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2016年5月10日火曜日

教職員の政治活動に罰則 自民、特例法改正案、秋の臨時国会にも提出―【私の論評】大阪市・府並に懲戒処分として「免職」も可能にすべき(゚д゚)!

教職員の政治活動に罰則 自民、特例法改正案、秋の臨時国会にも提出


   自民党は9日、今夏の参院選から選挙権年齢が「18歳以上」に引き下げられることを踏まえ、公立高校の教職員の政治活動を禁じる教育公務員特例法を改正し、罰則規定を設ける方針を固めた。早ければ今秋の臨時国会に改正案を提出する。同法は「政党または政治的目的のために、政治的行為をしてはならない」とする国家公務員法を準用する規定を定めているが、罰則がないため、事実上の「野放し状態」(同党幹部)と指摘されていた。

   改正案では、政治的行為の制限に違反した教職員に対し、「3年以下の懲役又は100万円以下の罰金」程度の罰則を科することを想定している。

    また、私立学校でも政治的中立性を確保する必要があるとして私立校教職員への規制も検討する。これまで「国も自治体も、私立には口出ししない風潮があった」(同党文教関係議員)とされるが、高校生の場合は全国で約3割が私立に通学する実情がある。

    党幹部は「私立でも政治的中立性は厳格に守られなければならない」と指摘。小中学校で政治活動をした教職員に罰則を科す「義務教育諸学校における教育の政治的中立の確保に関する臨時措置法」を改正し、私立高の教職員にも罰則を適用する案が浮上している。

    日本教職員組合(日教組)が組合内候補者を積極的に支援するなど選挙運動に関与してきた過去を踏まえ、組合の収支報告を義務付ける地方公務員法の改正についても検討する。

【私の論評】大阪市・府並に懲戒処分として「免職」も可能にすべき(゚д゚)!


教育現場では、教育公務員特例法の制定以降も中立性が疑われる事例が数多く確認されており、「罰則規定のないザル法」として各方面から、法改正を求める声が前々から上がっていました。

学校で、日教組が政治活動行為を行っていることもあるのは、確かです。実際こちら北海道でもそのようなことは散見されます。本日は、久しぶりで日教組ネタを掲載します。

たとえば、昨年10月北海道教育委員会が、安倍政権を批判する文言を記した文房具が学校内にあるかどうかについて、道内の公立学校を対象に調査を始めたことが分かりました。

一部の高校にあったことから、「教育の政治的中立性」を保つためとしている。文房具を配った教職員組合側は「学校現場を萎縮させる」などとして反発していました。

自民党道議が昨年9月、一部の学校で「アベ政治を許さない」との文言が印刷されたクリアファイルが教師の机の上に置かれていると指摘し、調査を要求。道教委は昨年10月14日付で、政令指定市の札幌市立以外の小中高校など1681校に調査票を配りました。


質問内容は、いつ誰が使ったり配布したりしたか、校内のどこで見たかなど。回答は任意ですが、関わった人の名前を記すよう求めていました。管理職には、関わった教職員が特定できれば指導するよう求めました。

一部の大人達の思想を教職員が学校内に持ち込み、生徒達に押し付けるような行動は、見過すわけにはいきません。

そもそも、「アベ政治」という表現が異常です。これでは、安倍総理への個人攻撃ではありませんか。意思決定するにおいては、誰が正しくて、誰が間違いなどという考え方はすべきではありません。何が間違い、何が正しいという考え方をすべきです。これでは、そもそも不毛な論議にしかなりません。これを教育者が、標榜するとしたら、教育者としては、失格です。

生徒達は伸び伸びと、学校生活を送る権利があります。教育現場を特定の政治思想の洗脳の場にしてはなりません。

今年2月の日本教職員組合(日教組)の教育研究全国集会(教研集会)では、垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの配備反対に向けその危険性を強調する授業や、反原発を目指す“平和教育”の授業が紹介されました。昨年の教研集会では、組合員の教員が安倍晋三首相を批判するビラを、教頭の注意に反して校内に掲示した事例も紹介されました。

