レノボが5万4800円のネットブック発表「IdeaPad S10e」は弱点なし!?(この内容ご存知の方は、この項読み飛ばしてください)
2008年12月03日(Nikkei Trendy Net)
ビジネスユーザーに人気の「ThinkPad」シリーズで有名なレノボ・ジャパンが国内のネットブック市場に参入した。今年1月から急速に利用者が拡 大。台湾、米国、国内の多くのメーカーがこの1年、しのぎを削ってきた。後発のレノボはユーザーニーズの高い5時間を超えるバッテリー駆動と160GBの HDDを搭載して、先行他社に対抗する。
レノボ・ジャパンのネットブック「IdeaPad S10e」。ピンク、ホワイト、ブルーの3色を用意。価格は5万4800円(画像クリックで拡大)
「IdeaPad S10e」は、Atom N270(1.60GHz)、メモリーは1GBを搭載。スペックはネットブックの売れ筋モデルである日本エイサーの「Aspire one」に合わせた。液晶は一回り大きい10.1型ワイドだが、縦方向の解像度が24ドット少ない1024×576ドット。16:9の画面比率だ。ホワイ ト、ピンク、ブルーの3色のカラーバリエーションを用意する。価格は5万4800円。ホワイトを今週末の12月6日に発売する。ピンクとブルーは早ければ 1月にも発売する。
本体のサイズは250(W)×196(D)×22~36(H)mm、重さは1.38kg。6セルのリチウムイオンバッテリーが付属し、 5.3時間駆動する。Aspire oneよりも大きくて0.27kg重いが、バッテリー駆動時間の長さを重視したためだ。軽量な3セルバッテリーはオプションで提供する。OSは Windows XP Home Edition SP3を採用する。
■後発のメリットを生かし、ニーズに合ったものを投入
マーケティング&広報本部長、執行役員の原田洋次氏(画像クリックで拡大)
同社は今夏、海外で「IdeaPad S10」を投入したが日本での発売は見送られてきた。この時期の投入理由について同社のマーケティング&広報本部長、執行役員の原田洋次氏は「目の肥えた 日本のユーザーに対し、納得できる製品が準備できた。サポート体制も整った」と説明。市場調査を重ね、ユーザーの声や販売店の意見を取り入れて IdeaPad S10eの商品化に繋げた。「ミニノートの記憶媒体にはSSDとHDDの2種類あるが、現在、選ばれているのはHDD。モバイルするユーザーからはバッテ リーで長時間動作するものが欲しいという意見が多かった」という。
デルや日本ヒューレット・パッカードの値下げ攻勢に対しては「他社が動いたら、より安く提供できるように努力する」と値下げ競争にも対抗する姿勢を示した。
後発のメリットを最大限に生かして大きな弱点がないのがIdeaPad S10eの特徴だ。IEEE802.11b/g対応の無線LAN、Bluetooth、ExpressCardスロット、SDメモリーカード/メモリース ティックスロット、2基のUSBなどインターフェースは充実している。キーピッチは17.5mmを確保し、タッチパッドはマルチタッチに対応。ライバル機 種と比べて、足りない機能がない。
左側面。外部ディスプレイ出力、メモリーカードスロット、USB2.0などを配置する(画像クリックで拡大)
右側面。ExpressCardスロット、USB2.0、100BASE-TX/10BASE-T、マイク入力、ヘッドホン出力を備える(画像クリックで拡大)
ネットブックでは珍しくExpressCardスロットを備える(画像クリックで拡大)
17.5mmピッチのキーボードを搭載。キータッチはThinkPadとは別物だ。タッチパッドは複数の指で操作できるマルチタッチに対応する(画像クリックで拡大
■ThinkPadで培った設計品質基準で作られたネットブック
大和事業所研究・開発第二製品開発部長の城下哲朗氏(画像クリックで拡大)
IdeaPad S10eの開発は、同社の北京・上海の開発チームが担当。ThinkPadを開発する日本の大和研究所のシニアエンジニアのサポートを受けながら開発した という。大和事業所研究・開発第二製品開発部長の城下哲朗氏は、「ThinkPadと同じ生産設備、ライン、品質基準で生産した。品質はThinkPad に劣らない」と自信を見せた。
IdeaPad S10になかった新機能も盛り込んでいる。1つは電源オフの状態から10秒程度立ち上がる簡易OS機能「Lenovoクイックスタート」。Windows を立ち上げずに、Webブラウザーやインスタントメッセンジャー、音楽の再生などができる。アスーステック・コンピューターのネットトップ「Eee Box」にも同じ簡易OSが搭載されている。もう1つはランチャーソフトの「Novoボタン」。キーボードの上部のボタンを押すと、ランチャーが立ち上が り、メールやメッセンジャーなどを素早く立ち上げられる。ランチャーに好みのアプリを登録することもできる。
簡易OSの「Lenovoクイックスタート」。WebブラウザーはFireFoxベースだ(画像クリックで拡大)
「Novoボタン」を押すと立ち上がるランチャーソフト(画像クリックで拡大)
手厚いサポートもウリ
ビジネス向けのThinkPadで培ったサポート体制もIdeaPad S10eのウリだ。土日も含む9時から21時までの電話修理受付(年末年始を除く、フリーダイヤル)や、修理品引き取り後、4~5営業日で返却する素早い 修理サービスなどを提供する。標準で1年間の引き取り修理保証が付く。ThinkPad向けに提供している「ダメージプロテクション・サービス」もオプ ションで受けられる(価格未定、来春開始予定)。落下による破損や盗難、自然災害による故障も保証する。
液晶上部のベゼル中央に130万画素のWebカメラを搭載。テレビ電話などに利用できる。外観はオーソドックスなネットブックだ。アスーステック・コンピューターの「Eee PC」やMSIの「Wind Netbook U100」などにデザインは近い(画像クリックで拡大)
パソコンが家電になった時代を象徴する製品?
