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2011年1月3日月曜日

イタリア、全土でレジ袋が配布禁止に―【私の論評】地球温暖化詐欺にあっているのは日本だけではない?

イタリア、全土でレジ袋が配布禁止に

イタリアのコープのレジ袋

 イタリア全土の小売店やスーパーマーケットで、1日からビニール製レジ袋の配布が禁止された。買い物客は今後、布バッグや紙袋の持参を求められる。

イタリア人のレジ袋使用は欧州でもずば抜けて高く、1人あたり年間300枚を超えていた。これは、中国やタイ、マレーシアから輸入され欧州全土で使用されている1000億枚近いレジ袋の約4分の1に相当する。

ステファニア・プレスティジャコモ(Stefania Prestigiacomo)環境相は、自然素材やリサイクル製のバッグの使用を奨励するキャンペーンを政府主導で行っていくと述べ、こうしたエコバッグの使用について「実用的なだけでなく、環境に優しいうえに、おしゃれなことだ」と強調した。

【私の論評】地球温暖化詐欺にあっているのは日本だけではない?
このブログでも、2年ほど前までは、環境問題についていろいろと掲載してきました。勿論、地球温暖化二酸化炭素説は虚偽であることと、地球温暖化災厄説は虚偽であることの両方です。

現在全世界的なエコブーム離れの傾向から、これに関するあまりにおかしげとか、奇妙奇天烈な話、明らかにどの方向から誰がみても、間違っているような事柄を声高かに叫びまくるひとはいなくなりました。本当に良いことだと思っていました。

そんなところに、上の記事が飛び込んできました。そうして、何とそれは、イタリアということで、驚きました。中国あたりなら、何も驚かないのですが・・・・・・(笑)確かに、経済的な面ではあまり、ふるわない国ですが、昔から市民運動(共産系でない)も盛んで、公衆感覚の強いイタリアで、これが今頃話題になるとは考えられませんでした。

レジ袋については、このブログにもかれこれ3年以上も前に、掲載し、その後、多くの人が、レジ袋のことや、それこそ、エコバッグの欺瞞性などについていたるとこで、説いたり、書いたりしているので、今では、多くの人が無邪気に信じこむということはなくなったはずです。

しかし、上の記事などみていても、何の注釈もなく、ただ事実を掲載しているだけですので、また、レジ袋を使わないことが、何も、co2削減につながらないことを掲載しておきます。
多くの人は”レジ袋は、石油から作られるプラスチック製品です。レジ袋を使わなければ、その分の石油が節約できます。”と信じているようです。イタリアの、ステファニア・プレスティジャコモ環境相も含めて。 
しかし、レジ袋の原料となっているナフサは、石油を生成する最に発生する2次産物です。この文章で
レジ袋=オカラ
石油=大豆
プラスチック製品=大豆製品
に置き換えて読んでください。 
次のような文章になるはずです。”オカラは、大豆から作られる大豆製品です。オカラを使わなければ、その分の大豆が節約できます。。” 
私はどう考えても、”豆腐をやめないと、大豆の節約につながらない。”と思いますよ。つまり、”石油をやめないと、石油の節約につながらない”ということです。 
「1年間に1人220枚(日本でレジ袋が廃止された当時の実数)、日本中でなんと約280億枚のレジ袋が使用されている」
らしいです。 
「日本の原油輸入量の「1日分の約8割」にも相当」
だそうです。
1日分の約8割って・・・ 
計算式で書くと0.8×1/365=0.0021917…です。レジ袋を仮に100%無くせたとしても0.2%の節約です。 
普段の生活に例えると、年間1000万円も赤字を出している会社に、必死に2万円分の無駄を削減させて満足しているようなものです。(1日あたり54.8円)
当時は書きませんでしたが、レジ袋を廃して、エコバッグを用いることは、レジ袋ばかりつかっているよりも、はるかに環境に負荷を与えるのはあきらかです。なぜなら、石油消費量があまり変りないということを前提とすれば、レジ袋のナフサは、たとえ、レジ袋をつくらなかったとしても、他のものなどに転用されます。にもかかわらず、エコバッグを余分に作るということになれば、明らかに環境に負荷をさらにかけてしまいます。

民主党が、政権をとる直前に、二酸化炭素削減目標を30%を公言していました。あの頃から、民主党はできもしないことを言うものだと思っていましたが、最近では、そのことが明白になっています。政権交代した後も、鳩山首相が25%削減を全世界に向かって公表していました。全く愚かなことです。

最近では、全世界的にエコブームは去ってしまいました。所詮、環境詐欺グループによる、ブームに過ぎなかったということです。

アメリカのオバマ大統領は、もう、エコに関してはあまり関心がなく、雇用問題に積極的に取り組んで、12年の大統領選挙の準備をしています。今、エコを力説すれば、大統領選は危うくなるでしょう。アメリカといえば、あのゴア氏については、彼の主張は、かなり間違いがあることが明らかになっています。最近では、エコは、もうすでに世界の関心事ではありまん。あのエコ先進国といわれたドイツでさえも、環境投資を大幅に制限することと、現在稼働中の原発の廃止を撤廃し、長期間にわたる使用を決めたばかりです。環境推進派の、オーストラリアの環境推進はのアラン・ラッドは、選挙に負けて失脚しました。

おそらく、少し前に現在のような状況になっていたら、ゴア氏の受賞などなかったかもしれません。

日本でも、最近では、菅直人首相が28日の地球温暖化問題に関する閣僚委員会で、1人当たりの二酸化炭素(CO2)排出量を各国の目標に位置付けるよう国際社会に働きかけていく方針を明らかにしています。新しい目標を示すことで気候変動をめぐる国際的な議論がこう着した現状の打開を図る構えです。同日の会合では国内の排出量取引制度について、検討の凍結を確認、2013年度の導入を事実上見送ることを決めました。結局は、官僚主導によるものだと思います。

こうなることは、最初から判っていたことです。なにせ、二酸化炭素排出を削減したからといって、地球温暖化や大気汚染とは何も関係ないからです。

はっきりいって、サブプライムローンよりはるに、低劣なデリバティブ商品である排出権取引などやってしまったら、日本は、それこそ中国やハンガリーなどに対して、いわれもない金を払うというハメに陥っていた事と思います。相手いわれのない金づるをプレゼントしてしまうことになっていたと思います。

そんなところに、このイタリアの話題です。イタリアにも、日本に劣らずの愚かな人がいるのだと思いました。しかも、レジ袋の廃止といえば、日本では、スーパーやコンビニが自主的に進めたものです。私としては、レジ袋賛成派ではありますが、これらの企業が自主的に廃止したというのではあれば、それはそれで良いことだと思います。なぜなら、確かにその分はわずかではありますが、節約になるからです。最近は、流通業の不況もありますから、致し方なしというところもあります。でも、イタリアでは、国家的規模でやってしまったということです。愚かなことです。

それにしても、しばらく振りに、環境問題に対するお馬鹿な話題をみてしまったので、ついつい長くなってしまいました。いずれにせよ、皆さんも、環境詐欺グループには十分お気をつけください。彼らは、政治家や、市民運動家、学者、放送局などの口を借りて、巧妙に何度でも、詐欺を繰り返しています。どこの国にも、これを取り締まる国内法も存在せず、無論、国際法も存在しないということが、この問題を複雑化しています。

まあ、少なとくとも、今やアメリカやヨーロッパに行って、地球温暖化二酸化炭素説や、地球温暖化災厄説などを、したり顔で話したりすれば、相当知的水準の低い人と見られることは間違いありません。

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