【北京=矢板明夫】昨年1月に発覚した中国製冷凍ギョーザによる中毒事件後、製造元の国有企業「天洋食品」(河北省 石家荘市)が売れ残った大量のギョーザを、地元政府の斡旋(あっせん)で同省内の鉄鋼工場に横流しし、新たな中毒事件を引き起こしていたことが24日まで に分かった。「中国国内での毒物混入はない」と断定した中国当局の発表を信用したためで、同省関係者もギョーザを食べた従業員も危険性について認識してい なかったようだ。
河北省の国有企業幹部によると、日本との取引を中止され経営難に陥った天洋食品を救済するため、地元の国有企業を管轄す る同省国有資産管理監督委員会は、同じ国有企業の同省鉄鋼グループに対し、売れ残った10万食以上のギョーザの購入を持ちかけた。ギョーザは同グループ傘 下の唐山、承徳、張家口など各地の子会社で無料配布されたが、それを食べた複数の従業員が下痢や嘔吐(おうと)などの中毒症状を訴えたという。
国営新華社通信は24日夜、天洋食品が回収したギョーザを昨年4月に同省の企業約20社が購入したと報じた。一方で、同ギョーザを食べて重い中毒症状を訴えたケースはないとする当局者らの見解も伝えた。
あきれた管理体制、革命でもおきない限りこの体質は直らない!!
この実体、どうしようもありませんね。日本でいえば、汚染米など、中央政府が害は全くないと発表し、それを信じた、都道府県のいずれかが、汚染米を地方公務員などに売ったり、配ったりしているようなものです。
中国の毒ギョーザは結局うやむやになりそうですが、この事件からやはり、中国側に問題があったことが明確になったと思います。あれだけ、メラミンの問題などで、食の安全が問われているというのに、どういう理由があったにせよ、奇異な行動であり理解に苦しみます。
立場が逆だったら、さすがに日本では、たとえば大阪府がこのような行動をとることはさすがにあり得ないと思います。このような省政府の行動を見ていると、日本の役人は腐敗している能力がないなどと言われていますが、中国と比較すれば、まるで天使のような無垢な存在かもしれません。
現代中国、奇異です、グロテスクです。はやく、現在の体制が崩れ去り、いくつかのまともな国々に生まれ変わって欲しいと思います。
中国、暴動など日常茶飯事です。小さな暴動なら、当たり前なのでニュースにもなりません。このような国は、速く分裂して、もっとまともな管理体制にすべきです。日本としては、いくつかに分裂した中国の中でも、民主化、政治と経済の分離化、法治国家化を強力に推進した国と付き合っていくべきです。中国は、悠久の歴史が示すように、もう中央集権はやめて、いくつかの国に分離すべきです。
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