2010年10月3日日曜日

尖閣諸島問題めぐり東京などで大規模反中デモ―【私の論評】中国と戦う前に、報道規制、報道統制と戦わなければないらなのか?

尖閣諸島問題めぐり東京などで大規模反中デモ

抗議デモに参加する人たち
(CNN) 尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件をめぐり、日本では東京など7都市で2日、中国に対する抗議デモが行われた。

参加者らは日の丸を掲げ、「中国の領海侵犯を許さない」などと主張した。

デモを主催した田母神俊雄・元航空幕僚長は、尖閣諸島は日本固有の領土だとの立場から、日本が防衛しなければ中国はこれを取り上げる行動に出ると述べ、中国側を非難した。デモに参加したある男子学生は中国への強い怒りを示し、衝突で破損した日本の巡視船の修理費用は中国側が支払うべきだと語った。一方、55歳の女性参加者は、中国よりも日本政府の「弱腰」外交を批判したいと話し、「私たちは国としての誇りを取り戻すべきだ」と主張した。

事件では、日本が逮捕した中国人船長を釈放したが、中国側は日本に謝罪と補償を要求。日本側はこれを拒否している。日中関係の悪化は政府間外交や民間交流、観光の分野にも及んでいる。

【私の論評】中国と戦う前に、報道規制、報道統制と戦わなければならないのか?
CNNは上記のように、日本だけではなく、英語版でも同じ内容を報道しています。しかし、なぜか、このデモ内容完璧に日本の報道機関は何も報道していません。沖縄で、何か左翼系デモがあると、会場の様子や、集会場の場所からみてすぐにわかってしまうにもかかわらず、人数を5倍10倍にさばよんでも、さかんに報道するのとは対照的です。

このことについては、ガジエット通信でも以下のように報じています。
現在問題となっている尖閣諸島問題に対して渋谷で2600人がデモ行進を行ったのはご存じだろうか。このことは日本よりも海外のメディアが大々的に報じておりなんと日本の地上波テレビニュースやそのほかメディアでは全く取り上げられていない。
CNNのサイトでは「China accused of invading disputed islands」という見出しで取り上げており、写真も掲載されている。日本では希にない大規模デモ。最近では外国人参政権反対デモなどが記憶に新しいだろうか。
実際にGoogleで検索してみても出てくるのはブログばかりでマスコミは一切出てこない。
デモ隊は「尖閣諸島は日本固有の領土です 中国の領海侵犯をゆるさない」や「中国の圧力恫喝に屈した弱腰の民主党政府を許さない!」などと書かれたプラカードを手に持ち行進している。中には英文に訳された物まである。
今回のデモ行進はマスコミだけでなく民主党側も華麗にスルーしそうだ。
このデモ、日本以外では報道されています。日本語に限ってみても、少なくともサーチナでは報道しており、「日本国旗を手に菅内閣の対中外交を批判 」という表題で、特に菅内閣への批判を強調しています。

私も、この件実際にいくつかの検索エンジンで調べてみたのですが、確かに、このデモに関しては、日本の報道機関は全く報道していませんでした。

ちなみ、YouTubeでは、このデモが挙行される日時など前もって報道していました。それが、下の動画です。


私は、YouTubeのこの動画に、「このデモの実写動画も、必ず掲載すべき、日本の報道機関の偏向ここに極まれり」という内容のコメントをしました。本当にそう思います。そうして、この動画の趣旨に大賛成です。これを報道しない日本の報道機関には、全く失望しました。

実写動画はないものの、渋谷でのデモの画像はありますので、それを以下に掲載します。




今朝、前原外務大臣がこの尖閣問題について語っているのを聴きました。その中で、彼が語っていた中国像は、以前このブログでも紹介した、アメリカの一般的な見方と全く一致するものでした。要するに、現在中国のGDPは、世界第二位であり、そのうちアメリカと同じくらいになるか、いずれアメリカをも凌駕するであろとうというものでした。

しかし、私はこの以前のこのブログに掲載したように、別のチャネルから、中国は第二の経済大国にはなっていないし、これからも、なれないこと、それどころかここ10年は衰退することを掲載しました。それに関しては、以下の【関連記事】のところに、URLをコピペしておきますので、まだ読まれていない方は是非ご覧になってください。まあ、中国が第二の経済大国になったということ自体については、最近全く日本の報道機関も報道しませんし、中国側としても、2012年の党大会の時には、保守派がどう出るのか(たとえば、現体制の経済対策の失敗をなじるとか)わからないので、あまり報道しないので、多くの人も、薄々気づいているか、あるいは、変だとか、おかしいと感じていらっしゃるのではないかと思います。

それにしても、中国と対峙している今、中国が敵であることには違いないのですが、その前に国内に敵が存在すること、皆さんも良くおわかりになったと思います。デモ内容日本では、全く報道機関など報道しなかったのですから、ニュースをマスコミでしか見ない方、そうでなくても、見過ごしたりしている方、かなりいらっしゃると思います。この内容、また、皆さんのブログや、ソーシャルメディアなどで拡散して頂きたくお願い申し上げます。リンク、転載など全くご自由になっていただいて結構です。

ところで、その後良く調べなおしたら、当日のデモ様子の動画がありました。それを下に掲載します。


それから、CNNのニュースでは、全国7都市で開催されたと報道していますが、これは、間違いです。全国16都市です。この規模、すごいです。これについては、市民メディアのJANJAN.blogを見ていただければ、詳細がわかります。これほどの規模のものを一切報道しないとは・・・・・。何か日本も中国の報道と似てきたような気がします。中国では毎年、小さなものまで入れると、2万件以上もの暴動があるにもかかわらず、報道されるのはほんの一部です。

地方紙までも全く触れないということであれば、これは、報道規制もしくは、報道管制があったと考えるべきかもしれません。中国側のなんらかの脅しがあったのかもしれません。たとえば、今回のこの報道をすれば、今後中国側の情報は一切入れないとか・・・・・・。記者会見にも参加できないとか。あるいは、民主党が余計なおせかいをしたとか?いずれにせよ、恐ろしいことです。日本のメディア、一致団結して、今回の報道をすべきだったと思います。そうすれば、中国としても、報道規制のかけようがなくなると思います。なにせ、中国は、日本国民に対して中国幻想を植え付けるために、日本のメディアはなくてはならない存在ですから。

もし、中国による規制であれば、もうこんな国とは付き合いきれません、かねてからこのブログにも掲載しているし、それに半分常識とも思える、中国とのつきあいは、最低限にしてインドへのシフトを徹底的にすすめるべきです!!



【関連記事】

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