ラベル デモンストレーション の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル デモンストレーション の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2014年12月30日火曜日

中国解放軍が初めて日本列島を南北から挟み撃ち・・三大艦隊が同事演習―中国報道―【私の論評】バトルシップのできない中国のボロ艦船隊がデモンストレーションしているだけ! 自衛隊が本気を出せば半日で壊滅するレベル(゚д゚)!

人民解放軍による軍事演習
台湾紙・旺報は28日、「中国人民解放軍がこの年末、西太平洋での軍事演習との名目で初めて、自力で日本列島を南北から挟み撃ちにする態勢をとった」と報じた。新浪軍事が同日伝えた。

報道によると、この演習は12月に入って解放軍の三大艦隊が参加して実施したもので、北海艦隊は初めて単独で北海道北側の宗谷海峡を通過して日本海を往復。同じタイミングで日本列島の南側では東海艦隊が宮古海峡で演習を行った。

中国専門家の張競氏は解放軍が近年、日本周辺を通過する演習を繰り返していることについて、「日本の偵察・対応能力を検証することのほか、周辺の航路について熟知するとの目的がある」と指摘。

また、「さらに大きな目的は解放軍のアジア太平洋地域での軍事的影響力を拡大し、日米及び諸国に対して、中国軍がこの地域で活動することが当たり前だと思わせることだ」と分析した。

【私の論評】バトルシップのできない中国のボロ艦船隊がデモンストレーションしているだけ! 自衛隊が本気を出せば半日で壊滅するレベル(゚д゚)!

上の記事を読んで、いろいろな反応を示す人がいます。まずは、一般的には以下のような反応、もしくはこれに近い反応を示すのが一般的だと思います。
もう一つは、以下の動画のような反応です。


無論、この動画で今回の中国の演習については述べているわけではありませんが、田母神閣下が、この演習についてどう思うか質問されたら、やはりこれは、中国の情報戦の一環であるとコメントすると思います。

私が、なぜこのようなことを確信を持って言えるとかといえば、それは中国海軍のレベルの低さを、感覚的に理解しているからです。私自身は、軍事オタクではないので、いちいち中国の艦船や航空機、武器、兵器の能力や、自衛隊のそれを熟知しているわけではないし、それらを逐一比較できるわけでもありません。

しかし、その私でもわかる事があります。それは、中国の空母や艦艇、航空機、潜水艦の能力が日本の自衛隊と比較すると著しく劣っていることです。

現在就航している中国の空母遼寧は、たんなるボロ船です。現在の最新鋭のアメリカの空母や、日本のヘリ空母などとは、比較の対象にもならないものです。

しかも、この旧ソ連の空母を改造した中国の空母は全面的な使用まであと数年かかります。とはいいながら、これは中国がアジア地域内の各国・地区を上回る軍事投入能力を手にしたことを意味しているようにも見えました。

しかし、日本のヘリ空母「いずも型」の進水により、この情勢に変化が生じました。同艦の主な任務はヘリ艦載で、排水量は遼寧艦の半分にも満たないものです。しかし、この空母の能力は、遼寧になどはるかに凌駕しています。

 現在アジアで最もガードの甘い日本の機密情報によれば、日本は2隻のいずも型を間もなく改造し、垂直離着陸のF-35戦闘機を艦載できる空母にするという計画があるそうです。

日本のヘリ空母「いずも型」は、空母に改装される?

これは航空自衛隊の実力が、釣魚島及びその付属島嶼(日本名・尖閣諸島)はもとより、さらに広範囲に及ぼうとしていることを意味します。危機が到来した場合、米海兵隊のF-35もこの空母を使用できます。

しかし、このように日本が空母を持たなかったにしても、今の中国海軍では、日本の自衛隊に太刀打ちできません。日本のイージス艦が一隻あれば、半日くらいで中国の艦船の数十隻を撃沈できます。これに対して、中国海軍の艦艇では、イージス艦を撃沈することなどできません。

なぜこれほどの差異がつくかといえば、中国の空母や艦船などたとえ中国においては、最新鋭であったにしても、日本やアメリカあたりだと、すでに数十年前の技術で作られたものであり、そのほとんどが現役を退いているような代物ものばかりだからです。

素人目には、中国の人民解放軍の艦艇と、日本の自衛隊の艦艇など、あまり違いがないように見えますが、実は雲泥の差があるということです。中国の艦艇のレベルが幼稚園とすると、日本の自衛隊は少なくとも、高校生か大学生レベル、米国は大学生、大学院レベルから大人レベルということになります。

それだけては、ありません。日本の対潜哨戒能力が世界一の水準であるにもかかわらず、中国のそれははるかに低レベルであるということです。それに、日本の潜水艦の能力も中国のそれをはるかに凌駕しています。

