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2012年9月11日火曜日

お弁当1つにかける値段ランキング―【私の論評】コンビニ弁当の価格をみればわかる、デフレ・スパイラルの酷さ!!

お弁当1つにかける値段ランキング:


お弁当専門店やスーパー、コンビニエンスストアで取り扱うお弁当の低価格化が進んで、昔なら400円~500円クラスのお弁当が今や300円台は当たり前、200円台の超激安弁当も登場しています。そこで今回、みなさんに「お弁当にかけられる値段は?」と聞いてみました。

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圧倒的な得票差で1位を獲得したのは《500円程度かな》でした。昼食にかけるお弁当代はワンコイン(500円玉)で抑えたいという人も少なくないはず。新生銀行が2012年6月28日発表した「サラリーマンの小遣い調査」によると、会社勤めのサラリーマンのお小遣いの平均は昨年に比べると僅かながらアップし39,600円らしく、これを原資として捻出される昼食代は510円が平均だそうです。

昼食代とお弁当代が必ずしも“イコール”ではありませんが、お弁当にかけられる金額が《500円程度かな》という意見が多いのもわかります。続く2位は《その時々で違う》。夕食を少しリッチにしたいときには昼食のお弁当代を抑えて…と思っている人もいそう。3位には《300円ぐらいで安く済ます》がランク・イン。

「吉野家」「すき家」「松屋」の牛丼御三家の中でトップの店舗数を誇る「すき家」の主力メニュー、牛丼の並盛の価格が280円(松屋も同じく280円、吉野家は380円)と超激安なことを考えれば、お弁当を300円程度に安く抑えたい人がいても不思議ではありません。4位は《700円程度で少し高価に》でしたが、5位には最も安上がりになる《お弁当は手作り派》が入っています。

あなたがお弁当代にかけられる金額は何位にランク・インしていましたか?

調査方法:NTTドコモ「みんなの声」にて投票を実施

投票数:18126票

投票期間:2012/7/19~8/2

※この結果は科学的な統計にもとづくものではありません

【私の論評】コンビニ弁当の価格をみればわかる、デフレ・スパイラルの酷さ!!

上の記事、やはり、デフレが進行していることを如実に物語っていると思います。

最近、都合で社食がおやすみなので、コンビニ弁当や、スーパーのお弁当を食べる機会が増えました。会社の人でまとめて買いに行ってくれる人がいるので、いつも、お願いしています。それにしても、注文するときは、たいてい「幕の内」ということでお願いしていますから、いくつかのコンビニやスーパーの「幕の内」の食べ比べができてしまいました。

下の写真は、ローソンの「幕の内弁当」、価格は、398円です。


下も、同じローソンの「幕の内弁当」です。少し種類が違います。上には、お醤油がついいませんでしが、下のものには、お醤油がついていました。価格は、400円台。


下は、セブンイレブンの「幕の内弁当」価格は、398円。ローソンの同価格帯のお弁当には、エビがついていないのに、これは、海老天がついています。


スーパーのものは、近くのダイエーグルメシティーのお弁当でしたが、残念ながら、写真は撮影しませんでしたが、価格としては400円台だして。

それにしても、今、コンビニでは、300円台の「幕の内弁当」が当たり前の価格になっているのですね。久しぶりに食べたので、驚いてしまいました。少し前の記憶では、コンビニ弁当といえば、500円ちよっとしたと思います。本の数年前に、500円を切るが当たり前になったことが話題になっていました。

それは、以下の2009年の記事をご覧いただければ、お分かりになると思います。

加速するコンビニ弁当離れと低価格化~月1以下の利用は約7割、500円未満が約8割

最近では、500円を切るどころか、400円も切っているということです。なんということでしょう。やはり、デフレということなのです。

それも、デフレも随分進行しているということです。下の写真は、2008年のものですが、価格は、500円です。「熟成秋鮭幕の内弁当」というネーミングでした。





いっとき、コンビニでも、期間限定で、「空弁」など売っていた時代もありましたが、最近では、全く見かけなくなりました。きっと売れないんでしょうね。普段食べるお弁当に余分なお金をかける人は、いなくなったということかもしれません。

下は、2008年セブンイレブンで販売されていた、空弁の、「浜焼き鯖寿司」。価格は、失念しましたが、なにせ、量があまりないので、そんなに高くはなかったと思います。味は、良かったです。


