エコは大変?
エコ対策は、我慢することだけか?ピザテンフォーが4月1日から「あつエコ宅配」を開始します。一般に環境対策というと、クールビズやウォームビズ、室内温度をなるべく上げないように、あるいは下げないように、節電や灯油を節約したり、環境に負荷をかけないようになべくCO2を出さないようにする、水など無駄にしないように大事に使うことなど、どちらかというと我慢することによるものが多かったと思います。しかし、我慢するだけの環境問題対策では、なかなか普及しないし何か環境問題に対する取組みを前向きに捉えることが難しいのではないかと思います。しかし、ピザテンフォーの「あつエコ宅配」は、全く違った発想から環境問題へのアプローチを提唱するものです。
前から発想はあったのだが・・・。実は、紙のピザボックスを廃止し、環境問題に貢献したいという発想はピザテンフォーでは、もう十数年以上も前からありました。ただし、考えていただけでなかなか実現しなかったというのが実情です。おそらく、環境問題対策ということにこだわりすぎたということから、なかなか新しい発想は生まれてこなかったのだと思います。事実他社でも環境に対する配慮をしようとしなからも、なかなか実体が伴わなかったというのが実情だと思います。このような背景のため、テンフォーでも今までは、敢えて実施してきませんでした。
ピザハットはピザ宅配における環境問題対策の先駆者といえるかもしれません。ピザハットのピザボックスには「MOTTAINAI」という文字が印刷され、さらに3R、Reduce(ゴミ削減)、Reuse(再利用)、Recycle(再資源化)の説明などが箱に書かれているのだが・・・・・。
美味しさを追求したらエコになった?
美味しさの追求が本筋。テンフォーでは設立当初から「美味しさの追求」をしてきました。そのため、毎年のように新たな商品を開発したり、北海道産小麦粉100%のピザの生地にするだとか、チーズや、その他の食材には相当のこだわりを持ってきました。そのため、テンフォーの業態は創業の頃からアメリカなどでいうところの、「ファスト・カジュアル」という業態に近いものになっています。ただ一点違ったのはピザの価格が低かったということです。しかも、アメリカから直輸入したのではなく、他社とは全く違う路線の独自のコンセプトを打ち出してきました。私は、このコンセプトについて「元祖和風ファストカジュアル」と銘打ってこのブログでも紹介したことがあります。ピザテンフォーは、それだけ美味しさにこだわりをもって運営してきました。
さらに美味しさを追求するには?さらに、美味しさを追求するとなると、やはり専門店の味ということになります。しかし、ピザ宅配では、残念ながらいくら頑張ってもなかなか専門店に勝てないところがあります。それは、専門店では出来立てのピザをお客様に提供できるのに対して、ピザ宅配では、出来上がってからお客様のところにピザを宅配しなければならないため、出来立ての美味しさを提供することはできません。さらに、紙のピザボックスに関しては、やはりどう見ても専門店で出すようなお皿と比較すると、みすぼらしくなります。さらには、一部のお客様の中には、紙のピザボックスをあけるときに、段ボールのにおいがして、これがとても嫌だいう意見もありました。
これを解消するアイディアは?これを改革することは、誰もが不可能と考えていました。しかし、テンフォーではこれを可能とする仕組みを考え出しました。何と!熱した耐熱皿ごとお客様に宅配するというアィディアです。さらには、耐熱皿とピザを冷めないようにする特別な容器も開発しました。これらをいち早く函館地区で実験をしながら、試行錯誤しながら開発しました。これによって、専門店と変わらないアツアツのピザをお客様の手許に宅配できるようになりました。そうして、これは後で述べますが、環境問題にも十分貢献できることがわかったのです。
ピザテンフォーでは、4月1日から全店でピザを「あつエコプレート」で配達し、美味しさと、環境問題への新たなアプローチの方法を世に示すという。(注:左の写真はあくまで、イメージ写真であり、実際に宅配するときの「あつエコプレート」とは関係ありません)
サービスの具体的な内容
あつエコ宅配とは?今まで、宅配ピザ業界では紙のダンボール箱でピザをお届けするのが、一般的でした。しかし、テンフォーはこの常識をくつがえしました。
■その仕組みとは?
①熱した「あつエコプレート」にピザをのせて、お客様の元にお届け。
②ピザと、お客様がお持ちの「あつエコプレート」を交換
つまり、10.4とお客様との間を「あつエコプレート」が循環します。そのため、今までのように紙のピザボックスを使う必要はありません。
(注:「あつエコプレート」は初回には有料となります。ただし、一回購入していただければ、毎回配達のたびに交換することになります。そのため、その後は無料になります。詳しくは、次にこの話をするときに詳細を記載させていただきます。)
これに関しては、北海道新聞にも掲載されています。是非ご覧になってください。
もたらす効果
専門店並の美味しさ。ピザテンフォーでは、4月1日より、大幅なメニュー改定をします、熱々でお届けできることと、あいまって、専門店と同等の美味しさを提供させていただきます。します。また、熱々のピザを提供できるので、宅配エリアを拡張できる余地も高まりました。
それだけではありません!!後で試算して判ったことですが、ピザテンフォーの全店で紙のピザボックスをなくすことによって年間約680トンもの二酸化炭素削減効果があります。昨年私がこのブログに掲載した内容では500トン以上と控えめに記しましたが、最近の試算では680トンという数字になりました。昨年からセブンイレブン・グループが取組んでいる簡易包装によっり削減するCO2が570トン前後ということから、これをはるかに上回っています。
こんな効果もあります!最近札幌市でゴミ有料化になったということが話題になっていました。最近、かなりの自治体でゴミ有料化になるところが増えきています。ゴミが有料化になった場合、紙のピザボックスは分別ゴミとしてださなければならず、手間もかかり、料金もかかります。「あつエコ宅配」であれば、こようなことはありません。
現在日本国内では、「チームマイナス6%」運動として、個人でも企業でも少なくとも現在の使用料から6%のco2を削減しようとするものです。ピザを注文されるときに、テンフォーを「あつエコプレート」での注文にしていただくことにより、CO2を削減することができます。また、個々のお客様単位では小さい削減かもしれませんが、これが全体では大きな量となります。さらには、テンフォーはこれからも出店を続けていくことと、他のピザ宅配屋、その他のファスト・フードなどがテンフォーに触発されて、CO2削減などをしだすかもしれません、それらの相乗効果あわせるとその削減効果は図り知れません。何よりも、環境にとって良いことをしているという、はっきりとした満足感は他のサービスにはなかなかないものだと思います。
紙のピザボックスを用いることは、資源の無駄遣いになるだけではなく、それを片付ける人々の手間も膨大になります。左は、アメリカのある小学校でピザディナーをした後にそれを片付けている様子。
ピザテンフォーを応援してください!!
初期投資も・・・・。ピザテンフォーでは、上記で述べた「あつエコ宅配」を断行させていただきます。私どものように、規模の小さな中小企業があの強大なセブンイレブングループを上回るCo2削減の試みを開始するということになります。ありていに言わせていただければ、私達には非常に荷が重いといわざるを得ません。これを成功させるためには、お客様一人一人の応援が不可欠となります。こうした、環境問題への新たなアプローチの火が消えないように、皆様のご理解とご支援をいただけましたら幸いです。
ピザテンフォーのURLは以下です。
チラシのない方、メニューが掲載されています。
お近くの店のお電話番号も判ります。
http://www.pizza104.biz/
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