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2008年4月8日火曜日

中国分裂の筋書き-(5)他の人達はどう思っているのか?

上は、中国が分裂した後の中国、黒く色塗りされているとろがいわゆる中国の領域か?

さて本日は、私以外の人が中国分裂に関してどう思っているかを掲載します。現在は非常に便利な世の中で、検索サイトにキーワードを入れると他の人の意見など色々と見ることができます。これで、私だけが中国の分裂があると思っているだけではないことがお判りだと思います。私自身も確認してみてよかったです。この考えが私だけの妄想ではないことを確認できました。各々の記事に最初に■で始まってる反転文字列をクリックしていただくと当該ブログに飛ぶことができます。ここに掲載してあるものはすべて、元の記事を要約したものです。

■中国のあるべき姿
このブログでは、中国人はシベリアに移植したほうが良いという意見です。中国分裂の筋書きというよりは、今後の中国のあり方を示しています。実際このようなことも考えられます。
中国の人口の多さは中国の植民地統治を受けていない外国にとっても中国自身にとっても問題である。チベットと東トルキスタンが独立を達成したら、中国の人口密度は日本と変わらない。農業人口が7割を占める状況で日本と同じ人口密度とは極めて深刻である。

そこで私の考えを述べるが、中国人はロシアのシベリアに移住してその辺を少しずつ侵蝕していけばよい。実際に中国人はすでに実行し、国境を超えてロシアに渡り、シベリアにはロシア人よりも中国人のほうが人口が多い町がある。もともとシベリアというのは17世紀後半から18世紀にロシア帝国が、その普通の人間の想像を絶する膨張意欲によって獲得したところである。だがシベリアなんぞもともと極端に人口密度の低い地域である。中国人がたくさん移住してもロシア人はもちろん迷惑に感じるであろうが、現地のエスキモーなどはあまり迷惑に感じないであろう。

シベリアはロシアが侵略した地域と考えてよい。だから今度は中国が侵略しなおせばよい。特に中国東北地方の右側はもともと清国領だったのが、19世紀にロシアに奪われたものである。とにかく中国人はチベットや、東トルキスタンには移住しないで、シベリアに移住して、人口密度の低い地域を開発してもらいたい。中国人がシベリアに移民すればよいという私の主張はいささか軽薄に感じる人も多いかもしれない。それでもまったく道理のとおらない意見ではないと思う。もうちょっと詳しく事情を話す必要がある。中国の人口の多さは対外侵略をするときは大きな武器となり、近隣諸国から見れば大きな脅威である。それと同時に国内問題としてもかなり深刻である。

■なぜ中国共産党が崩壊したら中国分裂すると予測できるデスか?
これは、Yahooに質問を掲載できるサイトの中にあってものです。

Q:なぜ中国共産党が崩壊したら中国分裂すると予測できるデスか?

そんなにお互い欺くことが好きっつうことですか。内蒙古、チベット、ウイグルはわかりますがね。他も省レベルで分裂しちゃうのでしょうか中国は。それだと経済大国にもなれソーにありませんね。


A:中共組織で鉄のたがを締めているのが外れてしまえば中央統制不可能となるからでしょう
他にも中国とは大昔から中央統制が弱まると地方が独立国みたいに直ぐなる体質がありますしね。
近代を見ても清朝の統制が弱まると直ぐに各地で軍閥が蔓延っていますし中共支配が崩壊してしまえば同じ現象が起こるのではないですかね。
中共が崩壊したからといって中国国内各地の軍が一緒に崩壊するとは考え難く逆に治安維持とかの名目で軍が主体の群雄割拠国家誕生の可能性は高いと思われますよ。
今の中国軍区ごとに分裂国家が何時の間にやら成立するかもしれませんね、地方軍閥の素敵な歴史が幾らでもある国ですから別に不思議な事ではないでしょう。