佐賀県教職員組合のオスプレイ絶対反対決起集会 佐賀県内の中学校で行われている
今月行われた、北海道5区の衆院補選では、自民党公認の和田氏が当選していますが、これは町村信孝前衆院議長の死去に伴うものでした。

町村信孝氏は、2009年の第45回衆議院議員総選挙では小選挙区で民主党元職の小林に3万票余りの差をつけられ敗北しました。重複立候補した比例北海道ブロックで自民党2枠に対し、名簿順1位内の惜敗率で武部勤(北海道12区)に次ぎ2番目となり、復活当選で9選。10月15日には衆議院予算委員会の筆頭理事に就任しました。


その後、小林千代美氏は選対幹部の公職選挙法違反での公訴提起と北海道教職員組合からの不正な政治献金総額1600万円の違法な政治資金を受け取っていたことが発覚し2010年(平成22年)6月に議員辞職。これに伴う補選に出馬するため10月に議員辞職しました。補選ではJ-NSCの会員の支援も受け自身の長女の札幌南高校の同級生だった民主党の新人中前茂之に勝利し、10選しました。

このような選挙にからんだ不祥事は他の地区でも、散見されます。特に以下の大阪の事例は、特筆に値します。

大阪市と大阪府は平成24年から25年にかけ、「職員の政治的行為の制限に関する条例」を相次いで制定。職員の政治的行為に対し、懲戒処分として「免職」も可能とする内容でした。すると27年4月の統一地方選の大阪市議選で民主党は出馬した11人全員が落選、大阪府議選でも候補者9人のうち当選は現職1人にとどまったのです。

大阪府の職員といえば、教職員のほとんども含まれるわけです。この事例は、必要な法改正をすれば、教職員組合と特定の政党のつながりを絶つことができることを証明したといえます。

大阪府職員が禁止される政治活動
教育公務員特例法を改正し、罰則規定を設けることは、教職員組合の仕事ばかり熱心な教育者に対しては、それなりの処分ができるので、良いとも思われるのですが、ただし「3年以下の懲役又は100万円以下の罰金」程度の罰則は甘いと思います。大阪の条例のように、場合によっては、免職にもできるようにすべきです。

このような、日教組ですが、教育政策の決定に極めて大きな影響力があります。ただし、その表れ方は政治状況によって異なります。民主党政権の時には、民主党が日教組の政治部門かという程に権勢をふるいました。

その典型が、あれほど議論した末に導入した悉皆調査である全国学力・学習状況調査(いわゆる「全国学力テスト」)を、抽出試験にして完全に骨抜きにしてしまったことです。これは、自民党政権復活によって直ちに悉皆調査に再是正されました。全国一律の試験によって小中学生の学力を調査し教育政策に役立てるという視線は、1960年に日教組が中心となった運動によって廃止に追い込まれました。


この調査が復活するまで、秋田県や福井県の子ども達が高学力であることなど、その県の教育関係者さえ認識していませんでした。客観的事実の把握は、思想洗脳教育にとっては邪魔なのでしょう。全教も日教組も一貫して調査に反対しています。その根拠が「教育に競争原理はそぐわない」という左翼思想です。

このような異常な集団が、いつまでも教育界を牛耳っている状況は改めなければならないです。そうして、ゆっくりとではありますが、その方向に向かっているようではあります。そもそも、すでに中年の教師あたりから以下の成り立ての若い教師まで教職員組合の組織率はかなり下がっています。もはや組織率の高いのは、定年間際の老人たちだけです。

日教組はこれからの数年で益々影響力を低下させていくことでしょう。それは教職員集団の左翼洗脳が、若い人ほど解けてきているからです。その昔、組合活動をしていた教育委員会の指導主事よりも、現場の若手教員の方が、国旗や国歌に批判的な老教師を軽蔑しているなどという例はざらにあります。日教組は現在、パヨク思想をひたすら隠して若手勧誘を行うか、パヨク思想に準じて滅びるかの岐路に立たされています。

教育公務員特例法が改正されれば、さらに坂道を転がり落ちるように、日教組の影響力はなくなることでしょう。

昨年9月国会周辺の日教組による座り込み
このブログでも、前から主張してきたように、政府の一下部機関に過ぎない、財務省がまるで政治集団のように動くのは間違いです。それと同じく、日教組が政治集団のように、政治に関与するのは間違いです。ましてや、学校内で生徒に向けて、政治メッセージを発信するような教師は解雇で良いと思います。

