2021年7月19日月曜日

小山田圭吾さんが五輪開会式の楽曲制作辞任へ―【私の論評】世の中には、残念ながら鬼畜が存在する。OSINT(オシント)を活用すべき(゚д゚)!

小山田圭吾さんが五輪開会式の楽曲制作辞任へ

小山田圭吾

23日に行われる東京五輪開会式で楽曲制作を担当するミュージシャンの小山田圭吾さんが辞任する見通しとなったことが19日、大会関係者への取材で分かった。過去に雑誌のインタビューで学生時代のいじめを告白していたことが問題となっていた。

小山田さんは同日、自身の「ツイッター」で、「依頼をお受けしたことは、さまざまな方への配慮に欠けていたと痛感しております」とし、大会組織委員会に辞任の申し出をしたことを明かした。

小山田さんは平成6年1月発行の「ロッキング・オン・ジャパン」(ロッキング・オン)などで同級生を箱に閉じ込めたり、障害のある生徒をからかったりしたことを語っていた。

【私の論評】世の中には、残念ながら鬼畜が存在する。OSINT(オシント)を活用すべき(゚д゚)!

ミュージシャンのコーネリアスこと、小山田圭吾氏が学生時代に行った何らかの障害を有する方に行ったいじめのインタビュー内容です。

雑誌「ロッキンオン・ジャパン(1994年1月号)」のインタービューによりますと、小山田圭吾氏は、和光大学付属の小・中・高校時代に、いじめる側の生徒でした。

以下、小山田圭吾氏への2万字インタビューで語られていた内容です。


■沢田さん(仮名)のこと

沢田って奴がいて。こいつはかなりエポック・メーキングな男で、転向してきたんですよ、小学校二年生ぐらいの時に。それはもう、学校中に衝撃が走って(笑)。だって、転校してきて自己紹介とかするじゃないですか、もういきなり(言語障害っぽい口調で)「サワダです」とか言ってさ、「うわ、すごい!」ってなるじゃないですか。で、転校してきた初日に、ウンコしたんだ。なんか学校でウンコするとかいうのは小学生にとっては重罪だってのはあるじゃないですか?
だから、何かほら、「ロボコン」でいう「ロボパー」が転校してきたようなもんですよ。(笑)。で、みんなとかやっぱ、そういうの慣れてないから、かなりびっくりするじゃないですか。で、名前はもう一瞬にして知れ渡って、凄い奴が来たって(笑)、ある意味、スターですよ。

段ボール箱とかがあって、そん中に沢田を入れて、全部グルグルにガムテープで縛って、空気穴みたいなの開けて(笑)、「おい、沢田、大丈夫か?」とか言うと、「ダイジョブ…」とか言ってんの(笑)そこに黒板消しとかで、「毒ガス攻撃だ!」ってパタパタやって、しばらく放っといたりして、時間経ってくると、何にも反応しなくなったりとかして、「ヤバいね」「どうしようか」とか言って、「じゃ、ここでガムテープだけ外して、部屋の側から見ていよう」って外して見てたら、いきなりバリバリ出てきて、何て言ったのかな…?何かすごく面白いこと言ったんですよ。……超ワケ分かんない、「おかあさ〜ん」とかなんか、そんなこと言ったんですよ(笑)それでみんな大爆笑とかしたりして。

ソースはこちら⇒https://koritsumuen.hatenablog.com/entry/20061115/p1
■高校時代

ジャージになると、みんな脱がしてさ、でも、チンポ出すことなんて、別にこいつにとって何でもないことだからさ、チンポ出したままウロウロしているんだけど。だけど、こいつチンポがデッカくてさ、小学校の時からそうなんだけど、高校ぐらいになるともう、さらにデカさが増しててさ(笑)女の子とか反応するじゃないですか。だから、みんなわざと脱がしてさ、廊下とか歩かせたりして。

