僥倖になると思います。私としては、無論、悪魔の誘いにはのるべきではないと考えているのですが、菅さんが誘いに乗る確率が高いので、もしのったとしたら、このような考え方もできるということで、シミレーショしてみました。

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2010年10月20日水曜日

【10.16尖閣デモ】反日左翼の自作自演工作と国内外の報道姿勢[桜H22/10/18]―【私の論評】デモンストレーションの本当の意味を左翼は知らない!!

【10.16尖閣デモ】反日左翼の自作自演工作と国内外の報道姿勢[桜H22/10/18]



『10.16中国大使館包囲!尖閣侵略糾弾!国民大行動』のデモ行進の最中、突如デモ 隊の前に飛び出してきた2人組と、それに即応して暴行を加えた不審人物・カメラマンの 4人について、その一部始終を映像で検証しながら、反対派が画策したであろう自作自演 劇の模様をお伝えします。また、今回の抗議行動に対する国内外の報道の姿勢や、同日、 中国・成都で発生した『反日暴動』の様子などについてもお伝えします。

【私の論評】デモンストレーションの本当の意味を左翼は知らない!!
上の動画、拡散のため私のブログでも掲載させていただきました。上の動画の2人組、不審人物、カメラマン、デモの意味を良くわかっていないようですね。デモの意味は、wikipediaでは「明示すること、論証すること、実物に即して示すことを意味する」。英辞郎では「デモ、デモンストレーション、実演、実物説明[宣伝]、実証、証明」となっています。

今回のこのデモは、おそらく、文字通りのデモンストレーションをしようとの試みです。写真などでみていると、小さなお子さんを腕に抱いていのお母さんや、お父さんななども参加されています。いくかの動画を見てみましたが、その範囲では、整然として立派なものだったと思います。

本来のデモとは、こういうものだと思います。これに対して、中国の例の長野県でのデモ、現在中国で行われているものは、本来の意味のデモではなく、野卑で下品な暴動、やらせ、示威行為です。

左翼の人間は、デモの本当の意味を知らないのでしょうね。だからこそ、上の動画のようなことを平気でできるのだと思います。

このデモほとんど国内のメディアで報道されないし、されたとしてもまともに報道しているとは思えません。このブログにも、最近では日々1000くらいのアクセスがありますから、中には知らない方もいると思いそういう皆さんにも知って頂きたく掲載しました。皆さんも、拡散お願いいたします!!




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2010年10月19日火曜日

孫も驚く元気ぶり!インドで100歳男性が大学院入学―【私の論評】ドラッカーやミケランジェロのように長生きで充実した人生の秘訣は?

孫も驚く元気ぶり!インドで100歳男性が大学院入学

ボララム・ダスさん
16日に100歳の誕生日を迎えたインド人のボララム・ダスさんがこのほど、北東部アッサム州にあるガウハーティ大大学院の博士課程に入学した。

17日、AP通信が伝えた。インドで最高齢の学生という。反英独立運動に参加し、投獄経験も持つダスさんは1947年の独立後、弁護士や裁判官として活躍、6人の子供に恵まれた。

孫たちも驚く元気な“おじいちゃん”の研究テーマはヒンドゥー教のネオビシュヌ派という。

【私の論評】ドラッカーやミケランジェロのように長生きで充実した人生の秘訣は?
100歳の大学院生はすごいですね。バララム・ダスさん上で書いてある以外の経歴はわかりませんが、大学院修士課程卒か、あるいは大学院にその程度の学力があると認められたのでしょうね。100歳になっても、未だ、学びたいという精神。素晴らしいの一言につきます。

この方もすごいですが、このブログにも良く掲載するドラッカー氏もすごいです。ドラッカー氏は、100歳まで生きはしませんでしたが、それでも長寿でした。


ドラッカー(1909年11月19日 - 2005年11月11日)は、オーストリア・ウィーン生まれのユダヤ系経営学者・社会学者。もとは「ペーター・フェルディナント・ドリュッカー」(Peter Ferdinand Drücker)。父・アドルフ・ドリュッカー(ウィーン大学教授)と母・ボンディの間の子で、義理の叔父に公法学者・国際法学者のハンス・ケルゼン(母方の叔母・マルガレーテ・ボンディの夫)がいます。

もともと、ドリュッカー家(ドラッカー家)はオランダにいたポルトガル系ユダヤ人(セファルディム)の家系で、「ドルカー」(Drucker)と呼ばれていた。後にオーストリアに移住し、「ドリュッカー家」(Drücker)と、ドイツ語風に改めました。

