2010年12月30日木曜日

580人が国外逃亡 経済犯罪容疑で=中国―【私の論評】なぜ逃亡するのか、考えればわかる中国の内情!!

580人が国外逃亡 経済犯罪容疑で=中国

お宝文化財をニセモノにすり替えて売却した悪徳
官僚の死刑確定―中国では珍しくない事件だ
【大紀元日本12月30日】中国英字紙「チャイナ・デイリー」28日の記事によると、経済犯罪の容疑で中国から海外へ逃亡した者は580人に上ったという。公安部の経済犯捜査担当局長・孟慶豊氏が同紙の取材に対して明らかにした。

同局長によると、経済犯罪の容疑は詐欺や汚職などがほとんどで、容疑者らの主要な逃亡先は北米と東南アジアであるという。2007年から公安当局によって身柄を拘束された年度別の国外逃亡者人数は毎年、最多記録を更新している。

当局は2006年から、カナダや米国など20以上の国や地域に逃げた計250人を拘束したという。

過去30年間、国外に逃亡した中国当局の幹部は約4千人、500億ドルの資金が流出したと政府メディアは今年初めに報じた。また、逃亡犯の多くは企業のトップや銀行の幹部である。

中国では幹部の汚職は常態化しており、巨額の資金を巻き上げて国外に逃亡する事件が後を絶たない。しかし、犯罪人引き渡し協定を結んでいない国も多く、捜査継続が困難な現状だと同局長は話し、「今後国外捜査を強化するほか、外国の司法機関との連携を深めていくとの考えを示した。

BBC中国語ネット版では、「一党独裁の政治体制下で、独立した司法機関とメディアによる監督がなく、幹部の汚職を防ぐのは至難だ」という専門家の見解を紹介した。

【私の論評】なぜ逃亡するのか、考えればわかる中国の内情!!
このニュースに関しては、以前にもこのブログで掲載したことがあります。今年、2月のことです。ということは、今年も500名も超えるものが同じように逃亡したということです。

大量の中共の高官たちは次から次へと国外へ逃亡し、中共を見捨てている。それは中共内部が腐敗して広く蔓延し、綱紀がすでになくなったことを示していると考えられます。表面的には強大にみえる中共の船が次第に転覆していくのを予告しているものといえます。

これは、以前のブログにもかきましたが、中国の人口は日本の10倍ですから、580をそのままでは評価できないと思います。では、1/10の58人ではどうでしょうか?確かに、日本でも贈収賄で逮捕されたりする官僚も後をたちませんが、年間で58名もの官僚が金を巻きあげて、海外逃亡をしたなどという話は聞いたことがありません。

元々、中国の場合日本などと比較すれば、民度がかなり低いので、こうしたことは日本などに比べれば、多くなるのは当然といえば、当然ですが、それにしても多すぎです。

マスコミなど軍事力を含め、中国脅威論を煽りますが、中国の実体はこんな有様です。中国に対ししては、別に強大な軍事力を使わなくても良いかもしれません。中国高官のかなりの部分の連中に、金や、女や、名誉などを餌にスパイ戦をまともにやれば、内部からすぐに崩壊するかもしれません。

絶大な権力を握る中国の官僚。後ろめたいことも多いため、その多
くがネットで悪行をばらされることを恐れているという。写真は
南京国際展覧センター。無線ランに接続する会議参加者。
こうした弱みのある中国、まともに、軍事的に攻めることを考えていては、どうにもなりませんが、いろいろな諜報戦で対処すれば、意外とはやく分裂してしまうと思います。

そうして、アメリカ、ロシアなどはすでに実行していると思います。諜報戦とはいっても、何も007のようなことをしなくてもいくらでもできます。無論、金で、情報を得るとか、いろいろな情報を出したり、隠したりで、中国共産党内部の対立を煽り、何人かを失脚させるとか・・・・。民主勢力を応援するとか・・・・。

私は、中国官僚の逃亡者数のこの多さの背景には、中国人の民度の低さにつけこんだ、アメリカやロシアのスパイ活動があると思います。

そういった観点から、ロシア、アメリカなど中国を崩壊させるいくつものシナリオや、スケジュールを持っていると思います。

本来ならば、日本も参加すべきものと思います。何しろ、前にも述べたように、冷戦は終了したのですが、アジアだけが、中共も、北朝鮮も何も体制が変わらず不安定要因として残ってしまいました。これは、いずれ、変えなければならないからです。そのまま温存することは、世界の安定にとってあまりに危険です。

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2010年12月29日水曜日

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中国初の空母、来年にも誕生か 軍事拡張への疑念が強まる



【大紀元日本12月28日】中国が購入した旧ソ連製空母ワリャーグの修復作業は、米軍事専門家の当初の予想より1年早く進んでおり、来年の7月1日、中国共産党建党90周年のタイミングで運用が始まる可能性が高い。また、ワリャーグを参考に、純国産空母2隻の建造も同時に進められている。23日のロイター通信が報じた。

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一方、中国国家海洋局が今年5月に発表した「中国海洋発展報告2010」に、「2009年、中国は空母建造の構想と計画を定めた」との一文をそっと登場させていた。空母保有へ闊歩する姿や、空母計画を当局出版物の中に隠すように公表するやり方に対し、中国の軍事的意図に対する国際社会の疑念がさらに強まった。

空母建造の狙いについて、ロイターの同報道によると、中国の消息筋は「空母があれば、南シナ海の主権は守れる。我々(中国)には覇権の野心はない」と話しており、中国の空母建造はアメリカと競争するためではないと主張している。

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中国国防部は空母についてのコメントを避けている。

一方、台湾元防務高官・林仲斌氏は、ワリャーグはマラッカ海峡に配備され、中国のインド洋における石油航路の安全確保に利用されると推測している。また、中国は空母の配備で、南沙諸島(スプラトリー諸島)への勢力拡大も目論んでいると指摘した。

23日の米軍事ウェブサイトstrategypageによると、ワリャーグはすでに「施琅号」と改名したという。「施琅」は清の康煕帝配下の海軍名将の名前で、1683年に清が台湾を治めたことから、今回の空母命名で台湾に脅威を与える狙いもあるとみている。

ワリャーグは旧ソ連時代に建造された空母だが、ソ連の崩壊で建造が中止された。1998年に2千万ドルで香港の会社に海上カジノの名義で売却されたが、背後にある本当の買い主は中国当局だった。2002年にワリャーグは大連港に入り、そこで改修作業が進められてきたという。

一方、空母の建造はスタートにすぎず、空母のもつ戦闘力を発揮させるには数十年かかることもある、とカナダの防衛評論家ロバート・カーニオルはロイターに語った。中国軍筋も、中国はまだ空母で戦闘機を発着させる技術をマスターしていないとロイターに話している。「この技術の習得には巨大な財力と命の代価を伴うことも認識してほしい」と米海軍専門家は指摘した。

なお、ロイター通信は中国軍筋の話として、中国国産空母2隻の建造は世界最大の造船所・上海江南造船所で行われていると明かした。

【私の論評】いたずらに、危機を煽る必要はないが事実として認識すべき
さて、空母の脅威に関しては、過去に掲載もしたことなので、ここでことさら詳細を掲載するつもりはありません。しかし、上の記事にもあるように、空母を持ったからといってすぐに、軍事力となるとおもうべきではないと思います。

これは、軍事の常識ですが、たとえば、戦車を導入したからといって、すぐに戦力にはならないのと同じことです。戦車も、操縦士、砲手、車長らの連携がうまくいかなければ、ほんど戦力となりません。

ちなみに、これらの役割を簡単に以下に掲載しておきます。


車長 戦車単体の指揮官。操縦手に前進、停止や方向の指示を出したり、砲手に射撃目標を指示するなどその戦車単体の指揮を担当する。

砲手 主砲、同軸機関銃などの照準、射撃を担当する。

操縦手 車体の操縦を担当する”運転手”


イメージ 6
90式戦車
さて、これらの三者の連携がうまくいったからといって、それだけでは、多少の戦力とはなりえますが、それでもまだ十分な軍事力とはなりえません。なぜなら、場合によっては、他の歩兵や、野砲などとの連携、他の戦車との連携も必要になるからです。

さらに、実際の戦争になれば、実際に戦争に参加する軍団の中での位置づけなどもはっきり認識していなければ、無用の長物になってしまいます。さらには、燃料、弾薬の補充、乗員の食料の補給などの兵站も考慮しなければなりません。

