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殺虫剤『バルサン』のテレビCMの内容が「反日的な内容」だとして、インターネット上で炎上状態となっている。最近はマスコミによる「ゴリ押し韓流ブーム」が物議を醸しており、その影響もあってか大きな話題になりつつある。
『バルサン』のテレビCMの内容はこうだ。害虫の姿をした歌舞伎役者が3名登場し、「もう二本はいらねぇ~!」と主婦に向かって叫ぶ。すると主婦はスプレータイプの『バルサン』を歌舞伎役者たちに噴射し、退治するという内容になっている。視聴者らは、「もう二本はいらねぇ~!」という発言に「もう日本はいらねぇ~!」という意味が隠されていると感じたようだ。
従来品は害虫の種類ごとに殺虫剤を用意する必要があったが、新製品の『バルサン』は1本で複数の害虫を退治できるため、歌舞伎役者が「もう二本はいらねぇ~!」と言っていたのだろう。
これに対して視聴者の一部は「深読みとかそういうレベルを超えてる。偶然とかそんな生易しいもんじゃねー」や「意図的にやらないとここまで違和感のあるものは作れない」と怒り爆発。以下は、インターネット上に書かれていたこのテレビCMに対する声である。
・インターネットユーザーの声
「二本もいらないならわかるけど、二本はいらないとは言わんよな普通」
「バルサンのCMは昔からこんなノリだろ」
「発音も二本じゃなくて日本だね」
「ネトウヨのこじつけと思って見たら反日とも取れるような中途半端な内容で困惑した」
「イントネーションが日本じゃん」
「これ見て怒らん奴は、売国奴かフヌケ野郎!」
「これは単なる思い込みだろ」
「愛国の押し付けはやめろよ。歌舞伎なんざ既に海老蔵が品位を下げてるんだし」
「さすがに言いがかりじゃねーの」
「ここで言う二本はあきらかに日本、制作者の身辺調査すべき!」
「日本はいらねぇとか言ってるやつらが、最後に消毒されてるからなんとも言えんな」
「日本いらないなんてCMで訴えるメリットを誰か教えてくれよ 」
「深読みでもなんでも会社のイメージを落とす可能性のあるCMを流すメリットなんてない」
「さすがにコジツケすぎねーかこれ」
「こじつけだとしても意味不明なCMだ」
なかには冷静に分析している人もおり、「2本はいらない、って言う必要まったくないしね。普通はディレクターが「日本と二本で被ってるのでCMとして分かりづらい」って考えて却下しなきゃいけない。要するにディレクターのセンスがないだけ」や「歌舞伎役者をゴキブリにする意味がわからん。二本って言葉も日本を連想するから確実に避けなければいけないだろ。縁起を大事にする文化なのにこんな演技されては困る」と考えを述べていた。
また、テレビCMとして普通に見ても「日本」と「二本」をかけたネタの意図がわからない視聴者がいるのは事実のようで、どうして歌舞伎役者なのか? どうして二本と日本がかけられているのか? どうして歌舞伎役者が殺されるのか? いろいろと疑問に思う声も多数あがっている。
【私の論評】キャッチコピーは考えぬいてひねり出すもの、よって、これは完璧に意図して意識して打ち出したもの!!