これは、このブログでも何度か掲載していますが、日本の潜水艦は工作能力が優れているため、スクリュー音がかなり低いため、中国海軍に捕捉されることなく、自由に行動できるのですが、中国の潜水艦はそうではなく、まるで、ドラム缶を叩きながら、水中を進んでいるような有り様で、すぐに捕捉することができます。しかも、日本の自衛隊の対潜哨戒能力が世界トップレベルであるということから、中国側は全くこれに対処できません。

航空戦力そのものもかなり劣っています。最近では、中国の航空機の性能も随分あがってきていて、物理的にはあまり変わりないどころか、日本の自衛隊のそれを上回る部分もでてくるようになりましたが、航空機に搭載されている電子機器など、日本のレベルからすると数十年前のものです。

それに、艦船と航空兵力とのコミュニケーション能力においても、自衛隊と中国の間には、雲泥の差があります。

このようなことを考えると、中国が日本に対して本気て戦争を仕掛けようとして、自衛隊が本気を出して、これを防ごうとすれば、半日もあれば、中国の海軍は破滅します。

最近、huluで「バトル・シップ」という映画を見ました。この映画は、エイリアンと、艦隊との息詰まる戦闘ということで、米国の海軍に日本の自衛隊の士官が協力してエイリアンを撃退するというものでした。この映画は無論、SFに過ぎないですが、それにしても、エイリアンと対峙したのが、日本と米国であったので、それなりのストーリー展開になりますが、これが中国の人民解放軍であれば、話にも何にもならないと思います。


もし、あのエイリアンが中国海軍と対峙したとしたら、中国海軍はなすすべもなく、全艦があっというまに海の藻屑と消えていたことでしょう。

この映画、米国が対峙し、日本の自衛隊の士官も協力して、創意工夫で闘いぬくということで、面白いストーリー展開となりますが、ここで集団的自衛権がどうのこうのと考えていれば、とんでもないことになったかもしれません。

それにしても、日米は普段から緊密に連携して、訓練をしているし、同じような武器を使っているので、あのようなことも可能になったものと思います。

バトルシッフでは、日米の士官が協力しながら、エイリアンを撃滅する
最後のほうで、戦艦ミズーリが大活躍ですが、このミズーリは日本が幸福するときの調印式に用いられたものです。この戦艦ミズーリを用いて、日米の士官が協力しあって、結局エイリアンをやつけるというのが痛快でした。

最就役した頃の戦艦ミズーリ

この映画、米中の士官が協力して、などというストーリー展開にしていたら、本当につまらないものになっていたと思います。それに、間違って、中国が映画バトルシップを作成したとしたら、ただの空想科学小説になってしまい、リアリティーに欠けたものになってしまったと思います。

現実の世界でも、イージス艦は中国の艦艇に比較すれば、比較の対象にならないほど破壊力や、能力が数段階上です。

そうて、日本の自衛隊のイージス艦運用能力もかなり高いです。日本のイージス艦は、米国での演習で、大陸間弾道弾を撃墜しています。しかも、この核弾頭には、小型核弾頭が6つ積載されていたのですが、このすべてを撃墜しました。しかも、一回ではなく、複数回撃墜するということを実施しています。

これについては、このブログにも掲載したことがあります。その記事のURLを以下に掲載します。
【北ミサイル発射予告】PAC3が宮古島に到着 ミサイル日本領域落下で迎撃―【私の論評】ミサイルの日本領域落下で迎撃ではなく、日本領域通過で迎撃せよ!!