何と、95歳で亡くなられたました。そうして、晩年まで勢力的に活躍をされました。ドラッカー氏は、あるメディアのインタビューで「今ままでの著作で、ご自分ではどれが最高傑作と思われますか」と問われて、「次の作品」だと応えていました。ドラッカー氏としては、過去のことに満足することなく、常に次の作品をさらによくしようと努力していたということです。

概して、このような考え方をして、日々努力を続ける人は、長寿でありそれだけではなく、充実した人生を送っているようです。常に自分に対して高い目標を設定しているようです。

いつも、ドラッカーのことばかり書いていると飽きられてしまうので、本日は別の方の話をします。それは、これまたドラッカー氏が絶賛するあのミケランジェロです。

ミケランジェロの傑作の一つブリュージュの聖母:ブリュージュ、ノートル・ダム聖堂

ミケランジェロ・ブオナローティ(Michelangelo di Lodovico Buonarroti Simoni, 1475年3月6日 - 1564年2月18日)は、イタリアルネサンス期の彫刻家、画家、建築家、詩人。名前はミカエル(Michael)と天使(angelo)を併せたもの。西洋で最も巨大な絵画の一つとも言われるバチカンのシスティーナ礼拝堂の天井フレスコ画や『最後の審判』、パオリーナ礼拝堂にある『聖ペテロの磔刑』、『パウロの改宗』を描いたことでよく知られています。もともとは彫刻家であり、『ピエタ』や『ダビデ像』等の傑作のほかにも『バッカス』、『モーセ』、『ラケル』、『レア』などが有名である。バチカンの『サン・ピエトロ大聖堂』の設計者でもあります。

レオナルド・ダ・ヴィンチ、ラファエロ・サンティとともにルネサンスの三大巨匠と呼ばれます。ミケランジェロは長命であり、作品も盛期ルネサンスの時代から、マニエリスムの時代への移り変わりを示しています。また躍動的な表現は、次のバロックの時代を準備したといわれます。

何と、89歳まで生きられたのです。現代であれば、この程度長生きする人は珍しくはないですが、この時代では稀だったと思います。さて、ミケランジェロの来歴などについては、以下のURLからみていただくとして、


本題にはいります。このミケランジェロ自身の詩があります。

私たちのほとんどが
真に恐れるべきことは
人生の目的が高すぎて
手が届かないことではなく
目標が低すぎて
簡単に手が届いてしまうことである

ミケランジェロは最晩年の89歳の高齢になってもなお、彫刻刀と絵筆を振るい、詩作し続け、デッサンの手を休めませんでした。

そうして、彼も、過去の作品ではなく、次の作品が最高傑作になると語っていたそうです。決して、過去に満足せず、高い目標に向かって歩みをとめることはなかったのです。

その彼がもっとも訴えたかったことも、この有名な詩にあるように「高い志を掲げよ」ということに尽きるのではないでしょうか。ドラッカー氏も若い頃にこの詩を読んで大感激して、自らもこうした生き様をしようと決心したそうです。

本当に恐れなければならないことは、無謀な高望みをすることではなく、希望を捨てたり、安易な希望に甘んじたりして、実際にその希望達成の努力をする前から、心の中で安易に目標や志を引き下げてしまうことではないでしょうか。

ドラッカーも、ミケランジェロを含む数人のこのような人を尊敬し、自分もそうありたいと著書の中で語っており、本当にそのような生き様をされたと思います。そうして、上の記事の100歳の大学院生も同じ事だと思います。弊社の会長も、常々「人生死ぬまで勉強」と語っておられます。表現は異なりますが、いいたいことは、おそらく、ドラッカーやミケランジェロと同じなのだと思います。

私も、これらの先人のように、常に高い目標を持ってこれからの人生を歩みたいものです。


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2010年10月18日月曜日

中国人女性の請求退ける 生活保護めぐり大分地裁―【私の論評】帰化も制限せよ!!

