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2016年7月27日水曜日

【衝撃】文春と新潮がダブルで鳥越俊太郎記事を掲載 / 新潮は女性が「半ば強制的に全裸にされた」とも報道―【私の論評】鳥越氏の数々の疑惑、これでは当選しないし、したとして短期間で辞任することに(゚д゚)!

【衝撃】文春と新潮がダブルで鳥越俊太郎記事を掲載 / 新潮は女性が「半ば強制的に全裸にされた」とも報道

・未公開の情報が掲載される

2016年7月21日に発売された人気雑誌「週刊文春」が、自称ジャーナリスト鳥越俊太郎氏(76歳)の女性スキャンダル疑惑を報じ、大きな物議をかもした。かつて鳥越俊太郎氏は女子大生を別荘に連れて行き、女子大生が嫌がるなかキスをしたという内容だ。

・新たな展開が判明
その後、鳥越俊太郎事務所が週刊文春編集部に抗議文を送付する展開をみせていたが、ここにきて新たな展開が判明した。


・未公開の情報が掲載される

2016年7月28日に発売される人気雑誌「週刊新潮」に、鳥越俊太郎氏の女性スキャンダル疑惑に関する未公開の情報が掲載されるというのだ。そこには、前回の「週刊文春」には掲載されていなかった鳥越俊太郎氏と女性とのやりとりも掲載されており、衝撃的な内容になっているという。この情報を伝えてくれたメディア関係者は以下のように語る。

・メディア関係者のコメント

「確かに最新の文春と新潮に、鳥越さんの女性スキャンダル疑惑に関する記事が掲載されます。文春は選挙戦の最中に記事化した理由を細かく書いています。驚きなのが新潮です。記者が当事者の女性からダイレクトに話を聞き、鳥越さんに半ば強制的に全裸にされたとも発言しています。また、別荘以外でも鳥越さんにキスをされたとのコメントもありました。事実ではないと強く願いたいものです」

・会見を開くなど自身の言葉で説明を

鳥越俊太郎氏は人望が厚く、優しい口調とダンディーな風貌でルックスもイケメンだ。そして彼には多くのファンが存在する。鳥越俊太郎氏は一連の報道を否定し、すべてを弁護士に任せているが、事実無根であるならば、とんでもない誤報ということになる。大手出版社や新聞社が大きく報じていくなか、会見を開くなど自身の言葉で説明するべきかもしれない。


【私の論評】この数々の疑惑では当選しないし、したとして短期間で辞任することに(゚д゚)!

先週発売の「週刊文春」が報じた“女子大生淫行”疑惑記事に対し、鳥越俊太郎氏(76)は「事実無根」だとして東京地検に告訴しました。しかし、記事でも触れられていた通り、「週刊新潮」は13年前にこの件を詳しく取材していました。7月28日発売号に、当時、鳥越氏から性的関係を迫られたA子さんの証言を掲載します。

***

「文春」記事では、A子さんの夫だけが告白をしています。「週刊新潮」が、この男性とA子さんに直接接触し、話を聞いたのは2003年6月のことでした。

当時、鳥越氏が出入りする有名私大の2年生だったA子さん。アプローチが始まったのは、2002年のことだといいます

「7月の半ばくらいから、鳥越さんは毎日連絡して来て、『好きだ』って言われました。初めは冗談だと思っていましたけど……。それでも私は鳥越さんを尊敬し、憧れていました。で。この頃、食事に誘われたのですが、何の疑いもなく2人で食事をしました。その後、彼が一人で借りているマンションに行ったのです」

当時鳥越氏の振る舞いについて、「週刊新潮」は取材を進めていたが、A子さん側の「やはり、記事にしないでほしい」との強い希望で、掲載は見送りに。だが、鳥越氏が都知事候補にふさわしいかを考える判断材料として、13年前のA子さんの証言の掲載に踏み切ります。以下は、その表紙が掲載されている「週刊新潮」の表紙です。

週刊新潮 2016年 8/4 号 [雑誌]

さて、この強姦未遂事件に関しては、発生した直後から、「都市伝説"上智大学重大事件"」として語り継がれてきており、東京都内の大学関係者だと多くの人が知っていたようです。

その内容をネットから引用し以下に掲載します。
かつて、とある有名私立大学の文学部の教授が鳥越さんを招いたそうです。
その時に居合わせていた女子大学生に迫った、(或いは乱暴した)といったものです。 
そうして、この舞台となった有名私立大学が上智大学だと言われているそうです。

ここまでなら、都市伝説や噂の類と笑って済ませれるのですが…どうも、鳥越さんは上智大学から出禁を食らっているそうです。

大学から出禁を食らうのはやはり何かやらかしたからですよね…

これが、週刊誌の追っている女性問題の事なのかまた別の余罪なのかは定かではないです。 
しかし、週刊誌側はこの事を探っていたものの、当時この業界で絶大的な影響力のあった鳥越さんに握りつぶされたという噂も…

ただ、過去に途中まで調べていたのならばある程度の証拠を持っている可能性もあり、関係者や事実確認等の調べはついているのではと考えられます。
この事件は、2002年に起こったものとされています。

鳥越俊太郎さん絡みでは、いくつかの事件があります。ただし、これはどれも確証のあるものではないことを先に述べておきます。

まず最初は、その名も、「イエスの方舟事件」という事件です。この事件は、1975年ごろより活発化した一種のカルト宗教集団「イエスの方舟」が起こした事件で、募集した信者たちが教祖と共に失踪するという事件でした。



この事件では、集まった信者たちは本人の意思という事になっているのですが、信者の親族が被害届をだしマスコミが取り上げ大きな問題になりました。

この際、当時鳥越さんが勤める毎日新聞社が教祖の千石剛賢氏を匿ったとして当時の編集長、鳥越さんもろとも逮捕されそうになりました。

しかし、結局のところ、千石氏が出頭。書類送検のみで毎日新聞の人たちも誰も逮捕されませんでした。

しかしこの時、韓国籍の男の身柄を拘束。外国人登録法違反で罰金に処されたそうです。特に何もなかったと言う風に報道されましたが、実際は性的暴行や怪しい行為があった
と疑われています。

しかし、この問題は有耶無耶のまま終わりました。

毎日新聞に問題はないのか?事件関係者と韓国籍の男との繋がりは?…といったことが
一切明らかになっていません。

現在まで、公表された内容ではさしたる事件性は無かったという事ですが、本当なのでしょうか?

次に、某番組ADに鳥越氏が不倫を迫ったもの。妊娠が確認されると捨てるという結婚詐欺容疑。被害者は、泣き寝入りの後、亡くなられたとの事です。これは、2003年あたりのことだとされています。

3番目は、女子アナ川田亜子さんに関する疑惑もあります。これは、2008年のことです。

川田亜子さん
この方も鳥越俊太郎さんの唾がつけられたと噂された上に、不審な亡くなり方をし話題になりました。

車内で練炭を使ったことが判明し遺書もあったので警察は自殺としているそうです。しかし、噂によるとプライベートに問題が多数あったそうです。

その問題で報じられた元恋人のT氏が鳥越俊太郎さんの事を指しているのではないかとされています。

そのため、これも結婚詐欺ではと疑われています。しかし、一方では、川田さんには、外国人平和運動家との関係も、取りざたされています。

最後に、山口美江さんの告発があります。

山口美江さん
この方もかつて活躍された女性キャスターです。元祖バイリンギャルとしても有名でした。ちなみに、山口さんは、先の文春が報じた強姦未遂事件の舞台ともいわれている、上智大学出身です。

山口さんの、鳥越俊太郎さん達の悪行三昧を告発した「正義のジャーナリスとして世間認知されてるスケベ親父たち」という記事で話題になりました。

この真意は大方予想が付きます。彼女も被害者だったのでしょう。その後2012年、自宅で亡くなったそうですが原因は不明です。

心不全という事らしいのですが、誰一人としてその場に居合わせていないのです。故・山口美江さんは、 筑紫と鳥越を告発後、1996年に謎の引退をし、2012年に急死しています。