さて、わざわざ、戦車の例を出したのは、戦車の乗員はわずか3名ですが、それでも、これだけ考慮しなければならないことがあるということを示したかったからです。

空母に関しても、空母のみを軍事力にするわけにはいきません。やはり、艦隊を組んで派遣する必要があります。そうなると、その艦隊の乗組員だけでも数千人も要することになります。そうなると、空母を建造しただけで、すぐに軍事力になるわけなどないわけです。

艦隊をひとまとめにして動かすだけでも、かなりの練度を必要とします。さらに、これを特定の軍事目的にそって機能させるためには、ただ動くだけでは駄目で、軍事目的に沿った連携を行わなければなりません。そのためには、特定の軍事目的のための演習を少なくとも、机上や、実践も含めて、10回くらいはしなければ、実戦には役立たないということになります。

だからこそ、中国も今にいたるまで、空母を持つことなど考えなかったのです。というより、持てなかったというのが事実だと思います。世界を見回しても、空母を持っている国は少ないです。これは、空母を運用するということ自体が、その国の工学、軍事、通信、コミュニケーションなどをはじめとする、その国の知的水準の粋を集めなければできないためです。

開発途上国などが、空母を持ったとしても宝の持ち腐れになってしまうことでしょう。そう考えると、日本が第二次世界大戦中に空母を運用していたということは、すごいことだと思います。

おそらく、中国が空母を建造したとしても、実際に軍事力まで高めるためには、30年くらいかかるものと思います。

中国の軍事力を過大評価する人たちは、今回の空母の配備について脅威を煽ることでしょうが、少なくとも、ここ10年くらいの間は、たとえ中国の空母艦隊が日本に迫ってくるようなことがあっても、日本の潜水艦の対潜能力が中国のそれよりもはるかに高いため、日本の自衛隊だけでも、全艦撃沈可能です。これに、アメリカ軍なども加わった場合も想定すれば、ほとんど問題外でしょう。

しかし、われわれがここで注視しなければならないことは、中国が空母を必要とする国家戦略を持ったということです。空母を必要とする国家戦略とは、少なくとも日本や、東南アジアなどを自らの覇権ま傘下に収めるということです。さらに、一歩進めれば、日本や、東南アジアなどを自らの領土にするということです。

日本は、こうした中国の国家戦略を前提として、安全保証や、国防、軍事の問題を考えていかなければ、ならなくなったということです。これに関して、少なくとも、10年以内には、日本は現状のあり方を崩し、いずれかの道に進まなければならないということです。

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2010年12月28日火曜日

首相の「地元」民主惨敗 西東京市議選―【私の論評】なぜ政治不在でも、日本の社会はかくも安定しているのか?ニッポン人の大きな忘れ物?

首相の「地元」民主惨敗 西東京市議選


26日に投票された西東京市議選(定数28)で、7人を公認した民主は現職4人が落選し、議席数を5から3に減らす惨敗となった。統一地方選の前哨戦として注目された選挙で、菅直人首相のおひざ元での敗退とあって、民主への逆風を強く印象づけた。

今回の市議選では、各党が統一地方選の行方を占う選挙と位置づけ、党首級が次々と地元に乗り込んだ。中でも民主は、同市が中選挙区時代の菅首相の選挙区に含まれていたこともあり、選挙期間中は菅首相の妻伸子さんや、蓮舫行政刷新担当相らが続々と応援に駆けつけた。

だが、結果は惨敗。現職5人と新顔2人を公認したが、議席獲得は現職1人、新顔2人にとどまった。

これに対し、自民は公認7人と推薦2人のうち、公認1人を除く8人が当選した。

公明は6人、共産は4人が当選。民主と会派を組んでいた社民は議席を失う一方で、みんなは現職1人を含む3人全員が当選した。西東京・生活者ネットの当選者は2人、無所属は4人だった。

選挙前から、民主の現職議員らは、国政の逆風が吹く中、都連が新顔2人を公認したことに疑問や不安を募らせていたが、それが的中した。5人の公認候補全員が当選した前回の総得票数は1万629票。7人の今回は9442票と約1200票減らしたうえ、各候補に票が分散した。

党の市支部副代表を務める二木孝之氏は落選。「新人を2人立てたので前回より自分の票が減ることは予想していたが、思った以上に逆風が厳しかった」と振り返った。森信一氏も議席を失い、「国政に対する批判の影響もあったと思う」と肩を落とした。(菅野みゆき)

◇「国政への不満を反映」民主都連
「大変厳しい結果だ。国政に満足していない有権者の思いが反映された」。民主党都連副会長の大沢昇都議は27日、支持率低下が続く政権運営が西東京市議選の惨敗につながったとの見方を示した。

多摩地域のある都議は、尖閣諸島や小沢一郎元代表の「政治とカネ」など、同党が直面する問題を踏まえ、「有権者が背を向ける原因は多岐にわたる。根本的な解決策が見つからないのが一番の問題」と話す。

「外交が任せられない」「政治とカネの問題がおかしい」「子ども手当は全額支給されないのか」……。西東京市議選の応援で市内を回った際、有権者の批判が相次いだという。

都連は10月の都連大会で、以後の都内の区市町村議選について、「定数の4分の1以上の議席獲得」を目標に掲げた。だが、政権支持率に好転の兆しが見えない中、西東京市議選では定数28人に対して公認7人を擁立しながら当選は3人にとどまった。

都連幹部は「多くの候補者を立てても共倒れになっては仕方がない。戦略見直しが必要かもしれない」と漏らした。

私の論評】なぜ政治不在でも、日本の社会はかくも安定しているのか?ニッポン人の大きな忘れ物?
今回の市議選は、まさに、昨年の政権交代の前のいろいろな都議会、市議会、県議会の選挙を彷彿とさせます。無論、与党と野党が入れ替わっています。しかし、わずかの期間でこれほどの激変です。多くの人は、あまり気にもとめてもいないようてすが、これはとてつもないことです。

二大政党の国で、二つの政党が交代しているだけなら、あまり混乱しないのも理解できますが、そうではない国の場合、とてつもないことになるのが普通です。普通の国なら場合によっては、ゼネストなどが多発したり、混乱や暴動、内乱になる場合だってあります。 ハング・パーラメントによる二大政党制の危機もあったイギリスの先回の選挙の結果保守党が返り咲得ていますが、その後イギリスでは、経済も不振ですし、学費値上げに反対する学生の大規模なデモが話題になっていました。

政治の世界がこんなに激変しているのに、日本の社会はそうでもないです。確かに経済はふるわないですが、日本の円は高い傾向にあります。円高の理由はいろいろありますが、それでも、円高ということは、日本国内ばかりではなく、外国も日本の円が安全だとみていることに他ありません。これには、日本の社会の安定性が随分寄与してるものと考えます。これに関して、山崎元氏が、ダイヤモンド・オンラインで『政治不在は日本の「強み」の表れかも知れない』というタイトルで、執筆されていました。詳細は、その記事そのものを見ていただくものとして、その結論部分のみ下にコピペしておきます。
誰も突出できないし、急激な変化を起こすことはできず、時に変化へのあこがれはあっても、現実問題としては、変化を好まない集団が変化を押さえつけて、国民全体も変化への不安からこれに同意するという構造だ。 
集団的にすくみ合うようにして、安定への求心力が働く社会は、すっきりしないが、意外に強い社会であるのかも知れない。
政府も政策もあてにできない。しかし、この現実を認めて、その前提で、過ごすなら、個人にとっても、企業にとっても、案外居心地のいい環境だ。
山崎元氏の論点は良く理解できます。そうして、短期的な見方によれば、それは正しい事と思います。ただし、日本の社会が長期的に安定している理由はそれだけではありません。それには、もっと深い日本人のバックボーンに根付いたものがあります。

実は、ドラッカー氏も、日本社会の安定性について言及しており、日本の政治家、官僚はともに、経済よりも社会を優先してきたということを語っています。それに加えて、ドラッカー氏は、明治維新を例にあげて、日本人は国内で一旦コンセンサスが成り立てば、一夜にして、大変化を成し遂げることができると論評しています。

このことは、前にもこのブログに書いています。ドラッカー氏は、日本の美術などにも造詣が深く、日本の歴史なども熟知しています。しかし、上のような日本の強みに対して、その原因や源は何なのかについては、あえて述べようとはしませんでした。私は、それについて、ドラッカー氏も西欧人であり、西欧人であるが故の限界であると、このブログに掲載しました。かといって、ドラッカー氏の偉業については、決して色あせることはないことも掲載しました。

さて、ドラッカー氏も述べなかった、日本の真の強み、そうして、さきほども述べたように、山崎氏も気づいていないようである、日本の社会が長期的に安定している理由とは、その源は何なのでしょうか?