中国人女性の請求退ける 生活保護めぐり大分地裁

生活保護の申請を却下した大分市の処分は違法として、日本で生まれ育ち、永住資格を持つ中国人女性(78)=大分市=が、却下処分の取り消しと保護の開始決定を求めた訴訟の判決で、大分地裁は18日、「外国人の原告に、生活保護法は適用されない」として請求をすべて退けた。

判決理由で一志泰滋裁判長は「憲法で定める生存権保障の責任は、一義的には国籍の国が負うべきだ。生活保護法の適用を日本人に限定することは立法府の裁量の範囲で、裁量の逸脱があるとは言えない」と指摘。

「外国人の生活保護は行政上の処分ではなく、任意の行政措置だ」として、処分の取り消しや保護開始を求める請求は、いずれも不適法として却下。保護を受ける地位にあることの確認などの請求もすべて棄却した。

判決によると、女性は2008年12月に生活保護を申請したが、市は女性名義の銀行口座などに預金があることを理由に却下した。

【私の論評】帰化も制限せよ!!
さて、上の判決当たり前の事と思います。「憲法で定める生存権保障の責任は、一義的には国籍の国が負うべきだ。生活保護法の適用を日本人に限定することは立法府の裁量の範囲で、裁量の逸脱があるとは言えない」との指摘は全く妥当な事と思います。

この判決はあまりに当たり前なので、以前の大阪市における大量中国人に対する生活保護の付与に関して、ますます理解しにくくなってきました。

しかし、今のままでは、まだまだ不十分です。なぜなら、以下のような事例があるからです。


上の動画で、張景子の発言本当におかしいです。以下に、文書でまとめておきます。

張景子の発言

「違う!(憲法は)そんなこと言ってません!
『国民とは国籍保持者のみのことではなく
社会の構成員として日本の政治社会における政治決定に従わざるを得ない者を言う』


と書いてあります。憲法の15条の1項に書いてある!」


張景子が朗読した文章の冒頭部分は実際の憲法15条1項とよく似せてあり、
条文の途中から国民の定義を在日外国人に広げる意図で大幅に改ざんされ作文されたものであった。
これについて同席した出演者から即座に指摘されたが、本人は最後まで架空であることを認めず、
手に持った資料を示しながら
「嘘じゃありません、日本国憲法15条1項です。ちゃんとここに書いてあります。」と繰り返し、

あたかも憲法条文を朗読しているフリをして虚偽の文章を読み上げた

日本国憲法第15条 1項
公務員を選定し、及びこれを罷免することは、国民固有の権利である。(原文のまま)

張景子
※張景子はすでに日本国籍を取得している

これから、張景子のような人間が多数でてくる可能性があります。先の中国人女性も、帰化してしまえば、大分市としても、この女性に生活保護の支給をせざるをえなくなります。

現在、日本では、外国人の帰化の手続きは本当に簡単です、定められた書類をだすだけですぐにできます。その内容に真偽に関して、確かめられることもほとんどありません。

米国永住権資格証明書:米国の外国人永住権及びその資格証明書(永住者カード、Form I-551)は、初代の証明書が緑色だったことから「グリーンカード」の俗称がある(デザインは定期的に変わりますが、2010年の登録証は名前通りの緑色になりました。このグリーンカードを取得するのはかなり難しいです。それに、厳しい面接があります。たとえば、元の自分の国と米国とが戦争になった場合、米国側につくかどうかなども、確認されます。

日本の場合は、全くのザルです。皆さん、考えてみてください。もし、日本と中国の立場が全く逆だとしたら、どうなるか?日本が貧乏な国で、多くの人が中国の1/10未満の所得であるにもかかわらず、中国に行くと、働かなくても生活保護をうけたら、途端に数倍ものお金をもらえるということになれば、どうなりますか?それに、日本がすみにくい国で、毎年2000件(中国の人口は日本の10倍なので、日本に置き換えた場合1/10にしている)もの暴動が起こる国であったとしたらどうなります?

そうなれば、日本で生活に困窮して、しかも、日本に生活保障も何もないとすれば、何か術があれば、何としても、中国にわたるでしょう。そうです、中国は別天地ということになりますから。

しかし、この事実を認識していない人も大勢いるようです。困ったものです。上では、日本と中国との対比をもし、日中が逆転したとしたらという想定で、簡単に書きましたが、中国が本当に住みにくい国であり、日本は中国と比較すれば、別天地、天国のようであること、中国とは、平均的な日本人からすれば、全く異次元の国であることなど、以前から再三にわたりこのブログに掲載してきました。もう、ここで改めて、詳細を掲載することはしません。

それに関しては、以下の【関連記事】にURLを掲載して起きます。まだご覧になっていない方は、是非ご覧になってください。

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