2010年1月20日水曜日

世界最大の国際通信キャリアは「Skype」に - 米TeleGeography調査-当然の成り行きだが、背後にある原則は?

http://journal.mycom.co.jp/news/2010/01/20/025/index.html


当然の成り行きだが、背後にある原則は何?

これは、Skypeを用いた方なら、誰でもわかる当然の成り行きです。遅かれ早かれ、このようなことになることや、いずれこれどころではなく、ほとんどがSkypeもしくは、Skype様のサービスに入れ変わることは明らかです。いずれ、世界の音声通話のほとんどこのようなものに入れ替わるでしょう。

私は、最近だとGmailに付属している、チャットを使います。これは、音声だけでも、動画をつけても話ができます。いずれ、こちらもだんだん普及していくことでしょう。

さて背後にあるのは、なんでしょうか?それは、これは、前にもブログに掲載しましたが、ドラッカー氏が著書に書かれた「最早、ある特定の産業の製造技術は、その産業内からは生まれてこない、全く別の分野から生まれてくる。たとえば、製薬の分野がそうだ、今や新しい製薬は、バイオテクノロジーの分野から生み出されている。通信の分野もそうだ、この分野の新技術である光通信に用いる、光ファイバーは、通信分野の企業や研究所から生まれたものではない、コーニング社と言うガラス製造の会社から生まれたものである。もはや、特定の分野の産業で使われる技術は特定の分野の企業や研究所から生まれてくるのではく、全く別の分野から生まれてくる。だから、トップマネジメントは、自分の属する産業内のことにだけ感心をもっていてはならない、他の分野にも関心を持つべきである」という至言の内容です。

そうです。国際通話の技術は、あくまで旧来の通信技術です。1台電話交換機だけでも、現代のサーバータイプではなく、昔のものを使えば、数千万しました。今なら、数万から高くても数十万です。さらに、現代なら、電話交換機も必要なく、電話回線も必要もなく、インターネット回線で音声どころか、動画もつけて会話ができるのです。既存の技術とては全く異なります。しかし、現実世界には、インターネットができる環境が整っていない地域で電話は通じているところがあるため、未だ以前の国際通話も残っているわけです。

既存の国際通話からSkypeなどへの移行は、まさにドラッカー氏の言葉通りです。従来の電話回線だけにこだわっていたらこのような技術は開発できなかったでしょう。さらに、国際電話通信の会社など、これからは、こうした技術を取り入れた上で、もっと簡単で、使用しやすいものを開発し、付帯サービスなどもつければ、これからも、国際通話回線を維持できるかもしれません。

このブログでは、以前も、違った分野で似たような話を掲載してきましたが、もうそろそろ、こんな話は当たり前になるのではないかと思います。このような話題、たとえブログに掲載したとしても、もう誰も珍しくもないし、誰も振り向かなくなると思います。そのような日は、もうすぐにやってきます。

【関連記事】
IBM、DNAの自己組織化を活用した回路形成技術を開発―ドラッカーの言うとおり、新しい技術は他の分野からやってくる!!!
驚異の衝撃吸収材”d3o”とは-このイノベーションはどこからやってきたのか?



大雪山系遭難:「寒さ、想像超えていた」 ツアー社長会見―ドラッカーが救ってくれた苦い経験のあるトムラウシ山


P.F.ドラッカーの『ネクスト・ソサエティー』―ポスト金融危機を生き抜く知恵


「Chrome」が持つウェブ新興企業への可能性-Googleの目指しているのは単なるブラウザの提供ではない、IT業界のアンラーニングであり、革新だ!!


Web2.0に次ぐ一大トレンド「クラウドコンピューティング」の正体-パソコンはソフトがなければ、ただの箱ではなくなった!!


デジタルネイティブ~次代を変える若者たち~-デジタル移民も世の中を変える?



ADs by yutakarlson
ピザテンフォー今年10月4日で、創立21周年です!!
長い間のご愛顧真に有難うございます!!

YUTAKARLSON、USA 市長からのお願い
ランキングは、ありきたりのは面白くないので、私の街に是非投票してください。この私の街は、サイバー上のアメリカ国内に設置してあります。街の名前は、YUTAKARLSONと いいます。この街は、皆さんからのアクセスがあれば、アクセス数が街の住民数となり発展していきます。職場整備、交通の整備などはひと段落していますので、今度は人口を増やす必要があります。せびポチッと一つお願いいたします。
⇒⇒YUTAKARLSONの住民募集!!



0 件のコメント:

「誤解受け不安にさせたのは当然」中国企業ロゴ問題で辞任の大林ミカ氏、会見主なやりとり―【私の論評】[重大警告]自民党エネルギー政策への中国の影響力浸透の疑惑 - 大林氏中国企業ロゴ問題で国家安全保障上の深刻な懸念

「誤解受け不安にさせたのは当然」中国企業ロゴ問題で辞任の大林ミカ氏、会見主なやりとり まとめ 問題発覚の端緒は、内閣府TFに提出された資料に中国国営電力会社のロゴマークが入っていたこと。 大林氏は、ロゴマークの存在に気付かなかったことを謝罪し、TF委員を辞任。 大野氏は、財団と国...