こうしてみると、鳥越氏は、様々な疑惑があります。無論、これは現状では噂に過ぎないものなのですが、それにしても、このような噂が多い人が、都知事に相応しいといえるのでしようか。

様々な疑惑のある鳥越俊太郎氏
もし、鳥越氏がこれらの事柄全部が、事実無根というのなら、ブログ冒頭の記事でも指摘しているように、記者会見を開いて、説明責任を果たすべきです。にもかかわらず、それをしないということは、事実無根ではないと疑われてもいたし方ないと思います。

それにしても、こんな人物を推薦する野党連合、いったいどうなっているのでしょう。都知事に推薦するというのなら、良く人物を調べるべきだし、それに、鳥越氏はもともと低級で能力のないジャーナリストであり、とても政治家などつとまる器ではありません。

野党連合の連中、特に幹部は自分たちも政治に関しては、低級で能力がないので、鳥越氏のことも見抜けないのかもしれません。それにしても、お粗末です。

鳥越氏は、知事選には確実に負けるでしょう。仮に、当選したにしても、数々の疑惑や、持ち前の能力の低さから、早期に辞めざるをえなくなることでしょう。

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2015年5月12日火曜日

アパレル業界で働く女性たちの貧困…「食費を削って服を買うコも多いのでガリガリに痩せて病気になる」―【私の論評】貧困女子をなくすには、ブラックを叩いても効果はない!叩くべきは昨年増税キャンペーンを繰り返した愚かな者共だ(゚д゚)!

アパレル業界で働く女性たちの貧困…「食費を削って服を買うコも多いのでガリガリに痩せて病気になる」

2015年5月12日 9時3分

日刊SPA!
モデルに憧れダイエットをし続けた結果、25kgという
ありえない体重になってしまった女性、「ヴァレリア・レビチン」
日本のアパレル業界の女子もこのような姿に?

  今や「単身女性の3人に1人が貧困状態にある」という調査結果もあるほど、もはやニッポンの大問題として取り上げられることも多い「女性の貧困」問題。彼女たちはいかにして貧困に沈んでいくのか。長年「貧困問題」について取材を続けてきたSPA!取材班が、「女性の貧困」問題について改めて徹底調査。世代別に彼女たちの貧困ぶりを見ると、そこにはさまざまな「共通項」が浮かび上がってきたのだった――。

ここでは、「20代女性の貧困問題」について、その壮絶な実態を一部紹介する。

◆食費を削って服を買い、薬を飲んで耐えています
~前島知美さん(仮名・28歳)/アパレル関係~

若い女性が多く働くアパレル業界。華やかに見えるが、実は低賃金で過酷な労働を強いている面がある。契約社員としてショップ店員を務める前島さんの年収はおよそ150万円。休みはほぼなく、もちろん、福利厚生など皆無だ。

「19歳のときに『カリスマ店員』に憧れて飛び込んだものの、現実は華やかな世界どころか、若いコを倒れるまで使い潰すのが当たり前のブラックな業界でした。徹夜で残業をしたり、休日出勤も当たり前なのに手当ては一切出ない。一人当たりの売上げノルマもあるのに、13万円しかない月給のなかから自腹で自分の店の服を買わないといけない。食費を削って服を買うコも多いので、ガリガリに痩せて病気になったり、みんな常に大量の薬を持ち歩いています」

同じ職場の10代の女性は劣悪な環境に耐え切れず、ストレス性の糖尿病で倒れたという。

「『アパレルには健康なスタッフはいない』というのが業界のあるあるネタです。若いコは生活苦や体を壊してどんどん辞めていく。それでもアパレルに憧れたコはどんどん入ってくるから、ブラックな体制は何も変わらない。私も数年単位でお店を転々としていますが、どこも似たりよったりで、生活は全然楽になりませんね」

時折、ふと疲れた顔を見せる彼女もまた、精神的にギリギリの状態で働いていた。

「資格を取る時間もないし、みんな目の前の仕事をこなすことしか考えられない。それに職場は10代や20歳そこそこの若いコばかりなので、法律の知識がないから辞めた後も泣き寝入りするしかない。業界もそれを知ってて利用してるはず。人を追いつめて使い潰す業界の体質そのものが、貧困女子を量産しているんだと思います」

他業種へ転職できるようなスキルも身につかず、心と体を壊せば再起するにも時間がかかる。きらびやかな世界の闇は異様に深い。

<私の未来予想図>
資格もスキルも取れない以上、結婚に逃げるしか術はないです

5/12発売の週刊SPA!に掲載されている大特集『ニッポンの大問題[女の貧困化]が止まらない!』では、上記のような「リアルすぎる実例」が世代別で続々登場。彼女たちの未来予想図にもぜひ注目してほしい。20代、30代、40代別で「女性の貧困」問題を検証していくと、「ワーキングプア」「シングルマザー」「隠れホームレス」などさまざまな問題が浮かび上がり、貧困大国ニッポンの真の姿に誰もが驚きを隠せないことだろう。

果たして、新局面を迎えた「女性の貧困」問題に我々はどう向き合えばいいのか、ぜひとも考えながら読んでいただきたい特集なのである。 <取材・文・撮影/週刊SPA!編集部>

【私の論評】貧困女子をなくすには、ブラックを叩いても効果はない!叩くべきは昨年増税キャンペーンを繰り返した愚かな者共だ(゚д゚)!

上の記事、まったく薄っぺらな内容で、ただただ、貧困女子の有り様を描くだけで、何の救いもありません。週刊誌だから仕方ないのかもしれませんが、週刊誌以外の報道でも似たり寄ったりのところがあります。

なぜ、上記のようなブラック企業のような企業がはびこるのか、その理由はあまりにもはっきりしすぎています。その根本原因はデフレです。デフレを解消しない限り、このようなブラック企業ははびこるし、他のまともな企業だって、ブラック的にならざるを得ない状況に追い込まれてしまうのです。

上の記事を見ていると、このような根本原因には全く触れず、ブラック企業、ブラック業界の内情をつぶさに報道するだけで、その根本原因や解決方法など全く解説しません。

存立の基盤を崩壊させなければ、ブラック企業ははびこり続ける

平成13年度から日本では、日銀が金融緩和に転じたため、そのまま緩和を続けていれば、今頃かなりデフレが解消され、賃金も上昇し、そもそもブラック企業の存立基盤が失われることになっていたはずです。

ご存知のように、デフレ下では、モノが売れないため、物価がじわりじわりと下がり、それに連れて賃金も下がります。そうなると、多くの人の消費意欲も減退し、さらにモノが売れないため、物価が下がり、それに連れて賃金も下がるという悪循環を繰り返すことになります。

このようなことが繰り返されると、雇用状況が悪くなり、雇用条件の悪いブラック企業のような企業が人を募集すると、仕事がないため、そのような企業でも我慢して勤める人が出てくるようになります。

この悪循環の連鎖を断つのが、金融緩和策です。金融緩和をすることにより、景気が良くなるだけではなく、雇用も改善します。雇用が改善するということは、賃金も上昇するし、日本国全体の採用枠も広がるということです。

そうなると、ブラック企業に勤めていた人も、もっと賃金や他の雇用条件が、良い企業に転職するようになるし、雇用枠が広がったことから、最初からブラック企業に勤める人もいなくなります。そうして、働き手のいなくなったブラック企業はこの世から姿を消すことになります。

平成13年4月に、日銀は異次元の包括的金融緩和に転じ、今頃は日本は、デフレから完璧に脱却するとともに、実質賃金なども上昇して、ブラック企業の存立の基盤はとうに崩されていたはずです。

