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2015年6月6日土曜日

【中国の本性】日中戦争2つの真実 侵略戦争ではなく人道的、道義的介入だ ―【私の論評】毛沢東は日本軍に感謝!修正された侵略戦争なる歴史の嘘を信じるべきではない(゚д゚)!


北平(北京)郊外の盧溝橋で、夜間演習中の日本軍と警備の中国軍が衝突。日本軍は
盧溝橋を完全に占拠した。盧溝橋の碑の前で万歳する日本軍=1937年7月8日

「日中戦争は、中国に対する『侵略戦争』である」とは、戦後、米国と中国、ソ連が決めつけたことである。日本の保守派にも「侵略戦争だった」と思う人は多いようだが、私はテレビの討論会で「中国内戦に対する日本の人道的、道義的介入」だと発言したことがある。

中国の歴史を振り返ると、満州人の清王朝が1644年に首都を北京に遷(うつ)してから、康煕、雍正、乾隆の3帝が約130年間、有史以来初めて人頭税を減免した。最も幸せな時代だったとも言われているが、その後、人口が急増して資源の争奪戦が激化し、自然と社会環境は悪化し続けた。

18世紀末の「白蓮教徒(びゃくれんきょうと)の乱」から、20世紀の「文化大革命」まで、中国では事実上、約180年間も内戦が続いた。「太平天国の乱」(1851年)では人口の5分の1、19世紀末の「回乱」(=イスラム教徒の蜂起)では人口の10分の1が消えた。1911年の辛亥革命後、清帝国が崩壊して中華民国の時代に入ると、内戦はさらに激化した。中華民国の評論家、林語堂の説によれば、国民党と共産党が戦った20世紀の「国共内戦」でも「3000万人が消えた」という。

日中戦争について、中国は「八年抗戦」と名付けているが、国民党と共産党のプロパガンダに振り回されてはならない。日中戦争の真実については、少なくとも以下の2つを指摘しなければならない。

(1)日本が中国内戦の泥沼に引きずり込まれてから起きた本格的戦闘は、盧溝橋事件(1937年)から、武漢陥落(38年)までの1年余に過ぎない。その後、日本の支援を得た北京政府や各政府は、中国の近代化に努めた。道路や鉄道、港湾などのインフラ建設を進め、内戦で荒廃した農村を再建し、国民を飢饉から救済した。医療・衛生環境を整備して疫病を退治した。伝統文化を保存し、学校を建設した。治安を維持し、衰亡の危機にあった中華世界を再生させた。逆に、インフラなどを破壊したのは、国民党と共産党の武装ゲリラ勢力である。
 (2)40年代に入ってからの日中戦争は、実質的には北京政府をはじめ、各政府を統合した南京、重慶、延安の3政府による、日本と米国、ソ連の代理戦争だった。日中戦争の背後で、南京政府の置かれた地域では経済と治安が非常に安定していた。戦後たった7カ月で米価が500倍近くも上がり、ハイパーインフレになって国共内戦が再燃した。中国を主軸とする代理戦争は、辛亥革命(1911年)からはじまり、戦後の国共内戦、朝鮮戦争、ベトナム、カンボジア内戦など延々と半世紀以上にもわたる。

 日中戦争が、米ソ以外に日英独も加えたアジアの代理戦争であるという20世紀の歴史を見逃しては、本質を見失ってしまう。

 ■(こう・ぶんゆう) 

【私の論評】毛沢東は日本軍に感謝!修正された侵略戦争なる歴史の嘘を信じるべきではない(゚д゚)!

上の黄文雄氏の記事、私などこれを読まなくても、まともな学者やマスコミなどでも、中国の歴史に特に現代史に詳しい人なら誰でも知っている歴史であろうと思うのですが、どうもそうではないようです。

終戦後20年以内くらいだと、国民党や、中共あたりが、いくらブロパガンだで、日本が侵略戦争をしたと、語っていても外国人などは半分それを信じたとしても、大方の日本人は所詮プロパガンダに過ぎないということを知っていたと思います。

年齢でいえば、現在90歳以上の人であれば、そんなことは周知の事実で、誰に教わるということもなく、自らの経験や伝聞で熟知していたと思います。

ところが、最近はそうでもないようです。特に1980年代くらいから、中国が体型的に組織的にそれまでより増して徹底的に反日教育を行い、対外的にも繰り返し、反日ブロバガンダを繰り返しました。

1990年代あたりからは、韓国も右にならえで、同じようなことを繰り返してきて、しかも日本国内では、これに呼応してマスコミがこれでもこれでもかと、徹底的に反日プロバガンダを続けてきたせいで、当の日本人ですら、それを信じ込むようになってしまったようです。

