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2019年1月17日木曜日

レーダー照射問題 韓国軍、日本の武官を呼び抗議―【私の論評】今年は、米国が韓国から本格的に北朝鮮に軸足を移していく年となる(゚д゚)!

レーダー照射問題 韓国軍、日本の武官を呼び抗議


レーダー照射問題 韓国軍、日本の武官を呼び抗議

韓国国防部は17日、日韓のレーダー照射問題に対して日本が一方的な主張だけを続けていると判断しこの日、国防武官を呼んで抗議した。

これは昨年12月21日、日韓のレーダー照射問題が起きて以来、韓国側で約1か月ぶりに行う駐韓日本国防武官に対する初めての措置だ。

双方はテレビでの実務者会議(12月27日)と将官級が参加する対面実務会議(シンガポール、1月14日)など2度にわたり協議を行ったが、立場の違いを確認しただけで、これといった解決策は用意できなかった。

国防部によると、イ・ウォンイク国際政策官はこの日午前、日本海上自衛隊の武官をソウル・国防部庁舎に呼び、1時間ほど最近の事態への懸念と共に抗議の意を伝えた。

国防部は「昨日、日本防衛省が韓国の武官を呼び、(14日の実務会議関連)報道官会見に対して抗議したことと関連し、きょう駐韓日本武官を呼んで関連内容に対する事実関係を明白にし、厳重に抗議した」と伝えた。

また「報道官会見の際に言及した実務会議内容の言及は、正確な事実であることを強調した」とし、「日本メディアが両国間の会議終了前には報道しないとする事前合意を破り、関連内容を報道したことに対して防衛省へ厳重に抗議し、再発防止を促した」と付け加えた。

【私の論評】今年は、米国が韓国から本格的に北朝鮮に軸足を移していく年となる(゚д゚)!

レーダー照射に関して、韓国軍が日本の韓国駐在武官を呼びつけ、抗議をしたというのですから、本当にあきれてしまいます。韓国は、この問題で日本に謝罪するつもりもないですし、よほどのことがない限りこれからもそうすることはないでしょう。

さて、このようなことがあっても、日米韓の同盟を大事にしろとか、韓国は中国・北朝鮮の緩衝地帯であるから、日韓関係を良くしなければならないなどとする人もいるようですが、これが根本的に間違いであることを本日は掲載したいと思います。

韓国というかその当時の朝鮮半島を「緩衝地帯」と明確に位置づけたのは、他ならぬロシアの南下を見据えた明治日本でした。ロシアはすでに1860年の時点で清から沿海州(外満州)を割譲させており、その最終目的地が朝鮮半島であることは当時の国際常識でした。



そのため、「日本の朝鮮侵略は1875年の江華島事件から始まっていた」等いう説は史実に反します。当時は大陸進出どころか、いかにロシアの南下に備えるか、という受身の戦略で精一杯でした。

その国家安全保障政策こそ、「清の属国から朝鮮を切り離し、近代的な独立国家に仕立て上げることで、日露間に緩衝地帯を設ける」というものだったのです。

その戦略を忠実に実行したのが1894年の日清戦争です。その後の下関条約で、日本はわざわざ朝鮮に独立を与え、お節介にも内政干渉してまで近代化を支援したのです。

ところが、この戦略は失敗に終わりました。というのも、「独立させれば朝鮮人とてロシアから自国を守ろうとするはずだ」という予測が外れたからです。

いや、「常識」が通用しなかったと言うべきか。国王を中心とする朝鮮支配層は、日本主導の近代化改革で制限された己の特権を取り戻すべく、ロシアの軍事力をバックにクーデターで日本派内閣を打倒してしまったのです。その直後から凄まじい勢いで国の権益をロシアに切り売りし、自ら属国へと傾斜していきました。

