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2014年2月25日火曜日

【産経抄】二つの焚書事件 2月25日―【私の論評】ユダヤ焚書は報道しても、日本の保守論陣の焚書は報道しない日本メデイアの影で、日本の公立図書館は左翼系タイトルが花盛り、保守系も新ビジネス・モデルを考えよ(゚д゚)!

【産経抄】二つの焚書事件 2月25日

図書館被害を報ずるサイトの画面

たいていの図書館は、人気雑誌の最新号をカウンターで保管している。雑誌コーナーで誰でも手に取れるようにしていると、切り抜きや落書きの被害が後を絶たないからだ。日本人のマナーの低下の一例として、よく取り上げられる。

▼東京都内の公立図書館で最近、300冊を超える本のページが破られ、関係者は対策に頭を悩ませている。被害に遭ったのは、ドイツ占領下のアムステルダムで家族と隠れ住んでいたユダヤ人の少女がつづった「アンネの日記」や、アウシュビッツ強制収容所を題材にした書籍などだ。

▼つまり、ナチス・ドイツによるユダヤ人迫害という、特定の分野に集中している。犯人の動機は見当もつかない。一連の事件は、「マナーの低下」だけでは説明できない不気味さをはらんでいる。

▼「焚書(ふんしょ)坑儒」は、秦の始皇帝の行った圧政のひとつだが、ヒトラーも「焚書」を実行した。1933年、ナチス・ドイツが「反ドイツ的」と決めつけ、焼き払った本のなかには、思想家のマルクスや精神医学者のフロイトの著作も含まれていた。「アンネの日記」の今回の受難は、こうした言論弾圧を連想させる事件として、各紙で大きく報道されている。

▼平成14年、評論家の西部邁さんや上智大学名誉教授の渡部昇一さんら、保守の論客の著書が、千葉県船橋市の市立図書館で大量に廃棄されていたことが、小紙の報道で発覚する。教科書論議の高まりのなか、ベテランの司書が独断で手続きを進めていたのだ。

▼自分の思想信条に沿わない著者の言論を封じようとした意図は、明白だった。まさに「焚書」と呼ぶのにふさわしい事件にもかかわらず、小紙以外の新聞は、ほとんど無視した。今でも不思議で仕方がない。

【私の論評】ユダヤ焚書は報道しても、日本の保守論陣の焚書は報道しない日本メデイアの影で、日本の公立図書館は左翼系タイトルが花盛り、保守系も新ビジネス・モデルを考えよ(゚д゚)!

上の記事にある平成14年の焚書事件に関連する当時の産経新聞の報道記事を以下に掲載します。それにしても、焚書などしなくても、最初から司書が恣意的に書籍を選べば、とんでもないことになってしまいます。

千葉県船橋市立西図書館
船橋焚書事件で最高裁が初判断  -- 2005-07-15 Friday
■独断廃棄は著者の利益侵害 最高裁「図書館は意見伝える場」
千葉県船橋市立西図書館が著書を廃棄したため、表現の自由を侵害されたとして「新しい歴史教科書をつくる会」と作家の井沢元彦(いざわ・もとひこ)さんら7人が、市に慰謝料など2400万円の支払いを求めた訴訟の上告審判決で、最高裁第一小法廷は14日、「公立図書館は思想、意見を伝達する公的な場で、職員の独断による廃棄は著者の利益を侵害する」との初判断を示した。 
 その上で、司書が廃棄を決めた今回のケースも利益侵害に当たると認め、著者側全面敗訴の二審東京高裁判決を破棄。賠償額の算定などのため、審理を同高裁に差し戻した。著者側の逆転勝訴となる見通し。 
 横尾和子(よこお・かずこ)裁判長は判決理由で「公立図書館の職員は独断的評価や個人の好みにとらわれず、公正に資料を扱う義務がある」と指摘し、「司書がつくる会や賛同者への反感から廃棄を決めたのは、職務義務違反で、著者の人格的利益を侵害する違法行為」と結論付けた。
(以下略)
・船橋焚書事件 最高裁が初判断【視点】(産経夕刊紙面より)
(前略)
また、今回の訴訟では著者と図書館の関係が争点となったために判断されなかったが、仮に原告が船橋市民であり、市民の利益を主張した場合には、判決はさらに船橋市側に厳しい判断を出したことも考えられる。さらに、最高裁では審理がされず、勝訴のままとなっていた司書の行為についても、判決は何ら肯定はしていないことも付け加えておきたい。(赤堀正卓)
・船橋焚書事件とは?(産経夕刊紙面より)
平成13年8月、船橋市立西図書館が187冊の蔵書を破棄。うち107冊は破損などの廃棄基準に該当せず、大半が新しい教科書をつくる会のメンバーら保守系知識人の著書だった。市教委は14年5月、「女性司書が独断で蔵書リストから外した」として、この司書を含む5人を減給などの処分にしたが、つくる会と同会幹部の西尾幹二、藤岡信勝、坂本多加雄(故人)、高橋史朗の4氏のほか伊沢元彦、岡崎久彦、谷沢永一、長谷川慶太郎の4氏が「不当な言論弾圧だ」と慰謝料などを求め、同年8月に提訴した。