この金融緩和の段階的な進行については、以前のこのブログにも以前掲載したことがあります。その記事のURLを以下に掲載します。

【日本の解き方】経済予測をことごとく外してきた面々は合理的な推測をしているのか―【私の論評】奴らは論評をしているのではない!論病に過ぎない(゚д゚)!
増税の影響がはっきり見られる
詳細は、この記事をご覧いただくものとして、この記事では、金融緩和の進行の段階を掲載しました。その部分を以下に掲載させていただきます。
1.日銀がマネタリーベースを増やす 
2.予想インフレ率が約半年かけて徐々に上昇し、実質金利が下がる 
3.消費と投資が徐々に増える 
4.外為市場で円安が起こり、徐々に輸出が増える 
5.約2年~をかけて、徐々にGDPが増え、失業率が下がり、賃金が上がり、インフレ率も上昇する。その過程で株価も上がる。
金融緩和を実施し続け、増税などというバカ真似をしなければ、今頃上の金融緩和の5段階まで進んでいたかもしれません。しかし、増税したため、金融緩和の効果は腰折れとなり、帳消しとなりこのこの段階の振り出しに戻ってしまったというのにが、昨年の状況です。

それでも、金融緩和は継続していたので、雇用情勢など、かなり改善されましたが、増税のため実質賃金は一時下がるとか、ブラック企業がはびこる状況には変わりなく、ブログ冒頭の記事のように最近でも、このような悲惨な状況がまだ続いてます。

しかし、このようなことブログ冒頭の記事では何も報道していません。日本のマスコミはなぜかブログ冒頭の記事のように、ブラック企業がはびこる真の原因について報道しません。

本当に無責任です。無責任といえば、これは何もマスコミに限ったわけではありません。

本日は、高橋洋一氏による以下のような記事をみつけました。
増税の影響「なかったこと」にしたい日銀総裁や学者 誰も口にしないお寒い現状

詳細は、この記事をご覧いただくものとして、以下に一部を引用させていただきます。

 日銀が2%のインフレ率目標達成時期について「2016年度前半ごろ」と、事実上後ろ倒しにした。その理由について、黒田東彦(はるひこ)総裁は、昨年4月の消費増税の直接的な影響について語らず、ほとんどのマスメディアも言及しない。一体なぜなのだろうか。 
 黒田総裁が「消費増税があったので需要が落ち込んだ」と言えないのは、黒田総裁自身が消費増税に積極的で、「消費増税の影響は軽微である」と言っていたからだ。実際には影響は軽微どころではなく、黒田総裁の見通しは大外れであったが、それを認められないのだ。そこまでして消費増税を進めたい黒田総裁は、日銀総裁というより、まるで古巣の財務省職員のようだ。
 マスメディアも、消費増税に賛成した大手紙などは、今さら消費増税の影響が大きかったとは言えない。だから、黒田総裁と同じ穴のムジナである。マスメディアの場合には、下手に質問して、黒田総裁の感情を害したら、その後の取材活動にも影響しかねないので質問をセーブする気持ちもあろう。
 こういう場合には、学者などの知識人が問題を指摘しなければいけない。しかし、学会でも、財政政策に関して、「消費増税の影響」という話題はさっぱり盛り上がらない。というのも、日本の代表的な一流学者を含む多くの学者が 
「影響なし」と主張していたものだから、議論にならないのだ。
一昨年は、財務省をはじめ、マスコミ、政治家、識者の多くの人たちが、増税大賛成であったため、安部総理自身は、アベノミクスを成功させるため、増税などしたくはなかったのですが、押し切られてしまい、増税を決めるしかない状況に追い込まれ、8%増税を決めてしまいました。

8%増税の影響を軽視した日銀黒田総裁

さて、ブラック企業がはびこる原因は、もうお分かりになったと思います。それは、デフレであり、デフレからの脱却を遅らせたのが、8%増税です。

そうして、これを強引に迫ったのが、大増税キャンペーンを主導した財務省であり、それに乗ったマスコミであり、日銀黒田総裁であり、政治家、似非識者どもということです。

これで、貧困女子の本当の敵は、ブラック企業ではなく、ブラック企業の存立を許してしまうような、経済状況をつくりだしてしまった、連中というわけです。

貧困女子が増える原因を作ったのは、もう一度言います。それは、大増税キャンペーンを主導した財務省であり、それに乗ったマスコミであり、日銀黒田総裁であり、政治家、似非識者どもです。

貧困女子を救うためには、ブラック企業や、ブラック業界を叩いたとしても、なくなりはしません。デフレを退治しなければなりません。デフレを退治するために、またぞろ、増税などと言い出す輩を徹底的に糾弾して粉砕してしまわなければなりません。

貧困女子をなくすには、ブラック企業・業界を叩いても効果はありません。叩くべきは昨年増税キャンペーンを繰り返した愚かな者共です。

私は、そう思います。皆さんは、どう思われますか?

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以下に、最近の貧困女子の驚くべき実態をあらわした書籍をセレクトしました。ただし、これらの書籍も、貧困女子が発生する真の要因については述べていません。

貧困女子が生まれる原因は、デフレであることを念頭に置いて読まれることを希望します。


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2014年7月14日月曜日

若い世代「幸福度」低め 女性より男性さらに低く ―【私の論評】ちょっ待ってくれ、若い世代が「幸福度」低めなのはあたり前ではないかい?日本は、過去15年以上もデフレのど真ん中でありそれが不幸の最大の原因だから(゚д゚)!

若い世代「幸福度」低め 女性より男性さらに低く 

デフレ下では若者の幸福度が低いのはあたり前ではないか?

高齢者に比べて若い世代の「幸福度」は低め――。厚生労働省が20~80代の男女を対象にした健康意識に関する調査で、こんな傾向が明らかになった。仕事や職場の人付き合いに悩みがある人の方が幸せを感じておらず、厚労省は「仕事上のストレスが現役世代の幸福度を押し下げている」と分析している。

今年2月、全国の20~80代の男女5千人からインターネットで回答を得た。調査結果は8月ごろの閣議に報告する2014年版の厚生労働白書に盛り込まれる。

自分がどの程度幸せかを10点満点で尋ねたところ、平均は6.38点。世代別では、65歳以上は6.92点だったが、40~64歳は6.25点、20~39歳は6.03点と若い世代ほど低かった。性別でも差があり、女性全体の6.62点に対し、男性全体は6.12点だった。

この記事の続きはこちらから(゚д゚)!

【私の論評】ちょっ待ってくれ、若い世代が「幸福度」低めなのはあたり前ではないかい?日本は、過去15年以上もデフレのど真ん中でありそれが不幸の最大の原因だから(゚д゚)!

上の記事、重要な視点をすっかり忘れています。それは、この日本は長年デフレが続いているということです。もう15年以上もデフレが続いています。確かに、アベノミクスの包括的金融緩和によって、景気は回復しつつあります。

ただし、今年の増税により、33年一回というくらいの水準で5月にはかなり消費が落ち込みました。日本は、まだまだデフレからは脱却できていません。

デフレという状況は、現在はともかく過去においては諸外国では珍しい状況でした。だから、多くの人々はデフレの状況を知りません。欧米における長期デフレといえば、金融恐慌のときです。あの金融恐慌の原因は、様々に憶測されていましたが、1990年台の研究により、今ではデフレということがはっきり解明されています。

だから、直接経験した人はもうほとんど生存しておらず、たとえかろうじて生存していたとしても物心のついていない時の話であり、多くの人達にとって伝承によるものでしかありません。

しかし、その伝承においても様々な艱難辛苦に悩まされたという事実が継承されています。世界恐慌は、深刻なデフレであり、このような過去の話からもデフレにおいては、多くの人々が幸せを感じるなどということはないということが理解できます。

ちなみに、NHKで過去に放映された「大草原の小さな家」は、大恐慌すなわち、深刻なデフレの時に、父親が投資に失敗して、生きるために田舎暮らしをはじめたインガルス一家の、一人の女の子を主人公とした物語です。