これは、民間営利企業とは異なる温い環境でしか仕事をしたことがなく、さらに組合活動を熱心にして、本職をないがしろにしても、何の処罰も受けてこなかった、教職員には相当の恐怖です。彼らが教職員を辞めたら、民間企業ではどうあがいても、高い地位にはつけないでしょうから、給料は半分になります。仕事の内容も、厳しく成果を求められます。口がうまくても、最初はなんとかごまかせるでしょうが、それも長い間には見破られます。

日本は、議会制民主主義を採用しています。政治に直接関与したいなら、官僚や教職員などやめて、選挙に立候補して、政治家を目指すべきです。官僚や教職員の身分のままで、政治に関与できるのは、本来選挙以外に方法はないはずです。自分たちの信条に近い、政治家をみいだしその人に自分の信条を託して票を投じることによってのみ政治に参加すべきです。

一日もはやく教育現場がまともになるように、懲戒処分として「免職」も可能にしていただきたいものです。

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2012年9月15日土曜日

野田首相は秋の臨時国会で衆院解散・総選挙に追い込まれ、近いうちに「石破・安倍連立内閣」が誕生する!?―【私の論評】いずれにせよ、増税して金融政策をなおざりにする政権は短期で終わる!!

野田首相は秋の臨時国会で衆院解散・総選挙に追い込まれ、近いうちに「石破・安倍連立内閣」が誕生する!?:


2012年09月15日(土)

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[ 歳川隆雄「ニュースの深層」 ]野田首相は秋の臨時国会で衆院解散・総選挙に追い込まれ、近いうちに「石破・安倍連立内閣」が誕生する!? 

[歳川 隆雄]

9月14日に告示された自民党総裁選は、石破茂前政調会長、町村信孝元官房長官、石原伸晃幹事長、安倍晋三元首相、林芳正政調会長代理の5候補者よる本格論戦がスタートした。世上では、"石(原)・石(破)戦争"という評価が定着しているかに見える。


・・・・・・・・・・・・・・・<中略>・・・・・・・・・・・・・・・・・・

現実的に言えば、これから本格化する総裁選の候補者討論で石原氏は恐らく守勢に回らざるを得ないだろう。一本化調整失敗による谷垣禎一総裁の出馬断念の過程、小中野党が提出した首相問責決議案同調の経緯などについて、執行部ナンバー2である幹事長の責任を他候補から鋭く突かれるのは間違いない。

こうしたことからも、石破・安倍連合の新執行部が誕生する可能性が高い。それは途端に、近いうちに「石破・安倍連立内閣」が誕生することを意味する。野田佳彦首相は、来る秋の臨時国会で石破・安倍自民党の攻勢に晒され、内閣不信任案を突きつけられ、衆院解散・総選挙に追い込まれることも十分あり得る。

【私の論評】いずれにせよ、増税して金融政策をなおざりにする政権は短期で終わる!!

いずれ、政権交代は確実に行われそうです。しかし、次の政権も、理由が何であろうといままで通り、緊縮財政、金融引き締めをやり続けるようであれば、どんなにお題目が素晴らしくても、どんなに人気者が、政権につき、総理になろうとも、素晴らしいことを手がけようとも、短命政権で終わると思います。

これから、政権を担う政党や、政治家はこれを肝に命じるべきです。特に、一国の金融政策の重要性を理解した政党や、政治家など、政権につけば、長期政権を担うことができるかもしれません。また、有権者も、最低限増税は当面せずに、積極財政、金融緩和を行いデフレを克服する旨を公約に掲げない候補者や政党には、票を投じるべきではありません。

