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2009年3月14日土曜日

中川前財務相「警報鳴ってない」 バチカン報道に反論―バチカンを知らない日本のマスコミによる捏造か?

バチカン博物館の天上画。クリックすると拡大します。見るものを圧倒する大きさ、奥行きです。

中川前財務相「警報鳴ってない」 バチカン報道に反論
(この内容すでにご存知の方は、この項は読み飛ばしてください)
 自民党の中川昭一前財務相は14日放映の朝日ニュースターの番組で、イタリアでの「もうろう会見」後に観光したバチカン博物館で立ち入り制限区域に入ったことなどを伝えた報道について「全く警報も鳴っていないし、私に対しての注意もなければ、お酒のにおいなんか全くしていない」と反論した。

 中川氏は「念願のバチカン美術館に1時間半ぐらいお邪魔をし、つつがなく終わったと思っていた」と説明。帰国後、バチカン関係者に確認したとして、中川氏は「バチカンの方が、答えたことと全然違う報道になっていると当惑している。直接電話でも何回も話したし、正式にお手紙もいただいている」と語った。

 一方、もうろう会見については「政府・与党に迷惑をかけたという気持ちは、どういう誤報や意図的報道があろうと責任は感じている」と釈明した。

バチカン博物館の出口

バチカンを知らない日本のマスコミによる捏造か?
いずれこうした反論があるものと期待していたら、やはりありました。私は以前のブログでも書きましが、どうしても、バチカン騒動には納得のいかないものがありました。今年の2月には、死後360年もたってから、ガリレオ・ガリレイの名誉が回復されたというのも記憶に新しいところです。何百年も前の人々の咎を、公式に回 復しなければならないほど、バチカンの公式見解は大きな意味を持つということです。だから、軽々しく、出すこともできません。

理屈はどうでも、バチカンで公式の見解が出ないものは、たとえ本当はあったとしても、存在しなかったというくらい厳粛・厳格なものなのです。だから、公式見解が出ていないもの関して、簡単にバチカン関係者や、守衛などが世俗の一介の新聞記者風情あるいはその関係者に、ペラペラしゃべる筋合いのものではないのです。そうなると一体ニュースソースはどこからということなのでしょうか?朝日新聞では、まるで新聞記者自身が見てきたように報道していました。

以下朝日新聞より部分引用

「到着時から中川氏の足取りはフラフラとおぼつかなく、言葉もはっきりしなかったという。案内役の説明を聞かず に歩き回ったほか、入ってはいけないエリアに足を踏み入れたり、触ってはいけない展示品を素手で複数回触ったりした。そのため警備室の警報が少なくとも1 回鳴ったという。

バチカン博物館でも特に有名な、「八角形の中庭」の「ラオコーン」像を見学した際には、観光客が近づき過ぎないようにするための高さ約30センチのさくを乗り越えて石像の台座に触るなど、非常識な行動をとったという。」

朝日新聞は、中川前大臣のこの発表を受けて、自らニュースソースを明確にすべきです。ソースを明確にしなというなら、この記事は信憑性はないということです。

現代の日本人にはなかなか理解できないでしょうが、教会の力、ましてやバチカンの力というのは、一宗教の総本部程度に受け止めたら大間違いです。第二次世界大戦中はイタリア同盟国だったヒトラーはもとより、スターリンをはじめ戦後の戦勝国ですら、バチカンに手を出すことはできませんでした。いまでも同じことです。アメリカや、まして中国など遠く手に及ぶような相手ではありません。

それに、たとえば、今でもイタリアなどでは結婚に関しては、役所の届けよりも、教会への届けのほうが重要だとされています。役所へ婚姻届を出したとしても、教会への届けがない場合は、結婚しているとはみなさないくらいです。それだけ、イタリアでは宗教が人々の心に深くしみこんでいます。ましてや、バチカンということになると、日本人が考えるほどの軽いものではありません。神の人間との関係は、契約にもとづくものです。これは、普段意識はしなくても、イタリア人の心の中、特に深層心理には深く刻まれているものと思います。

その総本山でもある、バチカンで一国の大臣が、多少はめをはずしたとしても、公式見解が出ていなければ、口をつぐむのが、礼儀ですし、もし、本当に無礼な行為があり、神の威光を汚すものであれば、公式に見解を発表したものと思います。

バチカン側からみれば、バチカンの公式見解を無視して、中川元大臣のご乱行なるものを書きたてた朝日新聞や、その記事を書いた記者は、神をも恐れぬ所業したのであり、これらに対しては神と人との契約は履行されないのであり、没後の永遠の命を得ることできず、永遠の業火にまみれるということになります。まあ、朝日新聞や、朝日新聞の記者の人は、地獄に落ちると最初から決まっていると思っているかもしれませんが・・・・・。

これが、宗教がらみは全くなく、普通の美術館などであれば、信憑性もあったのかもしれませんが、バチカンの公式見解がない朝日新聞の記事ますます信憑性がなくなってきましたね。無責任もいいところですね。まあ、ほとんどのイタリア人が知らないですからあまり問題にもならないのでしょうが、バチカンがらみでイタリアの閣僚などに関して同じようにバチカンの公式見解もないことを記事にすれば、きっと火をつけられるでしょうね。事実イタリアでは宗教がらみで、過去にはこのような凄惨な事件数多く起きています。だからこそ、バチカンが公式見解を出したり、取り消して名誉回復をするということは、非常に重いことなのです。昔だったら、公式見解の出し加減によって、国と国との戦争になったかもしれません。知らないということは、恐ろしいことですね。

さて、中川さん、あのモウロウ会見の直後に、このようなことを発表すれば、バッシングがより酷くなると考え、あれから少し間をおいて今回の発表ということになったのだと思います。中川さん、帰国直後に入院していますから、おそらく、そのときに血液も採取しています。今はまだ、その時期ではないですが、もう少ししてから、血液鑑定の結果を発表するかもしれません。ひょっとしたら、血中から睡眠剤の「ハルシオン」が発見されたなんていうことにもなるかもしれません。血中アルコール濃度もはっきりするでしょう。もし、そのような事実があったとしたら、無責任な報道や、陰謀などを戒めるためにも、確実に公表してもらいたいものです。

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