「Google日本語入力(ベータ)」のダウンロードサイト グーグル日本法人は3日、パソコンで日本語を入力する際に必要になる日本語入力ソフト「Google日本語入力(ベータ)」の無料提供を始めた。
グーグルはすでに、文書作成や表計算、電子メールなどのソフトやサービスを無料で提供しており、これで、パソコン上の日常的な作業はほとんどグーグルの無料サービスでまかなえるようになる。ユーザーにとっては朗報だが、有料のソフトを販売しているマイクロソフトやジャストシステムなど競合他社にとっては、ますます厳しい戦いとなる。
ソフトは、インターネット上にある大量の言葉や文章を数千台規模のコンピューターで分析、開発された。新語や専門用語、芸能人の名前などを網羅的に収録した辞書を備え、携帯言葉の一部を入力した段階で変換候補を予測表示できる。
対応OSはウィンドウズXP/Vista/7(現時点では32ビットのみ)およびMac OS X 10.5以上で、リナックスには対応していない。
なお、これは、グーグルのサイトからダウンロードできる。
ユーザーや消費者は物語を求めている?!
私も早速、インストールしてみましたが、なかなか使い勝手は良いです。特に、サジェスト機能は役に立ちそうです。すぐにインストールできますし、一番下のバーのアイコンをクリックして、MSのものに戻そうと思えばすぐに戻すことができます。しばらく使ってみないと、分かりませんが、今のところスムーズに使えています。
この日本語入力、10年くらい前までは、いろいろな種類があり、いくつかを使い分けている人などもいましたが、今では、ジャストシステムとMSの独壇場になっていて、もう少しでMSが完全に独占するような勢いでした。
しかし、ここに、Googleが新規参入したわけです。Googleにとっては、これそのものを売り物にするわけではありませんが、確かに他社にとってはかなりの脅威になることでしょう。というよりも、おそらく、Googleのほうが数段優れた、日本語入力システムをつくる事ができると思います。なぜなら、Googleは、ご存知のように、日本語でも検索エンジンを運用していて、日々検索ワードが入力されています。これらの、データは、日々Googleに蓄積されているわけで、現代日本語の特にパソコンに入力される言葉は、どこよりも多く把握しています。
最近グーグルで検索していると、たとえば「サイゼリア」などと入力しても、検索結果とともに、「もしかして、サイゼリヤ」などと、示唆する文書がかえってきます。このような機能もあるため、かなりうろ覚えで入力しても、目指す検索は十分できるようになっています。こうしたことから、Googleの日本語入力システムなどは、イノベーションというより必然だったのかもしれません。
上の動画は、Google入力に使われる言葉のゆらぎについて解説している。Googleでは、こうした日本語の揺らぎも前提とした検索エンジンを提供している。このゆらぎへの対応は、今度の日本語入力にも転用されていると見て間違いない。
それにしても、最近はこのようなイノベーションが起こるはずがないと思われていた分野のイノベーションが多いですね。このブログにも掲載した、小さな画面を発想の転換で画期的に大きくした工人舎のUMPC(超軽量パソコン)、昨日このブログに掲載したガムの「Fit's」、キャンパスノートの「東大生ノート」、女性雑誌のブランド品の付録等々、いろいろ出てきます。
これらの製品・商品に共通するのは、従来からあるもので、改善の余地などほとんどないと思われていたようなものに変化を起こしているということです。そうして、これらの根底にあるのは、従来の枠組みを崩して、場合によっては物語を提供し、ユーザーに対して従来の枠組みにとらわれない広い心を提供するというものです。「東大生ノート」に関しては、ユーザーに対して現役の東大生のように賢くなれる自分というストーリーを提供しています。女性雑誌のブランド品の付録に関しては、いろいろなブランドにまつわるストーリーを提供しています。
それにしても、最近はこのようなイノベーションが起こるはずがないと思われていた分野のイノベーションが多いですね。このブログにも掲載した、小さな画面を発想の転換で画期的に大きくした工人舎のUMPC(超軽量パソコン)、昨日このブログに掲載したガムの「Fit's」、キャンパスノートの「東大生ノート」、女性雑誌のブランド品の付録等々、いろいろ出てきます。
