2011年8月24日水曜日

島田紳助引退騒ぎの裏で扱いが小さくなったニュース―【私の論評】裏に何があるのか?大マスコミの陰謀!!

島田紳助引退騒ぎの裏で扱いが小さくなったニュース


ここ何日か、島田紳助引退の世の中からみれば、どうでも良いニュースばかりが、朝から晩まで流されていました。その間重要なニュースがいくつもあったのですが、そのどれもがスルーされて、ほとんど報道されず、そのため、人々の話題にも登りません。本日は、このマスコミの陰謀ともいうべき、腐った体質を掲載しようと思います。島田は、もう、芸能界に戻ることはありませんが、マスコミは、これからも、偏向報道を繰り返すであろうことから、ある意味、マスコミは、島田紳助よりも、始末におえないどうしようもない体質なのかもしれません。

島田紳助に関しては、以前も、暴力沙汰をおこしており、しばらく、テレビなどの出演を控えていたのは、有名な話です。それに、以前から、ネットなどでも、島田の暴虐ぶりが流されていて、彼の引退など十分に予測されていたことでした。

それに、テレビなど、番組に穴があいてしまう場合もあるので、大変かもしれませんが、少しの間代役を立てれば良いだけの話であって、なんていうことはないと思います。それよりも、何よりも、この影に隠れて、霞んでしまった重大ニュースがいくつもあります。

【私の論評】裏に何があるのか?大マスコミの陰謀!!

さて、霞んでしまったニュースそのものと、意図的に霞ませたものと、その背景など以下に解説します。記事内容そのもは、それぞれ、URLを掲載しましたので、それを参照してください。

■日本国債格下げ 中国と同格付けに
ムーディーズ・インベスターズ・サービスは24日、日本政府の自国通貨建て・外貨建て債務格付けをAa2からAa3に引き下げたと発表
http://goo.gl/NdWdL

このニュースに関しては、多くの人が思っているほどには、危機的なものでも何でもありません。日本の国債の96%は、日本国内の機関投資家もしくは、個人が購入しているものであって、海外から購入は、ほとんどありません。しかも、外貨建ての購入ともなれば、ほとんどゼロといっても良いくらいです。テレビなど、以前から、この問題をさも重大かのように報道して国民の不安を煽ってきました。だから、今回は、島田の扱いを大きくしたことで、国民の不安を煽る機会を失ったことになります。

■中国漁業監視船 尖閣諸島周辺の日本領海に侵入
沖縄県・尖閣諸島近海で24日朝、中国の漁業監視船2隻が一時、日本の領海に侵入した。
http://goo.gl/5IBDx

これに関しては、島田のニュースで霞ませたかったニュースの一つです。まずは、日本の報道機関は、かなり親中的ですし、民主党に加勢しています。このニュースは、先の尖閣付近での、海上保安艦に中国漁船が体当たりした時の、政府の弱腰と、中国の異質性をさらに強めるものであり、マスコミとしては、是が非でも、霞ませたかったものです。

■前原誠司議員 民主代表選出馬
民主党の前原誠司前外相(49)は23日、菅直人首相の後継を選ぶ民主党代表選への立候補を表明した
http://goo.gl/hO9mu

前原氏は、わずか5ヶ月前に、外国人から献金が問題となり、自ら辞任してます。にもかかわらず、今回は、外務大臣よりさら上の地位である総理大臣に直結する代表選の出馬です。これがもし、自民党が政権を担っているときに、同じようなことをしていたら、島田の報道どころか、連日連夜徹底的に叩きまくっていたことでしょう。

■一斗缶殺人事件 容疑者逮捕
大阪府警は23日、缶の発見現場近くに住む藤森康孝容疑者(57)を死体遺棄容疑で22日に逮捕したと発表した
http://goo.gl/zjdcO

これに関しては、確かに大きな事件ではありますが、今は、犯人がわかったというだけで、これから、いろいろと追加情報がテレビなどで報道されていくと思います。しかし、もし、今回のように絶妙のタイミングで、島田のニュースがなければ、このニュースを連日連夜報道して、他のニュースを霞ませるのに使ったかもしれません。

■リビア反体制派が完全制圧 カダフィ大佐は行方不明
リビアの反体制派は23日、カダフィ大佐の邸宅などがある首都トリポリの政権中枢バーブ・アジジヤ地区を制圧した
http://goo.gl/UgZc8