「大草原の我が家」のインガルス一家
あの物語は、単なる開拓者精神の物語のようにも受け取られていますが、現実はそうではありません。深刻なデフレによって、都会暮らしができなくなった一家が田舎暮らしを余儀なくされ、それでも健気に生きていくという、大恐慌にもめげず、創意と工夫で生きたあの時代のモニュメント的な作品なのです。

あの番組がアメリカでも評判になっていたのは、深刻のデフレ時代の先人の苦労が各々の家庭にも伝承されており、それが共感を読んだためでもあります。

日本は、その頃は貧乏ではありましたが、それにしても、世界恐慌により甚大な影響を受けていたのはほんの短い期間であり、第二次世界大戦前には、高橋是清のりフレ政策によって、完璧にデフレから脱していました。アメリカが本格的にデフレから脱客したのは、第二次世界大戦突入からしばらくしてからでした。

このような事情を知らない多くの日本人は、「大草原の小さな家」を単なる開拓者精神や、のどかな田舎の牧歌的な生活の物語と思っているようです。

欧米でも、デフレのときは、何をやってもうまくはいきませんでした。雇用が悪化、賃金が下がり、特に若者にとっては将来に夢や希望を持てない時代でした。何かを是正すると他の何かが駄目になるという状況で閉塞感にさいなまされました。

デフレにおいては、物の値段が下がり、賃金が下がり、雇用が悪化します。しかし、デフレにおいては、急激に物価が下がったりせず、じわじわと下がっていきます。それは、最大でも年率では2%くらいです。インフレでもハイパーインフレだと、年間で者の値段が2倍とか、10倍、場合によっては100倍にもなって、誰の目にも明らかに理解できます。

ハイパーインフレに見舞われたジンバブエ、少しの買い物をするにも、こんなにお金の
持ちあせがないとできなくなった。デフレはじわじわ進むため、多くの人が認識できない。

しかし、デフレは、じわりじわりとやってきますので、多くの人々が認識できないうちに、だんだと悪くなっていきます。実際、そういうこともあって世界恐慌の真の原因がデフレであったこともなかなかそれが解明されず、はっきり解明されたのは、1990年台のことです。これが、解明される前には、それこそ、ユダヤ陰謀説とか、アメリカ陰謀説その他、妙ちくりんな様々な説が流布されていました。

今の日本も似たような状況になっています。日本は、世界恐慌のとき(日本では昭和恐慌)に、高橋是清のりフレ政策によって、素早くデフレ状況から脱却しました。しかし、この当時はケインズの理論(金融政策ならびに財政政策)も世にでておらず、高橋是清の良識によって、事が進められました。だから、今でも、日本では高橋是清の経済対策の本質や、世界でもっともデフレから脱却したという事実があまり継承されていません。

高橋是清

今となっては、このようなことよりも、日本が日米戦争に巻き込まれ、原爆を投下され、歴史上初めて他国に屈服したという記憶のほうがかなり生々しくインパクトがあり、忘れされらているのだと思います。

だからこそ、私たちの日本は、やすやすとデフレの罠にはまり、長期間抜け出すことができなくなったのだと思います。

だからこそ、私たちは、今一度欧米の金融恐慌の時代を振り返り、デフレ下においては特に若い世代の幸福度が低いことは当然であり、これを解消するには、まずは何をさておいても、デフレ脱却であるとの認識を深める必要があります。

デフレ下においては、物価が下がり、賃金が下がり、そうして雇用情勢が悪化するのは当然です。しかし、それだけではありません。日本の経済が悪化し、様々な方面に悪影響を及ぼしていきます。

若い世代の幸福度を低くする真の原因はデフレですが、この真の原因によって、様々な問題が発生します。

賃金の問題、雇用の問題、これらによる先行き不安、企業の投資意欲の減退によって、もたらされる、雇用減以外の職場環境の問題などもあります。税収が減って、社会福祉に回す原資が少なくなります。また、日本だけがデフレで、他国はそうでなければ、円高傾向になり、これらが悪影響を及ぼします。こんなことから、多くの人々が将来に絶望します。

ダイエットに成功した人の写真デフレの害はダイエットの害などと次元が異なる(゚д゚)!


こうしたもろもろの問題が、10個程あったとして、デフレから脱却すれば、少なくとも5個から6個位は自動的に解消します。他の5個から4個の問題に関しては、デフレが解消したからといって、すぐには解消しないかもしれません。

しかし、解消の糸口くらいはつかめるようになります。しかし、デフレから解消できなければ、この10個の問題すべてが解消の糸口さえつかめなくなります。

こんなときに、デフレという大きな問題にとりくまず、個人の問題や企業の問題はては、企業の中の部署や個人の問題に帰したり、政府の問題に帰したり、地方自治体のせいにして、これらのいずれを是正したとしても、また何かが駄目になるだけです。

まずは、デフレを解消しなければ何も始まりません。

そうして、実際に日本は、昨年から日銀が異次元の包括的金融緩和を行いました。その後、皆さんもご存知のように、経済指標などが良くなりつつありました。

しかし、今年5月には、消費が低迷し、その低迷ぶりは、33年に一度の悪さでした。やはり、増税は景気に深刻な影響を与えそうです。これに関しては、このブログでも掲載しましたので、その記事のURLを掲載します。
過去33年でワースト2!消費税増税がもたらした急激な消費落ち込みに政府は手を打てるか―【私の論評】総白痴化した支配層にはこんな自明の理も理解できなくなっている!中華や財務省・マスコミの陰謀があったにしても酷すぎ・・・!しかし、希望はある(゚д゚)!

詳細は、この記事をご覧いただくものとし、やはり増税後の5月の経済指標はかなり悪いです。前2回の増税後の落ち込みよりもかなり落ち込んでおり、これは、33年に一度あるかないかの水準です。
若い世代の幸福度をあげるのはデフレ解消が最優先
やはり、デフレ下の増税はデフレ脱却を遠のかせるものであり、禁じ手と言っても良いくらいの愚策だと思います。

若い世代の幸福度をあげるためにも、特に来年の10%増税は、絶対にさせるべきではありません。デフレ脱却ための、金融緩和政策は、十分行なわれています。しかし、デフレ脱却のための、財政政策は行なわれるどころか、増税という緊縮財政をやってしまったという体たらくです。

来年からの10%増税は絶対に阻止して、公共工事の供給制約のある現在は、積極財政としして減税、給付を大々的に行うべきです。

そうして、一刻もはやくデフレから脱却し、若い世代の幸福度をあげるべきです。若い世代の幸福度があがれば、この国は将来性のある国に生まれ変わり、他の世代にとっても良いことです。

私は、そう思います。皆さんは、どう思われますか?

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2013年12月20日金曜日

【メディアの嘘を見抜け】そこまでだ!人口減少デフレ論者め―【私の論評】風船と女性のボディーで一発でわかる、デフレとインフレ!日本ではカタカナで論旨を曖昧にする輩は中国スパイ!日本がデフレから脱却するということは中国がまともな国になるための一里塚(゚д゚)!

【メディアの嘘を見抜け】そこまでだ!人口減少デフレ論者め[桜H24/9/5]

ニコ動で、上念しの動画がまた良く見られているようです。そのURLを以下に掲載します。

http://www.nicovideo.jp/watch/so18805369

元の動画はこちらです。


世に溢れる「経済ニュースの嘘」を暴露していく上念司の『メディアの嘘を見抜け!』。­この動画では、日本を長期デフレ不況に導いた最大のデタラメ理論『人口減少デフレ論』と、そ­れを追認する日銀の馬鹿さ加減を暴いています。

【私の論評】風船と女性のボディーで一発でわかる、デフレとインフレ!日本ではカタカナで論旨を曖昧にする輩は中国スパイ!日本がデフレから脱却するということは中国がまともな国になるための一里塚(゚д゚)!