これらの製品・商品に共通するのは、従来からあるもので、改善の余地などほとんどないと思われていたようなものに変化を起こしているということです。そうして、これらの根底にあるのは、従来の枠組みを崩して、場合によっては物語を提供し、ユーザーに対して従来の枠組みにとらわれない広い心を提供するというものです。「東大生ノート」に関しては、ユーザーに対して現役の東大生のように賢くなれる自分というストーリーを提供しています。女性雑誌のブランド品の付録に関しては、いろいろなブランドにまつわるストーリーを提供しています。
これに関しは、昨日もこのブログで述べましたが、今年発表されて大人気の村上春樹氏の小説「1Q84」が非常に参考になります。これは、ジョージ・オーウェルの小説「1984」をかなり意識して書かれているものです。この小説の趣旨もくしは、意図を簡単にいうと、「私たちは、いつもある枠組みに支配されています。というより、枠組みがないと不安なのです。しかし、だからこそ、オウムのような「枠組み」に捕らえられたら大変なことになるのです。物語とは、そうした枠組みを超えて自由でなければならないということです」。詳細は、昨日のブログを見ていただきたいと思います。
Googleの日本語入力システムの物語はあるのでしょうか?特に、Googleの方では、この入力システムは日本向けのものであり、世界的なイベントではないので、YouTubeuに動画のプロモーションを流すようなことはしていません。だから、このシステムについて特に積極的に物語を編み出すようなことはしていないようです。しかし、Googlefは普段からいつも革新性の物語を頻繁に打ち出していることから、こうした製品でも、この物語性を強化する事になるのでないかと思います。Googleのユーザーは、グーグルの提供する革新性のストーリーでもある、Googleのさまざまなサービスを使いこなすことにより、自らの革新性が強化されることに価値を見出しているのだと思います。
なお、このGoogle日本語入力システムは、無償で提供されるということから、今のデフレ傾向の日本では、ピッタリの製品だと思います。おそらく、かなり多くの人が試してみるのではないかと思います。Googleにとっては、もともと、このような製品を販売して利益をあげるのではなく、別のビジネスモデルによって収益をあげるわけですから、今回の日本語入力システムなどの製品は、プロモーションの役割を果たしているともいえます。
最近、廉価のジーンズ、廉価のお弁当など、デフレ傾向の世相を反映してか廉価ばやりですが、これから、商品や製品を考える開発者の方々は、何でも廉価という考えは捨てるべきです。一見無料でこのような日本語入力システムを提供しているGoogleですが、他のところで確実に収益を得ています。さらに、Googleとは異なり、最終消費者に対して販売をしている事業においても、成功する会社では、その背後に、既存の枠組みを超える仕掛けをして、消費者を既存の枠組みから開放して、自由な心になるような機会を提供して、場合によってはそれを物語の次元に高めてあります。
Googleの日本語入力システムの物語はあるのでしょうか?特に、Googleの方では、この入力システムは日本向けのものであり、世界的なイベントではないので、YouTubeuに動画のプロモーションを流すようなことはしていません。だから、このシステムについて特に積極的に物語を編み出すようなことはしていないようです。しかし、Googlefは普段からいつも革新性の物語を頻繁に打ち出していることから、こうした製品でも、この物語性を強化する事になるのでないかと思います。Googleのユーザーは、グーグルの提供する革新性のストーリーでもある、Googleのさまざまなサービスを使いこなすことにより、自らの革新性が強化されることに価値を見出しているのだと思います。
なお、このGoogle日本語入力システムは、無償で提供されるということから、今のデフレ傾向の日本では、ピッタリの製品だと思います。おそらく、かなり多くの人が試してみるのではないかと思います。Googleにとっては、もともと、このような製品を販売して利益をあげるのではなく、別のビジネスモデルによって収益をあげるわけですから、今回の日本語入力システムなどの製品は、プロモーションの役割を果たしているともいえます。