それは、無論、天皇制です。天皇制があるが故に、わたしたち日本人は、昔から分裂、内乱などを避けることができたのです。明治維新などのドラッカー氏が絶賛する、無血革命も、互いに敵同士に別れても、天皇を頂点とした、日の本の国の人として、気脈を通じることができたからです。

特に、天皇制に関しては、日本人にとっては神道や他の伝統文化等と渾然一体となっていて、意図して、意識しなくても、子供の頃から、潜在意識に埋め込まれ、自分の皮膚のようになっていると言えると思います。本来、日本の長期的な安定性は、天皇制を抜きにして語ることはできません。山崎氏は、このことを忘れ、全く頭の片隅にもないニッポン人なのかもしれません。

最近では、山崎氏のように、顕在意識からそれが完全に離れてしまっているニッポン人も増えてきました。かつての日本では、天皇制はあまりに当たり前だったので、ことさら、それを強調しなくても良かったことや、戦後60年を超える米国の日本弱体化政策や、その尻馬にのった、戦後の民主主義教育や、個人主義教育がこのような多くのニッポン人を生みだして来たのだと思います。良く考え見てください、日本が戦争に敗れたあとで、アメリカ軍が進駐してきましたが、それでも、天皇制を崩すことはできませんでした。何度も存続の危機にあいながらも、このような長い2670年にも及び、天皇制のようなシステムを長期間維持してきた国は他にあるでしょうか?

どこにもないですね。イギリスには王室がありますが、日本の天皇制と比較すれば、歴史など及ぶべくもありません。また、イギリスの王室はあくまで、為政者の末裔であり、日本の天皇制とは根本的に異なります。

私は、こうした安定システムでもある、天皇制は古の日本人の空前絶後の卓越した知恵であり、これからも、維持発展させていくべきものと思います。

先に掲載したドラッカー氏、現在の価値観が多数存在する、多元的な社会について、「多元性のある社会は強く、健全である。全体主義的なカリスマに支配されるような社会は脆弱で不健全である。私たちは害悪の根源たるカリスマの出現に常に目を光らせていなければならない」としています。しかし、多元的な社会を統合することについては、必要性は述べているものの、その答えは述べていません。しかし、多元的な価値観だけが、存在する社会は分裂するものです。

やはり、多元的な社会を統合する理念や、哲学が必要です。日本では、西欧の伝統文化においては、ドラッカー氏ですら、結論を出すことができない、多元的な社会を統合する要としての天皇制を、古来から設けて、維持してきたということです。西欧文化においては、従来これは宗教が担ってきました。しかし、宗教に限界があったことは、今では周知の事実です。

しかし、日本には、古来から天皇制があり現在まで存続しているということは、本当に日本独自の強みです。日本の天皇は、他国のように為政者がなるものではありません。だから、ドラッカー氏が述べている、ヒトラーや、現在であれば、中国共産党や、北朝鮮、古くはナポレオンなどのような全体的なカリスマとは根本的に異なります。むしろ、古の日本人は、このようなカリスマが出現することを恐れ、さらには予知していたがゆえに、為政者とは異なる天皇制を設立したのです。これほど、類稀な安定システムは日本独自のもので、他国にはありません。

多くのニッポン人は、そのことをすっかり忘れているようです。しかし、私を含めて、日本には、まだまだ、多くの日本人がいます。私は、日本人が日本人たるためには、天皇制は絶対に避けて通る事はできないと思います。それを忘れてしまえば、日本人はたとえDNAが日本人ではあっても、文化的には日本人ではなく、ニッポン人になってしまいます。ニッポン人が多数になってしまうような日本は、きっと、極めて不安定な社会になることでしょう。一時安定したように見えても、長期では不安定化し、混乱することでしょう。そうして、一時、日本にも、ニッポン人が増えてしまったようですが、これからは、本来の意味での日本人をどんどん増やしていくべきと思います。

先に述べたような、政治の世界のことなど、悠久の天皇制やそれを生み出した日本人の精神からすれば、太洋のなかに生じた小波程度のことでしかありません。これからも、悠久の歴史の中で、燦然と輝いてきた天皇制を頂点とする日本の伝統文化は、未来においても輝き続けることでしょう。これからも、日本人はイノベーティブでありつつも、古き伝統で変えてはいけないものは、守り続けていくべきです。

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2010年12月27日月曜日

インド人学生自殺 ズボン脱がされ、あだ名は「ビンラディン」 親友が“いじめ”証言―【私の論評】いじめに関与したものは、追跡調査し大学卒業資格を剥奪せよ!!

インド人学生自殺 ズボン脱がされ、あだ名は「ビンラディン」 親友が“いじめ”証言


すごく変なコマーシャルですね・・・・・。

追手門学院大学(大阪府茨木市)に通っていた在日インド人の男子学生=当時(20)=が大学でいじめを受け続けたとする遺書を残して自殺した問題で、男子学生が複数の学生から人前でズボンを脱がされたり、イスラム過激派テロリスト「ビンラディン」とのあだ名で呼ばれるなどの嫌がらせを受けていたことが26日、分かった。男子学生の親友が証言した。大学側はこれまでいじめの事実を強く否定してきたが、男子学生が、こうした嫌がらせをいじめと受け止め、自殺を図った疑いが強まった。

いじめとみられる嫌がらせの具体的内容が判明するのは初めて。男子学生の友人らが結成した「自殺事件原因追及の会」に対し、男子学生と特に親しかった友人の1人が証言した。

それによると、男子学生がたびたび嫌がらせを受けていたのは、遊び仲間だった複数の学生。人前でズボンを脱がされたり、花火を直接向けられたりしたほか、本名ではなく、「ビンラディン」と呼ばれるなどしていたという。

また「お前をいじることが最近一番楽しい」「お前を見ているとなんかイライラする」などの暴言を吐かれることもあったという。

男子学生は親友に対し、「最近、パシらされる(使い走りをさせられる)ことが多い」などと打ち明けることもあったという。

親友は男子学生が自殺を図った後、「もっと彼を守ってあげることができればよかったと悩み苦しんだ」と話している。

当時3年だった男子学生は平成19年6月、神戸市の自宅マンションから飛び降り自殺。遺書やメールには大学でのいじめを強く示唆する文面が記されており、遺族は調査を要望したが、大学側は3年以上放置。このため、遺族は今年8月、大阪弁護士会に人権救済を申し立てていた。

大学側は産経新聞の報道を受けた8月の記者会見で、いじめの事実を強く否定したが、10月に弁護士らでつくる第三者委員会を設置し、自殺の原因などを調査しており、27日に記者会見を開き、調査結果を公表する予定。

この問題をめぐっては、男子学生のゼミ担当教授が産経新聞の取材に対し、「大学はいじめ自殺の可能性が高いことを把握しながら調査せず隠蔽(いんぺい)した」と証言している。

【私の論評】いじめに関与したものは、追跡調査し大学卒業資格を剥奪せよ!!
追手門大学の今回のいじめに関する報道には主に二つの大きな問題点があると思います。

一つ目としては、大学生にもなって、中学生なみの頭しかないものがいるということです。現在の大学生生の就職難に関しては、確かに現在不況という側面はありますが、それ以外にも、現役大学生の中に、中学生なみの頭しかないものも結構多いという現実もあるのではないかと思います。

企業側からすれば、社会性が全くなく、コミュニケーションも満足にとれなく、そうして、上記のように中学生波の頭の大学生など、採用しても、教育・訓練して、さらに、社会性を身につけさせる手間を考えた場合、二の足を踏むのは当たり前のことと思います。

二つ目としては、大学側の対応です。速やかに発見して、中学生並の頭の馬鹿な学生はさっさと除名処分にするべきだったでしょう。そのほうが、むしろまともな大学としての評価が高まったではないかと思います。大学生にもなって、いじめをするというのは、断じて大学の責任ではなく、本人たちの責任です。全く大学には関係ないことです。ただし、誤解のないように掲載しておきますが、事件発生後にすみやかに対応して、処分なり何なりをしなかったことに関しては、大学側に大きな責任があると思います。

