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2007年10月8日月曜日

「老化防止ピザ」で論争


上は、バチカン市国のローマ法王を警護するスイスの衛兵隊結成500周年記念の動画。この式典の宴席で、ローマ法王ベネディクト16世は、「老化防止ピザ」を食したとされている。

少し古いニュース(8月)ですが、「ピザ、アンチエイジング」というキーワードで検索していたら、偶然このニュースを発見しました。面白い内容なので、ここに掲載します。

イタリア南部で、栄養学者が作った「老化防止ピザ」をめぐって論争が起こっています。「ピザ純粋主義者」からは国民食への冒とくだとの声があがっています。

8月13日付のイタリア、スタンパ(La Stampa)紙によると「primula」と名付けられたこのピザは、全粒小麦粉などを原料としているため、通常のピザの3倍の食物繊維と多くのマグネシウム、鉄分を含んでいるといいます。さらに、このピザはトマト、ハナダイコン、ニンニク、ズッキーニ、バジル、マッシュルーム、ニンジン、ホウレンソウなど少なくとも8種類の野菜を使うことによって、老化防止の抗酸化作用があるとされています。

このピザの調理法は、ナポリ大学(University of Naples)の栄養学と生化学が専門のEugenio Luigi Iorio氏と、レストラン「La Fabbrica dei Sapori」の経営者Cosimo Mogavero氏によって考案されました。

同紙によるとローマ法王ベネディクト16世(Benedict XVI)もこの「老化防止ピザ」がお気に入りで、バチカン市国の衛兵のためのパーティーでもMogavero氏の手によるこのピザを食べていたといいます。
しかし、「真のナポリピッツァ協会(True Neapolitan Pizza Association)」などがこのピザを批判している。同協会は全粒小麦粉を使用することで、ナポリピザ特有の生地ができないと主張している。


「真のナポリピッツァ協会」は以前にも、イタリアではよく見かけるピザの切り売りにも批判を行ったことのあるピザの正統性を重んじる組織です。

しかし、この「真ナポリピッツア協会」もし、テンフォーのピザを見たら、びっくり仰天すると思います。過去には、海草ピザ、味噌ソースなども開発して販売していたテンフォーです。現在のものを見てもびっくり仰天するものもあるでしょう。しかし、もともとテンフォーの基本コンセプトは、「日本の家族のピザ」ということでしたから、日本人にあったピザを開発してきました。過去には、金平ゴボウをトッピングしたピザまでありました。 おそらく、保守的な彼らからすれば、テンフォーのほとんどのピザは、ピザとは呼べないでしょう。いや、それどころか宅配ピザのほとんどは彼らの価値基準からすれば、ピザとはいえないかもしれません。

この「真のナポリピッツァ」という組織もつまらない組織だと思います。大体、ピザは近代になって、いわゆる現在の原型ができたものであり、伝統も浅いものです。大昔は、貧乏人がありあわせのものを、生地の上にのせて食べたものであり、金持ちや聖職者なども見向きもしない食べ物でした。いつまでも、過去の様式、それもさほど伝統もない過去に、こだわり続けるのは愚かです。すべからく、ビジネスにおける食べ物は、基本の徹底と変化への適応というのが常識だと思います。

これからもピザテンフォーは、いつまでも変わらないといわれるために、変わり続けていくでしょう。


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