2008年2月24日日曜日

オーストラリアが捕鯨に反対する理由(3)-政権交代によるもの

労働党が大勝政権交代 豪総選挙 イラク戦闘部隊撤収へ

2007年11月25日

24日、オーストラリアのブリスベーンで総選挙の勝利宣言をする労働党のラッド党首(左)=ロイター

写真

【シドニー】オーストラリア総選挙は昨年十一月二十四日投開票が行われ、イラクからの戦闘部隊撤収を公約にしていたケビン・ラッド党首(50)率 いる野党・労働党が下院(定数一五〇)で躍進を果たし、十一年八カ月ぶりの政権交代を確実にした。与党・保守連合(自由党、国民党など)は大敗し、長期政 権を担ってブッシュ米大統領の「盟友」とされたジョン・ハワード首相(68)は敗北宣言をした。 

ラッド氏は同日夜「私がすべてのオーストラリア人のための首相になる」と勝利宣言。今後、イラクからの部分的撤退のほか、気候変動問題で公約とした京都議定書の批准など、政策変更が進められる。

ハワード政権の「米国追随路線」とは一線を画すだけに、米国の外交政策にも影を落としそうだ。

労働党は、一昨年十二月にラッド氏が党首に就任後、支持率が急上昇。総選挙は首相選択の側面が強く、歴代二位の長さのハワード政権に対する倦怠(けんたい)感も広がって、ラッド氏の「世代交代」の訴えかけも、有権者に浸透した。

保守連合は好調な経済を背景に政権の継続を訴えたが、生活面に焦点をあてた労働党への巻き返しはならなかった。

ラッド氏は元外交官で、北京の大使館勤務などの経験があり、中国通として知られる。

11年ぶりの政権奪取した労働党は、世論調査での支持率も優勢で意気も上がり、日本の捕鯨への風当たりも強くなり日本政府に捕鯨中止を訴え、強硬措置すら辞さない構えであり、これはオーストラリア国民に対する公約でもある。この強硬措置に関しては、ここで詳細は述べないが、最近の報道で皆さんも良くご存知だと思う。この政権が続く限り、捕鯨への風あたりは強くなりこそすれ弱まりはしない。

 
さて、これに対して日本は、どう対処すべきだろう。前ハワード政権は、日本との友好関係を重要視し、捕鯨問題に関しても、どちらかというと国民をなだめて、押さえてきたという過去がある。特に経済政策で失敗したということない。

保守党は、新人を次期選挙に擁立することは間違いないと、考えられる。日本として、保守党との友好関係を保ち、現政権に対しては、厳しい注文をつきつけるなどハード路線を歩むべきだ。前政権は失政で破れたわけではなく、イラク戦にまつわる厭世感、長期政権に対する有権者の飽きによるものであり、おそらく、労働党はいずれ近いうちに、能力の低さ、さらには捕鯨問題では、国民の真のニーズには応えられないことから、破綻するものと思われる。保守党が返り咲くまで、日本側として、これからも保守層に対して働きかけを熱心に行いオーストラリアの保守層の地盤を増やし、親日派を拡大していくことに専念すべきである。

この記事との関連記事

■オーストラリアが捕鯨に反対する理由(1)

■オーストラリアが捕鯨に反対する理由(2)

■反捕鯨の背景

ADs by Yutakarlson

今月のピザテンフォーの企画は、毎日得々ピザデーです。毎日、得する企画が満載です。(この企画は2008年2月末までです)

テンフォーのピザは楽天デリバリーからも購入できます!!

ピザテンフォー昨年の楽天デリバリーの「ファミリーへのおすすめ」部門で、堂々の2位となりました。ますます、便利になったテンフォーを是非ご利用ください。

YUTAKARLSON、USA 市長からのお願い

ランキングは、ありきたりのは面白くないので、私の街に是非投票してください。この私の街は、サイバー上のアメリカ国内に設置してあります。街の名前は、YUTAKARLSONと いいます。この街は、皆さんからのアクセスがあれば、アクセス数が街の住民数となり発展していきます。先月からはじめているので、まだ住民数が少ないで す。最近は、人口も増えましたが、それに伴い失業者も若干ながら発生しています。みなさんの力で、YUTAKARLSONには工場ができました。今度は人 口をまた、増やすことができます。人口を増やせるよに皆様のアクセスをお願いいたします。人口を増やすには、下の反転文字列をぜひポチッチとお願いいた します。
→→YUTAKARLSONの人口増加←←


0 件のコメント:

特報 米国司法省 IR疑惑で500ドットコムと前CEOを起訴 どうなる岩屋外務大臣―【私の論評】岩屋外務大臣の賄賂疑惑が日本に与える影響と重要性が増した企業の自立したリスク管理

特報 米国司法省 IR疑惑で500ドットコムと前CEOを起訴 どうなる岩屋外務大臣 渡邉哲也(作家・経済評論家) まとめ 米国司法省は500ドットコムと元CEOを起訴し、両者が有罪答弁を行い司法取引を結んだ。 日本側では5名が資金を受け取ったが、立件されたのは秋本司被告のみで、他...