しかし、それにしても、今の大学二流校以下にもなると、何と、出欠の報告をわざわざ親にするそうです。私からいわせれば、そんなのは、本人に任せるべきであって、それで、本人が大学に来なくなって、放校になったとしても、大学には全く責任はありません。それは、断じて本人の責任です。もし、こんなところに、モンスターペアレントが出てきたとしても、そんなものは、一向に構う必要はありません。もし干渉してきたとしても、無視すれば良いことです。

そんなことに対して、非難をするような人間がいたとしたら、それは、そいつがおかしいということです。大学側は非難されることは全くありません。

今回の事件でも、責任は、いじめをやった馬鹿者に帰属するものであり、大学にも、親にも責任はありません。その責任はすべて、通常の社会のルール通りに、自分たちが贖えば良いことです。当然、大学として、大学卒業資格の取消、もし、本人たちが、会社に就職していたとすれば、会社側としては、入社のときの面接で、虚偽の申告をしたということで、会社も解雇で良いと思います。

それにしても、インドは親日国だというのに、残念です。いじめをしていた連中も中学生並の頭なので、そんなことは知らなかったのだと思います。

最近の大学生の質は「ゆとりの教育」もあって、かなり学力が落ちています。さらに、社会性も低いときています。コミュニケーション能力も低いです。さらに、少子高齢化の傾向から、数そのものも少ないです。

このような現象について、かつてドラッカーは、かれこれ、30年以上前から予想していて、企業に対して、高齢者、その中でも、高学歴の知識労働者の活用を推奨していました。これは、このブログにも何回か掲載してきました。10年程前でも、そのような推奨内容など、それが実現するなどとは、とても思えませんでしたが、しかし、最近になってそれが、上のような記事をみていて、現実味を帯びてきたと思います。

現在その傾向はまだ、日本に限らず、世界的にも顕著ではありません。それは、リーマン・ショック以降の経済が良くないということもあるのだと思います。しかし、上の記事などを見ていると、もし、景気が回復したとしても、もう、雇用状況などもとに戻らないのではないかと思います。

30年ほど前までは、大学の進学率など、高卒の30%前後でした。それが、最近では、50%以上になっているそうです。その結果が、上の記事のような、中学生なみの頭しかない大学生の出現です。このような状況を考えれば、もう、2流、3流であっても、あるいは1流であっても、何の才能もなく、社会性もないような大学生など、大学を卒業しただけで、中堅どころ以上の企業にほぼ無条件で就職できるという幸福な時代は終わったのではないかと思います。

しかし、それも、しかたのない事と思います。現在の大学生の質低すぎです。無論全部とはいいませんが、卒業者の何割かは、知識労働には相応しくないです。みずからにあった職業選択をすべきと思います。しかし、それは、それで良い事と思います。一昔前に戻るというだけの話ですから。現在は、どこかが狂っているだけで、本来なら大学に入れてはいけないような馬鹿者も入っているというように、認識を改めていく必要があると思います。そうして、まともな企業はそのように改めつつあると思います。

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2010年12月26日日曜日

【内田樹の研究室】才能の枯渇について―【私の補足】利他的な動機から本当の知恵が生まれてくる!!

【内田樹の研究室】才能の枯渇について

典型的なお嬢様大学といわれる神戸女学院の内田研究室。最近
の卒論のテーマは、社会問題が多いということを聞いたことがある。
「内田樹の研究室」という有名なブログがあります。私も、時折参照させていただいています。そこに多くの「才能の枯渇について」という内容の興味ぶかい記事が掲載されていたので、以下のその要約を掲載します。
クリエイティヴ・ライティングの今年最後の授業で、「才能」について考える。天賦の才能というものがある。自己努力の成果として獲得した知識や技術とは違う、「なんだか知らないけれど、できちゃうこと」が人間にはある。 
「天賦」という言葉が示すように、それは天から与えられたものである。外部からの贈り物である。私たちは才能を「自分の中深くにあったものが発現した」というふうな言い方でとらえるけれど、それは正確ではない。才能は「贈り物」である。
外来のもので、たまたま今は私の手元に預けられているだけである。それは一時的に私に負託され、それを「うまく」使うことが私に委ねられている。どう使うのが「うまく使う」ことであるかを私は自分で考えなければならない。私はそのように考えている。 
才能を「うまく使う」というのは、それから最大の利益を引き出すということではない。
私がこれまで見聞きしてきた限りのことを申し上げると、才能は自己利益のために用いると失われる。 
「世のため人のため」に使っているうちに、才能はだんだんその人に血肉化してゆき、やがて、その人の本性の一部になる。そこまで内面化した才能はもう揺るがない。
でも、逆に天賦の才能をもっぱら自己利益のために使うと、才能はゆっくり目減りしてくる。 
でも、ある程度生きてくれば、現在自分の享受している社会的なアドバンテージのかなりの部分が「自己努力」による獲得物ではなく、天賦の贈り物だということに気づくはずである。 
それに対して「反対給付義務」を感じるかどうか、それが才能の死活の分岐点である。
反対給付義務とは、この贈り物に対して返礼の義務が自分にはあると感じることである。 
世界で最初に贈与した人間が「いちばんえらい」のである。その原初の一撃(le premier coup)はどのような返礼を以てしても償却することができない。それゆえ、返礼義務は「贈与者」に対して、債務の相殺を求めてなされてはならない。 
してもいいけれど、「贈与を始めた」というアドバンテージはどのような返礼によっても、相殺できないからやっても無意味なのである。この被贈与者が贈与者に対して感じる負債感は、自分自身を別の人にとっての「贈与者」たらしめることによってしか相殺できない。 
自分が新たな贈与サイクルの創始者になるときはじめて負債感はその切迫を緩和する。そのようにして、贈与はドミノ倒しのように、最初に一人が始めると、あとは無限に連鎖してゆくプロセスなのである。 
才能はある種の贈り物である。それに対する反対給付義務は、その贈り物のもたらした利益を別の誰かに向けて、いかなる対価も求めない純粋贈与として差し出すことによってしか果たされない。 
けれども実に多くの「才能ある若者」たちは、返礼義務を怠ってしまう。「自分の才能が自分にもたらした利益はすべて自分の私有財産である。誰ともこれをシェアする必要を私は認めない」という利己的な構えを「危険だ」というふうに思う人はしだいに稀な存在になりつつある。 
でも、ほんとうに危険なのである。『贈与論』でモースが書いているとおり、贈り物がもたらした利得を退蔵すると「何か悪いことが起こり、死ぬ」のである別にオカルト的な話ではなくて、人間の人間性がそのように構造化されているのである。
だから、人間らしいふるまいを怠ると、「人間的に悪いことが起こり、人間的に死ぬ」のである。生物学的には何も起こらず、長命健康を保っていても、「人間的には死ぬ」ということがある。 
贈与のもたらす利得を退蔵した人には「次の贈り物」はもう届けられない。そこに贈与しても、そこを起点として新しい贈与のサイクルが始まらないとわかると、「天」は贈与を止めてしまうからである。天賦の才能というのは、いわば「呼び水」なのである。 
その才能の「使いっぷり」を見て、次の贈り物のスケールとクオリティが決まる。天賦の才能を専一的に自己利益の増大に費やした子どもは、最初はそれによって大きな利益を得るが、やがて、ありあまるほどにあるかに見えた才能が枯渇する日を迎えることになる。 
前に「スランプ」について書いたことがある。スランプというのは「私たちがそれまでできていたことができなくなること」ではない。できることは、いつでもできる。そうではなくて、スランプというのは「私たちにできるはずがないのに、軽々とできていたこと」ができなくなることを言うのである。 
「できるから、できる」ことと、「できるはずがないのに、できる」ことはまるで別のことである。「できるはずのないことが、自分にはできる(だから、この能力は私物ではない)」と自覚しえたものだけが、次の贈与サイクルの創始者になることができる。 
自分は世のため人のために何をなしうるか、という問いを切実に引き受けるものだけが、才能の枯渇をまぬかれることができる。「自分は世のため人のために何をなしうるか」という問いは、自分の才能の成り立ちと機能についての徹底的な省察を要求するからである。 
自分が成し遂げたことのうち、「これだけは自分が創造したものだ」「これは誰にも依存しないオリジナルだ」と言いうるようなものは、ほとんど一つもないことを思い知らせてくれるからである。才能の消長について語る人があまりいないので、ここに経験的知見を記すのである。
【私の補足】利他的な動機から本当の知恵が生まれる!!
内田 樹氏(うちだ たつる、1950年9月30日 - )は、日本のエッセイスト、元フランス文学研究者、翻訳家、神戸女学院大学教授です。詳細な経歴などは、ウィキペディアなどで御覧になってください。