上の動画、私は無論昨年リリースされたとき、見たのですが、見たときには、あまりにも当たり前のように思われたので、このブログに掲載はしませんでした。しかし、今頃になって、ニコ動で人気が急上昇中です。そのため、このブログでも紹介させていただくこととしました。

ところで、デフレの日本語訳などご存知でしょうか?これに関しては、wikipediaなどご覧いただければすぐにわかります。以下にwikipediaからデフレの概要のみをコピペさせていただきます。
デフレーション(英: Deflation)とは、物価が持続的に下落していく経済現象を指す。略してデフレとも呼ぶ。日本語では通貨収縮。対義語に物価が持続的に上昇していく現象を指すインフレーション (英: Inflation) がある。  
経済学者の吉川洋は、2002年に「デフレは解決すべき問題であるということは、経済学者・エコノミストで全員一致している」と指摘している。 
経済全体で見た需要と供給のバランスが崩れること、すなわち総需要が総供給を下回ることが主たる原因である。貨幣的要因(マネーサプライ減少)も需給ギャップをもたらしデフレへつながる。物価の下落は同時に貨幣価値の上昇も意味する。なお、株式や債券、不動産など資産価格の下落は通常デフレーションの概念に含まない(参考:物価) 
19世紀の産業革命の進展期においてはデフレは恒常的な通貨問題であり、金本位の退蔵(グレシャムの法則)に見られる貨幣選好やインフレ抑止のための不胎化政策、技術革新による供給能力の飛躍的な進展がデフレをもたらしていた。ケインズ政策や管理通貨制度が普及した後はインフレーションに比して圧倒的に少ない。ジョン・メイナード・ケインズは、ハイパーインフレを除けば、インフレよりもデフレの方が害が大きいと述べている。その理由は世界経済が低迷している中で、富裕層に損をさせるよりも経済的弱者の失業を促進させる方が経済へのダメージが大きいからである。
上記にも示されているように、デフレーションの日本語訳は、金融の用語としては、通貨収縮です。通貨収縮といえば、まさか通貨である紙幣や、貨幣が自動的に大きさが小さくなるなどという話ではなく、流通量が減るという意味であることは、金融に関して特に知識がなくても、なんとなく理解できると思います。

デフレーションの反対語は、インフレーションです。インフレーションの金融用語としての日本語訳は、通貨膨張です。これも、紙幣や貨幣が、自動的に大きさが膨れることを意味するのではなく、流通量が増えるという意味であることは、金融に関して特に知識がなくても、なんとなく理解できると思います。


通貨収縮、通貨膨張という日本語を使って考えれば、「デフレ人口減説」などが入り込む余地などありません。あくまで、通貨の問題であることがわかります。日本では、昔から外国語を日本語に取り入れ、それを活用してきました。インフレ、デフレなどという言葉も、日本語を用いていていれば、「人口減」などと関連付けるなどいう意味不明なことは生じなかったと思います。

それにしても、デフレは、通貨収縮であり、デフレの要因は、通貨の流通量が本来のあるべき水準からすれば、足りていないというだけです。本当に、それだけであり、それ以外に全く理由はありません。このことに関して、やたら難しくして、マクロ金融も、ミクロ金融をごちゃまぜにして、わけのわからないことをほざく愚者がいっぱいこの世に存在しますが、そんなことは一切信じる必要はありません。



酷い人になると、デフレの要因を、人口減とか、経済発展とか、福祉や、日本人のやる気とか、貿易とか、能力とか、為替とか様々なことと結びつけ、挙句の果ては構造問題と結びつけ、あたかも日本がデフレから脱却することはかなり困難であるかのように吹聴する人もいますが、これらは全く論外です。

デフレを克服する唯一の方法は、金融緩和をすることです。それ以外に方法はありません。その他のことをしても考えてもまったく無駄です。だからこそ、日銀は黒田体制になってから、異次元と呼ばれる包括的金融緩和を実施しています。金融緩和とはいっても、様々な方法がありますが、まずはこれをしないで、様々ことを実施しても、金融収縮から脱却することはできません。

金融緩和とは、中央銀行が景気を刺激するためにとる政策です。短期金利の誘導目標(政策金利)を引き下げ、市中への資金供給量を増やす。これにより中長期金利も低下し、企業や家計への融資が拡大したり、株価・為替相場などが変動したりすることによって、経済の活性化が促されます。この反意語が、金融引き締めです。

短期名目金利が0パーセント近くまで低下し、政策金利の引き下げによる金融緩和が困難な場合には、量的緩和や信用緩和などの非伝統的金融政策が導入されることもあります。

こんな当たり前のことが、インフレーションとか、デフレーションの本来の意味を曖昧にさせ、国民を欺くことによって、実行されてこなかっただけです。

インフレーションは、英語では、inflationです。これは、金融用語以外の意味では、「膨らますこと、空気を入れること」という意味があります。

デフレーションは、「収縮すること、空気を抜くこと<」という意味があります。

風船を思い浮かべていただければ良くわかります。


上の画像は、スーパーマンのコスプレ衣装なのですが、衣装部分が風船となっていて、右の写真のようにパンパンに膨れ上がらせることが可能です。写真の左の状況が、英語いうところの、デフレーションです。写真右の状況が、インフレーションです。欧米人は、貨幣にこの言葉を用いることで、通貨収縮、通貨膨張の概念を理解しているということです。

現在の日本は、デフレで丁度写真の左のような状態です。右の写真のような状態、ハイパーインフレと呼ばれるかもしれません。おそらく、このコスプレでいえば、左と右の中間あたりの、皺がない程度に膨らんでいる状況が良いのだと思います。

もっと判りやすく女性の体にたとえれば、今の日本は丁度下の写真のようなものです。

女性の皮下脂肪を日本国の貨幣流通量と考えると、日本は過去20年間も金融引き締め(ダイエット)をやり続けてきたので、今皮下脂肪を増やしてもすぐに普通の体にはなりません。まだまだ下の写真のような状況です。


あまりに、金融引き締め(ダイエット)を長年にわたってやり続けたので、筋肉も落ちたような状態になっています。このような体であれば、何かすればすぐに体力は限界にまで達するので、激しい運動などできません。そんなことをすればすぐに疲れてしまいます。それと、もう一ついうと、これだけ皮下脂肪がないと、服で全体を覆っている場合は良いのですが、体が少しでも露出してしまうと、やせすぎで全く魅力がありません。

今の日本も全くそのような状態です。このような状況は、良いはずがありません。もっと皮下脂肪を増やす必要があります。しかし、かといって、実はこのモデルもそうなように、皮下脂肪を増やそうと思えば、いくらでも増やすことが可能なのです。食べ物(お金)を増やそうとすれば、いくらでも増やせるのに、過去何十年にわたって、丁度モデルが食べ物を食べることをいやがるように、国内にお金をが増えるのを嫌がったために、日本はデフレになったのです。

しかし、だからといって金融緩和を長期間続けていれば、下の写真のように今度は皮下脂肪が多くなりすぎ、肥満状況になります。そうすると、今度は高血圧や、糖尿病などの危険にさらされるわけです。これが、悪性インフレというやつです。


肥満状況になってしまえば、今度は健康にも良くないですし、過ぎたるは及ばざるが如しの例のように、これでは皮下脂肪が多すぎです。

こんなことにならないためには、皮下脂肪を増やすにしても、目標を持って適度なところに皮下脂肪を持っていく必要があります。そのような目標を持った皮下脂肪の例としてアスリートの皮下脂肪が最もわかりやすいです。

ビーチバレーの鈴木選手 適度な皮下脂肪が!
金融政策でも同じことです。今の日本は、あまりに長い間デフレが続いたので、金融緩和をしたからといって、すぐにハイパーインフレとなることはありません。最初のうちはやりすぎても、ほとんど問題はありません。しかし、長期間にわたってあまりやりすぎると、ハイパーインフレになってしまうのも事実です。だから、そうならないために、物価目標2%としているわけです。これが、女性の体でいえば、アスリートのような皮下脂肪にあたり、あまり増えすぎることもなく、丁度良いバランスの良い状態なのです。