中国の分裂とユーゴスラビアの類似性
このブログの中では、言語の違いで、もともと中国は一つではないことを強調しています。さらの、人民解放軍は、中国政府の軍隊ではなく、中国共産党の軍隊であるため、中国共産党が分裂すると軍隊も分裂するだろとうとしています。大いに起こりそうなことです。

中国には、いろいろな言語がある。そうして、言語の違いは、四つの経済先進地域に重なる。

・長江デルタ地域:呉語
・珠江デルタ地域:粤語
・福建東南地域:閩語
・環渤海湾地域:北方語

つまり、政治(地方政府)も違うし、経済圏も違う。歴史も違うし言語も違う。一つの国であることの方がおかしいのである。

中国には言語、文化、歴史の異なる56の民族がいる。92%を漢族が占める。が、同じ漢族でも、華北と華南では体型や肌の色に違いが見られる。
その昔、中国南部には「南蛮」と呼ばれたタイ族が住んでいた。人口増や戦乱により南下した漢族は、このタイ族と混血したのである。一方、北の漢族は、北方から侵入してきた遊牧民族と混血する。つまり、北京と上海や広東では、DNA的な均一性に欠けるのである。
北京と上海は特に対抗意識が強く、お互いにボロクソに言うらしい。北京人に言わせれば「北京語をしゃべれる者が人間」であり、上海人は北京語をしゃべりたがらず、「北京なんて田舎だ、遅れてる」と言う。
漢族の中でもこれだけ違うのに、さらに55もの少数民族が住んでいる。主な少数民族は、モンゴル族、回族、ウイグル族、チワン族、チベット族、朝鮮族、満族である。
このうち、民族意識の高いモンゴル族、ウイグル族、チベット族は、政治的・経済的・社会的混乱が続けば、それに乗じて独立する可能性が高い。

結論から言うと、漢族は、経済圏ごとの・長江デルタ地域、・珠江デルタ地域、・福建東南地域、・環渤海湾地域に、・重慶を中心とする四川省を加えた五つに分裂し、モンゴル族、ウイグル族、チベット族が独立するという形にならざるを得ないのではないか(香港は別と考える)。
後は、中共政府を支える人民解放軍がどう動くかである。150万人を数える人民武装警察は、中共政府の意思に忠実に動くであろう。しかし、総兵力231万人(2001年)の人民解放軍が中共政府に忠実であるとは限らない。
なぜなら、人民解放軍は国家の軍隊ではなく、中国共産党の軍隊であるからだ。したがって、中国共産党が地域ごとに分裂すれば、人民解放軍が混乱する可能性は高い。
実際に、文化大革命のときに、人民解放軍の一部が「実権派」の側に立って「造反派」に対抗した「武漢事件」が起きている。毛沢東全盛のときでもそういうことがあったのだ。
胡錦濤主席にカリスマ性はなく、指導力も絶対ではないと言われる。人民解放軍が、政治的・経済的・社会的混乱が起きたときにどう動くかだけは読めない。
http://banmakoto.air-nifty.com/blues/2005/08/post_2356.html

■201X年に中国は分裂し民主化される
このブログでは、中国を分裂されるのは、巨大な貧富の差と地方格差であるとしています。
米国内のネオコンと現実派の分裂の消耗戦が、アメリカをとことん弱体化させ究極のエントロピーとなって、201X年頃に中国共産党政権を、三つか四つぐらいの民主国家に、空中分解させるとしています。なお、このブログは阿部内閣崩壊を予測していますが、その通りになっています。
中国を分裂させる最大の原動力は、中国国内の巨大な貧富の格差である。貧困地域に金を奪われてきた富裕な沿海地域(広東省+香港、福建省、上海+江蘇省+ 浙江省)が北京政府から独立することになると想像する。また、中国西部では少数民族問題が分裂の引き金となるだろう。

