2026年1月2日金曜日

【警告】中国はすでに壊れている──統計が沈黙した国、日本に迫る現実の危機


まとめ

  • 中国経済は「減速」ではなく、統計を封印しなければならない崩壊段階に入っている。若年失業率の公表停止、外資の減速、地方債務の表面化は、すべて公式資料と国際機関が裏づけている。これは噂でも観測でもない。数字が示す現実である。
  • この経済危機は、習近平体制を支えてきた軍の統制と忠誠を内側から揺さぶっている。経済が壊れたまま軍拡を続ける構図は、崩壊直前のソ連と酷似している。台湾侵攻が非現実的な理由も、感情論ではなく公式の軍事分析から説明できる。
  • 中国の不安定化は決して「遠い国の話」ではない。日本に難民が押し寄せ、その中に武装した者が紛れ込む現実的リスクを含め、日本は直接的な安全保障の衝撃に直面し得る。だからこそ「受け入れ拒否を基本、上陸は例外、送還を原則」とする国家方針が不可欠になる。
1️⃣中国経済はすでに「崩壊段階」に入っている


中国経済の異変は、景気の波や一時的な減速といった話ではない。すでに統計そのものを隠さなければならない段階に入っている。これは印象論ではなく、公的資料が示す事実だ。

象徴的なのが、若年層失業率の公表停止である。16〜24歳の失業率が過去最高水準に達した直後、中国国家統計局は突如として当該統計の公表を中止した。この判断とその理由は、官製メディアである China Daily に掲載された国家統計局の説明記事で確認できる(若年失業率の公表停止に関する国家統計局の説明)。
経済が健全な国が、国民の不満を最も端的に映す指標を自ら封印することはない。ここに、中国経済の現在地がある。

外資の動向も同じ方向を示している。中国政府は、対内直接投資(FDI)が減少に転じた事実を公式に認めている(中国政府による2023年FDI動向の統計記事)。中国商務部(MOFCOM)の月次説明を見ても、外資が力強く回復したと評価できる局面には至っていない(MOFCOMによるFDIに関する説明資料)。

地方財政も限界に近づいている。IMFは2024年の中国に対するArticle IV協議で、地方政府融資平台(LGFV)を含む地方債務が、中国経済の構造的リスクであると明記した(IMF 2024年 中国Article IV協議レポート)。中国政府自身もこの問題を否定できず、「隠れ債務」の再編に踏み出していることは、国際報道でも確認できる(地方政府の隠れ債務対策に関する報道(Reuters))。

これらの事実を重ね合わせれば、SNSやYouTubeで示されている都市の空洞化、中間層の縮小、公務員や教育現場の疲弊は、誇張でも悲観論でもない。数字と公式発表が同じ結論を示している。

2️⃣習近平独裁を支える「軍」が内部から揺らいでいる

中国では軍幹部が相次いで失脚

独裁体制の安定は、軍の統制にかかっている。経済が傷んでも、軍が一体であれば体制は持つ。だが、現在の中国では、その前提が静かに崩れ始めている。

軍幹部の相次ぐ失脚、説明のない解任、不自然な退場は、通常の人事交代では説明できない水準に達している。この異常は、外部の公式分析によって裏付けられている。米国防総省が法定で公表する2024年版 中国軍事力報告および2025年版 中国軍事力報告
は、台湾侵攻能力について、上陸作戦、統合作戦、指揮統制の各面で深刻な制約が残っていることを明確に示している。

一方で、中国の軍事費は増え続けている。この事実は SIPRI のデータで確認できる(SIPRIによる2024年世界軍事支出ファクトシート)。
経済が耐えられなくなったまま軍拡を続ける構図は、崩壊直前のソ連と酷似している。

経済的困窮が進めば、国民の不満は必ず「軍事より生活を守れ」という方向へ向かう。そのとき体制は、外から倒されるのではない。内部から瓦解する。

3️⃣中国の不安定化は我が国の安全保障に直結する――受け入れ拒否を基本とし、上陸は例外、送還を原則とせよ

大量のボートピーブルが日本を目指すようになるか・・・・・?

中国で民主化運動が体制転換の主役になる可能性は低い。中国史が示すとおり、体制転換は常に軍主導で起きてきた。最も現実的なシナリオは、軍事クーデターを伴う体制動揺である。

その余波は必ず我が国に及ぶ。最大のリスクは、大規模な難民・避難民の発生だ。ウクライナ戦争では、短期間で数百万人規模の避難民が生じたことが、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)のデータで確認されている(UNHCR ウクライナ避難民データ)。EU各国が付与した一時的保護の人数も、Eurostatの公式統計が示している(Eurostatによる一時的保護統計)。

ここで、最も重要な点を直視しなければならない。
難民は必ずしも丸腰の民間人だけではない。

この点について、かつて 麻生太郎 氏は、国会答弁などで「難民の中には武装した者が紛れ込む可能性がある」と警告した。これは差別的な言辞ではない。内戦や体制崩壊が起きた地域では、武器を保持したまま国境を越える集団が発生する例が、世界各地で繰り返し確認されてきた現実である。

したがって、日本が取るべき方針は明確だ。
受け入れ拒否を基本とし、上陸は例外、送還を原則とする。

これは冷酷さの表明ではない。国家としての責任である。

救助は行う。しかし救助と上陸は別だ。人命救助は国際法上の義務である一方、救助したからといって日本国内に入れる義務はない。ここを混同すれば、武装者や工作員が紛れ込む余地を自ら広げることになる。

現行の出入国管理及び難民認定法は、平時の個別審査を前提としている。大規模流入を想定した制度ではない。だからこそ、原則拒否、例外上陸、期限付き管理、送還という運用思想を、法の枠内で明確に据え直す必要がある。

海上保安庁が担うべき役割は、人道と治安の両立である。救助後は上陸させず、管理区域で身元確認と危険性の一次スクリーニングを行い、送還可能性を迅速に判断する体制を整えねばならない。海上保安庁が示す能力整備の方向性は、年次報告で確認できる(海上保安庁 年次報告(English))。

送還を原則とする以上、相手国が協力しない事態を想定しなければならない。送還が滞る最大の理由は、本人確認や渡航文書の発給を相手国が拒む場合である。これは人道の問題ではなく外交の問題だ。平時から中国側に受け入れ義務を突きつけ、非協力には対抗措置を準備する。送還は理念ではなく、交渉力の結果である。

情報公開も欠かせない。武装難民の可能性を含め、救助人数、上陸人数、送還人数を定型フォーマットで示し続けることが、社会不安と分断を抑える唯一の方法となる。

中国の不安定化は、外交評論の題材ではない。
それは、我が国が主権国家として国民の安全を守り切れるかどうかを問う現実の国家リスクである。

人道か、安全か。
この二者択一を迫られたとき、国家はまず国民を守らねばならない。

備えるか、流されるか。
選択の猶予は、もはや長くない。今年中に現実的な脅威として多くの人々に認識されることになるだろう。

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