恐怖を利用した「経済改革」-ナオミ・クラインが語る Part2of4
恐怖を利用した「経済改革」-ナオミ・クラインが語る Part4of4
私は、以前反捕鯨の背景において、巨万の富を得るための システムを作り出した人々について掲載しました。その部分をそのまま引用すると、
『アメリカなどの一部の巨万の富を得るための システムを作り出した人々、それを真似てアメリカのシステムを利用する他国の一部の人々、あるいは自分の国でこの種の新たなシステムを作り出そうとする人 達にとっては、これは邪魔なのです。最近何かと話題のサブ・プラムローンも彼らの富製造の一つだったと考えられます。しかし、このツールは彼らの予想を裏 切り、役立たずになってしましました。産油国の一部の富める人々にとっても、こうした海洋開発が急速に進めば、都合の悪いことはいうまでもありません。エ ネルギー、食料の安定供給に関して、常に世界中人々の中に不安感を植えつけておくことができなければ彼らの富製造システムはうまく機能しません』。
だが、そのシステムを具体的に示したり、それを操る人々に関しては、あまりはっきり掲載しませんでした。でも、これらのシステムは間違いなく存在にわれわれのモノの考え方などにかなりの影響を与えています。
いずれ、これらの正体については、明らかにしたいと思っています。しかし、昨今の環境問題などについても、「環境問題はなぜウソがまかり通るか?」という、書籍が出版されるほど、真偽の定かでないものが流布されていて、信じこんでいる人多い。ただし、この書籍はウソの部分はかなり詳細に書かれているが、この書籍のタイトルにあるような、「なぜ」ウソがまかり通るかに関しては、詳細には記されていない。私は、今後ここに焦点を当てていきたい。ここでは、細かな説明を省きますが、以下に簡単に思いついたものだけでも記載しておきます。
1.レジ袋を削減しても、ほとんど資源の節約にならない。レジ袋は、元々石油を精製し終わった残りの副産物からつくるものであって、これを節約したからといって、石油資源の節約になるものではない。
オカラと豆腐との関係と同様である。豆腐は大豆からつくる、豆腐を作った残りの副産物からオカラをつくる。だから、オカラそのものを減らすだけでは、大豆の節約にはならない。
2.割り箸をこの世から抹殺しても、環境問題には何ら寄与しない。割り箸はもともと建築端材もしくは間伐材でつくるものであり、割り箸をいくら節約したからといって森林の保護にはならない。環境問題にも寄与しない。それよりも、衛生上の問題や、箸を洗う人達の手間を増やす可能性が大きい。
3.再生紙は、再生のためのに大きなエネルギーを必要とするため、総体的にみれば環境問題に寄与しない
4.ペットボトルも、リサイクルしたとしても環境問題に寄与しないばかりか、余分にエネルギーを消費する
5.地球温暖化説(CO2)は仮説に過ぎない。反対の仮説も多くあるが、どの説も完全に否定されたわけではない。
6.アル・ゴア氏の環境問題に関する示唆「不都合な真実」に関しては、仮説にもとづいたものが多く明らかな間違いもある。事実イギリスでは、「不都合な真実」の映画版は、明らかに複数の間違いがあるため、イギリスでは教育用に放映してはならないという、司法判断が出ている。
7.地球温暖化で海の下に埋没するといわれている島々の本当の埋没の原因は地盤沈下である。特にアメリカ軍が駐留していた島などでは、アメリカ軍の基地のため造成したものであり、もともと人が住めるようなところではないところを埋め立てたりして無理に基地にしたものであって、だからこそ地盤沈下もしやすい。
以上は、多くの人がこの逆を信じ込んでいる。疑ってもいない人が多い。私も、自分の頭で考えて調べなければ、信じ込んでいたかもしれない。無論、石油などの資源を無駄しない、持続可能な社会をつくっていくべきだという環境問題の理念に関しては、私自身も賛同しています。
しかし、上記1~7までに関しては、これが妥当な真実であると結論せざるを得ません。ウソだと思うなら、インターネット上でいろいろ調べてみれば、すぐに分かります。
これを考えると、実は環境問題に関しても、私たちは反捕鯨の問題のように、巨万の富を得るための システムを作り出した人々や、これを操る人々に操られているのではないかと、考え得るのが妥当のような気がします。いずれ、このことに関しては、いろいろな調査結果を踏まえて再度掲載することにしますが、皆さんにも是非関心を持ってもらいたいと思います。関心を深めるためのきっかけとして、上のナオミ・クラインの動画を是非ご覧になってください。さらに下の動画をみてもらうと、さらに納得できるものがあります。
