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2010年4月28日水曜日

東京都 人口1300万人突破―東京は今でも人口が世界一だが、今後はグローカルな場として成長していく

東京都 人口1300万人突破(この内容すでにご存知の方は、この項は読み飛ばしてください)


東京都の人口が今月1日現在の推計で、初めて1300万人に達しました。国立社会保障・人口問題研究所によりますと、少子化で東京の人口も平成32年をピークに減少に転じる見通しで、あわせて急速に高齢化が進むということです。

東京都が27日に発表した今月1日現在の都内の人口は、推計で男性が646万6038人、女性が654万4241人で、あわせて1301万279人となりました。昭和18年に人口、733万人余りで東京都が誕生して以来、67年間で560万人余り増え、初めて1300万人に達しました。

東京都の人口は高度経済成長期の昭和37年に1000万人の大台を超えました。昭和40年台に1100万人に達して以降、およそ30年間、横ばいで推移していましたが、バブル経済崩壊後の平成8年から再び増加を続け、平成12年に1200万人を突破、その後10年かけて1300万人に達しました。

日本の総人口が平成20年から減少に転じているなか、東京など都市部への人口集中が続いている現状が浮き彫りとなりました。国立社会保障・人口問題研究所によりますと、少子化で東京の人口も平成32年をピークに減少に転じる見通しで、あわせて急速に高齢化が進むということです。

人口問題に詳しい、専修大学の江崎雄治教授は「東京の人口は微増が続くとみられるが、人口の構成は、だんだんと高齢化にシフトしていくので経済成長には大きなマイナスだ。福祉のコストもかかり、財政も厳しくなるので、自治体には、こうした状況を見据えたしっかりした対応が求められる」と話しています。

東京は今でも人口が世界一だが、今後はグローカルな場として成長していく

人口の多い国にあることから、大都市との印象が強いですが、人口では世界第10位の都市です。

このことに関しては、おそらく5,年ほど前に、ミシガン大学の教授が、2015年には世界最大の都市になっていて、上海は10位という人口予測を発表していました。人口数の予測までは覚えていませんが、統計など調べてみるともうすでに今の時点で1位です。

少子高齢化で人口そのものが、減りつつあると随分前から言われていましたが、高齢化の傾向があるのて、さほどでもなかったのですが、昨年はとうとう女性の人口が減り始め、人口そのものも20万と、一つの都市分くらいの人口が減りました。東京は、平成32年まで、人口が伸び続けるということですら、今後10年間は確実に伸び続けることになります。一極集中の弊害もありますが、これから確実にさまざまなものやサービスの需要が増え続けるということです。

ソビエト崩壊などにともない、ベルリン壁が崩れ、国民国家意識が従来よりもはるか高まり、国境が従来にも増して大きな意味を持つようになってきました。さらに、 多くの人々がグローバル化にばかりに目を向けていて、現実に進展しつつあるサービス経済化にともなう経済のローカル化により都市の役割は拡大していくことに気づいていません。しかし、この傾向はますます強まっていくことでしょう。国民国家が強く意識され、経済のローカル化が強まれば、都市の役割はますます大きくなてきます。

都市には様々なサービスを求める、市民が増え、その中には無論、日本だけではなく海外発のサービスを求める比率も高まってきます。だからこそ、自由な都市には、外国人も増えてきます。都市は、国民国家という考え方と、グローバル化と、経済のローカル化という考え方を、相対立する考えたとするのではなく、うまく調和し、さらに高次元なものへと高めていく場として、これからますますその重要性が増えていくものと思います。様々な考え方が、相対立するのではなく、刺激を与えあって新たな文化を生み出してくようになると思います。

そんな中で、東京の占める役割はますます高まります。これから、東京は日本の一首都というよりは、世界の東京として位置づけられるようになるでしょう。

それに比較すると、これから開催される上海は人口でも世界10位ですし、インフラの整備具合などからいっても遅れています。環境問題が解消されず、地溝油をはじめとする、食の安全も保証されない都市は、今後発展することはないでしょう。ミシガン大学の調査はこれもおりこみずみだったのだとおもいます。

今年、中国で万国博覧会が開催さます。万博の後に、中国バブルが崩壊するといわれています。ここしばらくは、経済に関して中国は期待できなくなります。これから、さらに発展していく東京。高層ビルだけでは収まりきらず、地下にも、大きく根を伸ばして行く東京。この姿は、NHKスペシャルの沸騰都市という番組で「東京モンスター」としても報道されました。

これから、間違いなく発展していく東京。しかも、今までない発展の仕方をしていく東京。企業経営者は、こうした機会を逃さずに、マーケティングだけでく、イノベーションの機会と捉えるべきと思います。

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