しかし、黄文雄氏も述べているようにそれは全く事実ではなく、修正された歴史であり、いわゆる日本だけが一方的に悪いという自虐的歴史観にすぎません。

なぜ、中韓がこのような反日プロパガンダを行わなければならないかといえば、当時から中韓は、民主化などが遅れていて、人民や国民の不満が鬱積していて、何かがあれば、爆発しそうであったからです。

それに対処するため、中韓は国の外の日本を憎い敵につくりあげ、人民や国民に対して、怒りの矛先を日本に向ける必要があったのです。

こんなことは、歴史を振り返ればすぐにも理解できることなのですが、多くの人々が自虐的歴史館に浸っている日本の現状を考えると、上の黄文雄氏の記事は、時宜を得た非常に良い記事だと思います。

このブログでも、そうした真実の歴史の一断面をとらえた、記事を過去に掲載したことがあります。その記事のリンクを以下に掲載します。
「トラは解き放てばオリに戻らない」 中国で革命起きるのは時間の問題か―【私論評】将来の中国の教科書には、「日本は、本当に正義の味方だ」と記載されるべきだ!!

この記事は、2011年のものです。詳細はこの記事をご覧いただくものとして、以下にこの記事で紹介した、毛沢東が日本軍に感謝していたという内容の、大紀元日本の元記事を引用させていただきます。
毛沢東が「日本の侵略に感謝」していた=中国政府紙が検証 
中国社会科学院近代史研究所研究員・陳鉄健氏が毛沢東について執筆した書評の一部(ネット写真)
 【大紀元日本2011年3月22日】中国共産党政権の設立者である毛沢東が、日本の侵略に感謝するような発言をしていたといううわさは、中国の民間で広く伝わっており、学術界でもかねてから論争を繰り広げていたが、これまで民間メディアが報道することはほとんどなかった。しかし、先月末に発行された上海の「文匯読書週報」に、この事実を分析する記事が掲載された。 
 同紙が掲載した中国社会科学院近代史研究所研究員・陳鉄健氏の書評「『“中間地帯”の革命』から学ぶ:中国共産党はなぜ勝ったのか」で分析している。 
「同著は『1927年と1934年に大きな失敗を犯した中国共産党がどのようにして極めて弱小な状態から徐々に成長していったのか?もともと十分強大で中国を統一していた国民党はなぜ弱小化し、瓦解してしまい、戦後の新たな情勢や条件に適応できず、最後には中共が転覆することになったのか』という質問を投げかけ、答えは明白である」と切り出す。 
 陳鉄健氏の引用した中共出版の『毛沢東外交文選』には、毛沢東が1950年代に来訪した日本人に対し、「事実、日本帝国主義は我々にとってよい手本となった。第一に、蒋介石の力を弱めてくれた。第二に、我々の共産党指導の根拠地と軍隊を発展させることになった。抗日戦争前、我々の軍隊は30万人に達していたが、自ら犯した失敗により2万人に減っていたところ、8年間の抗日戦争で、我々の軍隊は120万人に発展した。日本に我々は助けられたのではないか?」と話したとある。 
 北京市当局の機関紙「北京日報」が2008年に「毛沢東の『日本侵略に感謝』を正確に理解しよう」という文を掲載し、毛沢東がいう「感謝」は、「ライバルに感謝」のような使い方で、毛沢東の語り口の習慣と特徴であると弁明していた。しかし、陳鉄健氏はこれを認めておらず、抗日戦争史の専門家・張振鵾(こん)氏の「“感謝”は感謝である」という文を引用して反論。同文では、日本軍は国民党との正面戦場において攻撃を起こしては、国民党軍を打ち負かし、占領地を拡大していったため、毛沢東はこれに対し日本に「助けられた」と高く評価したのだと分析している。 
 陳氏は、これは毛沢東の真意の表れで、一時的な思いつきやユーモアではなく、毛沢東の「革命の功利主義」から発せられた言葉との認識を示した。
この記事で、毛沢東が日本軍に感謝していたというのは真実だと思います。実際、日本軍と戦闘をしたのは、共産党軍ではなく、現在台湾を統治している国民党の軍です。

日本が中国大陸に出兵しなければ、中華民国が今でも大陸中国を統治していたかもしれません。もしそうではなかったとしても、中華人民共和国の建国は大幅に遅れた可能性があります。

「毛沢東肖像画-2002-2-延案時期」 2002年

日本人の中には、日本が中国に侵略したなどという与太話を本気で信じている人も多いです。以上のような真実の歴史は本気で学ぶ気があれば、学ぶことはできます。無論、マスコミが流布するようなことばかり目にしているようでは、それはかないません。

今国会では、安保法制が審議されいている最中ですが、野党もマスコミも日本が侵略戦争をしたという前提で物事を考えています。そのような認識では、本当の意味で、日本の安全保証の審議などできるものではないと思います。

私は、そう思います。皆さんは、どう思われますか。

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