肝心要のこと、当たり前のど真ん中かのところに目が行かない、できないような愚かな政治家や、政党に他のことも満足にできるはずはありません。

さて、政局にも動きがでてきたようです、上の記事で主張されているようなことは、本当に実現する可能性が高いと思います。

政治といえば、憲法改正や、安全保障の問題、成長戦略、社会福祉など、日本国内には、問題が山積しています。これらの問題は、非常に重要です。しかし、これらの問題を片付ける前に、するべきことがあります。そうして、これをしなければ、結局他のことをしようとしても、足元をすくわれるだけです。何をやってもぐら叩きになってしまいます。何かを良くすれば、何かが悪くなり、悪くなったことを良くすれば、他のことが悪くなりと、延々と無限ループが続くだけになります。

それは、何かといえば、このブログでも何回も掲載してきたように、デフレからの脱却です。この課題を解決できない政府が、いくら格好のいい公約を掲げたにしても、結局何もできないと思います。


私は、極端なことをいえば、次の政権は、デフレ脱却だけ確実にするだけでも良いくらいだと思っています。今の政治家、結局口でいろいろ「あーでもない」「こーでもんない」といいつつ、結局デフレ脱却にまともに取り組んでいる政治家など、ほんの少数派ですし、その少数派も全く心もとないです。

野田総理と、谷垣総裁は、勝栄二郎財務次官の言うなりで、完璧にマインドコントロールされて、日本は財政破綻するから、増税はまったなしという話を信じこみ、増税路線にひた走りました。そうして、三党合意で、増税法案は、とおりました。しかし、勝財務次官は、今月11日に退任し、後任には、真砂靖主計局長となりました。

勝氏は、今年いっぱいは、財務次官にとどまるつもりでいたようですが、結局退任です。これには、大蔵省OBの圧力がかかったといわれています。要するに大蔵省元老たちが、勝氏に引導をわたしたということです。そりゃそうです。日本が財政破綻するなど、今や世界の金融市場は誰も信用していません。あの、アメリカのゴールドマン・サックスですら、日本が財政破綻するなどというヨタ話はしなくなりました。はなばなしく言いたてても誰れものってこなくなったからだと思います。


そりゃそうです。日本が財政破綻などしないということは、子どもにもわかることです。普通のビジネスマンを日本国にたとえるとすれば、ビジネスマンの着ているスーツの、内ポケットが政府のお金だとします、ここにお金がたくさん入っているとします。その大きな部分が借金だったとします。そうして、借用書も入っているとします。


しかし、背広には胸ポケットの他のポケット、これは、たとえば、家計のポケット、民間企業のポケット、金融機関のポケット、その他のポケットがあります。これらのなかにも、お金と他のポケットからの借用書が入っているいたとします。これら全部あわせたポケットのお金から、借用書の金額を差し引きしたトータルでプラスだったとします。

その場合、このサラリーマンは、借金をしているといえるのでしょうか?いえませんね。ただし、借用書が、自分の他のポケットからの借金だけではなく、他のビジネスマンから借金もあれば、話は違ってきます。そうして、この他のビジネスマンからの借金が、かさんでドウしようもない状況になったのが、ギリシャです。しかし、このビジネスマン、他のビジネスマンからお金を借りているどころか、ビジネスマンの中では、もっとも大きな金額を他のビジネスマンに貸しているとすれば、どうなるでしょう。


これは、借金をしているどころか、大金持ちということになりますね。これが、今の日本の現実(対外純金融資産過去20年世界一)です。では、どうして、政府のポケットに他のポケットからの借金の借用書の金額がべらぼうなのに、何とかしないのかという、疑問がわいてくると思います。そうです、そんな場合は、他のポケットから、政府のポケットにもっとお金をいれれば良いということになります。それが、税金であり、要するに税収が増えれば良いということです。

しかし、それをなかなかしないのが今までのの日本の政府であり、日銀ということです。要するにデフレです。デフレ下では、税率を高めたとしても、もともと、各ポケットのお金の出し入れが少ない状況ですから、政府に入ってくるお金も少なくなります。要するに、減収です。積極財政政策や、金融緩和策をすれば、政府のポケットにも、お金が入るというか、いろいろなポケットのなかから、お金の出し入れが頻繁になります。そうなると、税収が増えます。

iPhoneも入れられるポケットのついたブラ。でも、iPhoe5はサイズが大きくなったので入らないかも?
このような日本国全体の状態は無視して、勝次官は、政府のボケットの中の借用書に書かれてある、膨大な借金の数字だけ取り出して、谷垣総裁や、野田総理を「大変だ!!財源が枯渇する!!」と幻惑していたのだと思います。そうして、彼らはすっかりその気になって、増税路線にひた走りました。こんな子供にでもわかるような理屈を無視して、谷垣・野田増税ツインを増税路線に走らせた勝次官に、大蔵元老院から、鉄槌が下されたのも無理はないと思います。

