別に反米を煽る訣ではありません。今月の雑誌原稿に書きますが、日米和親条約締結後160周年の今年、日米がお互いを客観的に冷静に見る時代が到来したという事です。日米関係の新しいフェイズが必要です。 例えば、こんな事実も日本人は知るべき pic.twitter.com/0T4UQf8Qya
— 西村幸祐 (@kohyu1952) 2014, 5月 10
【私の論評】過去のアメリカの大統領には、人種差別団体KKK(クー・クラックス・クラン)のメンバーだったものもいたこととその意味を日米両国民は理解せよ(゚д゚)!KKKとは、人種差別団体であることは良く知られていますが、その実体はどんなものかというと、私自身もそんなに詳しくはありません。そのため、以下にwikipediaよりその概要をコピペさせていただきます。
略称 | KKK |
---|---|
設立年 | 1865年12月24日 |
種類 | 極右地下組織 |
地位 | 非合法 |
目的 | アメリカでの白人至上主義 |
位置 | 極右 ネオナチ 白人至上主義 |
メンバー | 2005年時点での推定では約3000人 |
公用語 | 英語 |
重要人物 | エドワード・L・ジャクソン |
設立者 | ネイサン・ベッドフォード・フォレスト |
関連組織 | 国家社会主義運動 |
「白人至上主義団体」とされるが、正確には北方人種を至上とし(ノルディキズム)、黒人やユダヤ人、アジア人、近年においてはヒスパニックなどの他の人種の市民権に対し異を唱え、同様に、カトリックや、左翼団体、同性愛者の権利運動やフェミニズムなどに対しても反対の立場を取っている。
マニフェスト・デスティニーを掲げ、プロテスタントのアングロサクソン(WASP)、ゲルマン民族などの白人のみがアダムの子孫であり、唯一魂を持ち一切の罪を犯していない、神(エホバ)による選ばれし民として、他の人種から優先され隔離されるべきである、と主張する。
名前の由来はギリシャ語の「kuklos(円環、集まりの意)」の転訛と英語の「clan(氏族、一族)」を変形させたものと言われる。団員は「Ku Klux(er)」、もしくは「Klansman」と呼ばれた。
白装束で頭部全体を覆う三角白頭巾を被りつつデモ活動を行う集団として世間で認知されている。
以上は、あくまでも概要です、歴史などさらに詳細を知りたい方は、wikipediaの元記事をご覧になってください。
以下に、KKKの動画を掲載しておきます。
このような団体にアメリカの過去の複数の大統領が属していたなど、恥辱の歴史と言って良いです。
上の動画でも言及していましたが、KKKの年次ごとの会員数を以下に掲載しておきます。
年 | 会員数 |
---|---|
1920 | 4,000,000 |
1924 | 5,000,000 |
1930 | 30,000 |
1970 | 2,000 |
2000 | 3,000 |
2006 | 8,000 |
特に、第二次世界大戦直前、直後にまでこの組織に所属した大統領が存在したということが、おぞましいです。なんという時代錯誤でしょうか。この事実一つとってみても、アメリカは決してまともな国ではなかったことが理解できます。
西村氏は、上のツイートの他に、以下のようなツイートもしています。
ウイルソンが第一次大戦後のパリ講和条約で国際連盟設立を提案をしたとき、日本が提唱した人種差別撤廃条約に即座に反対した理由も、そして、対日圧力を掛け始め日本を戦争に追い込み始めた理由もよく分かります。結局、ルーズベルトによって日本は対米戦争を仕掛けられました。 @kohyu1952
— 西村幸祐 (@kohyu1952) 2014, 5月 10
こうした背景を知れば、トルーマンがなぜドイツには原爆を投下せず、日本には原爆を投下したのかが、わかるような気がします。また、占領政策にしても、そもそも、トルーマンが日本に、現在では馬鹿とスパイの集団されるGHQ(倉山満氏の『嘘だらけの日米近代現代史』を読んでいただければ、理解できます)などを送り込んだのかも理解できます。
要するに、KKKに属する程度の頭しかない、馬鹿で小市民的であったトルーマンは所詮人種の異なる日本などどうでも良いと思っていたからだと思います。ただただ、黄色人種の野蛮で恐ろしい、日本人の国家を弱体化すればそれてすむと考えていたのだと思います。
だから、あの戦勝国の一方的なリンチにすぎない、東京裁判も実施されたのだと思います。それに彼は、大戦直後にあろうことか、あのスターリンを第二次世界大戦を共に戦った、友人であると勘違いしてしまいました。これもその後の冷戦の遠因ともなったと思います。
KKKの水着コンテスト? |
日本が、朝鮮総督府や、台湾総督府に優秀な人材を送り込んだのとは対象的です。これは、結果的に大失敗だったと思います。結局は、現在の非民主国家中国の台頭の遠因にもなったと思います。
それに、日本の戦後体制の長期化の根本的な背景ともなっていると思います。今の日本、たった一度戦争に負けたくらいで、未だに占領地法にすぎない、日本国憲法が改正されず、そのままになっています。
マッカーサーは、朝鮮戦争を実行してみて、はじめて、日本がなぜ朝鮮半島を併合し、満州帝国を築いたのかを理解することができました。日本は、当時のソ連の脅威をから日本を守るためにこれらのことをせざるを得なかったことを理解したのです。
マッカーサーは、日本の戦争が防衛戦争であったことを理解したのです。彼は、アメリカに帰ってから、公聴会でこのことを証言しています。しかし、実体はKKKに所属刷る程度の小市民に過ぎなかったトルーマンにはこのことは理解できませんでした。小市民のトルーマンは、老獪なスターリンの敵ではありませんでした。
トルーマンが、マッカーサー元帥を解任したことを伝える新聞 |
アメリカ人の中にも、第二次世界大戦直前、戦後の時代においてすら、KKKに所属していた人間が大統領であったことを知らない人も大勢いると思います。
このような実体を現在のアメリカの政治家や、国民にも知ってもらい、アメリカの当時の日本に対する政策が完璧に誤っていることを理解してもらい、日米関係を新しいフェイズ(段階)に入らせ、アジアの平和と安定のため、新たな同盟関係を構築していくべきと思います。
私は、そう思います。皆さんは、どう思われますか?
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