それにしても、こんな単純なことも理解されず、長い間日本は何かといえば、金融引き締めばかりしてきた結果長期のデフレになってしまったというわけです。そうして、今の日銀は、何とか先のコスプレ衣装に空気を入れて膨らませようと努力しているようなものです。しかし、まだまだデフレは続いており、まだこの写真のやせすぎの女性と、太りすぎの女性の中間あたりのアスリートのような膨らみには達していないのです。

もう、デフレに関して出鱈目、奇妙奇天烈なトンデモ理論を語る輩は、信用すべきではありません。こんな奴らは、馬鹿かスパイのいずれかです。

それにしても、来年の4月から増税をすれば、景気の回復は一時遅れるのは当然のことです。しかし、そのような状況をみて、過去においては「デフレ人口減説」をまことしやかに語ってきた連中が、また、新たな手法で、金融緩和は失敗だとか、金融緩和によって日本はデフレから脱却できないなどと、奇妙奇天烈な論法でアベノミクス、包括的金融緩和をやめさせようとします。

そうして、こんな輩の背後には、中国がついていることは言うまでもありません。金をもらったとか、女などを抱かさるなどして弱みを握られているような連中だけです。こんなことをする連中で、まともなのは利口な連中ですが、そうでない連中はただの愚鈍な馬鹿です。それは、日本が包括的金融緩和をやめてしまえば、誰が最も得をするのかを考えればわかることです。日本が、デフレになれば、最も得をするのは中国です。


デフレを克服する手段が金融緩和しかないことははっきりしています。金融緩和の効果がすぐにでなかったからといって、すぐに金融引き締めをしてしまえば、過去の20年と同じとなり、失われた20年が40年になるだけです。こんなことだけは、絶対にさせてはなりません。効果がないように見えても、2年、3年、5年それでも駄目なら10年間も金融緩和を続ければ、必ず日本はデフレから脱却します。日本がデフレから脱却するということは、完璧に中国の影響力から抜け出ることです。そうして、中国がまともな国になるための最初の一里塚です。

もうそのことに、日本のメディアも覚醒するべきときです。これからも、馬鹿、間抜け、売国奴どもが、対日勝利のためのプロバガンダに精を出すでしょうが、日本の国民はそこまで馬鹿ではありません。日本がデフレから完璧に脱却すれば、中国の現体制は必ず崩れます。その日を確実に迎えるためにも、愚かな者共の戯言には騙されないことです。

私は、そう思います。皆さんは、どう思われますか?

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2013年5月27日月曜日

「解放者」米兵、ノルマンディー住民にとっては「女性に飢えた荒くれ者」―【私の論評】 どこの国でも、現在でもある問題、日本としては日本だけが異常で残忍などという誤った歴史認識を認めるべきではない(゚д゚)!

「解放者」米兵、ノルマンディー住民にとっては「女性に飢えた荒くれ者」

ノルマンディー上陸作戦
【5月27日 AFP】(一部更新)第2次世界大戦(World War II)中の仏ノルマンディー(Normandy)上陸作戦に参加した米軍兵士たちは、フランスをナチスドイツ(Nazi)から解放した勇敢な英雄として描かれてきた。そうした「若いハンサムな米兵さん」のイメージに隠された負の側面を明らかにした研究書が来月、米国で出版される。

6月に刊行予定の「What Soldiers Do: Sex and the American GI in World War II France(兵士らは何をしたのか:第2次世界大戦中のフランスにおける性と米兵」は、米ウィスコンシン大学(University of Wisconsin)のメアリー・ルイーズ・ロバーツ(Mary Louise Roberts)教授(歴史学)が、米仏で膨大な量の第2次大戦中の資料を研究してまとめた著作だ。

研究の趣旨についてロバーツ教授は、「GI(進駐軍兵士)はたくましい男で、常に正義に基づいて行動するとの典型的な『GI神話』の偽りを暴き出すことだった」と、AFPに語った。教授によると、米軍では当時「フランス人に対して優位に立つ」手段として性欲、買春、レイプが取り入れられていたという。

・・・・・・・・・・・・・・・・<中略>・・・・・・・・・・・・・・・・

■フランスは「売春宿」、口説き文句も紹介――米誌プロパガンダ

ロバーツ教授は、当時の米兵が勇気ある青年たちであり、その勇敢で英雄的な行為がフランスから感謝されている事実についても忘れずに触れている。一方で、米軍が未知の国で戦う若者たちを鼓舞する即効策として、意図的に米兵たちの性欲に訴えかけるプロパガンダを行ったとみられる点も指摘している。

例えば、写真ジャーナリズムの草分けである米誌「ライフ(Life)」は、フランスを「快楽主義者4000万人が住む巨大な売春宿」と表現した。また、米軍機関紙「星条旗新聞(Stars and Stripes)」は、フランス女性を口説くためのフランス語フレーズを連載。「きみ、とても可愛いね」「たばこをあげようか」「ご両親は今、家にいるの?」といった会話の糸口を紹介していた。

ロバーツ教授は「米兵の性欲は、いったん火が付くと手が付けられなかった」と記している。

さらにロバーツ教授の著書は、当時レイプ事件で訴えられた米兵は、黒人兵士が圧倒的に多かった事実にも踏み込んでいる。1944年10月の資料によれば、米兵が絡んだ強姦事件152件のうち130件で黒人兵が訴えられている。これについてロバーツ教授は、米軍内の根深い差別を示していると指摘した。フランス人も、すぐに黒人米兵を指さして非難するようになったという。

■人類の経験として捉え直す

ノルマンディー上陸作戦から約70年たった今、同書を出版する理由についてロバーツ教授は、歴史を書き換えたいわけではなく、「フランス側から見た実態」を明らかにすることによって、ただの「空虚な英雄譚(たん)」にとどまらない「人類の経験の1つ」としてノルマンディー上陸作戦を捉え直すのが目的だと説明している。

【私の論評】 どこの国でも、現在でもある問題、日本としては日本だけが異常で残忍などという誤った歴史認識を認めるべきではない(゚д゚)!


ノルマンディー上陸作戦というと、私が思い出すのは、映画「プライベート・ライアン」(上動画)です。激越な戦闘で、多くの人が亡くなっていく様が、非常にドライに描かれていました。このような極度の緊張状態におかれた兵士たちの姿が見事に描かれていました。同じ映画でもジョン・ウェインがでていた、「史上最大の作戦」よりは、かなりリアルでした。


あるいは、テレビ番組「バンド・オブ・ブラザーズ」 を思い出します。これも、非常にリアルで、その場に自分がいたら、気が狂いそうになるのが当たり前だと思います。だから、上の記事で、負の側面があったことなど、容易に想像がつきます。だから、上の記事が事実であったとしても、現場で命を賭して戦った兵士達自身を責める気持ちにはなれません。無論、それを許容するというのではありませんが、さりとて、真っ向から非難することはできません。

両方の映画・テレビとも、いわゆる性の話は、全くといって良いほどでてきませんでした。そうして、それは当然のことでもあると思います。自分達の国のために、命をかけて戦った兵士たち、しかもほとんどが職業軍人ではない普通の人たちを誰もが、愛おしく思い、彼らの思い出に泥を塗りたくないからです。しかしながら、上の記事では、それらを敢えて白日の元に晒そうというわけです。

米軍が未知の国で戦う若者たちを鼓舞する即効策として、意図的に米兵たちの性欲に訴えかけるプロパガンダを行ったなどということが事実であれば、とんでもないことです。これが、本当なら、日本で現在問題になっている根も葉もない「従軍慰安の強制」と同等か、それ以上の大問題です。

また、黒人のことも触れられていましたが、この時代には、あからさまな人種差別があり白人よりも緊張状態にあったことも事実です。さらに、黒人は、相対的に白人よりは、危ない任務につけられていたとされる事実もあるようです。このあたりも、明白すべきと思います。