私は、内田氏のブログの内容をみて、自分なりに啓発されるところがあったので、本日はその内容を書きます。その内容は、内田氏の論を強化するための補足ということになると思います。

クリエイティブ・シンキングというよりは、そのもととなるクリエイティブ・シンキングに関して、私は従来から興味があり、以前から調べたりしていました。そうして、内田氏の上の記事で言われることはまさにその通りと思います。以前このブログにも掲載した、最近ノーベル化学賞を受賞された、鈴木氏、根岸氏とも受賞のもとになったカッフリング反応に関する、特許などは取得していませんでした。

もし、特許を取得していたら、巨万の富を得ていたでしょう。しかし、彼らは、そうはしませんでした。それは、彼らなりに上で内田氏が述べていたようなことを覚っていたからにほかなりません。というより、もし、彼らが若い頃、巨万の富を目指して、研究をしていたら、とても、ノーベル賞受賞級の研究などできなかったかもしれません。

化学の世界特に、近代アカデミックの世界ではもともと、贈与サイクルで成り立っている世界です。自分の研究は、次の人のために貢献できるように、隠し立てすることなく、論文にして公表するのが不文律の世界です。現在では、ケミカル・アブストラクトなどというデーターベースがインターネット上で、公表され誰もが、最新の物質の情報を得られるようになっています。私も、昔は、生化学の分野で良く参照していたことがあります。

なぜ、このような不文律や、考え方が生まれてきたかといえば、化学の研究など一般の人が想像するよりもはるかに地味な研究だからです。日々、実験の積み重ねであり、失敗の連続です。いつ実るかもわからないある意味では先の見えない研究に長い間没頭しなければ、とうてい成果をあげられません。そんな中で中世の錬金術師のような秘密主義などとっていれば、誰も成果をあげられず、化学の進歩もなかったことでしょう。

ノーベル賞級の研究をした後も、彼らは、研究者としてとどまり、後輩の支援や、企業に対する指導などを継続しました。その成果の表れが、今日の日本の様々な分野の強みにつながつています。彼らが、若い頃から巨万の富を得ることのみに集中していたら、とてもこのようなことまではできず、今日ノーベル賞を受賞するなどのことはできなかったでしょう。

また、上の内田氏のことを裏付けるような発言を、アインシュタインがしていることも、このブログに掲載しました。

その内容を下に記します。
現代では、昔言われていた、本に書いてある内容など、知識とはいいません。今では情報という言い方をします。知識は何かといえば、そうした情報を取捨選択、統合して、実際に仕事に適用する能力をいます。 
ただし、知識を得るためには、かなり膨大な情報を予め頭の中にインプットしておく必要があります。いまなら、情報化が進んでいますから、情報は昔と比較すれば、かなり容易に、しかも迅速に入るようになっています。しかし、とはいっても、ある程度の情報、特に基本的な情報がある程度頭の中にインプットされていなければ、調べるだけでも、膨大になってしまい、そこから知識を生み出すことはできなくなくなります。 
このような真の意味での、知識のない人は、いまでは、仕事ができません。そうして、知識を得るためにこそ、膨大な情報を必要とします。 
このことを端的に示しているのが、アインシュタインです。アインシュタインといえば、あの相対性理論で有名です。特にその中でも、「E=MC2」という式は、統合的思考の産物です。わずか、この一行の式の持つ意味はまるで、広大な宇宙のようです。 
こうした、アインシュタイン自身が自分の業績について語った言葉が印象的です。「私の理論は、すでに先人がそのほとんどすべてを開拓したものです。私が付け加えたのは最後のほんの!%程度くらいにすぎません」。これは、かなり、謙遜した言葉と受け取られるかもしれません。しかし、真実です。 
アインシュタインは、先人が開拓した物理の理論を情報として、徹底的に、頭の中にインプットしたのだと思います。そうして、そこから、様々な知識を生み出し、その過程で、無論、論理的思考と、水平的思考を駆使し、最後の最後で、統合的思考方法を適用して、壮大な理論を「E=MC2」という、単純な公式としてまとめあげたのです。わずか、!%といいながら、その1%は、偉大であり、人類の金字塔となったのです。
実は、アインシュタインが語っていることは、まさに、内田氏がいうところの、先達から受け継いだ贈与により、次の贈与サイクルの創始者になることができたからこそ、あの特殊相対性理論を打ち立てることができたということを示しているのだと思ます。鈴木氏や、根岸氏も、やはり同じ事だと思います。

両氏とも、パデュー大学のホウ素の化学で高名をはせたH.C.ブラウンに師事を受けています。まさらに、彼らは、H.C.ブラウン氏などから受け継いだ贈与により、次の贈与サイクルの創始者になることができたため、ノーベル賞に結びつくような研究ができたのだと思います。もし、ブラウン氏の師事を受けていなかったら、ノーベル賞など叶わなかったに違いありません。

誰でも、大きな成果を挙げる人には、直接師事を受けた、受けないに限らす、こういった先達がいるのだと思います。そうした、先達から贈与を受けて、次の贈与サイクルの創始者になれる人のみが、大きな成果をあげられるのです。

にもかかわらず、内田氏がいうように、実に多くの「才能ある若者」たちは、返礼義務を怠ってしまうのです。「自分の才能が自分にもたらした利益はすべて自分の私有財産である。誰ともこれをシェアする必要を私は認めない」という利己的な構えを「危険だ」というふうに思う人はしだいに稀な存在になりつつあるのだと思います。しかし、そういう若者は、結局才能が枯渇するのだと思います。

そうして、この考え方について、私なりに付加しておきます。上のアインシュタインの引用の中に、統合的思考という言葉がでてきました。思考方法については、大まかにいうと、論理的思考、水平的思考、統合的思考の三つの方法があります。これに関しては、先のブログにその意味を掲載しましたので、その内容はそれを見ていただくものとして、ここでは詳細を説明はしません。

私は、内田氏の上の論に対して、さらに補足したいと思います。多くの人の才能が枯渇してしまうのは、おそらく、思考方法でいえば、論理的思考、水平的思考までで止まってしまい、アインシュタインや、鈴木氏、根岸氏、あるいは優れた経営者のように統合的思考にまで到達できないからではないかと思います。

若いうちは、利己的に、頭を使い、論理的、水平的思考のみで、何とか世の中をわたっていけるのだと思います。しかし、利己的であっては、そこで小さくまとまって、次の、ステップに進めなくなるのだと思います。これが、いわゆる才能の枯渇なのだと思います。多くの利己的な愚かな若者が、人生の最初の部分では、論理的思考だけで何とかなるのだと思います。そこで、成功して、うまくいかなくなったとしても、水平的思考で何か珍奇な考えをだし、それで成功するというわけです。そうして、人の才能とは、論理的思考、水平的思考のみであり、それ以外にないと思い込んでいるのだと思います。しかし、次のステップに進むためには、それだけではすまないということです。

私は、統合的思考について、先のブログで以下のように述べました。
統合的思考方法は、最早、ツールに依存するものではなく、会社であれば、その会社の経営者の個性であり、もっといってしまえば、それは技法などという枠を超えたアートなのかもしれません。アートに便利なツールなどありません。どんなに、高価な絵筆や、キャンバスなどを購入したからといって、一流の画家になることはできません。
そうして、このアートがどこから湧きいでてくるのかといえば、無論、利他的な動機からであり、身近には家族のため、友人のため、仲間のため、会社のため、地域のため、国のため、世界のためという考えからであると思います。まさに、先達から贈与を受けて、それに感謝して、意図して意識して、次の贈与サイクルの創始者になり、これらの人たちに贈与をするという固い決心をすることから、これが湧きい出てくるのです。それなしに、統合的思考などしようにも望むべくもないのです。

そうです。そう考えると、何も統合的思考方法をするのは、ノーベル賞を受賞するような偉業を達成する人たちばかりではありません。良き夫、良き妻もそのような考えをしています、良き親もそうです。中小企業の経営者だってそのような考えをしている人もいます。学校の先生だって、そんな考え方をしている人もいます。皆さんの、身近にいる信頼できる人は、特に意識せずとも、きっと皆このような考えをしているのだと思います。ただ、ノーベル賞受賞者等からみれば、その適用範囲が狭いだけです。それでも、本当に立派なことです。

そうして、これこそが、古から言われている知恵というものです。上で述べたような決心をしない人からは、自己保身以外の何物も生まれてこないのです。利己的な現代人の多くは、このことを忘れて、八方塞の堂々巡りをしているのだと思います。結論をいえば、誰もが自分のためにだけものを考えていたのでは、限界があるということです。しかし、利他的に物を考えたときに、それまでの思考段階を突破し、統合的思考の段階に到達し、その限界を突破することができるということです。


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2010年12月25日土曜日

【日本で報道されない激レアニュース(その2)】人権弾圧の中共高官に入国禁止令 台湾議会、臨時議案を可決―【私の論評】日本の政治家は、台湾の政治家の熱い心を見習え!!

