2025年3月29日土曜日

石破政権延命に手を貸す立民 国民民主と好対照で支持率伸び悩み 左派色強く 減税打ち出せず―【私の論評】石破政権崩壊カウントダウン!財務省の犬か、玉木政権への道か?

石破政権延命に手を貸す立民 国民民主と好対照で支持率伸び悩み 左派色強く 減税打ち出せず

まとめ
  • 石破政権の商品券問題と支持率急落: 石破首相が新人議員に10万円の商品券を配布し、予算成立後の政策ミス(高額療養費凍結表明)で支持率が急落。立憲民主党の野田代表は説明を求めるが、退陣要求は慎重。
  • 立民の対応と政権延命への関与: 立民は予算成立に協力し、石破政権の延命を助けていると批判され、国民民主の対決姿勢とは対照的。野田代表の財務省寄り姿勢も影響。
  • 立民の支持率伸び悩みの要因: 左派色の強い政策(選択的夫婦別姓、ジェンダー平等)や増税路線が現実的でなく、支持率向上につながらない。
国民民主党代表玉木氏

 立憲民主党の野田佳彦代表は16日、石破首相が自民党新人議員との会食で10万円の商品券を配った問題について、「徹底して説明を求めるが、内閣不信任決議案提出や退陣要求は簡単にしない」と述べ、対応と支持率低迷の要因を考えたいとした。

 石破政権は2月25日の自民・公明・維新の3党合意で2025年度予算を修正した時期が絶頂期だったが、3月3日、首相公邸で新人15人に商品券を配り、翌4日に予算が衆院通過。おそらく少数与党でも通過できた高揚感と油断があったのだろう。林芳正官房長官も同席し「前夜祭」ムードだったが、3月7日に高額療養費引き上げ凍結を表明し、参院での予算再修正が不可避に。

 17日の世論調査で商品券問題が響き支持率急落。立民は予算成立に協力し、石破政権延命に手を貸していると見られ、財務省寄りとの評価も。対照的に、国民民主は年収の壁問題で妥協せず支持率上昇。立民は選択的夫婦別姓やジェンダー平等など左派色が強く、野田代表や小川幹事長の増税路線が現実的でなく、支持率が伸び悩む一因に。

(たかはし・よういち=嘉悦大教授)

 この記事は、元記事の要約です。詳細を知りたい方は、元記事をご覧になって下さい。

【私の論評】石破政権崩壊カウントダウン!財務省の犬か、玉木政権への道か?

まとめ
  • 石破政権の支持率急落と失策: 支持率が共同通信(3月27日)で27%、日本経済新聞(3月24日)で35%と低迷。「10万円商品券問題」や高額療養費見送り(3月7日)が国民の信頼を失わせ、矢田稚子補佐官クビ(3月31日)で政権がグチャグチャだ。
  • 財務省の影響と減税回避: 石破が財務省に操られ、減税をケチり2万円時限措置に留まる。玉木の「10万円減税」提案(3月16日)とは対照的で、国民の怒りとXでの「財務省の犬」批判を招く。
  • ダブル選挙の可能性: 石破が「予算否決なら解散も」(日本経済新聞、2024年12月28日)と発言。産経新聞(3月27日)は4月に「石破おろし」が加速と予測。自公過半数割れで自民が弱体化し、2009年の麻生政権崩壊の再現が囁かれる。
  • 国民民主党と玉木の台頭: 若者支持率トップ(産経新聞、3月29日)、地方選挙勝利(熊本県知事選、2024年11月)。玉木は「自民の腐った体質」(FNN、3月24日)と批判し、現実的政策で支持拡大。東洋経済(3月24日)は「玉木首相が現実味」と分析。
  • 政権交代への期待: 石破の失態と財務省支配で国民が離反。Xで「自民終わり」(3月29日)、「玉木なら救う」(3月28日)と声が上がり、野党連合の首相指名で玉木が浮上。4月以降が勝負だ。
商品券問題では当初は記者に逆質問をするなど強気の石破総理だったが・・・・・
石破政権はスタートから支持率がガタ落ちだ。共同通信(3月27日)では27%、日本経済新聞(3月24日)では35%と低空飛行だ。原因はバレバレだ。「10万円商品券問題」や物価高対策のグダグダさだ。減税を避ける姿勢が国民をブチ切れさせてる。財務省がガッチリ首根っこを押さえ、「減税なんて許さん」と石破を締め上げている。例えば、玉木は3月16日の「日曜報道THEPRIME」で「10万円減税で物価高をぶっ潰せ」と吠えた。
だが石破は2万円のショボい時限措置で済ませ、財務省に尻尾を振る。Xでは「石破は財務省の犬」と罵声が飛び交う。さらに3月7日、高額療養費の負担上限引き上げを見送り、参院で予算を無理やり修正だ。毎日新聞(3月8日)は「国民に何も説明できず、信頼をぶち壊した」とぶった切った。追い打ちで、読売新聞(3月28日)は国民民主党出身の矢田稚子補佐官を3月31日でクビにすると報じた。自民と国民民主の絆がズタズタだ。
昔、野田佳彦が2012年に消費増税で国民を裏切り、支持を失った。あの時と同じだ。財務省は今も「増税以外認めねえ」と石破を操り、減税をケチらして延命に走らせてる。石破が追い詰められてダブル選挙に突っ走る可能性は大きい。2024年12月28日の日本経済新聞で「予算や法案がコケたら解散も同日選もあり」と言い放った。産経新聞(3月27日)は予算成立後の4月初旬に「石破おろし」が火を噴くと睨んでる。
2012年消費税増税法案に向けての決意を語る野田首相
プレジデントオンライン(1月10日)は「衆参同日選なんて言ってるのは自信過剰か、政治センスゼロか」と石破をコケにした。財務省は裏で「予算を通せば石破を延命させられる」と画策し、朝日新聞(3月16日)は「財務省前で抗議デモが拡大」と報じた。大平正芳は1980年にダブル選挙で自民を勝たせたが、今の石破は少数与党だ。自公で衆院過半数すら割ってる。朝日新聞(3月15日)は「派閥再編も失敗、石破派すらバラバラ」と突き離した。