この図書館は、個人が趣味でやってる私設図書館ではなく、公立図書館です。個人の好みや主義主張で、勝手に廃棄してしまうなどは、言語道断です。しかし、現実には、このようなことが、図書館の司書の裁量でかなり恣意的に行なわれていることがあります。

図書館には左翼系タイトルが花盛り(゚д゚)!

現在日本の図書館は現在公共図書館約3000館、大学図書館1600館合計4600館それに高校の図書館も加えると9000館を超えるでしょう。

昔から左翼本は店頭で全く売れません、大多数の若者等は昔から赤マルとか日共産党の歴史とか革命本や資本論など目もくれません。そこで左翼の頭が良い人達は考えました。

書店で売れない左翼本を全国の図書館で売りさばこうと。右翼より左翼人の方が組織作りも巧妙です。左翼出版社のたちあげ、左翼教授による歴史観の固定化、全国大型図書館の左翼人化、左翼人の図書館運営による左翼本の増加と右翼本、左翼の批判本の廃棄を進行しそれから40年たってもこの牙城は崩れていません。

もちろん現在は暴力革命本等はかなり公共図書館から姿を消しつつありますが新左翼(ビジネス)と思われるカテゴリーが「平和」「人権」「護憲」「9条」「ジェンダー」「エコ」「環境破壊」「反差別」等のキーワードでの新左翼系図書が増えています。しかも、いかにも左翼系ではないような体裁を整えながら、実は左翼系思想を広めるものだったりして、なかなか巧妙になっています。図書館ビジネスで何とか凌いでる左翼出版社も存在するでしょう。

店頭で売れなくても全国の図書館の3分の1に仕入れてもらえば3千冊の初版発行が見込まれます。岩波の「世界」なども出版部数5千部程度らしいですが大きな図書館には置いてあるのでもしかすると全国の書店よりも全国の図書館の方が出ているかもしれません。

図書館ですと単行本も書店と違って「返本」にもなりません。次々と手を変え品を変え市民の読まない新(エセ含む)左翼本が図書館に並ぶわけです。そうして、その書籍は、市民税などから賄われているわけです。


このように考えてみると、そういわれてみれば、図書館の司書の顔つき、あまり良くないような・・・・・・?考え過ぎか?

誰も読まない左翼系書籍が図書館に大量にならべば、これによって、市民税などが、結局左翼系に流れるわけですから、これはもう立派な左翼系ビジネスです。左翼系ビジネスというと、先日もこのブログに掲載したことがあります。その記事のURLを以下に掲載します。
【メディアの嘘を見抜け】悪の組織に学べ!政治勢力拡大のヒミツ―【私の論評】ドラッカーも語っていたように、実際の行動、成果が必要!政治勢力として結集するための実行動がなけば、戦後体制からの脱却もあり得ない(゚д゚)!
詳細は、この記事をご覧いただくものとして、この記事では、左翼系ビジネスとしての、左翼陣営の選挙戦術と政治活動について解説し。「私たち保守も、悪の組織を見習い、わずかのことでもいいから、実行動を起こしていこうではありませんか。悪の組織には、善の組織で対抗していこうではありませんか」と締めくくりました。

左翼系が図書館ビジネスをしているのですから、私たち保守系も、図書館司書を保守系にして、保守系のタイトルを多く並べて、左翼系は焚書するようにもっていけば良いではありませんか。

それにしても、左翼系などとっくに潰れてもおかしくないのに、必死になって、選挙ビジネスや、図書館ビジネスをやっているからこそ、継続できているのです。

時代は、保守色が強くなっているのに、メディアはいつまでも左翼系ですし、左翼系政党も絶えていません。左翼系は世の中の変化にあわせて、ビジネスを展開してしぶとく生き抜いています。

私たち、保守系もこの左翼系のしぶとい生き方を見習い、保守系ビジネスなど展開していくべきと思います。保守系ビジネスなど、新左翼のように日陰の存在にせず、自分たちの主張などはっきり出してビジネスをすれば、かなり潜在顧客のニーズやウォンツを満たせると思います。保守系も新ビジネス・モデルを考えだし、左翼ビジネスに打ち勝つべきです。

私は、そう思います。皆さんは、どう思われますか?

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