【日本で報道されない激レアニュース(その2)】人権弾圧の中共高官に入国禁止令 台湾議会、臨時議案を可決

今年7月8日、台北の立法院(国会)議場での乱闘
台湾立法院(国会に相当)は今月7日、人権弾圧に加担した中国共産党の高官を台湾に入国させない内容の臨時議案を可決した。台湾各地の政府機関に対して、人権弾圧を主導する中国当局の高官を招かないように通達した。

同臨時議案は台湾の16人の立法委員(議員)が共同で提出したもので、同様の議案が、台湾の8つの県・市でも可決された。

同議案の執行について、台湾移民局は12日の記者会見で、今後、関連する中央政府機関と協議していくと示した。

中国で人権弾圧を受けている法輪功学習者の救援に携わる「法輪功人権弁護団」の代表、台湾の朱婉琪・弁護士は、同議案の可決を受けて、法輪功学習者のみならず、中国当局による人権迫害の被害者である者も、同人権弁護団に詳細な事実内容を提供するよう呼びかけた。これらの情報を台湾中央政府の関連機関に提供すると朱弁護士は話した。

朱弁護士は、欧州連合や香港には、台湾の同提案を賛成する議員も多くおり、同様の提案提出を検討しているもようだと語っている。

同弁護士はまた、該当する中共高官の名簿の早急な公開を、中央政府と地方政権に要求するよう、議案の作成と署名に参加した立法委員に呼びかけた。

香港立法会の複数の議員は、同提案の可決は極めて重大な意義があると評価し、世界各国の政府に追随を呼びかけている。

香港立法会の陳偉業・議員(社民連)は、「国際社会への強いメッセージだと思う。人権を尊重する国々の政府が、いよいよ(中国当局の人権弾圧に対する)態度を明確に表明する時期がきたのではないか」と述べた。


【私の論評】日本の政治家は、台湾の政治家の熱い心を見習え!!
日本でも、巡視船に体当たりした中国船の船長をすぐに釈放してしまいましたが、韓国でも似たようなもので、中国漁船が韓国警備艦に衝突した事件をめぐり、韓国海洋警察庁が25日、特殊公務執行妨害容疑で書類送検した中国人漁船員3人を中国側に引き渡したことを公表しました。

日本は、及び腰、韓国は、柳腰というような対応ぶりです。しかし、台湾はそうではないようですね。中共高官など入国禁止令というのですから、すごいです。

実は、これと似た様な記事、このブログにも9月20日に掲載しました。本日の記事の内容は、その記事の続きともいえる内容になっています。

その内容は、台湾訪問中の中共高官2人、相次ぎ刑事告訴さたというものです。やはり、法輪功に関連するものです。それにしても、今度は、高官の入国禁止です。これによって、胡錦濤、温家宝、習近平など日本では、おなじみの面々も台湾には入国できなくなることでしょう。

これについては、実は、習近平をはじめとする中国の高官どもも、かなり恐れていたようです。これも、以前のブログに掲載しましたが、wikileaksによれば、習近平が訪米で最も恐れていることは、法輪功に刑事告訴されることだとしていました。これは、一足先に台湾では実現されたということです。

台湾で実現したということは、そのうち、アメリカもそうなるかもしれません。なにせ、今のアメリカ議会は、保守派の共和党が最大になりましたから、オバマ大統領の意志とは関係なしに、中国に対してはこれからは、厳しくなるものと思います。ブッシュ大統領などは、任期中には必ず、中国に対して、毎年会見を開催して、民主化などに関して、厳しい要求をつきつけていました。

というより、もう世界はその方向に向かっていると思います。日本と韓国だけが、この潮流から乗り遅れているのだと思います。

上の記事の陳偉業・議員の「国際社会への強いメッセージだと思う。人権を尊重する国々の政府が、いよいよ(中国当局の人権弾圧に対する)態度を明確に表明する時期がきたのではないか」という発言は、まさに的を射ていると思います。


12月10日の世界人権デーを前に、台­湾立法院の王金平(おう きんぺい)院長が12月8日、台湾の民主・人権などのソフトパワーが中国大陸に影響し­てほしいと述べました。

民主基金会と世新大学による人権報告書の発表会で、王院長は、ソフトパワーの父、ジョ­セフ・ナイ教授の言葉を引用。

「ナイ教授は台湾の自由・民主・人権は最も価値ある――ソフトパワーだと強調しました­。
我々はこれを大切にし、とりわけ中国大陸に対し、影響が及んでほしいです」

ソフトパワーの概念を提唱したジョセフ・ナイ教授は、かつて台湾の議会で見られるボイ­コットも貴重なソフトパワーだと強調しました。

議会のトップであり、民主基金の理事長である王院長は立法院(国会に相当)で次のように述べました。

「台湾の民主はまだ高校生です。これから大学生、修士、博士と前進していきます。だか­ら頑張りましょう。台湾が頑張れば、大陸はなおさらです。大陸はもっと必要です」

世界人権デーの前夜、台湾は政界から民間まで、様々な方法で民主と自由を訴えました。

それにしても、日本の政府は全くこの潮流が見えていないようですね。もう、中国は経済がガタガタです、中国では、過去10年間に高級官僚が4000名も海外に亡命しています。移民の数もかなり多いです。このことは、このブログでもさんざん書いてきましたが、日本のマスコミならびに日本政府等だけが、中国の経済統計の真っ赤な嘘を心底信じ込んでいるようです。

国民の一部には、小沢待望論があるようですが、私は、小沢さんは古いタイプの政治家だと思います。彼が、総理大臣になったとしても、何も変わりがないと思います。なぜなら、こういう潮流も読めずに、中国に対する朝貢外交の口火を切ったような人だからです。それに、一ヶ月ルールを破ってまでも、上の記事にもでてきた、国際レベルでみれば、犯罪者の習近平を無理やり天皇陛下に謁見させた人だからです。

最近は、日本でも随分中国に対する国民のイメージが悪くなったようですが、それが普通の感覚であると思います。まだ、中国幻想に酔っている一部の企業経営者など感覚がおかしいと思います。

それにしても、台湾の国会は活気がありますね、あの暴力沙汰すごいですね。でも、見方を変えれば、それだけ熱いものを持っているという事だと思います。日本の政治家、政局ばかり追いかけて、台湾の政治家のような熱いものを見失っていると思います。

暴力はいただけませんが、政治家など人の上にたつ立場の人は、熱い心を持っていないものには勤まらないと思います。そういう意味では、日本の政治家も台湾を見習うべきと思います。


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【直言極言】守れ尖閣!目覚めよ国民!緊急国民行動[桜H22/9/10]―世界で最も恵まれた日本

中国・習近平副主席と天皇陛下の会見が各所で波紋を呼ぶ-国難が迫ったときには必ず天皇制が表に出てくる!!

2010年12月24日金曜日

たちあがれ日本へ連立打診…菅首相、非公式に―【私の論評】菅は、恥も外聞もかなぐり捨ててなるべく長く総理大臣の座についていたいだけ!!鉄面皮、厚顔無恥の民主党の恥さらし!!