Xでは3月29日に「石破でダブル選挙なら自民は終わり」と叫び声が響く。「高市早苗が後継でも勝てねえ」と悲鳴もある。2009年、麻生太郎が衆院選でボロ負けして民主党に政権を渡した。あの再現だ。高額療養費のグダグダ、矢田のクビ、財務省の鉄拳で石破の足元はグラグラだ。
国民民主党は若者(18~40代)で支持率トップだ(産経新聞、3月29日)。地方選挙でもバンバン勝っている。玉木は3月24日のFNN取材で「商品券問題は自民の腐った体質そのもの」とぶちかまし、石破に政治倫理審査会での説明を突きつけた。減税と物価高対策をズバッと掲げ、石破との差を見せつけた。3月13日の衆院予算委では、石破が「高額療養費のミス」と頭下げたが、玉木は「国民の生活が第一だ」と喝を入れ、支持をガッチリ掴んだ。
東洋経済(3月24日)は「玉木首相が現実味を帯びてきた」とぶち上げた。石破政権がボロボロで、野党連合に期待が集まる。2024年11月の熊本県知事選じゃ、国民民主の推した候補が勝ち抜き、玉木の地方での力が証明された。Xでは3月28日に「玉木なら現実的な政策で日本を救う」と声が上がる。自民がダブル選挙でコケたら、野党が首相を指名する。立憲の野田が大連立を蹴った(1月4日、毎日新聞)中、国民民主が主導権を握る可能性が高い。
時事通信(3月20日)は「国民民主が野党の現実派の要」と持ち上げた。財務省の締め付けに縛られず、玉木の現実的な政策と若者人気は野党の柱になる力だ。FNN世論調査(3月24日)で石破支持率は30.4%まで落ちた。朝日新聞(3月17日)は「商品券問題で国民がキレてる」と突き放した。一方、国民民主は40代以下でトップを走り、玉木への期待は、大きい。

新川浩嗣財務次官


石破が新人15人に10万円商品券をバラまいた(読売新聞、3月14日)ことは「石破、お前もか」と国民を呆れさせた。自民内部でも批判が爆発だ。玉木は「国民のための政治」で対抗し、支持を掴む。毎日新聞(3月16日)は「自民の倫理観がボロクソ」と斬った。3月7日の高額療養費見送りで参院予算修正、矢田の3月31日クビは政権のグチャグチャを象徴する。財務省は「財政健全化」と称して国民を締め上げ、Xでは「財務省解体」とハッシュタグが飛び交う。
2024年10月の党大会で玉木は「国民目線の経済政策」をぶち上げ、支持率を跳ね上げた。東洋経済(3月24日)は「石破の弱さが玉木総理を呼ぶ」と分析だ。4月に党内抗争や不信任案でダブル選挙が火を噴く可能性が高い。2009年の民主党政権誕生は、自民の失態と野党の結束が鍵だった。今も同じだ。Xでは2024年10月30日に「自民が玉木を担ぐ裏技も」と囁かれた。玉木が野党の現実派リーダーとして立つシナリオがガチで現実味を帯びる。
石破が減税をケチり、財務省の言いなりで高額療養費見送りや矢田クビに走った。ダブル選挙に突っ込めば、自民はボロ負けだ。国民民主党の支持率急上昇と玉木の政策が、野党連合の首相候補として飛び出す可能性が大きい。商品券の失態、予算の混乱、連立の崩壊、若者支持、地方の実績が「玉木政権」を現実にする。財務省の暗い影が石破を縛る中、玉木が国民の声でぶち破る。だが、野党の結束や自民の逆襲が勝負を分ける。4月以降の動きに注目だ。かつて民主党は政権交代したが、長持ちしなかった理由は経済だ。玉木政権が経済を好転させれば、長続きするであろう。

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