昨年ABCニュースで報道された、Google開発の自動運転車両
2月28日から3月4日の日程で米カリフォルニアで開催された「テクノロジー・エンターテイメント・デザイン(略称:TED)」カンファレンス。学術やテクノロジー、デザインなどの各界の著名人が講演をするとあって、今年も世界中から注目を集めた。
会場のロングビーチでは、様々な催し物が用意されており、その1つにGoogleが開発している自動運転車両の、試乗体験会が行われていたようだ。未来の車と呼ぶに相応しいハイテク車両なのだが、実は開発者の悲しい経験が引き金となって誕生することとなった。
試乗について報じているのは、アメリカのテクノロジー系ブログ「サーチ・エンジン・アイランド」だ。同サイトのダニー・サリバンは、TEDイベント会場の駐車場に設けられた試乗スペースを訪れ、実際に車両に乗り込んだ。
車内は普通の車とほとんど変わらない。前方に据えられたカメラと、フロントパネルに設置されたモニターがあるだけで、一般車両とほぼ同じ。しかし、走行中にハンドルに触る必要はないようだ。
操作は非常にシンプル、目的地を指定するだけで自動運転で走行を開始する。体験会では、短いトラックを周回するだけであったが、その走行速度は想像よりもずっと速い。手放しで動いていると思うと若干不安ではあるが、もしも市道を走れたら、かなり快適なのではないだろうか。
この車のソフトウェア開発の責任者、セバスチャン・トゥラン氏によれば、彼の18歳のときの経験に基づいて開発されているとのことだ。その経験とは、親友を交通事故で亡くしたことだ。
「運転ミスを根絶することによって、1年に100万人の命を救うことができる。そのために自分を捧げる」と、使命として開発を続けている。
一般車両に実装されるには、きっとまだまだ時間がかかることだろう。しかし、トゥラン氏の強い決意が、必ず実を結ぶ日が来る。
【私の論評】世の中を変えよ!!社会を変えよ!!
このGoogleの試作品素晴らしいですね。私は、実はこの車に近い構想を持っていました。そうして、トヨタが実現してくれれば良いなどと思っていたことがあります。それに関しては2008年12月にトヨタの記事の中に以下のように掲載しまた。
それこそ、映画「マイノリティー・レポート」にも出てきたような、車でありながら、公共交通のようなものでもある乗り物の開拓なども良いかもしれません。街中では、電車のようにリニア・モーター・カーのように走り運転もしないですむが、郊外に行くと車としても単体で走れるような車とか。しかも、街中では、いままでだと全く個人の思いつきで走っていたのが、全体の経済合理性にもとづいた運用ができるようになっているとか。
これを実現するために、月々街中の運用のための使用料を個々の顧客から聴取し、全体の都合に合わせると使用量が安くなり、個人の都合を優先すると使用量が高くなるなどの運用システムを構築し、全体としてエネルギーを効率を飛躍的に高めながらも、個人の考えをも反映できるようなシステムを構築するなどです。エコ・カーを個人個人で活用するよりも、もっと全体のことを考慮して、はるかにエネルギー効率を良くするシステムを構築するのです。今までだと、スーパーに買い物にいくのも、消費者の好きな時間に行って帰ってくるとか、頻度も消費者まかせでしたが、全体の都合を考え、少しずらしただけで交通渋滞や無駄を省くことが出来ると思います。
これは、単にに素人の私が思いついただけのものですが、トヨタの素晴らしい頭脳を結集すれば、もっと素晴らしいものも開発できるでしょう。考えてみれば、私たちの車社会は、相当昔から変化していません、今こそ変化をするチャンスなのかもしれません。
このようなことは、トヨタのようなメーカーが行うべきものと、思っていたら、もうおそらく、上の文章など書いている頃より前から、Googleでは研究を進めていたのだと思います。ドラッカー氏は、どの産業分野であっても、今や新たな技術は全く異なる分野からやってくるということを著書で語っていたことがあります。その例として、製薬の分野をあげていたことを思いまだします。要するに、かつての製薬といえば、化學ん生化学によるものがほとんどでしたが、今では、全くことなるバイオテクノロジーが製薬の世界で、大きな技術確信になっているということです。
この事例も、交通の分野といえば、土木や、車のメーカーからやってきたというのではなく、全く関係のないようにみえる、検索エンジンの会社がとりくんでいるということで、先の事例と似ているように思います。
だから、経営者などは、自分の産業分野だけに注目していれば、いずれ、革新からとり残されることということになると思います。
