2007年6月19日火曜日

キャリアアップとしての大学/大学院留学

上は、ハーバード・ビジネススクールの写真
最近、アメリカの一流大学院で、日本人留学生の数が激減しているそうです。特に一流のハーバード、スタンフォード、MITなどから随分日本人学生の数が減っているそうです。それにひきかえ、中国、韓国、インドからの留学生はあいかわらず、多いそうです。 ある、大学教授が語っていました。私自身はアメリカのある教室に短期派遣されたこと(学生としてではありません)はあります。
私は日本の大学しか卒業していませんが、もし余裕があればアメリカのMBAに行ってみたかったと思っています。特に学問上のことであまり不足を感じたことはありませんが、やはり、人脈が多くできるというという面で、キャリアップとして良いと思います。
しかし、ここで問題があります、私自身は運良くあまり英語に不自由を感じたことはないのですが、やはり語学は重要になると思います。いくらやる気があったとしても、語学がままならなければ、どうしようもないという現実があります。
それに、統計によると日本人でアメリカの大学に入学して、卒業できたのは5%という厳しい数字を聞いたことがあります。無論この中には、日本の大学にもまともに入れず、仕方なしに留学の道を選んだという人たちの数字も含まれています。
しかし、とにかくTOEFLでまともな点数を取れなければ、まともな大学に入れません。アメリカにも日本と同じように、一流から三流までさまざまな大学があります。三流校なら、TOEFL の点数が多少低くても入れますが、英語ができなければやはり、授業についていけなくて落伍する人が多いようです。
やはり、少しでも高い点数をとっておいたほうがいいです。
日本人の中には、「アメリカの大学は日本と違って、入るのは易しいが出るのは難しい」などというたわいもない話を信じている方も多いようですが、それは間違いです。
日本でも入るのも出るのも、易しい三流大学があるのと同じことです。アメリカにも入るのも出るのも難しい大学があります。というよりも、アメリカの一流大学の方が入るのが難しいかもしれません。日本の大学の場合入学試験さえパスできれば、ほとんど合格できますが、アメリカの場合それだけで入れるとは限りません。
高校に調査員が来て、学業の他にいろいろ調査していきます。勉強だけできるというのでは、なかなか合格できません。それに、きわめつけは面接試験です。いろいろ聞かれますが、私学の一流校(アメリカの一流校はほとんど私学)ならば必ず次の質問があります「もし、あなたがこの大学を卒業して、あなたが思い描いているとおりの人生を歩むことができたなら、あなたは年間いくら当学に寄付していただけますか?」。この質問にまともに応えて、本当に卒業してそれそうとうの地位についていたとしても面接のときに話た金額どおりに寄付しなければ、自分のこどもや、親戚はその大学になかなか入れなくなります。
アメリカの大学、卒業してさらに大学院に進学して、世界中の優秀な人々と伍してやっていくことは並大抵のことではありません。だからこそ、それ相当のキャリアアップとなるのです。もし、アメリカの大学は日本の大学に入るより簡単だからなどという理由で留学しようとしている人がいたとしたら、それはやめておいた方が良いと思います。
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