詳細は、この記事をご覧いただくものとして、以下に日本の自衛隊のイージス艦が、大陸間弾道弾を撃墜したことの部分のみ以下に掲載させていただきます。
実は、日本の自衛隊は過去に2度、弾道ミサイルの迎撃訓練に成功してまいす。両方ともSM3(下写真は、発射風景)というミサイルによる迎撃に成功しています。SM3とは、イージス艦に搭載して、宇宙空間を慣性飛行中の弾道ミサイルを迎撃するミサイルのことをいいます。
まず第一回目については、海上自衛隊は、SM3の配備・習熟訓練のためアメリカへ行っているイージス艦こんごうが2007年12月18日に公開撃墜実験を行い成功した、と発表しました。ハワイ島のカウワイ島の米軍基地から発射された模擬弾頭を搭載した弾道ミサイルを発射すると、900Km離れた海上に配備されたこんごうが4分後にこのミサイルをレーダーで探知して、1発のSM3を発射し、発射から3分後に高度100Km以上の大気圏外において標的弾道ミサイルを撃墜しました。
ただし、このときは、結局は、ある一定条件の中で行われた訓練であり、大陸間弾道弾を撃ち落せたということであり、実際に北朝鮮の弾道ミサイルをうち落とせるかどうかまでは、判定できないレベルであったので、あまり話題にはなりませんでした。これに関しては、軍事オタクの方が、ご自身のブログでいろいろ分析しているので、詳細は、そちらをご覧ください。
第二回目は、2010年10月26日のことです。全世界を震撼させる、ある事件が起こりました。日本の海上自衛隊の護衛艦「きりしま」が、ハワイ沖で大陸間弾道弾の迎撃試験を見事成功させたのです。
「きりしま」の放った迎撃ミサイルは、6発の大陸間弾道弾にすべて命中。弾道弾を、宇宙空間で迎撃してしまったのです。これは世界初の快挙です。世界で二番目に大陸間弾道弾がミサイルで撃墜させられたのです。しかも、この時は、軍事上の機密ということで、あまり詳しくは発表されてはいませんが、北朝鮮ミサイルも迎撃できることを十分証明することができたようです。 
日本の海上自衛隊は、試験開始前から、「100発100中ですよ」とケロリとしていたといいますが、対する米国のミサイル防衛庁(MDA)は、びっくり仰天したようです。
大陸間弾道弾を撃墜するなどのことは、中国のボロ船ではとてもできないことです。このような海上自衛隊に中国海軍が挑んだとしても、その結果は最初から決まっています。

護衛艦「海口」052C型防空駆逐艦(6,500t)。2005年就役。形は、なぜかイージス艦に似ている。

自衛隊が本気を出して、それこそ、映画のバトルシップの士官のように戦えば、中国海軍は太刀打ちできません。おそらく、半日もあれば、海の藻屑と消えます。

この彼我の差は、歴然としています。中国側もこれについては、熟知しています。だからこそ、尖閣付近で示威行動を繰り返したのですが、これもあまりにも何回もやりすぎたので、繰り返したとしてもあまり効果がなく、国内でも日本に対しても何の効果もなくなったので、ブログ冒頭の記事で掲載ような演習を行ったものとみえます。

いずれにしても、田母神閣下の語るように、中国には尖閣を攻め取るだけの能力は未だありません。だからこそ、執拗に示威行動を繰り返しているのです。中国による演習もその一環とみるべきです。

結局は、バトルシップのできない中国のボロ艦船隊がデモンストレーションしているだけです。自衛隊が本気を出せば半日で壊滅するレベルなのです。
私は、そう思います。皆さんは、どう思われますか?

【関連記事】

中国パクリ戦闘機「殲31」 やっと飛んでいるといった印象―【私の論評】まだ自衛隊には遠く及ばない中国の航空兵力から見えてくる、今も昔も変わらぬ中国のハッタリ気質(゚д゚)!

「断固たる反対」中国外務省、米の台湾へのフリゲート艦売却に猛反発 報復措置も示唆―【私の論評】まともにニュースの背景を説明できない、メディアは、もうすでにその社会的使命を終えたか(゚д゚)!
【北ミサイル発射予告】PAC3が宮古島に到着 ミサイル日本領域落下で迎撃―【私の論評】ミサイルの日本領域落下で迎撃ではなく、日本領域通過で迎撃せよ!!

制空権「日本は確保困難」 中国軍、尖閣念頭に分析―【私の論評】中国が最も危惧するのは、"日本が自衛隊を使って尖閣から中国を排除すること"! 中国の情報戦に翻弄されるな(゚д゚)!

自衛隊「最新装備」実は世界最高レベルで中国軍丸裸にできる―【私の論評】いろいろな意味で中国幻想は捨て去ろう!!

【関連図書】

日本列島防衛論
日本列島防衛論
posted with amazlet at 14.12.30
中西輝政 田母神俊雄
幻冬舎
売り上げランキング: 3,162


田母神戦争大学 心配しなくても中国と戦争にはなりません
田母神俊雄 石井義哲
産経新聞出版
売り上げランキング: 27,386

中国の軍事戦略
中国の軍事戦略
posted with amazlet at 14.12.30
東洋経済新報社 (2014-11-07)
売り上げランキング: 32,813

特報 米国司法省 IR疑惑で500ドットコムと前CEOを起訴 どうなる岩屋外務大臣―【私の論評】岩屋外務大臣の賄賂疑惑が日本に与える影響と重要性が増した企業の自立したリスク管理

特報 米国司法省 IR疑惑で500ドットコムと前CEOを起訴 どうなる岩屋外務大臣 渡邉哲也(作家・経済評論家) まとめ 米国司法省は500ドットコムと元CEOを起訴し、両者が有罪答弁を行い司法取引を結んだ。 日本側では5名が資金を受け取ったが、立件されたのは秋本司被告のみで、他...