そうして、これは古い時代の話というわけではありません。現在のアメリカ軍にも同じようなことがあります。それについては、このブログの過去の記事に掲載していました。その記事のURLを以下に掲載します。
日本人の思考力を奪っているのは平和主義ではないだろうか―【私の論評】従軍慰安婦問題でも何でも最悪の事態を考えておくという基本中の基本を忘れた多くのニッポン人!!日本人に戻るには武士道精神の復興が必要だ!! 
 詳細はこの記事をご覧いただくものとして、以下に一部分をコピペさせていただきます。
   フィリピンや韓国、タイをはじめとする様々な国に置かれた米軍基地の周囲では、以前から軍事買春が行われてきた。けれども、米軍がムスリム圏諸国の多くに派遣されはじめてから、米軍兵士の買春をこれまでのようにオープンにしておくことはできなくなった。湾岸戦争で、アフガン戦争で、そしてイラク戦争で、米軍派遣は、中東地域における買春と女性の人身売買を新たに活気づかせている。

   もう一つの大きな変化は、米軍が私営契約企業に依存していることである。契約要員の数は今や米軍兵士の数を超えている。人々は、米国の戦闘地域でこうした契約要員がどのような役割を果たしているかに注目し始めている。しかしながら、私企業契約要員が軍の買春の性質をどのように変えているかについてはさほど注目が集まっていない。最もよく知られた例としては、ディンコープ社の社員がボスニアで女性の人身売買を行い捕まった出来事がある。そして、いくつかの兆候は、イラクでも似通った行為が行われていることを示唆している。

    私は、イラクやアフガニスタン、アラブ首長国連邦をはじめとするムスリム諸国で、契約私企業要員が軍による性的搾取を可能にしているかどうかを調査している。私の研究は、米国が軍事目的で女性を性的に搾取するパターンに新たなものが見られるかどうか、そして米軍兵士たちがムスリム諸国に駐留し始めてから制度化された買春がどう変化したかを調べることにある。とりわけ私は、私企業要員が地元女性に対する買春を促すために果たしている役割、そして料理人やメイド、事務職員という名目の陰に隠れて米軍の戦闘地域に外国の女性を連れてくるために果たしている役割に関心を持っている。
 この問題については、今月もアメリカの軍隊で、あったばかりのことです。それに関する動画を以下に掲載します。



アメリカ空軍内で性暴力防止部門トップ、クリンスキー中佐の性的暴力が発覚し、逮捕さ
­れました。クリンスキー中佐は保釈後に停職処分を受けましたが、政府と議会はこの事態を収拾す­ることはできませんでした。ヘーゲル国防長官は軍内部での性的暴行が隠ぺいされやすいと事実を­認めました。この事態にオバマ大統領は厳しい体制で対処すると述べています。

アメリカ軍による、売春については、終戦直後の日本でもあったことでしす、 ヨーロッパでもあったし、アメリカが派兵している世界各地でもあります。これは、何もアメリカに限ったことではなく、昔から世界各国であったことであり、売春というシステムにより、それこそ、アメリカ軍がノルマンディー上陸のときに上の記事で、掲載されていたような暴力を防止するという意味で合法的に実施していることです。

そうして、日本も戦争中にはあったということです。しかし、この事自体で日本を責めるということは全くの間違いです。それは、はっきりしています。当時の日本では、いわゆる売春婦を強制的に集めたという事実はありません。それは、歴史的に明白なことです。もしそういうことがあったというのならそのような主張する人は伝聞ではなく、きちんとした物的証拠をあげるべきです。しかし、そのようなはでてきていませんし、これかも出てくることはないでしょう。

このことに関しては日本は、これからも絶対に譲るべきではありません。 強制などというとんでもなデマはどこまでも排除すべきです。

そうして、戦争ということになれば、このようなことは、必ず起きるとみるべきです。これは、誰も否定しないと思います。否定する人間は、はっきりいえば、単なる偽善者です。世の中綺麗事ではすみません。過去の日本軍をはじめとする、世界各国の軍隊のように、そうして、現在の米軍のように、きちんと、それに対処するシステムをつくっておくべきです。ブログの冒頭の記事のような、不幸な自体を防ぐためそうすべきです。

これは、危機管理システムの一つとみなすべきです。日本の軍隊が過去にそのような危機管理システムを持っていた事自体は、問題ではないと思います。そのシステムを構築するため、女性を無理やり売春婦にしたというのなら問題ですが、そのような事実はありません。それよりも、そこに危機があるのに、綺麗事や危機があるのを認めず何も対処しないことのほうが、もっと危険です。そう思うのは、私だけでしょうか?皆さんは、どう思われますか?

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2012年5月19日土曜日

女性による女性のための“チーズとよく合う日本酒”―【私の論評】本命は、女子会ではなくて、若い男性か?

女性による女性のための“チーズとよく合う日本酒”


そんなに詳しいわけではないのだけど、ワインにはチョコや生ハムが合う気がするし、焼酎には肉料理や炒め物が合う気がする。あくまで、個人的な意見ですよ?

そして日本酒には……。やっぱり梅干しとか和食なんじゃないかと思っていたが、どうやらこんな日本酒もあるようだ。兵庫県の「小西酒造」が開発したのは、その名も『チーズとよく合うお酒』。
狙いとコンセプトがそのまま商品名に反映されたこのお酒は、同社の女性スタッフのみで製作されたそうだ。

「当社内には、女性スタッフのみで構成された『酒ガール☆PJ(シュガールプロジェクト)』なるプロジェクトがあります。彼女らがマーケティング部の女性をはじめ、社内の女性の意見を聞きながら開発を担当いたしました」(同社・担当者)

酒ガール☆PJのfacebookカバー写真
「社内での聞き込みの結果、女性向けのお酒はどうも甘過ぎたり、本当に女性が手に取りたいものと違うのではないかという疑問が露わとなりました。このような状況から『自分達が手に取りたいものを開発したい!』と考えるようになったんです」(担当者)




では、何がどうなって「チーズとよく合う」なのか?
「日本酒とチーズは共に発酵食品であり、元から味の相乗効果を生み出す組み合わせではありました。当社独自の工夫としましては、2種類のこうじを組み合わせて酸味に特徴を出し、日本酒に含まれるアミノ酸の生成を抑えたことで、“チーズに合う飲み口の良さ”や“喉越しのさわやかさ”、“キレのある甘い味わい”を生み出すことに成功しております」(担当者)

なるほど。そしてもう一つ、肝心なことを聞きたい。結局、この『チーズとよく合うお酒』はどんな味がするのだろう?

「キレのある甘口です。白ワインは酸味が始めに広がりますが、このお酒は甘味が口に広がり、最後に酸味がきりりと引き締めます。その酸味もクエン酸が多く、爽やかな酸味です(グレープフルーツなど柑橘系の酸味)」(担当者)



こうして、「チーズとよく合う」は形となった。また、チーズ以外にもサーモンマリネなどのフレンチイタリアンや生姜醤油、わさびを効かせた和食とも相性が良いそうだ。

そんな、この『チーズとよく合うお酒』が発売されたのは2月24日。発売から約3カ月となっているが、その人気ぶりは予想をはるかに上回っている。



「最初は『1ヶ月で1000本ぐらい売れれば……』と3500本を製造したのですが、反響は予想以上でした。現在は仕込みを3倍に増やし対応しておりますが、まだ品薄の状態です』(担当者)
そしてやはり、女性を中心に人気を博しているとのこと。具体的には「飲みやすい」、「チーズと合わせると味が変わる」、「これ日本酒? ワインみたい!」といった声が寄せられている模様。

現在は同社が運営する「長寿蔵オンラインショップ」等で、この『チーズとよく合うお酒』は販売されている。価格は、税込み498円(ワンコイン!)。



確かに「チーズを摘まみながらお酒をグイッとやって、DVDを観ながら眠りにつく」というシチュエーションは至福である。それも、日本酒で。

女性じゃないけど、私も個人的に入手していいですか?

この記事の詳細はこちから!!

【私の論評】本命は、女子会ではなくて、若い男性か?

