参院神奈川、静岡両補選(25日投開票)まで1週間となった18日、民主党の小沢一郎幹事長、自民党の谷垣禎一総裁ら両党幹部が現地に入り、公認候補のてこ入れを図った。
小沢氏は同日午前、横浜市にある公認候補の選挙事務所を抜き打ちで訪問。10人ほどのスタッフ一人ひとりと握手を交わし、「投票率が上がらなくても勝てる ように運動を徹底してほしい」と激励した。この後、記者団に「鳩山内閣がスタートして初めての国政選挙だから勝利したい」と補選2勝を目指す考えを強調。 小沢氏は午後、静岡補選候補の事務所にも足を運んだ。
岡田克也外相もJR横浜駅前で演説し、「国民の支持があるからこそ鳩山内閣は仕事ができる。もし民主党が敗れるようなことがあれば、鳩山内閣の勢いに水を差す」と述べた。原口一博総務相も静岡、横浜両市内で街頭に立ち、民主党候補への支援を呼び掛けた。
一方、自民党の谷垣総裁は、静岡補選の候補が静岡市で開いた集会に出席し、「政権交代のある政治で、もう一方の極が腰砕けになって土俵をずるずる割るよう では絶対駄目だ。補選は党の再生のための第一歩の戦いだ」と強調。この後、同市のJR清水駅前で「再生の道筋を後押ししてほしい」と訴えた。 (2009/10/18-19:07)
来年参院選を占う大事な選挙!!
今回の衆院選の直前の、都議選、知事選では、自民党惨敗でした。当時の麻生さんや、自民党幹部なども、都議選、知事選は国政選挙とは関係ないなどといっていましたが。やはり、直前の選挙は、かなり趨勢をうかがうのに重要だと思い知らされました。
さて、候補者がどのうよな人で、何をやってきた人で、というようなことは、地元の有権者の皆さんのほうが、はるかに詳しいでしょうから、そちらの方は、地元のかたがたにお任せすることにして、私は、今回の選挙のあり方や、選挙結果の見方などを掲載します。
さて、民主党が与党になってから、ちょうど一ヶ月が過ぎましたが、国民にも良く見えてきた部分どそうではない部分があります。見えてきた部分に関しては、やはり、財源の問題です。場合によっては、赤字国債を刷らざるを得ないことは、自民でも、民主でも変わりがないということは、はっきり認識されたと思います。だから、これに関しては、これからの選挙で論点・争点になることは考えられないと思います。
おそらく、国民に対してただお金をばら撒くということで、票を獲得するという方式は通用しません。やはり、本当の論点・争点は、あるべき政治の理想像を明確にすることだと思います。
それから、自民党は、マスコミの自民党に対するネガティブ・キャンペーンに業を煮やし、衆院選間近に民主党に対するネガティブキャンペーンをしていましたが、これは、ほとんど効果がないどころか、逆効果であったことが明らかになっています。だから、あまり酷いキャンペーンはやらないでしょう。野党になったので、多少は許されるでしょうが、あまりやりすぎると逆効果です。ただし、例の献金問題などは、徹底的に追求すべきでしょう。これは、ネガティブではなく、事実ですから。
これは、民主党にとっても、同じことです。以前は、野党でしたから、ネガティブキャンペーンをしても良かったのですが、これからは与党でしたから、そういうわけにはいきません。今回はじめて、民主党が与党としての選挙です。ネガティブキャンペーンをしようとしても、相手がいないわけです。いまさら、過去の自民党の汚点を突いたからといって、それが大量に票に結びつくことなどありえません。
それに、衆院選での、小沢氏の用意周到な選挙戦略が明らかにかなりましたが、自民党もどのような戦略を用いるのかが、小泉さんの時のような、郵政民営化による小泉劇場型選挙も、最早通用しないと思います。両陣営とも理ずめのキャンペーンをしていくのではないかと思います。まず、両陣営とも、どれだけ説得力を持って財源確保の話をできるかで、かなりの部分が決まるのではないかと思います。もう、すでに多くの国民が知るところなりましたが、いろいろ、ばら撒きの念仏を唱えたとしても、何をやる、これをどうするといったところで、財源が確保できなければどうにもなりません。
それに、衆院選のときの自民党のように、相手側の財源確保の落ち度を指摘するだけではどうしょうもありません。そんなことより、自ら政権を握ったときに、どのような財源確保をするのか、明確に、しかも、国民の負担は、ある程度してもらうにしても、その中でも、なるべく負担が増えないような方法を明確にし、説得できるかが鍵となると思います。
それから、政治の役割の再認識をしてもらうことも重要になると思います。政治は何もかにも、できるものではなく、あくまで、インフラを整備することが主な役割であり、そのインフラ整備(法律、税制、ライフ・ライン、その他の基盤整備)のやり方次第で経済や社会などのあり方がかなり違ってくることをどれだけ説得力を持って訴えられるかが課題となります。
永住外国人への地方参政権付与に関しては、今回の選挙ではかなりの論点になるとみて間違いないものと思います。自民党の中には、これに賛成の立場の人もいますが、自民党としてはどうなのかをはっきり前面に打ち出すべきでしょう。特にこれに当てはまる在日の人たちがどのように考えているのかを明確に打ち出すべきです。私は、ほとんどの在日韓国人・朝鮮人の方は、できれば、日本国籍を取得したいと考えてる人がほとんどで、外国籍のままで参政権が欲しいと考えている人は少ないと思います。
それと、やはり、現在どうみてもあらゆる機能不全状況に陥っているこの国の、新しい国のあり方です。民主党も、官僚主導から政治主導ということだけではなく、では、なぜそのような形をとるのか、その根本である国のあり方そのものを示す必要があります。これらが最重要課題と思います。
さて、来年の参院選は、もとより、次の衆議院選挙を占うためにも、今から興味のもたれるところです。今から予想しておきますが、おそらく、今回は、民主党が勝つと思います。もし、まかりまちがって、今回いずれか一方が負けたとすると、来年の参院選は、民主党が惨敗すると思います。
おそらく、現時点であれば、両方とも自民が負けるでしょうが、その負け具合が重要です。どちらか、一方が惜敗というところまでいけば、来年の参院選は、自民党が勝利する確率がかなり高くなると思います。あるいは、自民・民主以外の候補が当選したり得票数を伸ばすことができれば、衆院選の時にいわれた「自民に不満、民主に不安」という心理を反映しているということになり、来るべき参院選は大波乱ということになるでしょう。さて、結果はいかに?選挙が終了したら、私なりの考えを、ブログに掲載していきます。
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