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シャープ(Sharp)は15日、タブレット型端末「ガラパゴス(GALAPAGOS)」の生産を打ち切り、自社販売を9月末で終了すると発表した。
発売からわずか9か月での販売終了となったのは5.5型と10.8型の2機種で、「イー・アクセス(eAccess)」向けに前月発売した7.0型メディアタブレットの製造は続けるという。
国内メディア報道によれば、ガラパゴスは米アップル(Apple)のスマートフォン(多機能携帯電話)「iPhone」やタブレット型端末「iPad」の人気に押され、売り上げ不振に苦しんでいた。
シャープは前年12月、単独型の製品を単発的に投入する従来の戦略から、ソフトウェアをアップデートして「変革」を続ける商品戦略へのシフトを掲げ、ガラパゴスを市場投入したばかりだった。
【私の論評】【私の論評】先進国のメーカーは、もはや独自のユニークなプラットフォームフォーを築かなければタブレットは売れない?!!
ガラパゴスといえば、昨年の12月にリリースされたばかりで、もはや中止とは、一体どうしてしまったのでしょうか?結局は、iPadには勝てなかったという結論は正しいとは、思いますが、それだけでは、あまり理由がはっきりしません。これから、いろいろと分析内容などが発表されていくとは思いますが、私なりの見解を述べてみようと思います。
まずは、価格は、高めということもあったのだと思います。現在、10インチクラスのAndroid端末k市場価格は、3万円台で、熾烈な競争を繰り広げています。さらに、来月あたりには、このブログにも掲載したように、あのAmazonが7インチのAndroid端末を発売します。これは、以前のブログにも掲載しました。
このブログの記事の中にある、今回のガラパゴスの失敗につながったと思われる、核心部分を下にコピペしておきます。
インターネット広告そのものはもう随分普及してしまったので、iPhoneやiPadなどのスマートフォンなどのモバイルによる広告がこれからどんどん伸びて行くことになります。アップルのような潜在能力のあるところが、広告をやりだして巨大な収益をあげはじめたら、とてつもないことになるかもしれません。まず、考えられることは、それこそ、iPhoneや、iPadなどほとんどただに近いような価格で提供しはじめるようになるかもしれません。
iPodなど、無料で配布するようになるかもしれません。なぜなら、広告というビジネスモデルを打ち立ててしまえば、それだけでビジネスが十分成り立ち、iPhoneを販売するなどということは二義的になるかもしれません。iPohne、iPad、そうしてiPod、でさえも、広告を媒介する手段にすぎなくなり、これはなるべく多くの人が持てば、広告を露出できる機会が増えるからです。これは、あながち全く荒唐無稽ということもないと思います。私たちは、もう、携帯電話でそれに近いことを経験しています。そうです、携帯電話のキャリアが、携帯電話をいっとき、かなり安いか,無料で提供していました。
そうです、キャリアにとっては、携帯電話のハードそのものよりも、携帯電話の電波を使ったもらうことのほうが、遙かに利益になったからです。100円パソコンも同じ理屈です。それに、Googleはもうすでに、多種多様な機能をユーザーに無料で提供しています。だから、アップルが、ハードを無料で提供したとしても、それほど奇異なことではないと思います。そうすると、いままで、パソコン界のキャデラックとも呼ばれた比較的高価格のハードを提供してきたアップルがなぜiPadのような低価格のハードを提供する背景も理解できます。シャープは、アップルやGoogleのように、いわゆる広告などの収入を得られる体制を整えていないとか、あるいは、Amazonなどのように、物販の体制もないに等しい状況で、ハードだけを売るという状況立ったのだと思います。いや、そんなことはない、実際、電子書籍があるなどといわれる方もいらゃしゃるかもしれません。
しかし、私は、シャープが提供するとした、電子書籍もコンテンツがあまりに貧弱なのだと思います。実際、Amazonのキンドル本や、AppleのiBookなどの利用経験からすると、日本の電子書籍の規模など、ほんとうにお粗末で、見るに耐えません。はっきりいわせていただければ、現段階では、読みたくない書籍しかありません。これじゃ、最初から商売にならないのは、はっきりしていると思います。
このようなもろもろのことを考えていくと、iPadやAndroidタブレットなど、、ハードだけでも、なんとか、元をとれる、中国、インド、台湾くらいしかないてのではないかと思います。もし、日本のような先進国のメーカーがつくるとすれば、ハードをうるだけではなく、広告を掲載できる体制をとるか、何らかの形で、いわゆるビジネスプラットフォームを築くことができるところだけだと思います。
ビジネスフラットフォームといっても、もはや、AppleやAmazonのような、アプリや、電子書籍、音楽配信だけでは太刀打ちできないと思います。本来は、iBookでも、Amazonでも、日本語電子書籍のコンテンツを提供していませんから、Sharpが本気で、これを販売するようにすれば、何とかなったかもしれません。しかし、現状のコンテンツでは、とても、とても、商売にはならないでしょう。
これに関して、他のタブレットを販売している、東芝、ソニーのメーカーも似たり寄ったりだと思います。ビジネスプラットフォームを形成しなければ、とても、無理です。それも、既存のアプリや、音楽配信などでは、とても無理です。
やれるとすれば、最近日本でも、見れるようになった、Fuluのようなプラットフォームなら、商売になるかもしれません。Fuluは、米国内のテレビ、映画の配信を行っていますが、無論、私が言っているのは、日本国内のテレビ、邦画ということです。しかし、これとても、かなりコンテンツを充実させないと無理です。また、ヨーロッパの言語、中国語などの字幕をつけて、海外に発信しないと、うまくはいかないと思います。
とにかく、現在では、日本のメーカーが過去にやってきたように、デバイスのハードと、ソフトを売るだけでは、シャープの二の舞になることは確かです。
さて、新たなプラットフォームとしては、一体何があるでしょうか。それは、もう、アップルがとりかかっている、iPadのビジネスユースに関するものなどは、もっとも見込みがあるものと思います。アップルは、もうすでに、このビジネスユースにかなり人を割いているという情報もあります。このままだと、ビジネスユースでも、いずれ、アップルの独壇場になると思います。
もうひとつのプラットフォームとしては、実際に物理的店舗を多数持っているチェーン店などの物理的店舗と、顧客、従業員、サプライヤーなどをこれらのデバイスで結びつけるようなビジネスプラットフォームだと思います。この場合、日本だと、介護を必要としない、多数派の高齢者に向けたものtが、見込みがあると思います。
また、eラーニングの分野も、ビジネスプラットフォームを築き、eラーニングだけではなく、物販や、広告などで、収益を得られる体制を整えれば、かなり有望分野であると思います。
それから、いわゆる、ソーシャルゲームも見込みがあると思います。ソーシャルゲームには、これからの、ビジネスでの、コラボレーションのあり方が見られ、進め具合によっては、これに大きく寄与できる可能性が高いです。現在企業内では、未だ、メールを使うなどの旧態依然とした、業務が行われていて、このあたり、かなり改善の余地がありです。特に、知識労働者の労働に革新的な影響を及ぼす可能性が大です。
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