たちあがれ日本へ連立打診…菅首相、非公式に


菅首相がたちあがれ日本に対し、連立政権入りを視野に入れた協力を非公式に打診していたことが24日、明らかになった。

同党は閣僚経験者ら政策通のベテラン議員を抱えており、政権基盤を強化する狙いなどがある。

首相は24日夜、読売新聞などとのインタビューで、たちあがれ日本への連立打診について「私も岡田幹事長もいろいろな方とお会いしたり、電話したりはあったと思うが、正式に何か申し上げた形になっているとは承知していない」と述べた。

たちあがれ日本は衆院議員3人、参院議員3人の計6人。


首相が最近接近を図る「護憲」の社民党と、「改憲」を掲げるたちあがれは、政策的には「水と油」の間柄。そのため、小沢一郎民主党元代表に近い参院幹部は「これでは本当に『数合わせ』。たちあがれが連立に入れば、社民党は離れていくから、安定するとは言えない」と批判。

別の中堅議員も「民主党とたちあがれで同じなのは、首相と与謝野馨共同代表が消費税増税を主張しているところだけだ」と語った。政調幹部も「これで乗り切れるわけがない。問責決議を受けた仙谷由人官房長官を代えるのが先だ」と疑問を呈した。

一方、たちあがれ側が連立参加を受け入れるかどうかも現時点では不透明。「こういう話は決まる前に漏れるとつぶれる」。民主党幹部の一人はこう懸念を示した。


【私の論評】菅は、恥も外聞もかなぐり捨ててなるべく長く総理大臣の座についていたいだけ!!鉄面皮、厚顔無恥の民主党の恥さらし!!
菅さんも、民主党も、もう終了しましたね。朝には、贈与税、2年分は時効、国税、鳩山氏に1億3千万円還付していたという記事をみて、憤然とし、夜には、上の記事です。本当にクリスマス・イブだというのに腹立たしいニュースばかりです。

鳩山由紀夫前首相が実母から巨額の資金提供を受け約六億九百七十万円の贈与税を納付した問題で、国税当局が二〇〇二、〇三年分の計約一億三千万円を前首相側に還付していたことが二十三日、関係者の話で分かった。両年分は時効と判断されたためだが、国のリーダーも務めた政治家が長期間税務申告をせず、結果的に納付すべき一億円超の課税を免れる形となった。 
鳩山前首相事務所によると、〇二~〇九年に実母から計約十二億四千五百万円の贈与を受けたとして、約六億九百七十万円の贈与税を振り込んだ。 
これを受け、国税当局は税務調査。その結果、前首相は資金提供の事実を知らず、悪質な仮装・隠蔽(いんぺい)行為はなかったと判断。所得隠しと認定しなかった。
所得隠しがあった場合の課税時効は七年間。贈与税は贈与を受けた翌年三月が申告期限となり、〇二年分も〇三年三月から七年経過した今年三月時点が時効だった。前首相は昨年十二月に申告しており、所得隠しが認定されれば〇二年分から納付の必要があったが、国税当局は時効にかからない五年間だけさかのぼって納付を受け、〇二、〇三年分は時効として還付した。 
この問題は、東京地検特捜部による偽装献金事件の捜査で発覚。実母は元公設第一秘書(60)=政治資金規正法違反罪で有罪確定=の依頼を受け、毎月千五百万円を前首相側に提供したとされる。

もう、民主党は完全に倫理崩壊していますね。国のリーダーも務めた政治家が長期間税務申告をせず、結果的に本来なら納付すべきだった1億円超の課税を免れる形となったということです。鳩山さんは、道義的責任は免れないと思います。やはり、当初自ら語っていたように、議員辞職すべきでしょう。

中小企業など、相続税が支払えなくなり、泣く泣く会社を精算するという会社もたくさんあります。このようなことを経験した人たちは、鳩山さんの行動をどうみているでしょうか?

それに、菅さん、いくら非公式などといっても、社民党にも、たちあがれ日本に対しても、連立を打診するなんて、こちらは、恥も外聞もなく、政権を維持したいだけですね。確かに、たとえば、予算法案自体は、衆議院で可決すれば、参議院を通過しなくても、衆院優越の法律があるため、いずれ可決となります。ただし、予算関連法案などについては、参院が通過しなけば、衆院の2/3以上の賛成が必要になります。だからこそ、現状では、衆院で2/3以上を占めていない民主党ですか、円滑な国会運営をするために、議席数を確保しようとしているのでしょうが、結局自分たちのことばかり菅がていて、国民のことは何も考えていないようです。

現在アメリカでは、民主党が中間選挙に破れて、日本でいうところの、ねじれ国会的状況になっています。しかし、オバマ大統領も、民主、共和党両党とも、福祉関係などの法案など、挙党一致で可決しています。やはり、国民の目がこわいとか、国民のことを意識している事なのだと思いす。日本とは、随分違います。

民主党は、完全に普通の人の常識の線を逸脱しています。こんな連中に議員や、総理大臣をやらせていては、国の行くすえも何もあったものではありませんね。もう、多くの人々がそう思っていると思います。

同じようなことが、自民党政権のときに、おきていれば、議員も、総理大臣もやめたに違いありません。かつての自民党も政権の座にあったときは、決して褒められたものではありませんが、何か、本当、民主党は自民党以下であることが、だんだん露になってきました。

最近日本では、本当に倫理崩壊が顕著になってきています。その例をあげると、たとえば、自殺願望者と殺人願望者とが、自殺サイト等で知り合って、自殺希望者がお金を払って、殺人願望者に殺してもらうという事件が起こりました。


秋葉原で、パンチラ喧伝を行う歌手?が出現したというニュースが一時ありました。その歌手モドキが言っていた言葉「需要と供給が成り立っているので、悪い事ではないと思うんですけどね」と言ったとか?

どこぞの日本k会社の慰安旅行(いいですか、正式な慰安旅行ですよ)で、東南アジアの人的資源の豊富な国に回春旅行に出かけていったという事件が起こったこととか?

これらの事件は、現代日本人のモラル意識を象徴していると思います。下手をしたら、上記のうち下二つについては、それほどでも、と思う人が結構いる可能性があるのが、現代日本人のモラル崩壊の象徴的な事象だと思います。現在の民主党のあり方も、これに近いのではないかと思います。

しかし、政治家が上に掲載したような有様ですから、無理もないのかもしれません。しかし、これだけモラルが低下していては、どうにもなりません。まずは、政治家から襟をただすべきです。鳩山、菅、仙谷はそれ相当の責任をとるべきと思うのは私だけでしょうか?


本日は、クリスマス・イブなので、何かもっと明るいニュースをと思っていたのですが、何か、この二つの記事をみたら、書かずにいられなくなって書いてしまいました。

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2010年12月23日木曜日

「水曜どうでしょう」4年ぶりの新作、2011年3月2日から放送開始決定―【私の論評】中央では出せない独特の雰囲気!!

「水曜どうでしょう」4年ぶりの新作、2011年3月2日から放送開始決定


◆◆水曜どうでしょうの新作放映!!◆◆
ローカル番組ながらじわじわと人気が全国区になっていった北海道テレビ(HTB)制作のバラエティ「水曜どうでしょう」の実に4年ぶりとなる新シリーズが、2011年3月2日(水)23時15分から放送開始となります。

放映の詳細な情報は以下から。

[水曜どうでしょう official website]

HTB「水曜どうでしょう」公式サイトにある「本日の日記」12月22日更新分によると、今年7月に撮影スタートがほのめかされていた「水曜どうでしょう」最新作の放送開始日が決定したとのこと。「現在のところ、『10週以上は確実にやるだろう』という予測しかたっておりません!」と自信満々のコメントがされています。また、北海道以外の地区の放送は決まり次第発表していくそうです。

なお、ウエブサイトからそのままコピペします。
12月22日水曜日。藤村でございます。
さぁ!お待たせいたしました!
いよいよ4年ぶりの「水曜どうでしょう最新作」の放送開始日が決定いたしました!
2011年3月2日(水)夜11時15分から!
毎週この時間で、北海道内のみなさまには、しばらくお会いすることとなります。
現在のところ「10週以上は確実にやるだろう」という予測しかたっておりません!
また、北海道以外の地区での放送はまだ未定でありますが、決まり次第、順次お知らせすることになるだろうと思います。しばし、お待ちください。
現時点では、マスコミ各社に発表された下記の内容のみが放送内容を知る唯一の手がかり。しかしいろいろ書いてあるものの、新シリーズもやはり事前に内容は告知されず、放送開始まで秘密のようです。
HTB「水曜どうでしょう」新作 3月2日(水)放送スタート決定! 
2002年秋のレギュラー放送終了から年に一回のペースで新作を制作してきた『水曜どうでしょう』は、2006年「ヨーロッパ20カ国完全制覇の旅」のロケを最後に中断したまま、4年の歳月が流れました。 
その間、「新作はまだか!」「もう作らないのか!」との世間の声にもただ沈黙を守り、どうでしょう班ディレクター陣は、2008年にはHTB開局40周年スペシャルドラマ『歓喜の歌』、翌2009年にはスペシャルドラマ『ミエルヒ』を制作し、新境地を開いてきました。そして迎えた2010年・夏。ついに『水曜どうでしょう』は満を持して、実に4年ぶりとなる新作ロケの旅へ出ました。 
行き先は「海外」か?「国内」か?4年のブランクを打ち破る久々の新作にいやおうなく高まる期待・・・その期待に応えるべく、変わらない往年の名調子は果たして番組内で繰り広げられるのか!? 
今回も大泉洋さんは企画内容を一切知らされず、これから自分の身に何が降りかかるのかも分からずに東京都内某所に立ちます。さぁ!4年ぶりの『水曜どうでしょう最新作』、果たして何が起きるのか?放送開始のその日まで、いつものように内容は一切マル秘です・・・。
どうやら新シリーズは都内某所から始まるようですが、やはり空港に移動して海外で番組が繰り広げられるのか、それとも思いもかけない国内のどこかで展開するのか期待はふくらむばかりです。