■米東部でM5.8の地震 原発2基緊急停止
米東部時間23日午後1時ごろ、米東部バージニア州を震源とするマグニチュード(M)5.8の地震があった
http://goo.gl/Wf2AL

上の二つは、大きな事件ですが、島田のニュースで霞ませるようなものではありません。また、連日連夜、流すようなことをしても、すぐに飽きられるもので、視聴率稼ぎにもなりません。

■政府が緊急の円高対策
野田財務相は24日、緊急記者会見を開き、円高対策として1000億ドル(約7兆6000億円)規模の基金を創設と発表
http://goo.gl/2TR73

これに関しては、野田財務大臣も、マスコミも、財務省の手のひらで弄ばれており、島田のニュースで霞ませる必要などないと思ます。

特に、新聞は、財務省とズブズブの関係で、特に、新聞は、財務省の意向にもとづいた報道をします。これについては、以前のこのブログに掲載したことがあります。それに関しては、以下のURLをご覧になってください。テレビもそれに近いところがあります。


「米国債はデフォルト危機」と大騒ぎする日本の新聞は「財政破綻」「増税」は好きだが、自分たちだけ「軽減税率」求める浅ましさ ―【私の論評】消費税率アップが、新聞業界と財務省の共通の利益だが、アメリカの利益にはならない!!



■「もんじゅ」の復旧作業、来週にも着手
日本原子力研究開発機構は23日、原子炉内に落下した炉内中継装置の引き抜き作業を6月に終了した高速増殖炉「もんじゅ」について、来週中にも復旧作業に着手する方針を同県に伝えた。
http://goo.gl/bVuky

■東電福島原発、2008年に「津波10m」試算
東電が想定を超える10メートル以上の津波到来の可能性を2008年に試算していたと、政府の事故調査・検証委員会に説明していたことがわかった
http://goo.gl/2EgFo

上二つの記事は、いずれも、政府の原子力ならびに、エネルギー行政のお粗末さを強調するもので、島田のニュースで霞ませたかったものです。

さて、上では、島田のニュースで霞ませたかったニュースの内容を明らかにしました。このようなこと、マスコミは良くやることです。過去にも、たとえば、酒井法子や、海老蔵、押尾のニュースなど連日連夜流すことによって、情報操作をしてきました。

また、昨年の尖閣問題に関しては、くだらない連日連夜のパンダ報道によって、日本国民に根付いた中国の異質性を軽減しようとする意図が見え見えを報道を繰り返しました。

また、3月11日のあの東日本大震災の直前まで、菅首相は、外国人の献金問題により退陣することがほぼ決まったような状況にありました。しかし、地震がおこるや、テレビ、新聞も、ほぼ、地震のことばかり報道して、献金問題などなかったかのごとくに、消し飛んでしまいました。地震の被災者救済などのめどがたっても、ほとんど、報道せず、結果として、菅さんの居座りを許容するような結果となりました。

さらに、菅さん、鳩山さん、さらには、地方議会の議員まで、あわせると、2兆円を超す、北朝鮮と関係の深い過激派である「市民の党」への献金問題は、産経新聞と、読売新聞、日本テレビなどが報道するのみで、他の報道機関は一切報道しません。

この姿勢は、前から明らかなのですが、今回の島田報道でも、その姿勢が遺憾なく発揮されたと思います。日本のマスコミ、いまさらですが、もうどうしようもない水準にまで、落ち込んでいます。

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2 件のコメント:

ねこまた さんのコメント...

人々の関心や耳目を浴びるニュースのときに
こそ、新聞の片隅の記事にも注意しないと
いけないと竹村健一さんも仰ってました。
今なら、民主党代表戦、外国人献金疑惑、
再生エネルギー法案、人権擁護法案あたりでですね。
一斗缶の事件は不思議な事件です。
ねこまたは一斗缶が置かれていた場所の
すぐそばにあるとある宗教関連施設が
気になるところです。

山田 豊 さんのコメント...

ねこまた様 少し返答が遅れてしまいましたが、コメント有難うございます。そういわれてみれば、竹村健一さん、そうおっしゃっていました。本当にそのとおりだと思います。しかし、人々の関心や耳目を浴びるニュースが島田信介引退騒動であるなど、問題外であり、マスコミの意図的操作を感じます。

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