もともと当時の朝鮮は、日本が三国干渉に屈したのを見て、「清に代わる次の宗主国はロシアだ」と確信しようです。彼らには最初から独立の気概も願望もなかったのです。

こうして、朝鮮を緩衝地帯に仕立てるという日本の対ロ戦略は頓挫しました。それどころか、朝鮮は進んでロシアの手先になり、その軍事力を引き込み始めたのです。

結局、日本は己一人でロシアを迎え撃つ羽目になってしまったのです。

そうして次は、第二次大戦後の事例です。

朝鮮戦争は北朝鮮による南侵で始まりました。だから一般に「共産主義陣営と自由主義陣営の戦い」とされています。今でも「怒涛のごとく攻め込んできた中朝軍に対して、米軍を中心とした国連軍が必死で持ちこたえた」というイメージが強いです。ゆえに「韓国が緩衝地帯の役割を果たした」と漠然と信じられ、またこの事例が同説の最大の根拠となっています。

ところが、これですら「韓国緩衝地帯神話」に当てはまらないのです。なぜなら、日本に侵略したのは「南」のほうだからです。李承晩は独裁者に就任した直後から「北侵」による統一を何度も訴え、一方で「対馬奪還」を宣言し、軍を南部に集めました。

こうして、狂気の独裁者は、北朝鮮を散々挑発し、日本を侵略しようとして、自ら南侵を誘発したのです。むしろ、期せずして結果的に北が日本を助ける格好になっています。

朝鮮戦争時、日本は機雷対策や兵站などで国連軍を支援しました。日本という後方基地があったからこそ国連軍は機能したのです。また、大量の避難民も受け入れました。

それに対して礼を言うどころか、1952年、李承晩は一方的に「李承晩ライン」を敷き、竹島を強奪したのです。そして越境を理由に日本人を殺傷し、海上保安庁巡視船16隻を攻撃し、日本漁船を拿捕して約四千名を拉致抑留し、外交交渉の人質としました。



つまり、朝鮮戦争中(休戦は53年)に韓国は、日本を侵略したのです。しかも、完全に恩を仇で返す格好ですから、二重に悪質といえます。今でも韓国人は、「日本は朝鮮戦争で儲けた」とか「朝鮮戦争を引き起こした」などと、逆に因縁をつけてくる始末です。

日本が温かく受け入れた避難民をルーツとする在日コリアンですらそうです。「自分たちは強制連行されてきた」などと嘘八百を吹聴し、恩を仇で返し続けています。

以上、李氏朝鮮・戦後韓国の2つの事例を見てきました。

これらの歴史的事実からすると、韓国が大陸に対する「防波堤」や「緩衝地帯」であるとする見方は、とんでもないジョークであることが分かります。

むしろ、自ら侵略の拠点となるか、でなければ進んで大陸の手先をやってきたというのが事実です。バッファーどころか、韓国こそが常に対日侵略の震源地だったのです。

戦後においては、北朝鮮と韓国に別れましたが、韓国のほうが昔の朝鮮の気質をうけついでいるようです。北朝鮮も韓国も元々は一つでしたが、北朝鮮は中国とソ連と国境を接していて、これらと国境を接しておらず、しかも終戦直後は最強の米国軍が駐留したいない韓国とは、安全保障に対する考え方が全く異なります。

現状では、北朝鮮のほうが独立心は強く、韓国のほうは、従来の朝鮮のまま、独立の気概も願望もないようです。

この事実をみれば、ここ何日か私がこのブログで、以下のように掲載してきたことをご理解いただけるものと思います。
中国からの朝鮮半島の中国からの独立を守っているのは北朝鮮の核であり、韓国ではない。 
韓国は歴史的に中国や日本、米国の支配下に置かれてきた経緯からみても自国の防衛や独立に関心がない。中国に抵抗しようという気もない。 
韓国は中国の覇権に対抗するための国際連携の一員に加わることはできない。 
韓国が自らの独立に関心があるのであれば、在日米軍基地がある日本に安全保障を全面的に依存しているのに、日本といさかいを起こしたりしないはずだ。 
韓国が反日であるということは、韓国が本質的な外交政策に関心がないことを意味する。 
文在寅政権はこれまで米国に保護されていたのを中国に保護してもらうよう、打算的に移行しているにすぎない。
そうであるとしても、確かに北朝鮮の核は日米にとって脅威であることには変わりないですし、北朝鮮国内の人権侵害に関しては許容できません。