これは、次の例からも、良く理解できます。そうです、これも以前ブログに掲載したように、IBMは、DNAの自己組織化を活用した回路形成技術を開発しています。これなども、回路といえば、電気、電子、半導体の分野でしたが、次世代の技術は、バイオテクノロジーから発展していくかもしれないのです。
それから、ドラッカー氏は、本当のイノベーションは、技術的なイノベーションではなく、社会的イノベーションであることを力説していました。社会を変えてしまうことが、本当のイノベーションであるということです。
となると、この新たな車は、本当に社会を変革しそうですから、本当のイノベーションになる可能性が高いと思います。そうして、本当に交通事故がなくなれば、良いと思います。
企業の本当の使命は、こうした社会の変革だと思います。この、研究の発端が、友人の交通事故死だったということは、今回はじめて知りました。こうした、使命が、人を突き動かしていくのだと思います。
現在日本は、デフレの真っ只中です。昨日も、テレビでWBSをみていたら、海江田さんがでていて、TPPの導入について話をしていました。私自身は、TPPの導入に関しては、いずれは良いだろうとは思っていましたが、今の時期は非常に不味いと思います。民主党は、あいかわらず順番を間違えているようです。今のままTPPを導入してしまえば、さらにデフレが加速されることは明らかです。
現在の政治家、何が何でも、デフレを加速することしかやらないようです。全く困ったものです。私は、こんなことをする前に、まずは、デフレを収束させることが日本国内の最優先課題だと思っています。それには、自民党政権がインフレの最中にやっていた、大規模な公共工事などがもっとも手っ取り早い方法です。自民党政権は、バブルの最中にこれをやったということで、本来この時期は、増税するなどして、バブルを収束させるべきでした。しかし、逆のことをしてバブルを崩壊させました。
そうして、バブル崩壊後は、バブルをおそれるために、歴代の政権がやってきたことといえば、結局緊縮財政です。そうして、「公共工事=箱モノ行政=悪」という図式が成り立ち、過去20年間公共工事が削減され、気がついてみれば、現在は公共工事がGDP比で先進国中では最低レベルになってしまいました。これに関しては、本日は具体的数字などあけませんが、気になる方がいらっしゃったら、統計数字を調べてください。
はっきりいうと、現在は緊急措置として、箱モノ行政をやっても良いくらいの状況です。どんどん実施すべきです。しかし、本当に箱モノ行政をやってしまえば、やった時には、デフレ対策になって良いのですが、後でまったく無駄になってしまいます。だからこそ、有意義なものを実施すべきです。
そこで、上記のGoogleが実施しているような、新交通システムなど有望だと思います。おそらく、こうした自動走行をする車にあうような道路環境などがあると思います。そうした道路に作り変えるだけでも、莫大な投資が必要です。さらに、既存の自動車すべてにセンサーをつけることでもかなりの投資が必要です。
そのセンサーからの情報を車を自動走行させるだけではなく、クラウドに集め、瞬時に分析フィードバックし都市の交通全体の適合性を図ったり、全体としてエネルギーの節減をはかったりすることも可能になると思います。また、こうした情報を分析することにより、バス、路面電車などの効率的な運行も図ることができるようになるでしょう。このような新たなインフラを整備するのには、きっと莫大な投資が必要だと思います。
これは、車がクラウド・デバイス化することを意味します。これについては、以前のブログで、私は以下のように掲載しました。
今は、日本では余計なことはせずに、たとえば、このような新交通システム体系を構築し、それに向けて投資を進めるべきと思います。無論、Googleのクラウド使うのか、使わないのかはまた別の話です。
現在日本は、デフレの真っ只中です。昨日も、テレビでWBSをみていたら、海江田さんがでていて、TPPの導入について話をしていました。私自身は、TPPの導入に関しては、いずれは良いだろうとは思っていましたが、今の時期は非常に不味いと思います。民主党は、あいかわらず順番を間違えているようです。今のままTPPを導入してしまえば、さらにデフレが加速されることは明らかです。
現在の政治家、何が何でも、デフレを加速することしかやらないようです。全く困ったものです。私は、こんなことをする前に、まずは、デフレを収束させることが日本国内の最優先課題だと思っています。それには、自民党政権がインフレの最中にやっていた、大規模な公共工事などがもっとも手っ取り早い方法です。自民党政権は、バブルの最中にこれをやったということで、本来この時期は、増税するなどして、バブルを収束させるべきでした。しかし、逆のことをしてバブルを崩壊させました。