Lenovoもとうとう、激しい競争にさらされる分野に突入しました。後発組として、どのような差別化をはかるかが、今後の課題だとおもいます。
このLenovoのパソコンをはじめとして最近のネットブックなどみていると、性能的に他のパソコンと変わらず、違う点といえば、画面が小さいことと、若干キーボードが小さいことくらいだと思います。
家に、タワー型のコンピュータを持っていて、あらかじめキーボードやディスプレイを持っている人がいたら、ネットブックをつなげば、最近のパソコンと遜色ないくらい使えると思います。実際、私もそうしています。いずれ、ネットブックしか持たないなどという人も増えてくると思います。そうした人たちのために、大型ディスプレイ、打ちやすいキーボード、記憶装置(ハードディスク、ブルーレイ・ディスク)、ならびにこれらとネットブックがすっきり収まるラックなど、新規発売すると良い思います。
また、最近のクラウド・コンピューティングの発展をみると、もうパソコンはそんなに処理速度や、記憶容量など競う必要性はないと思います。
クラウド・コンピューティングとは、インターネットの先にあるサーバーに処理をしてもらうシステム形態を指す言葉です。ユーザーが何らかの作業を行う ときに、自分の目の前にあるパソコンや会社のネットワーク上にあるサーバーではなく,インターネット上のサーバーを利用して処理してもらいます。顧客管理 のよ うな企業の業務アプリケーションから、Gmailに代表されるメール・サービスやファイルを保存するストレージ・サービスのような個人向けのものまで、ク ラウド・コンピューティングと呼ばれるサービスは多数登場してきています。最近では,ワープロや表計算といった、パソコン上で使うのが当たり前だったオ フィ ス・アプリケーションも出てきています。
今や、パソコンに何にもソフトが入っていなくてもインターネットにさえつながりさえすれば、個人レベルで必要になるような、スケジューラー、ワープロ、表計算、プレゼンテーション、その他ほとんどものが使えるようになっています。
そういった意味では、最早パソコンは先端産業でもなんでもない、通常の家電のような存在になってしまったと思います。製造業の中でも、先端性の低いアセンブリ産業の一部です。実際、ほとんどさほどの高度技術を使わない、既存のディスプレイ、CPU、記憶装置などのただの組み立てが現代のパソコン事業です。
これからの、IT企業は、パソコンそのものなどは見向きもせず、クラウド・コンピューティングで何ができるのか、もっと良いサービスはないのかを模索していく時代だと思います。Lenovoは、IBMの一部門であったパソコン部門を中国のメーカに売却したものです。もし、IBMがいまでもパソコン部門を抱えていたとしたら、今回の金融危機でより深刻な打撃を受けたでしょう。無論現在ではも影響は受けているでしょうが、もし過大なパソコン部門を抱えていたら、それこそ、車のビッグ・スリーの状況に似たような状況になったかもしれません。その意味では、パソコン部門の売却は正しい選択だったといえます。
Lenovoに関しては、ある消息筋の人からパソコンのデザインなども、日本でやっていて、中国本土では本当に組み立てだけをしているということを聴いたことがあります。でも、この商品に関しては、日本の助けを借りながらも上海で開発をしたそうですが、開発といっても最早ローテクの一つに過ぎないものだと思います。
もはや、パソコンユーザーの興味も、パソコン本体や、CPUの性能や、メモリなどの容量などではなく、クラウド・コンピューティングに移行しつつあります。頭脳立国のインドあたりが、この辺に目をつけたら、すごいことになるのでないかと期待しています。Windows Vistaのかなりの部分は、実際にはインド人が作ったそうです。インドが本格的にクラウド・コンピューティングの世界に取り組んだら、何かとてつもないことを考えそうで、今から楽しみです。そうして、いずれ本格的に参入してくるのではないかと思います。
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