ただし、安全保障のみを考えると、上記のようなことは正しいです。

米国としては、当面の中国との対決を最優先するでしょうから、北朝鮮の中国からの独立の気概や願望を最大限に利用することになると思います。まさに、米国にとって、朝鮮半島が南北に分断され、北朝鮮が核を保有している現状が中国をにらみ望みうる最善の状態です。

韓国に関しては、もうすでに特にトランプ大統領は関心がなくなっているようです。

そうして当の韓国ですが、習近平主席が今年韓国を訪問するようです。

ノ・ヨンミン韓国大統領秘書室長は11日、習主席が来る4月の北朝鮮訪問に続き、5月に訪韓する可能性を認めたそうです。

ノ室長はこの日、国会で「共に民主党」のイ・へチャン代表を表敬訪問した直後、記者らに「確定した日程ではない」としながらも、「韓中間の疎通をしているが、まだ具体的安日程が出たわけではない。(しかし)いつからいつまでは出ている」と伝えました。

ノ室長は「上半期に訪問するのか」という記者の質問に「そうなる可能性が高い」と答えました。

先立って、イ・へチャン代表はノ室長との会談で「中国の習近平国家主席が4月に北朝鮮を訪問することが予定されているようで、5月には韓国に来る可能性が高そうだ」とし「中朝首脳会談が開かれ、米朝会談、南北首脳会談が開かれれば、朝鮮半島をめぐる北東アジアの平和ムードがかなり良くなると考える」と述べました。

文在寅と習近平

これによって、ますます文在寅政権は、中国に傾倒していくでしょう。ただし、文在寅の誤解は、北朝鮮が文氏が思っているよりはるかに、中国からの独立を希求しており、どちらかというと反中もしくは嫌中であるということです。金正恩は、文在寅を都合の良いように利用しているだけなのです。

以上から、ここしばらく、ますます中国に接近する韓国、中国からの独立する北朝鮮の独立の気概や願望を利用しようとする米国という図式で、朝鮮半島情勢が推移していくと見るべきです。

今年は、米国が韓国から本格的に北朝鮮に軸足を移していく年となるでしょぅ。無論、これは北朝鮮が米国の対中国冷戦に対して協力するか、あるいは許容するかを条件とすると思います。無論、中国の脅威がなくなった場合の北の核の廃棄も条件とすると思います。ただし、北への制裁はさらに継続し、北が人権問題に取り組む姿勢をみせ、米国に協調する姿勢を見せれば、少しずつ緩和する可能性はあると思います。

金正恩は、北朝鮮の中国からの独立、金王朝の存続を希求しています。北の核兵器の真の目的は、日米を脅すことではなく、中国からの完全独立です。米国は、中国の体制を変えるか、経済的に潰すことを希求しています。両者とも中国が敵であることは確かなので、両者が協調することは十分に考えられます。

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2014年1月7日火曜日

南スーダンPKO、韓国政府はウソの説明していた 韓国軍、物資補給途切れ、弾薬返却も無理―【私の論評】ファンタジーでは危機を回避できないことに、気がつかない韓国!このままでは、政権崩壊、経済崩壊は必定(゚д゚)!

南スーダンPKO、韓国政府はウソの説明していた 韓国軍、物資補給途切れ、弾薬返却も無理

   南スーダンのPKO(国連平和維持活動)で日本の自衛隊から銃弾1万発の無償提供を受けた韓国軍が、およそ1週間にわたって孤立状態に陥っていることが明らかになった。支援された銃弾は、韓国本国からの物資が届き次第返却する方針だったが、それもままならない状態だ。

   また、韓国政府は「追加防御の意味で国連に弾薬の支援を要請」したとして、日本側に直接支援要請したことを否定していたが、これも軌道修正した。韓国政府が、国内世論に配慮する形で事実とは異なる説明をしていたことが裏付けられた形だ。