清酒そのものの売り上げは、どう推移してきたかというと、売上数量では、以下の画像の通りです。昭和中期(30年代)が一番売れていて、そのご若干の上下はあるもののどんどん下がっています。昭和20年代に戻っています。


では、他の種類の売上数量は、どうかといえば、まずはワインは以下のようになります。2010年には、日本初のソムリエも登場したためか、ワインブームがおこっています。ワインブームが去ってから、数量は、減っていますが、それでもある程度は、従来よりは、維持しています。


では、ビールの売上数量はどうかといえば、以下のようになっています。ビールは、平成6年を頂点にどんどん減っています。


他のウィスキーなどの酒類もありますが、それも加えた、酒類全部の売上数量はどのような推移をたどっているかといえば、以下のようになっています。


酒類全体でも、平成11年あたりをピークとして下がっていることがわかります。

このような、酒類の売れ行きをみると、何か変化を起こさなければ、酒造メーカとして、先行き不安ということで、最近いろいろな製品が開発されているのだと思います。特に、清酒は落ち込みが激しく、売れる清酒をつくりだすことは、酒造メーカーの至上命題なのだと思います。

その、一環として、上の記事の商品も開発されたのだと思います。ただし、上の記事をみていて、非常に気になったことがあります。それは、開発担当者による「最初は『1ヶ月で1000本ぐらい売れれば……』と3500本を製造したのですが、反響は予想以上でした。現在は仕込みを3倍に増やし対応しておりますが、まだ品薄の状態です」という言葉です。


3倍に増やしたとはいっても、約1万本程度に過ぎません。ということは、年間でも、12万本強くらいということです。これって、何か、普通の新製品の売れるものという感じてはないでしょうか。私自身は、酒類に関しては詳しくはないですが、たとえば、このブログにも掲載した、キリンメッツなどと比較はできないのかもしれませんが、それにしても、多少売れ行きが良いという程度で、ヒットとまではいえないのではないかと思います。このあたりの事情に詳しいかたがいらっしゃれば、是非コメントをお寄せください。

そういわれてみれば、清酒に関しては、ここ最近、いわゆる女性向けが開発されているという話は、良く聴きます。というより、開発といえば、女性向けばかりが目立ちます。そうして、そうした製品は、売れるには売れていますが、いわゆるヒット商品とまで言われるようなものは聴いたことがありません。

女性向けということでは、最近では、菊水酒造のスパークリング清酒「きららきくすい」が記憶に新しいです。


この開発に関しては、菊水酒造のブログに以下のような内容が記載されていました。
日本酒の海外輸出が年々増加傾向にある中で、「スパークリング清酒 きららきくすい」は、当社が今後海外に向けて販路を拡大するための戦略商品として開発したものです。 
当社では昨年来、外国人によるモニター座談会などを実施し、日本酒についての感想や意見を求めてきました。 
その中で「味が強すぎる」「単調な味」「刺激が少ない」などの否定的な意見が集まり、既存の当社の日本酒をそのまま輸出しても受け入れられにくいと判断。
風味やまろやかさなど日本酒の良さは残しつつ、欧米人の嗜好に合う味を求めて、アメリカ人女性社員を中心として、新しい発想の日本酒の開発に取り組むことになりました。

企画・開発チームが今年2月から5ヶ月以上にわたって試作・試飲を繰り返し、ベースとなる日本酒に欧米人が好む炭酸を注入することで、さっぱりとした口当たりと爽やかな甘さをほのかに感じるお酒が完成しました。 
はじける泡の中にもしっかりと日本酒の味と香りを残した、シャンパンのような発泡清酒です。キラキラ輝く金箔を入れることで、豪華さを演出しています。

清酒、梅酒共に金箔入りです。 梅酒はコラーゲンも入ってます! 上記商品は、菊水ショップ(http://kikusuishop.jp/)でも発売中。ぜひ、お試しください☆

上の記事で、アメリカ人女性とはデーナ・ベルテさん(アメリカ・マサチューセッツ州出身)のことです。彼女は大学時代に日本に留学し、卒業後は青森県つがる市役所に国際交流員として勤務。青森で日本酒の魅力を知り、日本で酒造りの仕事がしたいと2010年8月同社に入社しました。

さて、他にも女性向けの製品の開発は良く聴きます。しかし、これは、私の勉強不足のせいでしょうか、特に男性向けそれも、若い男性向けのものの開発という話は聴いたことがありません。


これは、清酒は、もともとは、男が飲むもの、その中でも、若い男性がたくさん飲むものという固定観念があるのかもしれません。その当の若い男性が飲まなくなっているのだから、もともと、あまり清酒を飲まない女性向けを開発するというのは、成り行き上そうするのは、良く理解できます。

しかし、これだけ、女性向け開発が話題になるなか、若い男性向けの、製品開発など聴いたことがありません。

そうして、これは、お酒ではないのですが、飲料で、気になる製品があります。若い男性向けに開発された、エナジー系飲料の、バーンやレッドブルです。


これらは、発売直後どちらも、予定の倍以上の売上でその後順調に推移しています。これらについては、他のサイトでも詳しく解説されていますので、詳細をお知りになりたいかたは、そちらをあたってください。それから、きわめつけは、あのメッツコーラです。これも、もともと、は男性向けです。これらについては、このブログにも掲載したことがあります。これは、発売後わずか2日で年間販売目標の5割を突破したこれら、若い男性向けの飲料が売れていることを考えると、アルコール飲料だって、開発してみれば、かなり売れることも考えられると思います。



このコーラが売れた背景は、やはり、コーラでハンバーガーなどの高カロリーな食べ物を食べたいという欲求があったのでしょうが、カロリーゼロの製品は、あったものの、それ以外は存在しなかったところに、男性向けに、脂肪吸収を抑える特保製品として、開発して販売したら、とてつもないヒットになったというものです。

こんなことを考えると、清酒を飲まなくなった人で、最も多いタイプは人数でいえば、若い男性も女性と変わらないくらいどころか、潜在的には、飲んでもおかしくない人が女性よりもかなり多くいるということだと思います。であれば、男性向けに何か新しい製品を開発すれば、かなりヒットになる可能性もあるのではないかと思います。


メッツコーラは、男性向けに開発しましたが、実際には、女性もかなりの割合で購入しており、こうしたことからも、ヒット商品となりました。日本酒だって、そのような製品を開発すれば、女性も取り込み、ヒット商品になる可能性もあると思います。

上の記事の、以下のような執筆者の感想は、その可能性を示唆しているように思えてなりません。
確かに「チーズを摘まみながらお酒をグイッとやって、DVDを観ながら眠りにつく」というシチュエーションは至福である。それも、日本酒で。
女性じゃないけど、私も個人的に入手していいですか?

皆さんは、どう思われますか?
パッケージをみると、黒が基調で、これなら、そのまま男性向けとしても売れるような気がします。コンセプト的には、このままとして、ただし、男性向けとして、味など一工夫すれば、もっとヒットしたかもしれません。とにかく、チーズと合うという機能性を持たせたのですから、メッツコーラが、機能性を持たせたということにも相通じるところがあります。チーズにもいろいろありますが、無論、ナチュラルチーズで、男性好みのものとあわせると良いかもしれません。

チーズとワインのマリアージュに関しては、このブログにも掲載したことがあります。マリアージュとはフランス語で、結婚の意味です。ワインとチーズは、両方とも、発酵食品なので、昔から相性が良いという意味でつかわれている言葉です。これらを一緒にいただくと、本当にワインの味がまろやかで、フルーティーになります。これを音楽でも聴きながらいただくのは、本当に私にとって至福のひと時です。私ももし、このマリアージュを日本酒でも味わえるなら、是非いただいてみたいものです。

本格的ヒットを狙うなら、本命は、女子会で飲まれるようなお酒でははなくて、外でも、内でも、普段飲まれる、若い男性向けなのかもしれません。皆さんは、どう思われますか?



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