ライオンに対する非難は、花王に対する非難と無縁ではないと思います。 花王に対しては、韓流テレビを流し続けるフジテレビの最大のスポンサーであることから、火がつきました。それに関しては、以下の動画をみていただければよくわかると思います。
フジテレビのスポンサーである花王に対して不買運動が激化。アマゾンの商品レビューでも花王商品に☆1つだけのコメントが多く寄せられている。
フジテレビのスポンサーは数多くいるのに、今回花王がターゲットになった理由は、コールセンターに問い合わせた消費者への対応の悪さだ。どうやら富田という人が「フジテレビを支持してる」「買わないのは自由、民主主義」と発言したらしい。
その対応のマズさをネット上で公開する事と言ったところ、応戦して「民主主義だから自由にすれば?」という発言をしたとの事。怒った消費者は、自分のブログかツイッターかに書き込み、それが拡散した模様。
こともあろうか、相手は主婦だったようだ。相手が悪かった。洗剤やシャンプー、石鹸などは、主婦である奥様方の意思で購入される分野である。絶対に敵に回してはいけない相手を敵に回してしまった。
追記:不買のみならず返品運動にまで発展してしまった。
花王の株価も下落してる。(ヤフーファイナンス)
http://yamatokamikaze.blog129.fc2.com/blog-entry-259.html
私は、親戚で雪印乳業に勤めていた人がいて、販促を担当していました。その方からゴールディんタイムに流すコマーシャルは、100万円以上であることを聴いたことがあります。これは、随分昔のことですから、今では、もっとするのかもしれません。いずれにせよ、そんなに安いものではないわけです。
上で、デイレクターのセンスが良くないだけかもしれないなどという人もいましたが、私はこれも違うと思います。たとえそうだったとしても、ライオン側にも、このCMを検収する人は必ずいるはずであって、だからこそ、このCMはライオンの意志を表わすものであると考えて差し支えないと思います。
なぜ、こんなに確信を持ってそのようなことがいえるかといえば、テレビCMでだすキャッチや、あるいはコンビニの一商品のキャッチを考えるだけでも、それを担当する人はかなりの努力をしているからです。
わたしは、キャッチコピーの日本の大御所である、糸井重里さんのことをこのブログに掲載したことがあります。これでは、コピーライターの思考がある意味アインシュタインの思考にも似ていることを掲載しました。詳細は、当該ブログをみていただくものとして、以下に、一部分をコピペしておきます。
アインシュタインの専門分野である、理論物理学の世界であっても、コピーライターが製品などの最後の締めくくりある、製品に関するコピーを書いたりすることは、一見何の関係もないように見えるかもしれません。しかし、コピーライターもアインシュタインがやったように、まずは、先人が考えたこなど、頭に入ってるいるものは良いとして、足りないもの関しては情報として頭にインプットし、論理的思考をし、情報を情報で終わらせることなく、知識にまだ高め、さらに、それだけでは陳腐になってしまうので、水平的な思考をして、いろいろな考えをだし、さらに、最後でそれを一つのキャッチコピーにまとめるたれめに統合的思考をしているのです。
やっていることの対象が全く異なるだけで、両者は考えたの道筋ということで非常に良く似ていると思います。
ただ、異なるところもあります。理論物理学の世界では、一つの理論が正しいということが証明されれば、それで良いということになります。実際、アインシュタインの一般相対性理論に関しても、他の学者らか、特殊相対性理論の立場から正しいことを証明しています。さらに、現在でもアインシュタインの理論が正しいことを裏付ける事実が発見されています。理論物理学の使命は、真理の追求です。
さて、キャッチコピーですが、その成果は、本当に人々の話題なって、さらには、対象の製品や、商品、サービスがたしかに、売れることです。キャッチコピーの使命は、当該製品や、サービスが人々の話題になり、喜んで購入していただくことです。また、このブログでは、あのお笑い芸人の又吉さんが、ローソンの新製品のキャッチを考案したことを掲載したことがあります。これも、詳細は、当該ブログをみていただくものとして、以下にその一部分をコピペしておきます。
さて、この中で、特に、ローソンのショート生パスタのキャッチコピー、又吉さんが考えたキャッチコピーは、
