[ 2008年03月04日 10時33分 ]
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[オスロ 3日 ロイター] ノルウェーの捕鯨推進活動家は3日、捕鯨が畜産よりも環境に優しいことが調査を通じて分かったとし、クジラを食べることが地球を救うことにつながるとの見解を示した。
捕鯨船の燃料消費に焦点を当てた同調査では、鯨肉1キロ当たりの温室効果ガス排出量は1.9キロであり、牛肉の同15.8キロ、豚肉の6.4キロ、鳥肉の 4.6キロに比べて少ないと指摘。「牛肉の食事1回分による温室効果ガスの排出量は、鯨肉の食事8回分に相当する」としている。
北極圏沿岸地域を代表する捕鯨推進団体ハイ・ノース・アライアンスの関係者は「他の種類の肉との比較では、地球のためにできる最善策がクジラの肉を食べることであることが分かった」と述べた。
一方、環境保護団体グリーンピースは、肉に比べればほぼすべての食べ物が環境に優しいとし、この主張を否定している。
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私は、この調査の結果を知るまでもなく、以前から鯨肉は環境に優しいと思っていました。それについては、以前このブログでも掲載した「反捕鯨の背景-世界への指針」にも掲載してあります。
鯨のみではなく、魚介類を食べることは地上の肉を食べることよりもはるかに環境にやさしいことです。ただし、皆さんもご存知のようにマグロや蛸などのように少なくなった、枯渇しかけている資源もあります。
いくら、地上の動物を食べることよりも環境に優しいからといって乱獲してしまえば枯渇してしまいます。
では、私たちは水産資源を活用することにも、我慢しなければならないのでしょうか?持続可能な経済のために、摂取するたんぱく質を減らし我慢することが必須なのでしょうか?もしそんなことをすれば、先進国に住んでいる人達はいいかもしれませんが、発展途上国の多くの人達、特に子供たちはどうなるのでしょうか?
成人になってから、一時飢餓に遭遇したとしても、ひどい飢餓ではなければ、何とか命を保っていれば後から食料を補給すれば、元に戻る確率は高いですが、小さな頃に動物性の蛋白質が少なかったりすると、脳に異常などがもたらされて、後からいくら栄養を補給したとしても、異常な状態を克服できなくなるそうです。特に幼児期は動物性たくぱく質は、必須だといわれています。
それに、必須アミノ酸の中には、魚などには少なく、鯨や牛、豚などに含まれている動物性たんぱく質に豊富に含まれているものもあります。だからこそ、鯨などの資源は重要になってきますが、もしこれも乱獲したとしたら資源の枯渇につながるかもしれません。そうなると、それこそ反捕鯨団体の言っているように捕鯨は間違いであるといえるかもしれません。
しかしながら、現状では鯨は過去のように乱獲されているということはないですし、特定の鯨などを除いては今より何倍も捕獲したとしても資源が枯渇するようなことがないことが、日本の調査捕鯨で明らかにされています。
しかしながら、では将来はどうるかというと、たとえばたくぱく源として多量に捕獲され続けたた場合には、確かに枯渇しないという保証はありません。しかし、ここに一つの解決の糸口があります。それは、海洋牧場などの開発によって、鯨の餌を作り出すことです。さらに、こうした試みはまだ行われていませんが、鯨そのものを育てる(牧鯨(ぼくげい))ことです。
牧鯨に関しては、夢物語のようですが、実は"アーサー・C・クラーク"というSF作家が数十年も前に書いた『海底牧場』という小説に記載されています。これは、以前のブログにも書いたことてすが、何と21世紀には世界の食料の10%近くが鯨をはじめとする他の産物も含めて海底牧場で生産されており、しかも、この鯨を保護する牧童のような役割を果たす職業に、この小説の主人公が従事しています。しかも、その主人公は生粋のオーストラリア人です。すでに、この時代から鯨は有力なたんぱく質源として注目されていた査証でもあります。
さて、こうした海洋牧場に関して、私はこのブログでも書きましたが、かの有名な経営学の大家である、ドラッカー氏もその著書の中で、これこそ21世紀の人類の最後フロンティアであると記しています。そうして、農業が人類に対して大きな貢献をしたように、海洋牧場などが人類にとって大きな貢献をするだろうと記しています。
私は、鯨から着想を得て、人類が海洋に着目して、海底牧場をはじめとする海洋資源の開発を切望するものです。海には、途方もない資源が眠っています。私たちの想像をはるかに超えた資源の宝庫です。こうした海洋開発を行うことにより、人類は現状の閉塞状況を脱して、現在生存しているすべての人類が生存を続けるだけではなく、豊になり、互いに平和な世界を目指すことができると信ずるものです。これに関してはこのブログにも「パクスマリーナ」という言葉でまとめてあります。読んでいな方は、是非読んでいただきたいと思います。
鯨の問題に関しては、反捕鯨などのネガティブな問題もありますが、海に関して私たちの視野を広げてくれるきっかけともなるものだと思います。