■Money As Debt
知られざるお金の仕組みと、その問題点を丁寧に教えてくれます。現代では、通貨の大部分が政府がつくるではなく、銀行のコマーシャルペーパーによるものであり、借金によりお金はどんどん増え続け、持続可能な経済を不可能にしていることが良くわかります。
■エコノミック・ヒットマン(前編・後編)
さまざまな陰謀、策謀、搾取、誘拐・殺人などが行われていることが良くわかます。
■NHK特集ファンドマネーが食を操る~穀物高騰の裏で~
これは、動画は探してもありませんでした。でも、穀物高騰の裏には、巨大ファンドの動きがあること教えてくれます。巨大ファンドにとって、人類の未来などどうでも良いことです。当面のことしか考えていないようです。ここが、顧客のニーズをくみとりながら、商売をやっていこうとする事業家との違いです。
この番組の動画、どこからか入手できたら良いと思っています。入手先知っている人いましたら是非教えてください。
わたしのブログでは、環境問題に関して私の考えも記載してあります。是非ご覧になってください。
■私が環境問題に興味をもつようになった、きっかけをつくっていただいた恩師
私が環境問題に関心を持つことになったきっかけを掲載しています。特に、環境問題に対するマスコミの弊害についても述べています。大学時代の私の恩師の大学での最後の講義の内容を掲載しています。まだ、読んでいらっしゃらない方は是非ご覧になってください。
■環境問題の落とし穴
環境問題の落とし穴について掲載しました。環境問題や地球温暖化を論ずるときは、この落とし穴があることを前提とすべきであると考えます。読んでいない方は是非ご覧になってください。
■ピザテンフォーでは、紙のピザボックスそのものをなくす運動を展開中!!
ピザテンフォー全店で、紙のピザボックスをなくすと、年間で面積では東京ドーム約18個分、五稜郭公園3.3個分の紙(=森林資源)を節約することができます。二酸化炭素でいうと、600トン以上もの排出量を削減できます。
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5 件のコメント:
コメントありゃーした
2につきましては実情が違いますのでやはり環境には悪いです
エイムさまコメント有難うございます。
2に関しては、私のブログに詳細が書いてあります。是非ご覧になってください。
http://yutakarlson.blogspot.com/2007/10/blog-post_19.html
環境問題に関しては、割り箸の他にいくでも、はるかに貢献できる事柄が沢山あるのになぜ拘りつづけるのか、不思議です。拘り続ける理由を書いて欲しかったと思います。
yutakrslsonさん、私のブログにコメント頂き有難うございます。
早速、貴方の今回のブログ記事も拝見させて頂きましたが、それに関する私見を簡単に述べさせて頂きました↓
http://blog.goo.ne.jp/o_el/e/15877f12192ac6731b2dccee7653eff4
ときに割り箸の件に関してですが、よくTVで紹介される森林の伐採が云々といった話には、全く植林の話が出てきませんよね。
まあ環境問題に関して、これまでの世界の文化の中で日本に勝る文化は全く無い訳で(聞いた事ありますか?)、世界の人も日本人自身も早くそれに気が付がつくべきと考えます。
コメントありがとうございました。
何事もしっかり自分が納得することが重要ですよね。
私もそんな想いから、エコ商品のサイト(地球とヒトにやさしいエコ商品-&eco-を立ち上げました。
ただ単に「エコブーム」に乗るのではなく、どうしてそれが環境にやさしいといえるのか、という知識を提供することによって、その商品の環境負荷を理解して選んで欲しいと思ったのです。
あふれんばかりの情報が与えられる今こそ自分の判断が求められる時代といえるのでしょうね。
これからも宜しくお願いします。
いや、なかなか良いところをついている。
地球温暖化などは、植生地が拡大する上に二酸化炭素が増えれば、光合成に寄与して穀物などの増収に寄与して、これからの食糧危機に恩恵を与えてくれると思うのだが・・・。
そういうメリットを言う人はいませんね。
これからも期待してますよ。
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