2008年といえば、4年ほど前ですが、この4年間でも随分とデフレが進行したという事だと思います。何といっても、コンビニは一般の人に最も近いですから、とにかく、コンビニは、このデフレの世相に合わせて、4年間随分努力を重ねてきたということです。

最近アニメの影響でアメリカ人もつくるようになった、BENTO
300円台の弁当の次は、200円台の弁当に突入するということでしょうか?こんなことは、やめるべきですね。やめるべきというと、日本の多くの人は、コンビニがこのような弁当を売ることをやめるべきと言っているように思われるかも知れませんが、私はそんなことを言うつもりはありません。コンビニが安売りをやめたからといって、デフレが収束するわけではありません。というより、しません。

アメリカのBento Party、お弁当に用意された食材
を詰め込んでから食べるという不思議なパーテイー
やめるべきは、政府による増税と、日銀による、金融引き締めです。これらは、景気が悪い時にやるようなことではありません。今でもこのようにデフレなのに、金融引締めをしたまま増税すれば、ますます、税収が経るだけです。まずは、一刻もはやく、日銀による金融引締めはやめさせるべぎです。それだけで、かなり景気は良くなります。そうして、雇用も改善します。

Bento Party
そうして、コンビニで、500円前後の「幕の内弁当」が普通に見られるようになったら、デフレも収束して、景気もかなり良くなっていることでしょう。そういう意味では、「幕の内弁当」は、経済を見るのに良い指標になると思います。

それから、以下は、会社の社食です。






いろいろ、あるでしょう。これで、なぜ私が普段は、コンビニ弁当を食べないのかお分かりになるでしよう。この社食何と価格は300円です。これでは、コンビニや、スーパーでお弁当を買って食べる気にはなれません。それから、価格は、2008年当時からずっと300円です。特にデフレがどうのということは関係はありません。ちなみに、作っているのは、もと、レストランのシェフです。シェフは、ただいま出張中なので、社食を食べることはできません。はやく戻ってきて欲しいです。

こんな社食を毎日食べられるのは、本当に幸せなことだと思います。いつも有難うございます。皆さん、会社では、社食はあるのでしょうか?
【私の論評】

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2012年3月26日月曜日

コーヒー戦争が熱い! セブン−イレブン、ローソンも本腰−【私の論評】イノベーションが、社会の変化を利用したり、社会変革そのものであると考えれば、世の中にはチャンスが無限にある!!

コーヒー戦争が熱い! セブン−イレブン、ローソンも本腰:


外食やコンビニがコーヒーの販売に力を入れている。日本マクドナルドは2月に「プレミアムローストコーヒー」を刷新した。Sサイズで140円と低価格ながら、従来より豆の焙煎を深め、味わいを向上させたという。 コンビニも店頭で販売する1杯150円前後のコーヒーを強化している。サークルKサンクスは約4000店にコーヒーマシンを導入しており、8月までに全6300店に導入する見込みだ。 セブン−イレブンは200...

【私の論評】イノベーションが、社会の変化を利用したり、社会変革そのものであると考えれば、世の中にはチャンスが無限にある!!

詳細は、上の記事をご覧になっていただくものとして以下に、香りやテーストまでは、掲載できないのが残念ですが、マックと、ローソンの実際の商品の写真を掲載します。

まずは、マックのプレミアムトーストコーヒーです。マックでは、上の記事にもあるように、2008年から、このコービーを投入していますが、先月にはさらに、改良も行いました。

旧プレミアムローストコーヒー(ホット)は、ブラジル、コロンビア、グアテマラの3種類の産地の豆を5種類の焙煎法によってバランス良く豆の味わいを引き出す、3オリジン5スペックが特徴だったのですが、リニューアル版では、この方法はそのままに、新たな焙煎法として深入りのフレンチローストをプラスしたこともポイントです。それによって、アロマとボディを強調し、深みのある味わいに仕上げたといいます。


下は、ローソンの「MACHI cafe」です。「MACHI cafe(マチカフェ)」は、ローソンが全国 約750店(2月末現在、今後拡大予定)で展開している挽きたて淹れたてコーヒーのブランドです。マチの中のいつものお店で、本格的なコーヒーと一緒に本物の焼菓子を楽しんでもらいたいという想いから、同じブランド名称を使用しています。これは、昨年の11月に導入されたばかりです。