日本側に直接支援要請したことを認める


趙泰永(チョ・テヨン)韓国外交部報道
   今回の弾薬支援をめぐっては、
「追加防御の意味で国連に弾薬の支援を要請し、国連を通じて支援を受けたというのがすべて」(2013年12月24日、趙泰永(チョ・テヨン)韓国外交部報道官)

「現地で韓国隊隊長から日本隊隊長に対して、弾薬が不足しているとして弾薬の提供について要請があり、その数時間後に国連司令部から日本隊隊長に同趣旨の要請があった」(12月25日、菅義偉官房長官)

といった具合に、日韓の説明が全く食い違っていた。

   この時点でも韓国側の「追加防御」という説明は、かなり無理があったようだ。現地時間12月24日には、韓国軍の駐屯地に迫撃砲2発が着弾。隊員280人にけがはなかったが、一刻も早い物資の補給が必要な状況には変わりない。

   聯合ニュースが12月30日に報じたところによると、韓国国防部のユ・ムボン国際政策次長が、現地の部隊が本国に事前に報告しないままに国連に支援要請していたことを明らかにしている。

「当時、部隊長が状況があまりにも緊迫していると判断したため」
というのがその理由だ。支援要請の具体的な経緯についても、

「状況が急速に悪化し、国連側に問い合わせ、(国連側から)日本と米軍が(支援)可能との回答を受けて日本に先に問い合わせた」
と説明している。事態が切迫していたことと、日本側に直接支援要請したことを認める説明で、説明を軌道修正したといえる。

南スーダンに派兵されたハンビット部隊将兵

   また、尹炳世(ユン・ビョンセ)外相は12月30日の国会答弁で、弾薬は早ければ同日中に現地に到着する見通しを明らかにしていた。日本から支援を受けた弾薬は、国連経由で返却する意向も示していた。速やかに弾薬を返却することで、国内世論の沈静化を図る狙いもあったとみられる。

反政府派が東部の都市を再び制圧

   だが、この見通しは大きく外れることになった。聯合ニュースやSBSによると、弾薬など韓国政府の支援物資は12月27日には南スーダンの首都・ジュバの空港に到着したが、200キロ離れた東部ジョングレイ州の州都ボルにある現地部隊には輸送されないままで、14年1月3日時点では国連に保管されている状態だという。

   朝鮮日報は、韓国軍の合同参謀本部の話として、1月4日になっても物資を輸送するヘリの離陸許可が得られていないことを伝えている。

   ロイター通信が14年1月1日に伝えたところによると、マシャール前副大統領が率いる反政府勢力がボルを再度制圧している。ヘリが飛べないのは、これが原因だ。

   朝鮮日報によると、ヘリには弾薬数万発、医薬品、食糧などが積まれているという。現地には数ヶ月分の食糧は備蓄されており、「隊員は基地内で安全に活動している」というが、危機的な状況が続いていることには変わりはない。

【私の論評】ファンタジーでは危機を回避できないことに、気がつかない韓国!このままでは、政権崩壊、経済崩壊は必定(゚д゚)!

銃弾1万発の無償提供のニュースは、昨年年度末に飛び込んできたニュースですが、その後、韓国側はそんな要請はしていないとか、いろいろな行き違い、特に韓国側が原因とみられる行き違いがみられました。これは、行き違いというよりは、韓国の一方的な事実捻じ曲げが原因だったようです。

結局のところ、韓国国防部のユ・ムボン国際政策次長が、現地の部隊が本国に事前に報告しないままに国連に支援要請していたことを明らかにしているというあたりが事実なのでしょう。

それにしても、現場の軍隊が危急存亡の事態に見舞われているなら、韓国政府としては、どんな事情があるにしても、現場が日本からの支援でも受けたいというなら、それを認めて、支援を受けたのではあれば、どんな理由があったとしても、日本に対して礼はすべきです。

