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2007年10月20日土曜日

割り箸の前に-座布団と懐紙のマナー

上は、和食のマナー教室の様子

先回、「割り箸でエコ」という記事を掲載させていただきました。その後に割り箸について、掲載すると記しました。実は割り箸や割り箸の使い方に関するマナーに関して掲載するつもりでした。しかし、割り箸の前に座布団や懐紙についてのマナーを掲載することにしました。これは、私の独断と偏見かもしれませんが、マイ箸がどうのこうのという前に、箸とは日本の食文化の基本であり、まずは和食のマナーを身につけることが最初だと思います。だからこそ、今回は割り箸の前に、基本中の基本である座布団と懐紙の扱い方を掲載します。

座布団の取り扱いは簡単なようでいて、きちんと知っていなければ、難しいものです。日本人なら座布団に関して、熟知しておき、いざとなったときには、優雅に振舞えるようにすべきです。自信のない方は、和室で普段から練習しておくべきです。 和室に入り座右布団をすすめられたら、座布団の後方に正座して挨拶をします。和室では、座礼が基本です。立ったまま挨拶したり、座布団に立ったり座ったりして挨拶することはタブーです。次に両足のつま先を立てて、両指をついてひざでにじりよりながら、座布団にのり、座布団の中央に正面を向いて正座します。

小物やバッグは、座卓の場合は座った座布団の前の座卓の下に置きます。お膳のときは、座布団の下座側に置きます。すすめられない内に座布団に座ったり、また座布団を踏んだり、またいだりすることはタブーです。座布団の取り扱いのときには、背筋を伸ばして正しい姿勢をとることは無論ですが、正しい姿勢と美しいしぐさが和食作法の基本です。この姿勢は終始堅持すべきです。畳のヘリや敷居を踏んだり、挨拶のとき畳のヘリに座ることもタブーです。

和食の宴会に出席する場合、必ず持っていきたいのが懐紙です。二つ折りになった和紙のことで、正式には懐中紙といい、大手デパートや、茶道具店などで販売しています。ちり紙やティッシュペーパーで代用してはいけません。 着席したら座卓の下に置いておきます。会食中に茶碗や杯についた口紅を拭いたり、殻つきの海老の頭を押さえるなど、使い道がいろいろあります。魚の骨をとるときに魚の頭を直接手で押さえるのではなく、懐紙を当てて抑えるとスマートです。さらに、皿に残った魚の頭や骨、皮、果物の種、食べ残しなどを包んで置いておくこともできます。

刺身なども醤油が落ちないように懐紙で受けて食べます。テレビを見ていると、タレントさん等が、手で受けて食べている場面を良く見ますが、あれは間違いです。串でさした料理などは左手で懐紙を使って串をおさえ、手に食べ物が直接ふれないようにしながら串を抜くといいでしょう。汁気の多いものの受け皿としても使えます。誤って汁などをこぼしたときにも、応急の処置ができます。このように懐紙は日
本人が和食を優雅に食べるには、必要不可欠で忘れてはならない小道具です。

さて、次から割り箸のマナーについて掲載させていただきます。和食のマナーは、自然が豊かで、人を思いやる、今での言葉でいえば、エコ大国(勿体無いとか、捕獲した鯨の大部分を大事に活用し、森林との共存をし、人を思いやる心が息づいていた)日本の伝統と文化の中で培われてきたものであり、これを真摯に受け止めて日本人としての、美しい振る舞いができるようになることの方が、マイ箸がどうのこうのより先であると思います。日本人として美しい振る舞いができる人は自然とエコのことも判ってくると思います。

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