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2008年11月29日土曜日

コンシェルジェ付きの超富裕層向けケータイ電話「ヴァーチュ」とは-中途半端はいけないのか?

上は、香港の「ヴァーチュ」用のプロモーション画像

コンシェルジェ付きの超富裕層向けケータイ電話ノキアの「ヴァーチュ」とは(この内容ご存知の方はこの項は読み飛ばしてください)

11月29日16時0分配信 (Yahooニュース)
 27日、携帯電話端末メーカー世界最大手のノキア(フィンランド)は、日本国内での通信事業者向け端末販売を打ち切ると発表したが、09年からスタートする予定の富裕層向け高級ブランド「ヴァーチュ」は計画通り、ドコモの通信回線を借り受けて展開する。

 日本国内ではすでに携帯電話の普及が飽和状態に近づいており、利益幅が大きい富裕層向けの需要を取り込むことに集中する。しかし富裕層向けの携帯電話とはいったいどういったものなのだろうか。

 ノキアの高級携帯電話ブランド「ヴァーチュ」は、2002年に富裕層向けの高級携帯電話ブランドとして展開を開始し、現在欧州のほか、アジアや中東、ア メリカ諸国で展開している。一番の特徴は、電話機端の価格だ。国内メーカーの携帯電話は平均2万円前後で販売されているが、ヴァーチュの場合、ダイヤモン ドなどの宝石やプラチナ、金などをちりばめた豪華なデザインを採用しており、価格は数十万円から数百万円にも及ぶ。日本で発売する予定の「VERTU Signature」は、ステンレス(160万円)、イエローゴールド(450万円)、ホワイトゴールド(500万円)の3タイプだ。

 サラリーマンの平均年収が約430万円ともいわれるなか、破格の価格設定だが、ヴァーチュの携帯電話端末には必ずコンシェルジュボタンが配置されてお り、ユーザーはボタンを押すだけで専用のコンシェルジュに電話がつながり、24時間体制でさまざまなサービスを受けることができる。たとえば欲しい靴があ れば、たとえそれが入手困難でもコンシェルジュに依頼すれば、コンシェルジュが世界中に連絡を取り、自宅まで届けてくれるのだ。また旅行に行きたければ、 要望を伝えることで、自分の代わりに目的地の設定や航空券、ホテルの予約まで旅行に必要なすべての準備を請け負ってくれるという。

 何とも贅沢なサービスだが、この金融危機の中、携帯電話に何百万円ものお金をかけることができる人は、米国に次いで世界2位の富裕層人口を持つといわれる日本でもごく一部の超富裕層に限られそうだ。

中途半端はいけないのか?
現代日本では年収2000万以上が20万人、年収200万円以下が200万人といわれています。この中に挟まる中間層も幅が広く、どの層が一番多いなどということはありません。いわゆる一昔前のように、大衆など存在しません。経済的には皆が自分と大体同じであるような時代ではありません。しかし、日本の格差などの現状のアメリカから比較すれば、まっ平らも同じです。アメリカでは9割以上の人が自分を負け犬か落ちこぼれだと思っていて、この10年間貧困を示す指数であるジニ係数はあがりつつあった。ほんの1割の人々が自分は勝ち組だと思っている社会です。これは、異常なことです。

一方、日本では、市場でおかしなことが起こっていました。まず、金持ちが金持ちらしくない行動をしています。貧乏人が貧乏人とは見えない行動や生活をしています。麻生首相が少し飲み歩くと、北海道新聞などが批判します。

この高級携帯電話ですら、yahooニュースのコメントなどみているとほとんどネガティブなものがほとんどです。これが、大方の日本人の見方なのかもしれません。

しかし、私は多くの人に違和感・抵抗感があるかもしれませんが、あえて言いたいです。貧乏人がいない社会は活性化できません。アメリカは昔から移民が多く、移民はたいてい貧乏で、その貧乏から這い上がるための努力をすることによって、アメリカ社会に活気をもたらしてきたし、それこそ「アメリカン・ドリーム」という言葉もできました。そうして、貧乏なもの同士が助け合うという相互扶助の精神も生まれます。