それが、できない韓国政府は、やはり、ファンタジーに基づいて動いているに違いありません。韓国のファンタジーに関しては、以前のこのブログに掲載したことがありますので、その記事のURLを以下に掲載します。
倉山満「朝鮮人を人間扱いしたから大日本帝国は滅びた」―【私の論評】歴史を歪めても劣等感はさらにつのるばかり、今の韓国には正しい歴史観を持ち呪縛から解き放たれ、新たな社会構造を構築するしか道はない!
倉山満氏 
詳細は、この記事をご覧いただくものとして、この記事では憲政学者の倉山満氏の【韓国の三原則】を掲載しました。その三原則を以下に掲載します。
【韓国の三法則】
一、頭の中身がファンタジー
ニ、軍国主義でないと正気が保てない
三、反日を言ってないと親日になってしまう
頭の中身がファンタジーというところは、要するに韓国の歴史観がほとんどが、現実とは無関係で、ファンタジーにもとづいてつくられているということです。史実とは無関係に、自分たちにとって都合の良いファンタジーによって、歴史がつくられているということです。

これに関しては、ありもしない慰安婦強制連行などの歴史を捏造していることからも明らかです。そのような虚構をただ語るだけではなく、アメリカなどの外国にまで慰安婦像をたてるなど、完璧に精神的構造に問題があるのは明らかです。

さて、歴史捏造問題、慰安婦強制連行問題で、韓国のファンタジーは暴露されたのですが、それ以外にも暴露事例があります。たとえば、以下の例です。
戦争なら「北朝鮮に負ける」 韓国軍幹部、弁明も混乱 
 韓国軍幹部が、北朝鮮と戦争になれば「韓国が負ける」と発言し、騒ぎになっている。火消しに乗り出した金寛鎮国防相は「戦争すれば北は滅亡する」と豪語したが、国会での追及に韓国は戦力で北朝鮮に劣るとの矛盾した言葉も口にし、混乱が続いている。 
 5日の国会でチョ・ボグン国防省国防情報本部長(中将)は、南北のどちらが勝つかと問われ「米韓同盟を背に戦えばわれわれが圧勝するが、米軍を除き南北が一対一でやれば負ける」と明言した。 
 米韓は有事作戦統制権を米軍主導の米韓連合軍から韓国軍に2015年末に移管する計画だが、韓国は今年になって移管時期を延期するよう米に要請した。 
 韓国は「米軍なしには北を抑止できないとの不安を抱いている」(外交筋)のが現実で、チョ氏の発言は分析を背景にした“本音”の可能性もある。(共同)
私は、軍事の専門家ではないので、詳しいことはわかりませんが、韓国対北朝鮮となれば、北朝鮮が優位なのではないかと思います。なにしろ、北朝鮮は経済的には、さしたる存在でも何でもありませんが、今では核とミサイルも持っています。本気で戦えば、北朝鮮が通常兵器で負けたにしても、核という最後の切り札があります。この事実は、曲げられません。

いくら、韓国が北朝鮮よりも軍事で勝っていると言い張ったにしても、この現実は変えることができません。しかし、韓国流ファンタジーであれば、この事実は消えてしまうようです。実際、上の記事では、核について、一言も触れられていません。上記の記事のような不毛な論議をしていても仕方ないと思います。北朝鮮の核を前提として、それをどうするのかという論点で話をすべきです。そうして、韓国はロケット打ち上げにも失敗しているという事実を前提として、ではどうするのかというまともな論議が必要です。

韓国ファンタジーを象徴するような話はほかにもあります。その記事のURLを以下に掲載します。
「軍備」もパクリと偽造の韓国 完成しない戦車、沈没する装甲車…
これも、詳細はこの記事をご覧いただくものとして、韓国では、軍備もファンタジーのようです。いつまでたっても、完成しない、自称国産戦車「K2」、沈没する装甲車、首都ソウルを守る対空機関砲72門のうち、49門が偽物とか、あげるときりがないです。

いつまでも完成しない韓国国産K2戦車
このパクリと、偽造がはびこるのも、ファンタジーが原因です。自国の軍備は、自国の技術でまかないたいと思うのは、どこの国でも同じです。他国から輸入した軍備では、ブラックボックス的な部分が必ずあるし、それに国際情勢が変れば、軍備そのものを輸入できないとか、修理ができないとか、付属品や、消耗品の供給がなくなるということも十分考えられるからです。

