2007年4月23日月曜日

共同体形成のための事例-映画『硫黄島からの手紙』


上は、硫黄島からの手紙のシーンとインタビューで構成されたカットです。この映画のすごいところは、クリント・イーストウッドというアメリカ人の監督が製作にたずさわっているということです。出演しているのは、ほとんどが日本人です。アメリカの映画、しかも戦争映画でここまで日本人を正面きって撮影しているものはこれが初めてのことでしょう。クリント・イーストウッド氏は、語っています。「昔から、国家のエゴにより命を失うのは一般の市民であり、そのことを描きたかった」と。アメリカでもこの映画の評判は上々だったようです。
アメリカの人も日本人の映像をみて、アメリカ人も日本人もいくら人種や考え方が違っていたとしても、同じように悲惨な目あった経験を共有できることがわかったのではないでしょうか。特に、アメリカでは、イラクの問題や同時多発テロのこともあり、身につまされたのではないでしょうか。
このような映画は言葉や文化の壁を超えて、多くの人々の考え方や、理想に対して影響を与え、共通の理念を持つために大きく寄与するものと考えます。そうして、グローバルな共同体を構築するため、価値観の共有に寄与できるものと考えます。みなさんはどう考えますか。


0 件のコメント:

アメリカとの関税交渉担当、赤沢経済再生相に…政府の司令塔として適任と判断―【私の論評】石破vsトランプ関税:日本がTPPで逆転勝利を掴む二段構え戦略とは?

アメリカとの関税交渉担当、赤沢経済再生相に…政府の司令塔として適任と判断 政府は8日、米国による関税措置見直しの対米交渉担当に赤沢経済再生相を任命した。赤沢氏は石破首相の側近で、米国との包括的協議に適任とされる。林官房長官は、首相が赤沢氏の手腕や経験を考慮して決定したと説明。 こ...