ラベル Wikipedia Scanner、ウィキペディア・スキャナー、it、公共財、オーディンフーズ、テンフォー、三島由紀夫、世相、論評、記事 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル Wikipedia Scanner、ウィキペディア・スキャナー、it、公共財、オーディンフーズ、テンフォー、三島由紀夫、世相、論評、記事 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2007年8月20日月曜日

Wikipedia Scanner-web2.0的サービス


上は、Wikipedia出典の三島由紀夫画像集。三島由紀夫が生きていたら、今の世相をどう論評するのでしょうか?興味のあるところです。

ご存知Wikipedia(ウィキペディア)は誰もが自由に書き込める百科事典です。勿論正式に承認されないと、公的な記事とはならないようです。
しかし、Wikipedia における自演行為、例えばある企業の従業員が Wikipedia 上の自社についてのエントリを自社に都合よく書き換えるといった行為は、Wikipedia 初期から継続して起きています。しかし幸いなことに、自演行為が自社のIPアドレスレンジから行われているため単純に whois するだけで足がつく、というケースも少なくありません。

CalTech の大学院生 Virgil Griffith が昨日立ち上げた新しいサービス、Wikipedia Scanner は、特定の企業のアドレスレンジから Wikipedia に対して行われた anonymous な修正を検索して表示してくれるという便利なものです。これを使うと、例えば「Microsoft のアドレスレンジから行われた修正」を一括検索でき、それを見ていけば Microsoft による自演も見つけやすい、ということになります。皆さんも一度試してみてはいかがですか、なにしろこのツール利用するのは無料ですから。このようなツールどんどん公表されて、皆で使えるようになるといいですね。このようなツールが出てくるたび、最早ITは公共財になりつつあるのではないかと思ってしまいます。

もちろん、真面目に自演するだけの知識のある人間であれば、whois に登録されているような自社のアドレスレンジなど使わないだろうから、自演検出の実用性という点についてはそれほど効果は期待できまいという気もします。

しかしそれ以外にも面白い使い方はいろいろできるようだ。WIRED によれば、CIA のアドレスレンジからは毎日 Wikipedia に大量の編集が行われているそうだ。と言っても、CIA が合衆国政府に都合よくエントリを書き換えているというわけではなく、単に CIA 局員が自分の趣味で編集しているということが多いらしい。例えば Buffy the Vampire Slayer の記事を修正していたりなど。

という事実に鑑みると、このサービスは、企業が「自社の従業員が仕事中にサボって Wikipedia の編集なぞにうつつを抜かしていないか」をチェックするツールとして使われることにも使われるのではないかとも予想されます。

ちなみに Jimmy Wales は、このサービスについては知っているが、よく使ってみてからコメントしたい、と述べている模様です。

ところで、テンフォーはまだWkipediaに掲載されていません。自分で書こうとも思いましたが、やはり第三者の公正な目でみたものの方が信頼できるので、未だ書き込んでいません。情報などは差し上げますので、どなたか書いていただけないものでしょうか?それから、オーディンフーズも同様ですので、どなたかいらっしゃいましたらよろしくお願いします。

特報 米国司法省 IR疑惑で500ドットコムと前CEOを起訴 どうなる岩屋外務大臣―【私の論評】岩屋外務大臣の賄賂疑惑が日本に与える影響と重要性が増した企業の自立したリスク管理

特報 米国司法省 IR疑惑で500ドットコムと前CEOを起訴 どうなる岩屋外務大臣 渡邉哲也(作家・経済評論家) まとめ 米国司法省は500ドットコムと元CEOを起訴し、両者が有罪答弁を行い司法取引を結んだ。 日本側では5名が資金を受け取ったが、立件されたのは秋本司被告のみで、他...