また安部総理大臣訪中の際に打ち出された関係が、「戦略的互恵関係」という言葉で語られたことである。今から振り返ってみても、微妙に違和感のある表現である。北京派の胡錦濤国家主席とっては、上海派と憶測される北朝鮮の金正日と安倍首相が、万が一にも、国交正常化に向かって舵を切って欲しくないのである。平和ボケした日本と違って、安全保障に敏感な中国は、地政学的に、これほど危険なことはないと判断しているにちがいない。

そんな流れもあってか、中国社会科学院による歴史研究プロジェクトは、独自の調査によって、南京の虐殺は「5万人以上6万人以下」との結論に近づいているという。さらに30万人大虐殺を謳う「南京の大虐殺博物館」を、今春以降閉鎖されるという話も出てきている。

・安倍内閣は沈没してしまう?

とは言え、これらの動きはワシントンにとっておもしろくない流れである。安倍晋三内閣が、民法TV局によって次々と槍玉に挙げられるのは、そんなところに原因があるのかもしれない。あるいは社会保険庁が解体して日本年金機構に生まれ変わるのはいいとしても、もしかしたら年金積立金の運用が、国際金融勢力の好き勝手にできるプランになっていないのかもしれない。

親米ポチの小泉・竹中コンビの郵政民営化の流れとちがって、国際金融資本が安倍内閣を警戒しているとも考えられる。だとしたら今回の参院選で、かつての橋本内閣のように、安倍内閣も相当苦戦する流れとなる。その一方でマカオの金融機関バンコ・デルタ・アジア(BDA)で凍結されていた北朝鮮の送金問題が、アメリカと北朝鮮が全面返還で合意してから、まる3ヶ月近くも決着しなかった流れがある。

ようするに訪中回数が700回以上という親中派の元ゴールドマン・サックスのポールソン財務長官と元FRB議長という米国内の激しい対立が、北朝鮮ばかりか、そのまま中国の血みどろの分裂となって飛び火していると思われる。私が直感するに、米国内のネオコンと現実派の分裂の消耗戦が、アメリカをとことん弱体化させ究極のエントロピーとなって、201X年頃に中国共産党政権を、三つか四つぐらいの民主国家に、空中分解させるにちがいない。

さて、いろいろな考えはありますが、中国分裂の筋書きは、私だけではなく多くの人が考えていることがお判りになったと思います。やはり、現代中国今のままで行くことには無理がありそうで。そのことに自分たちで気がつけば良いのでしょうが、今のところその兆候はありません。

いかに上記記事との関連記事を掲載しました。まだの方は是非ご覧になってください。反転文字列をクリックしていただければ、当該記事の内容に飛ぶことができます。


■ゼリー世代のミーイズム-体制から身を守る知恵か?

■中国ゼリー層-明日の中国を牽引する原動力となるか?

■チャイナ・アート・バブルにも冷めた見方のできる中国ゼリー世代?

■中国分裂の筋書き-(その10)パクスマリーナが拓く世界の平和と大繁栄

■中国分裂の筋書き-(その9)日本の対応は?

■中国分裂の筋書き-(その8)迫られる中国の選択

■中国分裂の筋書き-(その7)忘れてはいけない中国の不良債権

■中国分裂の筋書き-(その6)現代中国の混乱ぶりを現す動画の数々

■中国分裂の筋書き-(その5)他の人達はどう思っているのか?

■中国分裂の筋書き-(その4)毛沢東を統合の象徴にすることができない中国中央政府の苦悩

■中国分裂の筋書き-(その3)中国バブルの真実

■中国分裂の筋書-(その2)革命でもなければ現代中国は変わらない

■中国分裂の筋書-(その1)繰り返される歴史

■中国"義歯"から鉛「安全に問題」

■中国産原料を使ったヘパリン製剤で自主回収へ・・・・米国では死者21名

■世界一人当たりのGDP(国内総生産)と、一人当たり資産−これでも中国は経済大国か?

■南京虐殺記念館に対する日本政府の申し入れに関して考えた、中国のお家事情


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