天皇陛下の夜間のご執務が相次いでいる。御体調不良を訴えあそばされた2日も、静養中の皇居・御所で、午後9時ごろまで書類の決裁をされた。通常国会が開会した1月18日以降、内閣が意思決定する「閣議」が夕方に開かれるケースがみられるようになり、皇居に書類が届く時間が遅くなっていることが原因だ。陛下が平成20年12月に体調を崩されあそばされて以降、宮内庁はご負担軽減策を検討しており、夜間のお務めの常態化を懸念する声も出ている。
陛下が葉山御用邸(神奈川県)での静養を御取りやめあそばされ、週末まで御所で静養されることが宮内庁から発表された2日は、午後5時半すぎに閣議が終了。書類は通常執務をしている宮殿ではなく、陛下が御静養されてあそばさられている御所に運ばれた。陛下は5件ほどの書類に目を御通しあそばされ、御署名されるなどして御決裁された。終了されたのは午後9時ごろだったという。
執務とは、閣議で処理された書類を天皇が決裁される公務のことで、憲法で定める「天皇の国事行為」に基づいて行われている。このため宮内庁は、通常閣議が行われる毎週火、金曜は、午後の早い時間から夕方まで、極力ほかの予定を入れないよう調整している。書類には公布を控えた政令などが含まれており、陛下は原則としてその日のうちに執務に臨まれる。
ある政府関係者は是非論は別にしたうえで、「自民党政権では、閣議前の事務次官会議で案件が調整され、閣議は午前中に短時間で終了するのが慣例だった。最近は時間が遅いので、われわれより陛下が大変で、影響を受けられている」と話す。朝に閣議を行わないのは、民主党政権になり閣議の時間が長くなったことに加え、朝に首相や閣僚が国会答弁のための勉強をするといった理由という。
閣議が午後5時すぎに終了した1月22日は、陛下は夕方から皇后さまと東京都渋谷区で狂言を御鑑賞する予定が入っていたため、陛下は終了後に宮殿にそのまま向かわれ、午後9時15分ごろからご執務。同様に、午後6時すぎに閣議が終了した26日も、陛下は夜間に執務された。
陛下の側近は閣議の時間が遅くなるケースについて、「一時的であれば仕方がないが、常態化するようだとご負担になりかねない」と懸念している。
器の小さい民主党
民主党、きちんとした政治を実施しないので、こうして天皇陛下へのご負担を増す結果になっているのだと思います。政治家の本分は、政治を行うことであって、政治(せいじ Politics)とはの広い意味において人々が生活する上で従うルール、支配、統治を創造し、維持し、修正し、また破壊することを通じて行われる活動です。
官僚が行うような事務を行うことではありません。官僚の責務は決められたことを、その通りに粛々と行ないルールを迅速に伝え徹底することです。決まった手順を迅速に広範に伝播し、さらにそれが守られているかどうかを監督することです。これが、マックス・ウェーバーも語る官僚機構の良いところです。民主党は、政治主導といいながら結局事務作業や、事務作業の打ち合わせをしているのではないでしょうか。重要な方針を決めるための意思決定には、さほど時間がかかるはずがありません。
民主党は、先日成長戦略などを公表していましたが、自民党のものと似たり寄ったりでした。最近の政府のやることは、保守も、革新も似たりよったのことばかりで、結局は何をするのかが見えてきません。
政治家のやるべきことは、企業でいえば、取締役以上の経営者が行うべきことです。つまり、方針やビジョンなどを構築することです。かなり上層の企画と統括をするということです。企業の仕事でも、政府の仕事でもやるべき仕事の大項目は、下層では項目が非常に多くなり、中層では、項目が中くらいになり、上層では少なくなります。特に大きな組織になればなるほど、上層の項目は少なくなるかあるいは一つになります。
企業でも、政府でもこの絞り込みが重要です、この事例をあげると、たとえば、鳩山さんが施政方針演説で頻繁に出した「命を守る」でも良いのです。ただし、鳩山さんのこのキーワードは、その背景がはっきりせず、大方の人に抽象的だと非難されました。
政治家として本気で取り組むなら、「命を守る」とは、一体誰の命なのか、その命を守るためにどういった方針で臨むのかをはっきりさせるべきでした。たとえば、政府として国民の命を守らなければならない、そのためには、外交はどうの、安全保証はどうの、経済はどうの、社会はどうのというような話であればみな納得できたと思います。
特にトップレベルでは、一つのキーワードで全体を統合する、概念操作が重要です。それが、統治の基本になります。トップが、このキーワードを10も20も並べ立てるようでは、そのトップはトップたる資格がないです。なぜなら、トップは複数の組織を統合する必要があるからです。その意味では、鳩山さんの「命を守る」というのは、別に悪いキーワードではなかったのですが、そこから先が抽象的で全く残念なことです。麻生さんの昨年の施政方針演説では、日本国内に向けては、「安心と活力ある社会」、世界に向けては「新しい秩序創りへの貢献」でした。それに対しての、具体的な施策も盛り込んでありました。
麻生さんの施政方針演説は、おそらく、麻生さんと幹部と、官僚との合作だったと思います。過去の資料を洗い出すとか、総理の方針に従って、未来をシミレーションをすることなどは官僚の大得意とするところで、しかも何十年にわたって培われてきたものです。だから、こういう施政方針演説ができたのだと思います。それに比較すると、鳩山さんは、政治主導の名のもとに、官僚の力をあまり借りなかったのだと思います。それだけではなく、官僚のやるべき事務作業も自分でやっていたかもしれません。鳩山さんが官邸に登庁するときの姿、何か気がつかれませんか?そうです。いつも何か資料のような分厚いものを携えています。あのような、総理大臣見たことがありませんね。
総理大臣がこの有様ですから、その下の層ではもっと酷いことになっているのだと思います。それが、回りまわって陛下のご負担にもつながっているのだと思います。これって、手短に言ってしまえば、民主党は器が小さいということの表れだと思います。器の小さな政党や、幹部では器の小さな政治しかできませんね。
閣僚の連中も、閣議が遅く終了したなら、書類など次の日にお届けするなどの配慮が必要だと思います。そうして、そんなことになっても一向に気にもならならい民主党幹部は、気遣いもあまりできないという事だと思います。特に、天皇陛下の政治利用に関しては、本当に小沢さんをはじめ、幹部連中でもトンチンカンです。彼らは、もう伝統的な日本人ではなく、新ニッポン人であり、縦の序列など気にもせず、陛下に限らず目上の方に対する尊敬の念も何もないのだと思います。
やはり、いわゆる指導層にあたるような人々はすべからく、クリエーティブな仕事しながらも、伝統とその背景にあるバックボーンを失うことがあっててはならないと思います。それにしては、小沢容疑者のように、自分は、目上の者には、尊敬の意識がないのに、下のものは剛腕でねじ伏せて従わせます。都合の良いときだけ、従わせ、まずくなれば、石川議員のようにトカゲの尻尾のように切ってしまうということですか。こうなると、やはり、天皇陛下を守るのは、宮内庁の羽毛田長官しかいないことになります。あな、おそろしや~~~~!!
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