2009年11月27日金曜日

工人舎、10.1型ワイド液晶を2枚搭載したデュアルディスプレイノート-これってかなりのイノベーションかも?!



http://journal.mycom.co.jp/news/2009/11/27/083/index.html

これは、かなりのイノベーションかもしれない?!
私は、UMPCなどで大型画面をつけるとすれば、外部ディスプレイに接続するくらいしかできないと思っていましたが、こんなやり方もあったんですね。まさに、コロンブスの卵という感じです。見れば、すぐわかることなのですが、なかなか思いつくものではありません。これを考え付いた人すごいと思います。

外部ディスプレイではなく、画面を大きくしようと思えば、いつの時代になるかはわかりませんが、おそらく、折りたたみのできるディスプレイができて、初めて可能かなと思っていました。2枚使用時は最大で2,048×600ドットという、モバイルノートではありえなかった広大なデスクトップが使用できるのがすごいですね。液晶にはLEDバックライトを採用しているので、2枚重なっている状態でもそれなりに薄さは保たれているのもすごいです。

私は、工人舎が初めて世の中に出したマシンであるSAシリーズを購入しましたが、あのインパクトもすごかったですが、このマシンのインパクトは、そんなものではありませんね。この考え方、特許をとっているのでしょうか?もし、そうなら、ここしばらくノートは工人舎の独壇場になるかもしれませんね。やはり、モバイルは、軽くていいですすが、画面が小さいということがネックでしたが、完全に克服できましたね。画面を大きくしても、重量はさほど増えていないようなので、これもさらに魅力です。

これは、一見、奇をてらったマシンのようにも見えますが、実はかなり熱を入れたマーケティングをしていると思います。UMPCがどのようなシーンで用いられているのか、もっと使いやすくするにはどうしたらよいのか、そうして、行き着いたのが、やはり画面を広くすることだったのだと思います。UMPCの利便性を残しつつも、画面を広げる、でも単純に画面を広げるだけでは、筐体も大きくせざるをえない、この矛盾をどうやって克服するのか、真剣に考えた結果のブレークスルーが、液晶画面を二枚にするという方法だったのだと思います。別に小さなUSBディスプレイを添付するというような、陳腐な方法にこだわっていたら、このようなイノベーションはできなかったと思います。

これは、素晴らしい差別化だと思います。差別化に関しては、このブログではAmazonの事例など掲載しました。これらの事例では、顧客とのリレーションシップ(関係)を強化するというものでした。しかし、工人舎の例では、既存の技術の組み合わせでありながら、それまでにはない製品そのものを創造したということで、いかにもモノづくり日本の企業らしいイノベーションだと思います。この事例を見ていて、まだまだ、パソコンなどの分野でも工夫する余地はあるのだと思い知らされました。今後、人件費の高い日本などでは、こうしたイノベーションを積み重ねていくべきですね。

DZシリーズは、画面が10.1であることから、必然的に筐体も、SAシリーズ(7インチ)よりも、キーボードが大きいですから、その面でも使いやすいと思います。SAシリーズで失敗したと思ったのですが、筐体をあまりに小さくすると、キーボードも小さくせざるをえず、実用的には使えないです。やはり、キーボードは使えたほうが良いと思います。そのためと、あと、CPUが今ではお話にならないほど低い能力なので、私は、元祖のSAシリーズはほとんど使っていません。使うとすれば、メディアプレイヤーとして使っています。ほとんど、動画を見たり、音楽を聴くためにだけ使っています。ほとんどiPODのような使い方をしています。

従来から、小さなUSBディスプレイなど販売されていましが、結局買う気にはなれませんでした。外出時などでは、UMPCの小さな画面で我慢するしかないと思っていました。しかし、これで、十分画面を広く使うことができます。すぐ、手元でみるなら、動画など、一つのディスプレイで十分だと思います。もし、どうしても、大きな画面でみたければ、大きなディスプレイにつなげば良いと思います。

この大きな画面、ブログなどのコンテンツを書くときに効力を発揮しそうです。私は、ブログを書く際には、大きな画面で、ブログを書くウィンドウ、資料のウィンドウを2~3開き、場合によっては、これにさらに、動画のウィンドウを開いているときもあります。これだけのウィンドウを開いて、作業をするということになると、UMPCの小さな画面だとほぼ絶望的であるため、ブログを書く際には、UMPCを使ったことはありません。外出中などに、たまに書く事もありますが、そのときには、かなり制約を感じていました。画面に出すのは、ブログを書くウィンドウと、一つの資料をウィンドウを出して精一杯という感じて、あとは、入れ替わりで表示するという感じでした。しかし、このマシンならば、これを一挙に表示しても大丈夫ですね。

このUMPCのデュアルディスプレイ、他のノートにも広がっていくかもしれません。皆が皆、大きな画面を必要としているとは限りませんが、かなり多くの人が必要としているのも事実です。でも、ある一定以上の市場をおさえるのは間違いないと思います。素晴らしい差別化だと思います。


それにしても、最近、アマゾンドットコムで、UMPCを購入したばかりで、まだ家に届いていないです。今週の日曜日につく、予定です。もう少し待って、これにすれば、良かったという気もしてきました。まあいいか、とてつもなく安かったですから。うーん。残念。次の機会には狙って見たいです。
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4 件のコメント:

RUMBLE さんのコメント...

確かに、モバイルを目的とするノートPCの場合は
画面の小ささがやはりネックとなって
生産効率を落としているという側面が多いですから
そういう意味において、このDZは面白いかもですね。

モバイルには、DELL Inspiron mini 10 を使ってますが
資料を見ながら、秀丸でガシガシと文書を作成‥‥
というわけにはいかず、
秀丸と資料を交互に画面を切り替えながら作成という
そういう状況ですからね。
こういうカタチであれ、なんであれ画面が大きいと
生産性はあがるというのは間違いですもんね(^^

山田 豊 さんのコメント...

RUMBLE様 コメント有難うございます。確かに、資料と、エディターを別の画面で同時に開くことができたら、かなり便利でしょうね。私も、いずれネットブックの画面に狭さを感じるようであれば、USBディスプレイの小さなのでも買おうかとも思っています。

これからも、お気軽にお立ち寄りください!!

btld さんのコメント...

こんばんはー。
コメントありがとうございました。

欲しいんですけど、横長すぎてどうしたものか。
思わも1.8kgがネック・・・。モバイルと名がつくもの、1kg以下であってほしいと思っています。

とはいえ、画期的でうれしい製品です。

kaori さんのコメント...

DZの検索でこのブログが目に付きました。沖縄在住の函館生まれなので、うれしいびっくりです。懐かしいなあ。

私も工人舎SH6をvista→xpにして使っています。e-boosterで高速化したので持ち運びにも快適に使えて満足していました、画面の大きさ以外は。
でも最近はさすがに困っていて、外つきの4インチディスプレーを一緒に持ち運ぼうかなあと思っていた矢先でした。そんなときに出目金みたいなPCを写真で見て、思わずふきだしちゃいました。それが工人舎のDZなんですね。pc見て笑ったのは初めてかもしれません。

まさに私の使い方にぴったりかも。右画面にoneーnoteを開き、左画面に資料を開き、必要箇所をドラッグする・・・ああ、夢にまで見たわかりやすい使いやすい光景です。

たぶん、実物を見てしまったら購入してしまうでしょう。久しぶりにわくわくしたパソコンです。

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