こういう障害がある人とかって言うのは、なぜか図書室にたまるんですよ。図書室っていうのが、もう一大テーマパークって感じで(笑)しかもウチの学年だけじゃなくて、全学年のそういう奴のなぜか、拠り所になってて、きっと逃げ場所なんだけど、そん中での社会っていうのがまたあって、さっき言った長谷川君っていう超ハードコアなおかしい人が、一コ上で一番凄いから、イニシアチブを取ってね、みんなそいつのことをちょっと恐れてる。そいつには相棒がいて。耳が聞こえない奴で、すっごい背がちっちゃいのね。何か南米人とハーフみたいな顔をしてて、色が真っ黒で、そいつら二人でコンビなのね。ウチの学年のそういう奴にも威張ってたりとかするの。

何かたまに、そういうのを「みんなで見に行こう」「休み時間は何やってるのか?」とか言ってさ。そういうのを好きなのは、僕とかを含めて三、四人ぐらいだったけど、見に行ったりすると、そいつらの間で相撲が流行っててさ(笑)。図書館の前に、土俵みたいなのがあって、相撲してるのね。

太鼓クラブとかは、もうそうだったのね。体育倉庫みたいなことろでやってたの、クラブ自体が。だから、いろんなものが置いてあるんですよ、使えるものが。だから、マットレス巻きにして殺しちゃった事件とかあったじゃないですか、そんなことやってたし、跳び箱の中に入れたりとか。小道具には事欠かなくて、マットの上からジャンピング・ニーパットやったりとかさー。あれはヤバイよね、きっとね(笑)

ソースはこちら⇒https://koritsumuen.hatenablog.com/entry/20061115/p1

ひろゆき氏は小山田氏について以下のようにツイートしています。
「1回でもいじめをやった人は永遠に表に出てくるべきではないとしてしまうのもどうか」「あやまちに気づいた加害者が許されるチャンスは本当にないのか。東京オリンピックが直前に迫っている今、試されているのは人間同士の絆なのかもしれない」
これは、批判が殺到したのでしょうか、現在では消去されています。当然といえば、当然だと思います。

この問題には、他にも異様なコメントが続出しています。なぜことのようなことになるかといえば、「いじめ」という言葉を使うからでしょう。小山田の所業は障害者虐待であり、重大な人権侵害であり、文明社会においては明らかに犯罪です。

いわゆる「いじめ」については、以前はこのブログでも随分前はとりあげたことがありましたが、ここしばらくは、とりあげていませんでした。その一番最新のもののリンクを以下に掲載します。
中国ライバル視を顕著にしたEU委員長会見 — 【私の論評】到来する新世界秩序において、日本がリーダー的地位獲得するため安倍総理は党内の雑音を取り除き正しい道を進むべき!(◎_◎;)
詳細は、この記事をご覧いただくものとして、この中より、「いじめ」に関する部分を少し長いですが引用させていただきます。
EUと、中国とでは、全く価値観が合わないでしょう。そもそも、EUというか、ヨーロッパの国々は、現在の自由と民主主義、法の支配、人権など西欧的価値の生みの親であり、特に第二次世界大戦では、ドイツ第三帝国の全体主義により、直接大きな被害を被っています。
ドイツ第三帝国を統治したヒトラー
そのためでしょうか、EUの価値観は日米とも異なるところがあります。例えば、いじめの問題があります。米国人に日本のいじめの問題を話すと、大抵の人は一定の理解を示していただけるのですが、EUの人々には、なかなか理解してもらえません。
理解していないどころか、国を問わず、彼らと話しているとそもそも「いじめ」に関する日本人や米国人の考え方そのものが、間違いではないかと思えてくるのです。
それに関しては、このブログにも何度か掲載したことがあります。私は、英国人、ドイツ人、フランス人あるいは他のEUの国の人たちに、「いじめとは何か」という質問を受けたことが何度かあります。
私が、説明をし始めると、彼ら全員が、個々人の表現は違っていたにしてもとにかく、私の説明には納得がいかないようで、「それは犯罪です」というのです。
何度もこのようなことを繰り返すうちに、日本人米国人とEUの人々の間には、価値観が異なるところがあることに気づきました
それは、私達日本人や、米国人が学校という空間を、何やら治外法権のような、そこまでは行かなくとも特殊な空間だと見做しているのに対して、EUの人たちは、そうではなく、学校だろうが、職場だろうが、病院の病室などの特殊な空間も含めて、全く分けることなく、同じ価値観や、法律などによって規制されるべきことを当然のことと思っていると感じたのです。
それに比較して、陰湿ないじめも多い日本人や、日本などよりもはるかに苛烈な暴力による「いじめ」が頻繁にある米国などでは、何やら学校には、学校の価値観があったり、そもそもそれぞれの学校で異なる価値観があることを暗に認め、その結果として、不思議な法律や価値観が異なる閉鎖空間のような、治外法権の空間を生み出しているように感じられるようになりました。
最初は、EUの人たちの方が変わっていると思っていたのですが、彼らの話を聞いているうちに、自分の方がおかしいのではないか思うようになってきたのです。
確かに、自由とかそれに伴う責任とか、民主主義、法の支配、人権などの価値観が組織が変われば、変わるとみなすのは、おかしなことです。もし、そのようなことをしてしまえば、そもそも価値観なるものも、法の精神も成り立たないことになります。
よく考えてみれば、当然のことなのですが、多くの日本人は、学校という組織や空間を無意識に他の社会とは異なるものと考えがちです。今では、数が少なくなりつつあるブラック企業内では、社会常識など無視して、独自の価値で運営されています。
無論、EU諸国に日本でいわれる「いじめ」が存在しないとはいいません。それに、とてつもない鬼畜のような人間や、冷徹な人間が存在することも確かです。