しかし、今のアメリカのようにあまりに貧乏人が多すぎて、社会問題や社会不安になるようでは困りものなのですが、変に悟ったような消費をしない若者が大勢いてはおかしいと思います。もっと、夢が持てる社会にしていく必要があると思います。能力次第で自由度が拡大していく社会にしなければならないと思います。ある意味もっと格差があっても良いのでないかと思います。まあ、アメリカのCEOなどの給料日本の平均的な大企業の社長さんなどと比較すると10倍から100倍程度ですから、ここまでしなくても、アメリカの1/3程度の社会にしても良いのではないかと思います。ただし、貧乏人を増やすのではなく、もっと金持ちを増やす社会にしていくべきではないかと思います。

そうして、日本では少ない、いわゆるこの高級携帯電話のような、富裕層ビジネスも、もっと増やしていくべきだと思います。そうして、金持ちは金持ち、貧乏人は貧乏人ともっと目で見てもはっきりする社会をつくっていったほうがもっと活気溢れる社会になっていくのではないかと思います。金持ちも貧乏人も同じような今の社会では若者もあまり頑張るとか、努力するという気にはなれないのではないかと思います。この携帯電話に対するネガティブな感想は、やはり自分は持てない、でも持てる人もいるのだというその違いに対する違和感、コンプレックスのようなものではないでしょうか。今では、こうした違和感、コンプレックスを感じるような場といえば、京都でいえば祇園くらいなものでしょうか?

今の日本あまりにも、こうした違和感やコンプレックスを感じないですむようになっています。貧乏であっても、あまりストレスを感じないですみます。でも、これでは内需の拡大も期待できません。自分が貧乏だと、はっきり意識しなければならない、機会が増える、貧乏であれば、何とか生活するには困らないかもしれないが、いろいろと利用できないサービスもある。それに、はっきり区別される。町をただ歩いていても、自分が入れる店、入れない店などがあり、常に違和感やコンプレックスを感じることにより、嫌でも差異を思い知らされる。まあ、あまり極端にするのは、問題がありますし、貧乏だからといって、基本的な権利まで踏みにじられるということはあってはならないことですが、ある程度このようになっていなければ、誰が「ハングリー」になれるでしょうか?誰が上昇志向を持つのでしょうか?誰が社会を良くしようとの熱意に燃えるのでしょぅか?

まっとうな努力をした人には経済的にも社会的にもチャンスが広がるのが当たり前の世の中にしていくべきであり、それが内面だけの話ではなく、この高級携帯電話のようにはっきり表に現われることによって、社会もそうして経済も活性化するのではないかと思います。貧乏でも金持ちでも、ほとんど区別(差別ではありません)されない社会には、将来はありません。

そうして、正等な競争社会を確保してくことも重要だと思います。お金持ちの人も、努力を怠ればひょっとしたら貧乏人になるかもしれない社会にするのです。そうすることによって、お金持ちも謙虚になると思います。

私は子供のころ、あまり勉強もせず、親の言うこともきかなかったので、あるとき祖父に公園の浮浪者のところに連れて行かれました。そうして、祖父よりこのおじさん(浮浪者と思しき方)の言うことを良く聞きなさいといわれまた。今から考えると、その浮浪者の方も祖父に頼まれていたのでしょうが、自分が浮浪者をしている理由、家族や親戚にも会うことができないとか、その理由は学校では勉強を怠ったこと、社会人なってからも努力をしなかったことなどを淡々と判りやすく語ってくれました。それは、子供である私にとってものすごいショックであるとともに、恐怖でした。それ以来、まがりなりにも普通に勉強するようになり、親のいうことも良く聴くようになりました。その直後、自分が浮浪者になっている夢を見ました。今でも、数年に一度くらいは自分が浮浪者になっている夢を見ることがあります。それだけ、怖かったのだと思います。このような恐怖心、特にお金持ちには必要だと思います。(私自身はお金持ちではありませんが・・・(笑))

今の日本はあまりに中途半端すぎます、富裕層には富裕層ビジネスで、パイは少ないが効率の良い事業を、中間層には中間層ビジネスを、貧困層には貧困層ビジネスで、パイはかなり大きいが効率の悪い事業とはっきり区分していく必要があると思います。だれも彼も同じというのでは、今までと変わらず、需要も期待できないと思います。

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