しかし、軍備に関する技術力のない国は、外国から輸入するしかありません。しかし、韓国も本当はその技術がないのに、あたかもあるかのようなファンタジーを抱いているようです。

このファンタジー気質が、南スーダンにおける、韓国軍の銃弾無償提供問題にもつながっているようです。現場は、切迫しているからこそ、日本に支援を依頼したのでしょうが、韓国政府はそうは思っていないか、そう思っていても、日本に対する面子から、現場はなんともないというファンタジーが生じてしまったようです。


それにしても、自国の軍隊が危急存亡の危機にあるときに、ファンタジーにより現実に対応するようでは、とんでもないことになりかねません。今回は、人命に関する被害などはでていないようですが、このままでは出ても不思議はありません。まあ、韓国政府としては、たとえ甚大な人的被害が出たしても、それをなかったことにするか、軽微な被害であったというファンタジーにつくり変えてしまえば良いので、どうでも良いのかもしれません。後世の歴史にもファンタジーを残せばそれで良いということでしょう。

それにしても、韓国、根源的な安全保障に関する事柄まで、ファンタジーですませようとしているようにも見えます。こんなことで良いのでしょうか?良いはずがありません。いくらファンタジーで物事を解決しようとしても、できないものはできません。

ファンタジーでは、北朝鮮の脅威、経済の崩壊危機を回避できないことに、韓国政府は気づいていないようです。こののままでは、政権崩壊、経済崩壊は必定だと思います。

私は、そう思います。皆さんは、どう思われますか?

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2013年12月25日水曜日

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韓国軍「1人当たり銃弾15発」と要請、提供後は「日韓の絆の象徴」と謝意



政府が南スーダンで国連平和維持活動(PKO)に参加する韓国軍に小銃の銃弾1万発を無償で提供したことに関し、韓国が提供を求めた際、現地部隊が装備している銃弾数について「1人当たり15発」と説明していたことが24日、分かった。政府高官が自民党幹部に伝えた。韓国側は銃弾提供を要請していないと否定するが、菅(すが)義(よし)偉(ひで)官房長官は記者会見で「国連、韓国から要請があった。それが全ての事実だ」と述べ、在日韓国大使館から要請があったことを明らかにした。

またPKOで首都ジュバ滞在中の陸上自衛隊派遣施設隊の隊長、井川賢一1等陸佐も24日、テレビ電話で小野寺五典(いつのり)防衛相に経緯を報告。それによると、現地時間21日夜に東部ジョングレイ州ボルに展開中の韓国隊の部隊長から電話があり「ボルを守る部隊は韓国隊だけで周りは敵だらけだ。弾薬が不足している。1万発の小銃弾を貸してもらえないか」と要請があった。

これを受け、陸自は1発約80円の銃弾1万発を国連に無償で提供。輸送後の23日夕には韓国の部隊長から電話で「たった今空港で弾薬を受領した。この弾薬は日本隊と韓国隊の強い絆の象徴で、ジュバを訪れることができれば改めて感謝をお伝えしたい」と謝意を伝えてきたという。

韓国の朴槿恵(パク・クネ)政権は国内世論向けに日本との親密さを隠す傾向があり、政府が銃弾提供を積極的に公表する背景には、韓国側のかたくなな姿勢を国際社会に示す狙いもあるようだ。

【私の論評】自国軍隊に対して無礼を働いた朴槿恵は、ポイント・オブ・ノーリターンをすでに超えたか(゚д゚)!

