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2015年4月10日金曜日

日経平均株価 15年ぶり一時2万円台に―【私の論評】似非経済プロの呪縛を解け、彼らの昨年度末本年度予測の大半が外れそうな勢いになってきた(゚д゚)!

日経平均株価 15年ぶり一時2万円台に

4月10日 11時59分 NHKWEBニュース


10日の東京株式市場は、取り引き開始直後から買い注文が出て、日経平均株価は、取り引き時間中として、平成12年4月17日以来、15年ぶりに2万円の大台を回復しました。

しかしその後は、当面の利益を確保しようという売り注文が増えて値下がりに転じ、日経平均株価、午前の終値は、9日より16円86銭安い、1万9920円86銭でした。また、東証株価指数=トピックスは、4.99下がって、1589.20となっています。午前の出来高は11億1550万株でした。

株価が2万円台を回復したのは、外国為替市場で円安ドル高傾向が定着し、輸出企業などの業績が拡大することへの期待感が高まっているためです。また、大企業を中心に賃金引き上げの動きが出ていることで、今後の消費の回復にも期待できるという見方も出ています。

市場関係者は、「日経平均株価の2万円は通過点にすぎないという強気の見方も出ているが、その一方で、今後の国内やアメリカの経済情勢や企業業績をしっかり見極めることが必要だとする慎重な声も少なくない」と話しています。

【私の論評】似非経済プロの呪縛を解け、彼らの昨年度末本年度予測の大半が外れそうな勢いになってきた(゚д゚)!

ワンタッチでも二万は二万です。過去十五年間は、カスリもしませんでした。特に、民主党政権時代など、考え及びもつかないことでした。それにしても、過去には以下の画像のような方もいらっしゃいましたね。過去とはいってもまだ一年もたっていませんが・・・・・・(笑)。

昨年の暮の株価を予測した浜矩子

もう、反リフレ派も、デフレ派も金融緩和政策の妥当性を認める時期に来ていると思います。はやめに転向したほうが、大やけどをしないですみそうですが、なかなかそんなこともできないのでしょう。

昨年の暮れに私のブログでは、以下のような記事を掲載しました。
日本の景気をとことん語り尽くす 経済のプロ50人が断言!日本は来年こう変わる―【私の論評】誰が嘘つきで誰がまともなのか、来年を待たずしてもう今でもはっきりしている!まともなのは、極少数派、酷いのが大多数!来年それを実証しよう(゚д゚)!
これは、タイトルどおり、50人のいわゆる経済のブロといわれている識者や、経済学者、市場関係者らの今年の経済の予想を掲載したものです。一覧表にまとまっています。

以下にこの記事から一部を抜粋して掲載しておきます。
田中秀臣氏や若田部昌澄氏などは、まともなことを言っていますが、他の「経済のプロ」の中には「凄い!」方がいらっしゃいました。信じがたいです。 
以下に若干抜き書きして、写真も掲示しておきます。
神矢秀樹(在米投資銀行家)  
「アベノミクスが始まって以来、4割も円安が進行し、国際基準では日本は4割貧乏になった。強大な既得権者のためにイノベーションは起こりにくく、かつ借金体質では、日本人は貧乏になり続けるほかない」 

橋本久義(政策研究大学院大学名誉教授)  
「消費がパッとしないのは買いたいものがないのが原因・・・・・」

 菊池英博(日本金融財政研究所所長)
「このまま異次元緩和を続ければ、円安、株安、国債安の「3大安」で経済恐慌に陥りかねない」

小笠原泰(明治大学国際日本学部教授) 
「日本が安楽死に向かう元年となるだろう」

小黒一正(法政大学経済学部准教授)
「いずれ国債市場が干上がる懸念があり、財政ファイナ…」












ワンタッチとはいえ、株価が二万円に達した現在、何やらこの50人の人々のほとんどが予測を外しそうです。

現状ではまだ年が明けてから、半年立っていないのですが、もう50人の中には、完璧に予測を外ししまっている方もいらっしゃいます。

それにしても、これらの50人の中には、どう贔屓目にみても、起こりそうもないことを予測している人がいます。

本来これでは、どう考えても、経済のプロとは言えないと思います。

起こりそうもないことの予測としては、4月12日に日本で南海トラフ地震が起こることを、 ゲリー・ボーネル氏が予測していました。もう間近ですが、本当におこるのでしょうか。ほとんどの人が信用していないようです。南海トラフ地震が発生すると言われている地域では、地震に備えている様子など全く報道されていません。



おそらく、予想は外れるのではないかと思います。それにしても、ゲリー・ボーネル氏の予測など多くの人は信じないから良いのですが、経済のプロと見られている人の、予測は結構多くの人が信じると思います。そうして、予想するにしても、景気が悪くなるような予測であれば、必要以上に人々の財布の紐を固くする可能性もあります。だから、始末に負えないのです。

昨年は、この50人の予測を追跡する旨を掲載しました。これは、その第一弾です。これからも、年末にかけて追跡し、適期その結果を掲載させていただきます。

よろしくお願いします。

2008 年10 月30日 証券会社の株価ボードの前を通り過ぎる
男性この日アジア株は、全面高で日経平均は9000円台回復
それにしても、株価二万円は、ワンタッチとはいえ、本当に喜ばしいことだと思います。素直に喜ぶべきものと思います。上の画像のように、7年前には、株価が9000円台だったこと、しかもこの時点では8000円台から回復してこの株価であったことを考えると、隔世の感があります。

元大倉官僚の高橋洋一氏も指摘するように、多くの似非識者は、株価は上がるから資産家はいいが庶民は大変だというレトリックを用います。これはやめるべきです。なぜなら、株価は半年先の就業者数ときわめて相関しているからです。株価が上がると半年先の雇用が増えることになります。

しかし、これは株価と半年先の就業者数に因果関係があるというわけではありません。景気が良くなると、株価はそれを先取りし、就業者数は半年遅れて上がり出すということです。だから、現在株価がかつてないほど上昇したということであれば、半年後に雇用がかつてないほど良くなるということが予測できます。

二万円台を維持するにはまだ時間がかかるかもしれませんが、それも目前だと思います。そうなれば、その半年後には実体経済もかなり良くなるはずです。今は、金融緩和が功を奏して、過去の酷いデフレの悪影響は色濃く残っているものの、もうデフレではなく、間違いなく景気が回復しつつあるのです。だからこそ、素直に喜ぶべきなのです。

私は、そう思います。皆さんは、どう思われますか?

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【関連図書】

似非経済プロの今年の予測は株価二万円台を突破した今日、大半が外れそうです。以下の書籍では、まともな予測と、その根拠を知ることができます。

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