そうして、バブル崩壊後は、バブルをおそれるために、歴代の政権がやってきたことといえば、結局緊縮財政です。そうして、「公共工事=箱モノ行政=悪」という図式が成り立ち、過去20年間公共工事が削減され、気がついてみれば、現在は公共工事がGDP比で先進国中では最低レベルになってしまいました。これに関しては、本日は具体的数字などあけませんが、気になる方がいらっしゃったら、統計数字を調べてください。
はっきりいうと、現在は緊急措置として、箱モノ行政をやっても良いくらいの状況です。どんどん実施すべきです。しかし、本当に箱モノ行政をやってしまえば、やった時には、デフレ対策になって良いのですが、後でまったく無駄になってしまいます。だからこそ、有意義なものを実施すべきです。
そこで、上記のGoogleが実施しているような、新交通システムなど有望だと思います。おそらく、こうした自動走行をする車にあうような道路環境などがあると思います。そうした道路に作り変えるだけでも、莫大な投資が必要です。さらに、既存の自動車すべてにセンサーをつけることでもかなりの投資が必要です。
そのセンサーからの情報を車を自動走行させるだけではなく、クラウドに集め、瞬時に分析フィードバックし都市の交通全体の適合性を図ったり、全体としてエネルギーの節減をはかったりすることも可能になると思います。また、こうした情報を分析することにより、バス、路面電車などの効率的な運行も図ることができるようになるでしょう。このような新たなインフラを整備するのには、きっと莫大な投資が必要だと思います。
これは、車がクラウド・デバイス化することを意味します。これについては、以前のブログで、私は以下のように掲載しました。
これから、テレビは無論のこと、車、時計、電気・水道・ガス、炊飯器、オーブン、体重計、医療機器、ゲーム機器、インターフォン、メガネ、湯沸かし器、冷蔵庫などありとあらゆるもの、がスマート化され、クラウド・デバイス化されるのです。もう、パソコンや、iPhone、iPadの世界だけのことではなくなるのです!!Googleがこのような自動走行の車両を開発するのには、ただ車を自動走行させるのではなく、背後にこのような意図があるのだと思います。そうすることによって、自社のクラウドへのトラフイックを増すことを考えているのだと思います。
今は、日本では余計なことはせずに、たとえば、このような新交通システム体系を構築し、それに向けて投資を進めるべきと思います。無論、Googleのクラウド使うのか、使わないのかはまた別の話です。
政治家などの本当の役割は、政治家なりのやり方で、社会を変革していく事だと思います。何も考えずに、制度を導入するとか、法律をつくることだけが仕事ではありません。もう、直近でデフレを加速させて多くの国民をゲンナリさせることばかりするのでなく、まともなことをやっていただきたいものです。
しかし、どうも最近の政治家はそうではないようで、政局ばかり追いかけています。そんなことばかりしているちに、革新から取り残され、上のイノベーションの事例のように、全く異なる分野から新たな技術(政治システムなど)が導入され、現在の意味での政治家がいらなくなる時代がくることになるでしょう。いずれにせよ、使命がなく、政局だけの政治家などには、去っていたただきたいものです。
しかし、どうも最近の政治家はそうではないようで、政局ばかり追いかけています。そんなことばかりしているちに、革新から取り残され、上のイノベーションの事例のように、全く異なる分野から新たな技術(政治システムなど)が導入され、現在の意味での政治家がいらなくなる時代がくることになるでしょう。いずれにせよ、使命がなく、政局だけの政治家などには、去っていたただきたいものです。
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2 件のコメント:
運転の自動化による事故の削減に
期待したいところなのですが、
ひとつ気になる部分があります。
自動運転中の事故は
メーカーの責任になるのか?それとも運転者の責任になるのか?が今後問われる可能性がありますね。
ねこまた様 コメン有難うございます。当然、このような交通システムを実現することとなれば、法整備も必要になってきますね。政治家は、こういうことを考えるのが本来の職務だと思います。最近の政治は、本当つまらないといっていいのか、もうお手上げですね。
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