朴槿恵

韓国からの要請で、日本が韓国軍に対して、銃弾を提供したことはこのブログで一昨日掲載したばかりです。その後、いろいろゴタゴタしていますが、本日今までの経緯をいろいろみた上で、もうすでに、朴槿恵はポイント・オブ・ノーリターンをすでに超えていると判断したので、本日もこのニユースを掲載することとしました。

読売新聞では、この表を付して、韓国軍に弾薬提供、武器輸出3原則見直しへ布石と報道

この件でさらに、朴槿恵政権の異常性がまたあらわになりました。韓国外務省は未だに、「日本に直接要請していない」と発表し、一切謝意も表明していません。安倍晋三政権は韓国軍が直面する危機を案じて、武器輸出三原則などのよる批判を覚悟で銃弾を譲渡したのに、反日一辺倒の朴政権には「感謝」や「礼儀」といった感覚はないようです。例によって「これまでの政府答弁と矛盾している」といった批判があります。しかし、これは船が沈没しそうなときには、船長がすぐにも意思決定して乗員・乗客を避難させるべきときに、話あいをして意思決定しようとするようなものです。こんな世迷い語に関しては、放置しておけば良いです。

韓国外務省の趙泰永(チョ・テヨン)報道官が24日に行った記者会見には、多くの日本人が歯ぎしりをしたはずです。

趙泰永(チョ・テヨン)報道官

日本からの銃弾提供について、趙氏は「追加の防護力を確保するため、国連南スーダン派遣団(UNMISS)に弾薬支援を要請し、UNMISSを通じて支援を受けた」といい、直接要請していないと強調しました。自衛隊から韓国軍への迅速な支援への評価も避け、謝意も示しませんでした。

さらに、銃弾提供が日韓関係改善のきっかけになるのではないかとの質問には、「韓国政府は(日本の)歴史認識問題については、原則に立って毅然と対応する」と、関係のない日本批判まで持ち出し、突き放しました。

韓国の非礼はこれだけではすみませんでした。朝鮮日報は本日、韓国政府高官の話として、韓国政府が外交ルートを通じて「(銃弾提供を)政治的に利用している」と、日本に強い遺憾の意を伝えたと報じたのです。まさに、恩を仇(あだ)で返す、恥知らずの対応といえそうです。

国防省報道官はさらに、恥の上塗りをしました。「予備量を確保するため臨時で借りたものだ。(銃弾は)不足していない」と語ったのです。まるで5千万円を「個人的に借りただけ」と強弁して辞職に至った猪瀬直樹知事のようです。


たとえ借りたつもりでも、感謝の一言がないようでは国際社会に通用しないと思います。国のメンツにばかりこだわるのは、命がけでPKOにあたっている自国の軍隊にも本当に失礼なことです。こんな対応をする、大統領や、政府の下で働く、軍人の皆さんも気の毒です。

そもそも、軍事的な常識から見ると、現場で弾薬不足に陥ること自体が異常です。前線に赴く際には準備を万端にしていきます。ずさんな計画見積もりだったか、想定外の事態があったか…。韓国政府の『予備弾薬のため』という発表は、自国の軍隊の不手際を国際社会に喧伝しているようなものです。韓国軍はメンツまる潰れで、恥の上塗りをしたに過ぎません。

それにしても、現場で銃弾が不足して、自衛隊にでも借りなければ急場をしのげなかったのは事実であり、推測するに、おそらく朴政権は経済政策などで失敗が続き、本来、PKO部隊を出す余裕もないはずなのです。しかし、国連には韓国出身の潘基文(パン・ギムン)事務総長がいるため、大風呂敷を広げてしまった結果がこのザマだと思われます。韓国経済いよいよ、かなり危ない次元にまで達しているようです。いろいろな意味で、朴槿恵は、ポイント・オブ・ノーリーターン(引き返せない地点)を超えてしまったようです。

私は、そう思います。皆さんは、どう思われますか?

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特報 米国司法省 IR疑惑で500ドットコムと前CEOを起訴 どうなる岩屋外務大臣―【私の論評】岩屋外務大臣の賄賂疑惑が日本に与える影響と重要性が増した企業の自立したリスク管理

特報 米国司法省 IR疑惑で500ドットコムと前CEOを起訴 どうなる岩屋外務大臣 渡邉哲也(作家・経済評論家) まとめ 米国司法省は500ドットコムと元CEOを起訴し、両者が有罪答弁を行い司法取引を結んだ。 日本側では5名が資金を受け取ったが、立件されたのは秋本司被告のみで、他...