「ミスターどうでしょう」鈴井貴之氏のブログによると2010年8月初旬にはロケは終了していて、「良いのか悪いのか、放送されなきゃ分かりませんが相変わらずでした。」とのことなので、舞台がどこになるかはともかくとして、いつものノリは健在なようです。
ただいま、と言ってもまだ東京ですが
旅は終わりました。
いやあ、疲れた。
久々にハードなロケになりました。
良いのか悪いのか、放送されなきゃ分かりませんが相変わらずでした。
ブランクを感じさせないことは良いのでしょうが、成長もないのかも(笑)
◆◆水曜どうでしょうclassics◆◆

オリジナル放送当時の「水曜どうでしょう」がそのまま味わえる!
「水曜どうでしょう」ついにテレ朝チャンネルに登場!!
サイコロの目に従ってひたすら移動を繰り返す「サイコロ企画」、「オーストラリア縦断激走3700kmレンタカーの旅」など過酷な企画が大好評の「水曜どうでしょう」。

1996年10月にHTBにて番組開始以来、水曜23時台という激戦区の中で常に視聴率二桁を達成した最強ローカルバラエティ。北海道発のバラエティ番組ながら、そのあまりの面白さが口コミで広がり、その人気はついに全国レベルに!それに伴い、出演の大泉洋を始め、TEAM NACSのメンバーも北海道を飛び出し、全国で活躍する役者に成長。

【放送時間】
■毎週金曜日 よる11:30~深夜0:00
→(放送時間変更)
■12/31 休止

■毎週木曜日 深夜0:30~1:00
→(放送時間変更)
■12/30 休止
■12/23 深夜0:30~0:55

その伝説のバラエティ「水曜どうでしょう」が「水曜どうでしょう Classic」としてテレ朝チャンネルに登場! 嬉野ディレクター責任編集の元、前枠・後枠はもちろん、オリジナル放送当時の「水曜どうでしょう」がそのまま味わえます!

【一挙放送】 #78~#80「四国八十八ヵ所」,「わかさぎ釣り」(HTB放送日:2006年4月~5月) 12/28(火) よる07:15-よる08:35
【一挙放送】 #81~#89「アメリカ横断」,「未公開VTR一挙公開」(HTB放送日:2006年5月~7月) 12/28(火) よる08:35-深夜00:30

#101「ヨーロッパリベンジ3」(HTB放送日:2006年10月4日) 12/16(木) 深夜00:30-深夜00:55
#102「ヨーロッパリベンジ4」(HTB放送日:2006年10月11日) 12/17(金) 深夜00:30-深夜01:00
12/23(木) 深夜00:30-深夜00:55
#103「ヨーロッパリベンジ5」(HTB放送日:2006年10月18日) 12/24(金) よる11:30-深夜00:00
01/06(木) 深夜00:30-深夜01:00
#104「ヨーロッパリベンジ6」(HTB放送日:2006年10月25日) 01/07(金) よる11:30-深夜00:00
01/13(木) 深夜00:30-深夜01:00
#105「ヨーロッパリベンジ7」(HTB放送日:2006年11月1日) 01/14(金) よる11:30-深夜00:00
01/20(木) 深夜00:30-深夜01:00
#106「ヨーロッパリベンジ8」(HTB放送日:2006年11月8日) 01/21(金) よる11:30-深夜00:00
01/27(木) 深夜00:30-深夜01:00
#107「サイコロ6-1(前編)」(HTB放送日:2006年11月15日) 01/28(金) よる11:30-深夜00:00

【私の論評】中央では出せない北海道独特の雰囲気!?
今はナックスで有名ですが、北海道のローカルテレビで彼らが、活躍しはじめた頃は、ハナタレナックスという名称でした。本当に懐かしいです。そうして、彼らがメジャーになって嬉しいです。

彼らの笑いは、東京などのお笑いや、大阪のとも異なり、独特な雰囲気があります。現在のお笑いなどみているとどれも同じようにみえて、飽きてしまうところがありますが、ナックスのそれは違います。何と表現して良いものか、彼ら特有、独特のものがあります。

彼らが活躍活躍しはじめた頃といえば、北海道のローカル番組の出演者といえば、はっきりいえば、先のない存在でした。確かにみていれば、面白かったのですが、彼にも先がないのだろうくらいに思っていました。しかし、長い間続けた結果によって、あれよあれよという間に、全国的にも知られる存在になり、彼らも、北海道のローカルの存在ではなくなり、全国に放映される番組にどんどん出るようになりました。

ふりかえってみると、彼らが、頑張りはじめた頃から明らかに北海道も変わってきたような気がします。彼らが活躍し始めて、そろそろ有名になりかけた時期は、駒大苫小牧高校が、甲子園で優勝した時期などと重なります。

少し前までは野球などとはあまり関係のないところでした。地場に野球チームが存在せず、高校野球でも、北海道はずっと弱かったので、くじびきで、北海道の高校にあたると、相手方のチームが勝てるとばかり、小躍りして喜んでいるところがテレビで報道されたりして、北海道生まれの私としては、随分屈辱的な思いを味わったことがあります。

ところが、ナックスが全国的に有名になりつつあるときに、駒沢大学付属苫小牧高校が二度も優勝したり、また、このころは、日ハムファイターズが北海道に来て、来たと思ったら、日本一になり、ダルビッシュや、斎藤佑樹選手がくるようになりました。一昔前なら信じられないことです。

また、農産物の世界でも、北海道産米など、今から20年ほど前くらいまでは、どこにいっても「不味いものの代表的」な扱いを受けていました。本州方面に出張などに行くと「道産米は不味いから・・・」などという言葉を聴き、随分と屈辱的な気分を味わったことがあります。ところが、これも、20年ほど前からの育種などの努力が実り、今から10数年前から、評価が高まり、ナックスが活躍し始めたころから、その評価も全国的なものとなりました。最近は、本当に道産米が美味しいです。それに、最近では、小麦やジャガイモ、玉ねぎなどの他の農産物や畜産物も北海道のものは全国的に高い評価を得るようになりました。

ところで、私は、ナックスのメンバーとは、何回かあったことがありますし、話をしたこともあります。それは、私の勤める会社オーディンフーズ(宅配ピザテンフォーの会社)が、ナックスのテレビ番組に協力したことがあるからです。実はナックスの「ピザ新メニュー開発バトル」という番組の舞台になったのは、当社の研修センターや本部や、お店でした。私も、あの番組で、彼らの開発したピザの論評をするなどで出演させていただきました。論評は、どのピザが最も売れるかというものも含まれていて、大泉さんの開発した、ジンギスカンピザがもっとも売れると予想しましたが、そのとおりになりました。今では、懐かしい想い出です。

この番組、以前は、YouTubeにも掲載されていたのですが、残念ながら、今は、著作権の関係で削除されています。ただし、その当時の雰囲気伝えるサイトがあります。そのURLを下に掲載しておきますので、当時のテレビなどご覧になったことのない方など是非ご覧になってください。

http://www13.plala.or.jp/adoka/hanatare/hanatare.html

まさに、ナックスの活躍と北海道で野球が強くなったことや農産物などの評価が高まった時期とは、重なっています。ナックスこれからも、もっともっと頑張って欲しいです。最近の北海道は、他の地方と同じように景気も悪く元気がないですが、ナックスのように全国的な存在になるように努力すべきと思いますし、その可能性は十分あると思います。というより、北海道はあまりに恵まれているため、私たち北海道の人間の努力が足りないのかもしれません。


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