それに、各ポケットの金の出し入れを促進すること(金融緩和策)に専念すべきであった、日銀に関しては、識者では指摘する人も多いのですが、政治家などでこれを指摘する人も少なく、日銀が責められることはあまりありませんでした。これは、本当に不思議なことです。とにかく、日銀が金融緩和策をしない限りは、各ポケットからのお金の出し入れが頻繁に行われることなく、このままデフレは続きます。政府が、大幅な財政支出をしたとしても、いっとき政府のポケットからお金がでて、他のポケットに入り込みはしますが、そこから、頻繁に出し入れされるということはなくなってしまいます。

日銀は、このようなことをずっと繰り返してきました。過去を振り返ってみると、過去20年におよび、政府は、小渕さんと、麻生さん以外は、緊縮財政のやりっぱなしでした。民主党もその轍を踏みました。日銀は、小泉さんの時はいっとき金融緩和をしました。だからこそ、このブログにも、掲載したように、2000年過ぎあたりに、堀江のライブドア問題や、村上ファンド問題なども浮上しました。しかし、日銀は、すぐに金融緩和をやめてしまったため、結局デフレからの脱却はできませんでした。2008年くらいまで、金融緩和を続けていれば、日本は、デフレから脱却できたと思います。このようなことを繰り返す日銀には、いずれ、大鉄槌を下す必要があります。


野田、谷垣増税ツインは、デフレから脱却できないというのに、はやばやと、増税法案を通してしまいました。増税は、デフレを加速して、先の例でいえば、各ポケットからお金の出し入れをさらに少なくして、税収うを減らすだけです。これは、橋本内閣のときに、増税して、増税以前の税収を上回ったことがないことで十分証明されています。さらに、英国では、財政赤字を減らすという触れ込みで、2010年に日本の消費税にあたる、付加価値税を大幅に上げて、景気が低迷し、いまだ、増収の見込みがなく、財政赤字を減らす目処がたっていないことからも十分証明されています。

このような過去をみていると、次の政権も、理由が何であろうといままで通り、緊縮財政、金融引き締めをやり続けるようであれば、どんなにお題目が素晴らしくても、どんなに人気者が、政権につき、総理になろうとも、素晴らしいことを手がけようとも、短命政権で終わると思います。

まず、国民のことを考えれば、少なくとも、当面増税はしないこと、緊縮財政はやめ、日銀の金融引き締めをやめさせデフレ対策を実行することを公約として、それを本当に実行する政府でない限り、結局財源不足で実効的なことは何もできず、国民の閉塞感がつのり短命政権で終わることは必定です。いくら偉そうな御託を並べても、先立つものがなければ、軍事も福祉も、雇用も、結局何もできません。今は、本当に増税・デフレなどやめて、税収を増やす(名目GDPを増やす)必要があります。税収を増やすには、税率をあげるのではなく、デフレを一刻も終焉させ、景気を浮揚する必要があるのです。税率は、景気が浮揚してはじめて、増収が可能になります。

これから、政権を担う政党や、政治家はこれを肝に命じるべきです。特に、一国の金融政策の重要性を理解した政党や、政治家など、政権につけば、長期政権を担うことができるかもしれません。また、有権者も、最低限これらの公約が網羅されてない、候補者や政党には、票を投じるべきではありません。肝心要のこと、当たり前のど真ん中かのところに目が行かない、できないような愚かな政治家や、政党に他のことも満足にできるはずはありません。現在の日本の最優先順位はデフレ克服以外にありません。これが克服できれば、現在やるべきことが10くらいあったとすれば、全部とはいわずとも、5つから6つは、すぐにも解消できます。デフレを克服しなければ、何も解決できず、モグラ叩きになるだけです。




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