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捕鯨船の燃料消費に焦点を当てた同調査では、鯨肉1キロ当たりの温室効果ガス排出量は1.9キロであり、牛肉の同15.8キロ、豚肉の6.4キロ、鳥肉の 4.6キロに比べて少ないと指摘。「牛肉の食事1回分による温室効果ガスの排出量は、鯨肉の食事8回分に相当する」としている。
北極圏沿岸地域を代表する捕鯨推進団体ハイ・ノース・アライアンスの関係者は「他の種類の肉との比較では、地球のためにできる最善策がクジラの肉を食べることであることが分かった」と述べた。
一方、環境保護団体グリーンピースは、肉に比べればほぼすべての食べ物が環境に優しいとし、この主張を否定している。
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私は、この調査の結果を知るまでもなく、以前から鯨肉は環境に優しいと思っていました。それについては、以前このブログでも掲載した「反捕鯨の背景-世界への指針」にも掲載してあります。
鯨のみではなく、魚介類を食べることは地上の肉を食べることよりもはるかに環境にやさしいことです。ただし、皆さんもご存知のようにマグロや蛸などのように少なくなった、枯渇しかけている資源もあります。
いくら、地上の動物を食べることよりも環境に優しいからといって乱獲してしまえば枯渇してしまいます。
では、私たちは水産資源を活用することにも、我慢しなければならないのでしょうか?持続可能な経済のために、摂取するたんぱく質を減らし我慢することが必須なのでしょうか?もしそんなことをすれば、先進国に住んでいる人達はいいかもしれませんが、発展途上国の多くの人達、特に子供たちはどうなるのでしょうか?
成人になってから、一時飢餓に遭遇したとしても、ひどい飢餓ではなければ、何とか命を保っていれば後から食料を補給すれば、元に戻る確率は高いですが、小さな頃に動物性の蛋白質が少なかったりすると、脳に異常などがもたらされて、後からいくら栄養を補給したとしても、異常な状態を克服できなくなるそうです。特に幼児期は動物性たくぱく質は、必須だといわれています。
それに、必須アミノ酸の中には、魚などには少なく、鯨や牛、豚などに含まれている動物性たんぱく質に豊富に含まれているものもあります。だからこそ、鯨などの資源は重要になってきますが、もしこれも乱獲したとしたら資源の枯渇につながるかもしれません。そうなると、それこそ反捕鯨団体の言っているように捕鯨は間違いであるといえるかもしれません。
しかしながら、現状では鯨は過去のように乱獲されているということはないですし、特定の鯨などを除いては今より何倍も捕獲したとしても資源が枯渇するようなことがないことが、日本の調査捕鯨で明らかにされています。
しかしながら、では将来はどうるかというと、たとえばたくぱく源として多量に捕獲され続けたた場合には、確かに枯渇しないという保証はありません。しかし、ここに一つの解決の糸口があります。それは、海洋牧場などの開発によって、鯨の餌を作り出すことです。さらに、こうした試みはまだ行われていませんが、鯨そのものを育てる(牧鯨(ぼくげい))ことです。
牧鯨に関しては、夢物語のようですが、実は"アーサー・C・クラーク"というSF作家が数十年も前に書いた『海底牧場』という小説に記載されています。これは、以前のブログにも書いたことてすが、何と21世紀には世界の食料の10%近くが鯨をはじめとする他の産物も含めて海底牧場で生産されており、しかも、この鯨を保護する牧童のような役割を果たす職業に、この小説の主人公が従事しています。しかも、その主人公は生粋のオーストラリア人です。すでに、この時代から鯨は有力なたんぱく質源として注目されていた査証でもあります。
さて、こうした海洋牧場に関して、私はこのブログでも書きましたが、かの有名な経営学の大家である、ドラッカー氏もその著書の中で、これこそ21世紀の人類の最後フロンティアであると記しています。そうして、農業が人類に対して大きな貢献をしたように、海洋牧場などが人類にとって大きな貢献をするだろうと記しています。
私は、鯨から着想を得て、人類が海洋に着目して、海底牧場をはじめとする海洋資源の開発を切望するものです。海には、途方もない資源が眠っています。私たちの想像をはるかに超えた資源の宝庫です。こうした海洋開発を行うことにより、人類は現状の閉塞状況を脱して、現在生存しているすべての人類が生存を続けるだけではなく、豊になり、互いに平和な世界を目指すことができると信ずるものです。これに関してはこのブログにも「パクスマリーナ」という言葉でまとめてあります。読んでいな方は、是非読んでいただきたいと思います。
鯨の問題に関しては、反捕鯨などのネガティブな問題もありますが、海に関して私たちの視野を広げてくれるきっかけともなるものだと思います。
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