最近、廉価のジーンズ、廉価のお弁当など、デフレ傾向の世相を反映してか廉価ばやりですが、これから、商品や製品を考える開発者の方々は、何でも廉価という考えは捨てるべきです。一見無料でこのような日本語入力システムを提供しているGoogleですが、他のところで確実に収益を得ています。さらに、Googleとは異なり、最終消費者に対して販売をしている事業においても、成功する会社では、その背後に、既存の枠組みを超える仕掛けをして、消費者を既存の枠組みから開放して、自由な心になるような機会を提供して、場合によってはそれを物語の次元に高めてあります。
これは、最近の「こども店長」や、ソフトバンクの「犬のおとうさん」、保険会社のアフラックの「招き猫ダック」などを見ていれば、理解できるのではないかと思います。これらの、三つの事例に関しては、誰にでもはっきり分かるように物語を打ち出しています。ソフトバンクについては、最近ではiphonの16ギガタイプ3GSタイプを機種交換であれば、実質"0円"で販売するという思い切ったディスカウントを実施していますが、無論皆さんご存知でしょうが、ソフトバンクを2年間継続することが条件となっています。安さだけではないということです。「招き猫ダック」は、CMの枠からはみ出して、CDも一般に発売されヒットしています。これらの物語に共通するのは、「親しみやすさ、楽しさ、愉快さ」などです。
マクドナルドなども、先の事例と比較すると直裁ではないものの物語性を打ち出しています。ただ安いだけでは、消費者もすぐに飽きてしまいますし末永く顧客になっていただけることはありません。先に、あげた「Fit's」などのガムや、「東大生ノート」、「女性雑誌の付録」などについても、今後どのような物語を築き、その物語が消費者に受け入れられ支持されていくのかが課題になると思います。ソニーやキャノンなどのメーカーも従来は、先進性の物語を強く打ち出していましたが、今では、普通の企業になってしまい、そのようなことはなくなりました。
現在景気が低迷していますが、この以前このブログでも述べたようにその低迷の理由は、日本は、お金がないどころか国民にも、政府にお金が有り余るほどあるのに、そのお金が市中に出回らないことです。お金が出回らない理由としては、まず第一に全く不十分ながら、現在行われている事業仕分けによって解明されつつある、官僚などによる膨大な無駄遣いもあります。特に、特別予算は曲者です。二つ目の大きな理由は、このブログでも再三述べてきたように、日本では、寄付金の文化がないとか、NPOが自由に動き回れる土壌がないため、いわゆる大きな社会事業をすることができないため、社会不安がいつまでたっても、解消されないか、解消される見込みが立たない。見込みが立たなければ、実体経済も良くならないということも述べてきました。しかし、これらの理由の他に、三つ目の民間営利企業のイノベーション不足ということもあると思います。
不況になりました。モノやサービスが売れません。だから駄目ですというのでは、これが国民の資産、特に金融資産が貧弱な中国(一人あたりのGDPは、日本の1/10以下)などの国ならまだわかります。しかし、日本は、違います。以前このブログで述べたように、国民の金融資産が1,000兆円超もあり、政府の金融資産も、400兆円超もあります。最近の円高でさらに増えたと思います。こんな国では、モノやサービスが売れないなどということは本来あり得ないはずです。
売れないとすれば、やり方が間違っているのです。今まで売り方を根本的に改める必要があるのです。今こそ、多くの企業がユーザーや、多くの消費者のために、知恵を絞り、既存の枠組みを破り、さらに多くの人々に受け入れられる物語を生み出しそれを伝説にまで昇華させ、日本経済の成長を牽引していく努力をすべきときです。これこそが、現代日本の多くの民間営利企業に与えられた使命であり、大きな課題であると思います。
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