「末っ娘が生まれました。かわいがってください。」
「命名:ショート生パスタ、双子姉妹です。」
担当女性社員に、バカ受けし、「絶対、売れる!!」と、大好評でした。さて、皆さんはこの事実をどう捉えますか。
なぜ、又吉さんが、300点もの点数を上司からいただいたのでしょうか?普通の人なら、このようなことはあり得ないと思います。無論、又吉さんに優れているところがあるからです。
一体どこが優れているのでしょうか?そうです。又吉さんが、芸人であることに多いに関係しています。良く考えてみてください、芸人というものは、お客が笑ってくれなければ、商売になりません。お客がどういう話をきけば、笑うのか、いつも考えているはすです。このようなことを考え合わせると、「2本はいらない」のキャッチだって、相当考えた思いますし、とにかく、類似の言葉など検討するのは、当たり前とことといえば、当たり前であり、それを見逃したとしてもライオンの罪は大きいです。
そうです、又吉さんは、芸人という立場で、又吉さんなりのやり方で、時流をつかんでいるのです。だからこそ、高得点をあげることがてきたのです。これが、時流をとらえていない人が適当にやれば、このようなことには絶対になりません。
言葉の類似といえば、このブログには、石油のエッソの社名についても掲載したことがあります。これも、詳細は、当該ブログを見ていただくものとして、以下にその一部分をコピペしておきます。
日本でも、「EXXON」ブランドを採用する予定でしたが、「クソ」の部分が不快に感じるという配慮から不採用となり「Esso」ブランドが継続使用されています。(しかし、「エクソンモービル有限会社」として社名にはなっています)。とにかく、キャッチに関しては、短い言葉だからといって、適当に思いつきで、つけている企業などどこにもありません。そう思う人は、それこそ、文字通り"素人"というものです。ほんの少しの違いで、売れ行きや、顧客のイメージをかなり左右してししまいます。こうしたことを考えれば、気をつけすぎるなどということはないと思います。
それに、歌舞伎ということであれば、歌舞伎は、いわゆる知覚ということで、日本に特有なるすぐれたことがあり、それをドラッカーがみいだしています。これも、過去のブログに掲載したことがあります。これも、詳細は、当該ブログをみていただくものとして、以下に関係する部分を画像とともコピペしておきます。
歌舞伎の見得 |
実は知覚ということでは、海外、特に西欧より、日本のほうがはるかに歴史もありすぐています。
ドラッカーは、著書の中でこれについて、以下のように述べています。
「分析に対置するものとしての知覚こそ、実に一○世紀以降の日本画における継続的な特性である」(『すでに起こった未来』)
日本の歴史と社会についての第一人者、エドウィン・O・ライシャワー元駐日大使が、その著『ザ・ジャパニーズ』において、日本は第一級の思想家を生み出していないと言ったとき、ドラッカーは、日本の特質は“分析”ではなく、“知覚”にあると言ってくれた。
ドラッカーは、中世における西洋最大の偉業、トマス・アクィナスの『神学大全』に対置するべきは、宮中の愛と病と死の描写からなる世界最高の小説、紫式部の『源氏物語』だという。
近松門左衛門の文楽と歌舞伎は、カメラとスクリーンこそ使わなかったが、高度に映画的だともいう。登場人物は、何を言うかよりも、どう見えるかによって性格づけされる。誰も台詞は引用しないが、場面は忘れない。
近松は、映画のための道具はなに一つ使わずに、映画の技法を先取りした。役者が不動の形を取る見得は、まさに映画のクローズアップである。こんなことを考え合わせると、このCMの作者は、最近のこうした日本の素晴らしさを、理解しなくなったとみられていた日本人を揶揄しているのではないかとさえ、思われてきます。しかし、実際には多くの人が気付いたという事実に接し、驚いているのではないかと思います。
いずれにせよ、花王の不買運動などがあったばかりです。今のタイミングで上記のような、CMを出したということは、ライオンの大失敗であったといわざるをえません。
これから、最近民主党の大規模な献金問題がもちあがったばかりです。多くの消費者が、反日的な動きや、言葉遣いなどには、かなり敏感になっています。今後、こうしたことに無頓着でいる企業は、花王やライオンのように痛い目をみることになると思います。
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