ただ、EUの人々の中には、いわゆる日本でいうところの「いじめ」は、犯罪であるという普遍的な意識が定借しているのではないかと思います。

このあたりがしっかりしていなければ、日本でも陰湿な「いじめ」が起こり続けることもないのではないかと思います。

小山田氏の件は、成人した後に繰り返しその様子をわざわざ笑い話にしたことも含めて、本当に異常です。ただ、このような鬼畜はどこの世界にも一定数いるのですが、今回の件で深刻な点は彼を檜舞台にキャスティングしたことでしょう。

しかも、東京五輪という数十年に一度あるかないかの檜舞台に、なぜよりによってそうしてしまったのでしょうか。

私は会社で人事を担当していたことがありますが、誰かを雇う場合かならず裏取りをしました。いくつかの方法を用いるのですが、その中で必ず用いていたのが、ネットです。

当時はTwitterやフェイスブックなどはありませんでしたが、MixiなどSNSやブログ、掲示板などがありましたから、それを些細に調べれば、様々なことがわかりました。それで、確かな裏付けを持った上で、相手も納得させ内定を取り消したこともありました。いまから考えると、OSINTのようなことをしていました。

オシントとは、オープン・ソース・インテリジェンス(英: open-source intelligence)の略であり、諜報・諜報活動の分野のひとつで、他の HUMINT(ヒューミント)や SIGINT(シギント)と呼ばれる分野が主として「秘密の情報を違法行為を厭わずに得る」ことを旨とするのに対し、公開されている情報を情報源とすることが特徴です。


どうしてそのようなことをしたかといえば、やはり人事としての仕事の性格上思い責任を感じていたからです。間違って、反社的人間、左翼活動家などを正式に採用してしまった場合、重大な責任問題になるからです。

だからでしょうか、小山田圭吾を選んでしまった、大会組織委員会の人選を非常に疑問に感じてしまいます。小山田の「いじめ」関連の記事など、すぐに探すことができたはずです。

今回の件は、人選と「いじめ」について、考える良い機会になったと思います。世の中には、残念ながら、さほど数は多くはないと思いますが、鬼畜は存在します。鬼畜に足元を救われないように注意しましょう。

それしもて、大会組織委員会、どうなっているのでしょうか。私が、大会委員会の関係者であれば、それこそOSINTを駆使して、東京五輪の「有観客」開催を、様々な客観的エビデンスから主張すると思うのですが、なせそうしないのでしょうか、本当に不思議です。

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