両方ともなかなかのものです。私は、両方とも飲んだことがありますが、やはり、従来とは一味違います。たとえば、マックなど、新しいコービーを入れる前には、一応コービー色をしたまずい飲み物くらいの印象しかありませんでした。そうして、マックのコービーは安いからまずいのが当たり前、どうしても、美味しいコーヒーを飲みたければ、スタバか、専門喫茶店に行くというのが当たり前になっていました。


コンビニでも似たような状況にあったと思います。コンビニといえば、あのあまり美味しくない缶コーヒーとか、紙容器に入ったコーヒーが当たり前で、温かいのは、缶コーヒー、冷たいのは、清涼飲料水感覚で、冷たい紙容器入りのものが販売されていました。どちらも、いれたてのものではないので、やはり、味には限界がありました。


そうして、このような状況は長い間続いていました。これを打ち破ったのか、日本のマックでした。これは、たとえば、コービー豆はどうするとか、提供時のカップはどうするなどの細かいことは、開発の人がやっているようですが、いれたてコービーを導入すること自体の決断は、社長兼会長の原田氏がやっていることには変わりありません。


日本マクドナルドは、外食産業としては、日本日本屈指の、大企業ですが、とにかく、この会社原田氏が入ってから、様々な改革を行ってきたと思います。外食産業なので、いわゆる、IT企業のように一見新しいイノベーションはないようには、みえますが、この外食ほどイノベーティブなところは、ないかもしれません。

多くの人は、イノベーションというと、います今でも、技術的なものを思い浮かべる人が多数いるようです。しかし、それは、間違いです。どラッカーは、イノベーションとは、技術的なものだけではない、社会的なものであるということを語っています。社会の変化にあわせた、変革を行うこと、あるいは社会そのものを変えてしまうことが、イノベーションと語っています。

であれば、まさしく、マクドナルドはイノベーティブな会社ということになります。なぜかと、いえは、ファストフードやコンビニでは、美味しいコーヒーが飲めないというそれまで、常識をくつがえして社会を変えてしまったからです。

さて、ドラッカー氏は、「イノベーションと起業家精神」という書籍で、イノベーションの7つの機会を掲載しています。それを以下に掲載します。
1.予期せぬ成功と失敗を利用する
2.ギャップを探す
3.ニーズを見つける
4.産業構造の変化を知る
5.人口構造の変化に着目する
6.認識の変化をとらえる
7.新しい知識を活用する
8.アイディアによるイノベーション

これに関しては、もともとの書籍を読んでいただくのが一番なのですが、てっとりばやくこれを知りたい方は、こちらのブログをご覧になってください。


ドラッカーは、番外編として、上記のアイディアによるものをあげています。多くの人は、イノベーションというと、アイディアを出すこととしている人が多いようですが、ドラッカーは、これは、数が膨大で成功の確率が、低いとしています。だからこそ、番外編なのです。

確かにマクドナルドのコーヒー導入に関しては、単なるアイディアではなく、マクドナルドのコーヒーは、不味い、美味しいコーヒー飲みたいというのなら、他に行くしかないという、ギャップを活用したものと思います。それに環境変化もありました。ファストフードも、コンビニも、創業からしばらくは、店の数も少なく、その少ない店で、美味しいコーヒーを店で従業員が一杯一杯丁寧に入れて販売していては、経費倒れに終わってしまったのだと思います。だからこそ、当初は、缶コーヒーとパック入りのコーヒーを販売していたのだと思います。しかし、現在なら店数も増え、コーヒー豆も従来から比較すると大量販売で仕入れ値が低くなっています。にもかかわらず、美味しいコーヒーは、ファストフードや、コンビニではなく、スタバか珈琲専門店で、というギャップが存在していたのです。

ドラッカーのこの書籍を読んで、イノベーションの原理原則を知っていれば、知らないよりは、はるかに、イノベーションを起こしやすいと思います。そうして、マクドナルドの原田社長社長は、この原理原則を知っていると思います。

それにしても、ファストフードや、コンビニで、美味しいコーヒーが飲めるということは、まさしく、社会を変えたといっても良いと思います。それの、先鞭をつけたのが、原田社長ということです。私たちも、このようなイノベーションどんどん実践していきたいものです。

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