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2010年12月25日土曜日

【日本で報道されない激レアニュース(その2)】人権弾圧の中共高官に入国禁止令 台湾議会、臨時議案を可決―【私の論評】日本の政治家は、台湾の政治家の熱い心を見習え!!

【日本で報道されない激レアニュース(その2)】人権弾圧の中共高官に入国禁止令 台湾議会、臨時議案を可決

今年7月8日、台北の立法院(国会)議場での乱闘
台湾立法院(国会に相当)は今月7日、人権弾圧に加担した中国共産党の高官を台湾に入国させない内容の臨時議案を可決した。台湾各地の政府機関に対して、人権弾圧を主導する中国当局の高官を招かないように通達した。

同臨時議案は台湾の16人の立法委員(議員)が共同で提出したもので、同様の議案が、台湾の8つの県・市でも可決された。

同議案の執行について、台湾移民局は12日の記者会見で、今後、関連する中央政府機関と協議していくと示した。

中国で人権弾圧を受けている法輪功学習者の救援に携わる「法輪功人権弁護団」の代表、台湾の朱婉琪・弁護士は、同議案の可決を受けて、法輪功学習者のみならず、中国当局による人権迫害の被害者である者も、同人権弁護団に詳細な事実内容を提供するよう呼びかけた。これらの情報を台湾中央政府の関連機関に提供すると朱弁護士は話した。

朱弁護士は、欧州連合や香港には、台湾の同提案を賛成する議員も多くおり、同様の提案提出を検討しているもようだと語っている。

同弁護士はまた、該当する中共高官の名簿の早急な公開を、中央政府と地方政権に要求するよう、議案の作成と署名に参加した立法委員に呼びかけた。

香港立法会の複数の議員は、同提案の可決は極めて重大な意義があると評価し、世界各国の政府に追随を呼びかけている。

香港立法会の陳偉業・議員(社民連)は、「国際社会への強いメッセージだと思う。人権を尊重する国々の政府が、いよいよ(中国当局の人権弾圧に対する)態度を明確に表明する時期がきたのではないか」と述べた。


【私の論評】日本の政治家は、台湾の政治家の熱い心を見習え!!
日本でも、巡視船に体当たりした中国船の船長をすぐに釈放してしまいましたが、韓国でも似たようなもので、中国漁船が韓国警備艦に衝突した事件をめぐり、韓国海洋警察庁が25日、特殊公務執行妨害容疑で書類送検した中国人漁船員3人を中国側に引き渡したことを公表しました。

日本は、及び腰、韓国は、柳腰というような対応ぶりです。しかし、台湾はそうではないようですね。中共高官など入国禁止令というのですから、すごいです。

実は、これと似た様な記事、このブログにも9月20日に掲載しました。本日の記事の内容は、その記事の続きともいえる内容になっています。

その内容は、台湾訪問中の中共高官2人、相次ぎ刑事告訴さたというものです。やはり、法輪功に関連するものです。それにしても、今度は、高官の入国禁止です。これによって、胡錦濤、温家宝、習近平など日本では、おなじみの面々も台湾には入国できなくなることでしょう。

これについては、実は、習近平をはじめとする中国の高官どもも、かなり恐れていたようです。これも、以前のブログに掲載しましたが、wikileaksによれば、習近平が訪米で最も恐れていることは、法輪功に刑事告訴されることだとしていました。これは、一足先に台湾では実現されたということです。

台湾で実現したということは、そのうち、アメリカもそうなるかもしれません。なにせ、今のアメリカ議会は、保守派の共和党が最大になりましたから、オバマ大統領の意志とは関係なしに、中国に対してはこれからは、厳しくなるものと思います。ブッシュ大統領などは、任期中には必ず、中国に対して、毎年会見を開催して、民主化などに関して、厳しい要求をつきつけていました。

というより、もう世界はその方向に向かっていると思います。日本と韓国だけが、この潮流から乗り遅れているのだと思います。

上の記事の陳偉業・議員の「国際社会への強いメッセージだと思う。人権を尊重する国々の政府が、いよいよ(中国当局の人権弾圧に対する)態度を明確に表明する時期がきたのではないか」という発言は、まさに的を射ていると思います。


12月10日の世界人権デーを前に、台­湾立法院の王金平(おう きんぺい)院長が12月8日、台湾の民主・人権などのソフトパワーが中国大陸に影響し­てほしいと述べました。

民主基金会と世新大学による人権報告書の発表会で、王院長は、ソフトパワーの父、ジョ­セフ・ナイ教授の言葉を引用。

「ナイ教授は台湾の自由・民主・人権は最も価値ある――ソフトパワーだと強調しました­。
我々はこれを大切にし、とりわけ中国大陸に対し、影響が及んでほしいです」

ソフトパワーの概念を提唱したジョセフ・ナイ教授は、かつて台湾の議会で見られるボイ­コットも貴重なソフトパワーだと強調しました。

議会のトップであり、民主基金の理事長である王院長は立法院(国会に相当)で次のように述べました。

「台湾の民主はまだ高校生です。これから大学生、修士、博士と前進していきます。だか­ら頑張りましょう。台湾が頑張れば、大陸はなおさらです。大陸はもっと必要です」

世界人権デーの前夜、台湾は政界から民間まで、様々な方法で民主と自由を訴えました。

それにしても、日本の政府は全くこの潮流が見えていないようですね。もう、中国は経済がガタガタです、中国では、過去10年間に高級官僚が4000名も海外に亡命しています。移民の数もかなり多いです。このことは、このブログでもさんざん書いてきましたが、日本のマスコミならびに日本政府等だけが、中国の経済統計の真っ赤な嘘を心底信じ込んでいるようです。

国民の一部には、小沢待望論があるようですが、私は、小沢さんは古いタイプの政治家だと思います。彼が、総理大臣になったとしても、何も変わりがないと思います。なぜなら、こういう潮流も読めずに、中国に対する朝貢外交の口火を切ったような人だからです。それに、一ヶ月ルールを破ってまでも、上の記事にもでてきた、国際レベルでみれば、犯罪者の習近平を無理やり天皇陛下に謁見させた人だからです。

最近は、日本でも随分中国に対する国民のイメージが悪くなったようですが、それが普通の感覚であると思います。まだ、中国幻想に酔っている一部の企業経営者など感覚がおかしいと思います。

それにしても、台湾の国会は活気がありますね、あの暴力沙汰すごいですね。でも、見方を変えれば、それだけ熱いものを持っているという事だと思います。日本の政治家、政局ばかり追いかけて、台湾の政治家のような熱いものを見失っていると思います。

暴力はいただけませんが、政治家など人の上にたつ立場の人は、熱い心を持っていないものには勤まらないと思います。そういう意味では、日本の政治家も台湾を見習うべきと思います。


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